北方謙三のレビュー一覧

  • チンギス紀 十六 蒼氓

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    アラーウッディーンとの戦いに勝利し、トルケン太后も捉えたが、ジャラールッディーンが新帝となり27万もの軍をまとめる。本巻はそのジャラールッディーンを破り、再起し、破り、再起という中で、最後は一人逃げ去っていき、マルガーシも再三チンギスを狙うも失敗し、最後はどこかをチンギス本人に斬られている。そのメインストーリーの中で、トーリオやヤルダムを中心として物流話が織り込まれ、トーリオは草原の旅を始め、父ダルグダイのタイチウトの故地を経てアウラガでボウルチェと会談する。

    草原統一までは面白かった本シリーズも金国戦、ホラズム戦と重ねるごとに話が単調になっていく。シリーズを読み切るという一念から何とか読み

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    2023年12月10日
  • チンギス紀 十六 蒼氓

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    ネタバレ

    感想
    チンギスの平定戦もいよいよ最終章に入ってきた。モンゴル国はこの後も空前絶後の領土を要する。

    最初のイメージは、その国に寄生しただけかと思ったが、善政をしき、兵站を良くし、兵を鍛えたからこその結果なのだとここまで読んできて実感した。

    あらすじ
    スブタイがアラーウッディンに致命傷を負わせ、死に追いやる。ホラムズ朝はジャラールッディーンが継ぐ。

    チンギスはホラムズ国をほぼ追い込み、戦いに興味をなくしかけていた。長男のジョチに目は病気で余命いくばくもない状態になっていた。

    ホラムズ国は南からジャラールが20万、北からイナルチュクが7万の大軍を率いてモンゴル軍を挟撃しようとしていた。対する

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    2023年12月01日
  • チンギス紀 十七 天地

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    ネタバレ

    終わったー!長かったー!
    北方謙三さんのシリーズを知っていれば覚悟が出来ていたんだろうけど、何も前知識なくタイトル観て面白そうだなと借りたらシルクロードのごときテムジンの長い長い戦いの日々に巻き込まれてしまった。この巻で最終にする意気込みが、チンギスが回想するシーンとして何度も現れるのがちょっと冷めてしまう。作者と同じく読者もああ、一巻から思い返すとこんなこともあったしそんな人物も登場したなぁと感慨深くなるだろうと思って書いたんだろうけど、それはそれ、物語は物語として通常運転で書いてほしかったなぁと思った。ただ、最後はチンギスがテムジンに戻り、そして草原へと還っていくシーンは主人公にも、そして

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    2023年11月28日
  • チンギス紀 十七 天地

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    ついにチンギス紀が終わった。第一巻を読んだのが2018年。丸5年で17巻を書き上げた北方謙三氏にまずは感謝したい。最後の17巻「天地」は地の統一後、戦さのなくなったじれったい時間があり、正直物語としてはヒリヒリしたいつもの緊張感はない。しかしそれだけに老いたチンギスが、“テムジン”に戻るために戦いを求める姿は、一巻でボオルチュと砂漠を放浪していた、人間テムジンの存在を久方ぶりに浮かび上がらせている。中に2回ほど泣きそうになった場面があったが、それはとても温かい場面で、チンギス紀を読んできた者が感じられる特権のようなものだと思ったりもした。

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    2023年10月08日
  • チンギス紀 十六 蒼氓

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    ネタバレ

    シリーズ16巻目。

    ついにホラズムとの決戦で苦戦する場面はあるものの圧勝でした。
    チンギスは徹底的に残存勢力を相当するのですが、ジョチの病気やら後継者選定は悩みそうです。
    次巻で最終巻なので最後まで見守っていきます。

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    2023年08月25日
  • 黙約 ブラディ・ドール(6)

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    また一人、偏屈で意地っ張りの男が現れた。
    いつ死んでもいいようなセリフを口にするくせに、いざとなればちゃっかり抵抗するところも似ている。
    だけど、代わりに良い味を出していた名脇役が2人も死んでしまうなんて、ちょっと計算が合わなくないですか?

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    2023年07月11日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    ネタバレ

    長い長い水滸伝の幕開けを感じさせる。この一冊全てがプロローグであり、ダイヤモンドの原石の様な光を放つ様に感じた。志の高さ、人間としての心、何が生きる上で大切で、不器用ながらでも我が道をそれぞれ生きる登場人物がカッコ良すぎる!これからとても楽しみです!!

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    2023年06月08日
  • チンギス紀 十六 蒼氓

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    戦続きのなか、幾度となくチンギス・カンを襲うマルガーシ。マルガーシの生きる目的は敵であるチンギス・カンを殺めることであり、彼の人生そのもの。壮大なチンギス記のなかでは決して大きくない要素だが、悲痛な生い立ちをもち、チンギス・カンに執着するマルガーシを最後まで見届けたい。

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    2023年05月28日
  • 【新装版】傷痕 老犬シリーズI

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    水滸伝シリーズ以外の北方謙三作品はこれが初めて。
    明日、北方謙三のトークイベントに行くので慌てて読みました、が、面白すぎる......!!!!
    闇市の描写がリアルだった、目に浮かんだもん。
    祖母が闇市で手に入れたトマトがびっくりするくらい美味しかったと言っていたことを思い出した。
    浮浪児たちが大人にならざるを得ない状況で、大人は汚れていると憤っていても、両親を見つけたら子供に戻ってしまうのが切なかったな。

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    2023年05月26日
  • 楠木正成(上) 新装版

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    3.0
    途中離脱。
    面白くないわけではないけれど、これ以上は読まなくてもいいかなと思ってしまった。
    この理由をうまく言語化できず悔しいが、北方謙三の黒龍の柩は大好きなので、やはり好きな時代ではないからなのかもしれない。(おそらく私は江戸〜明治の小説が好き)

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    2023年05月15日
  • チンギス紀 十六 蒼氓

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    ネタバレ

    ホラズム編がようやく幕を閉じた。長かった。巻頭の地図を見るとほんとテムジン時代の草原がコメ粒ほどの大きさしかなく、モンゴル帝国がどれほどまでも膨れ上がったのかを見ると圧巻する。シルクロードはチンギスカンが作った道ではないかと見紛ってしまう。海路もタルグダイとラシャーンの影響下で南栄まで物流を広げるなど時折ホラズム攻略の合間合間に出てくるのがいい。ちょっと前まではもっといろんな場所での物語があったんだけど、最近は早く終わらせないといけなくなったのかホラズム遠征の話がほとんどで飽き始めていたところだった。次の展開に期待だね。おそらく間もなくチンギスの没年が近づいてくるだろうなので北方さんがどこまで

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    2023年05月06日
  • チンギス紀 十六 蒼氓

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    いつの間に16巻まで来たチンギス紀。昔からチンギス・ハーンのフアンだったので、いろんな本や映画を手に取った。だけれども、これほどゆっくり、一冊が書き上がり、次のまで数ヶ月、いや半年待たされるのは初めてである。

    今回はホラズム・シャー朝滅亡まで。ホラズムの話だけで4巻ぐらい引っ張ったかなあ。伏線としてジャムカやタルグダイの子孫が生き残っている。

    この巻はほぼ野営していたな。ただチンギスの幕舎はシンプルだけど豪勢なので、そこで寝起きして一年ぐらい一緒に生活した気分。

    チンギスの死まであと数年ぐらいだろうか。あと何冊?死後はどうなるんだろう。

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    2023年04月14日
  • 秋霜 ブラディ・ドール(4)

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    このシリーズは昭和の香りがして好きなんだけど、今回は還暦を過ぎて若い恋人と旅行中の画家が突然乱闘も恐れないハードボイルドに変身するのは流石に弾けすぎだと思う。
    遠山さんもこの先川中一家に加わるのだろうか。

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    2023年03月19日
  • 肉迫 ブラディ・ドール⑶

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    どうやら毎回チーム川中に仲間が増えていく趣向なのかな。日本を舞台にした作品だと思えない闘いの激しさは、アメリカのアクション映画を読んでいるような気になってくる。

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    2022年12月27日
  • 悪党の裔(上) 新装版

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    楠木正成の名前は聞いたことあるなぁ、という程度の知識しかなかったのでどのような展開になっていくのか楽しみ。
    上巻では、近畿の悪党である赤松円心が機を見てようやく討幕のため動き出したところ。
    楠木正成らとは今後どう絡んでいくのか、幕府はどうなるのか…
    ここから一気に動き出しそうで下巻が楽しみ。

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    2022年11月17日
  • 道誉なり(上) 新装版

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     悪党の裔を読んだ後、本作の存在を知って読み始めた。その為、続編を読むような気持ちで本作を読むことができた。

     物語は元弘の変から白川妙法院焼き討ち、そして配流されるところまでが描かれる。主人公はバサラ者•佐々木道誉である。

     悪党の裔の赤松円心しかり、道誉なりの佐々木道誉しかり、全てを見通し過ぎて現実的ではないところがある。そこが痛快なところでもあるのだが、残念なところになっている。悪党の裔を読んだ後、すぐに道誉なりを読んだことで話の展開にマンネリ感を感じてしまった。

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    2022年10月11日
  • 岳飛伝 九 曉角の章

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    またまた新たな民族登場、今度は山の民!久しぶりの狼牙棍がうなる!
    そしてついに戦いがはじまる。っていうか、経済ネットワークの恐ろしさが、それを凌駕しそう。

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    2022年10月03日
  • 岳飛伝 四 日暈の章

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    本巻は岳飛VSウジュの総力戦

    ウジュは金国の総力を挙げた30万
    対する岳飛は南宋、張俊軍を集めて20万

    岳飛には兵力差を埋める為の秘策があった・・・


    南方の開墾地の秦容の方も徐々に厚みが増してきて読んでいて楽しいです!


    梁山泊が完全に外野にまわり、物語は歴史に限りなく限りなく近付いてきたようです・・・

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    2022年07月23日
  • 楊令伝 十 坡陀の章

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    童貫戦後の宋が倒れていく
    それぞれ次の道を模索する。
    梁山泊、金、宋、
    岳飛、張俊、楊令、
    史進と、葉敬の稽古の場面も印象的だった

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    2022年06月22日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

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     水滸伝から始まる北方謙三中国史(宋末期以降)ワールドのプロローグ。ただ、いち武将家族の話だからかスケール感に乏しい。

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    2025年12月07日