【感想・ネタバレ】道誉なり(上) 新装版のレビュー

あらすじ

毀すこと、それがばさら――。六波羅探題を攻め滅ぼした足利高氏(のち尊氏)と、政を自らつかさどらんとする後醍醐帝との暗闘が風雲急を告げる中、「ばさら大名」佐々木道誉には、毀したいものがあった。数々の狼藉を働きつつ、時代を、そして尊氏の心中を読む道誉。帝が二人立つ混迷の世で、尊氏の天下獲りを支えながらも、決して同心を口にしようとはしなかったが……。

【目次】
第一章 激流
第二章 京より遠く
第三章 いかなる旗のもとに
第四章 征夷大将軍
第五章 猿の皮

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Posted by ブクログ

 悪党の裔を読んだ後、本作の存在を知って読み始めた。その為、続編を読むような気持ちで本作を読むことができた。

 物語は元弘の変から白川妙法院焼き討ち、そして配流されるところまでが描かれる。主人公はバサラ者•佐々木道誉である。

 悪党の裔の赤松円心しかり、道誉なりの佐々木道誉しかり、全てを見通し過ぎて現実的ではないところがある。そこが痛快なところでもあるのだが、残念なところになっている。悪党の裔を読んだ後、すぐに道誉なりを読んだことで話の展開にマンネリ感を感じてしまった。

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2022年10月11日

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