北方謙三のレビュー一覧
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ネタバレ主人公円心の生きざまともいえる「悪党」とは「悪党としての誇りを、人に自慢できるのか。誇りは、ひそかに抱くものよ。やはり、おのがため、としか言えぬな」と楠木正成に語っており、本書でも中々動かぬ円心は自分の手で時代を変える大きな野望を持っているようだ
故に近隣の情勢だとか誰かとの共闘等と言う目先の事では行動せず、ひたすら武器を集め・部下を鍛える下準備が徹底雄している
因みに現在の歴史研究でいうところの「悪党」とは、朝廷・幕府の訴訟において原告が被告を糾弾する際に使用する呼称が「悪党」であり、そんな生き方や階級・職業の存在が集団でいた訳ではない、いわゆるレッテル張りである -
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感想
尻すぼみ気味の終わり方だったな。しかし、武帝の一生を描くと最後はどうしてもそうなるかな。
物語が終わるのは寂しく思ってしまう。
あらすじ
江充に巫蠱の疑いをかけられて、江充、皇太子、皇后が罰せられる。劉徹は、最後の決戦として匈奴に攻め入るが、李広利は捕えられ、孫広は李陵に討ち取られる。
劉徹は在位54年となり、周りも次の帝について騒ぎ始める。劉徹は七歳の息子を次の皇太子に決め、桑弘羊を御史大夫に任命し、皇太子を支えるように頼む。
劉徹は、桑弘羊と霍光を弗凌の後見と定めて亡くなる。漢は霍光と桑弘羊が対立する。桑弘羊は、旧帝をまとめるので処断してくれと霍光に頼む。
李陵は新しい単 -
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感想
司馬遷がちょいちょい出てくるが、頭良すぎて面倒臭い人になってる。史記はいつ書くのだろう。
その時代の中では決して目立たない存在だったものが愚直に記録を残すことで後世で有名なるなんて誰も想像できなかったことだろう。自分の志に真摯だったのだろう。
あらすじ
司馬遷はインドへの出征に同行するように求められる。左腕が上がらなくなった衛青は、李広の孫の李陵を育てていた。
帝は、始皇帝以来の秦山封禅を取り行う。帝の周りでは主だったものが次々と亡くなっていった。帝の記録係だった司馬炎は泰山封禅に同行を許されなかったことで憤死する。
10年の時を経て、匈奴が漢に攻めてくる。漢軍は散々にやられる -
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この本の前に読んだ「中先代の乱」にて、北条時行に興味を持ち、そういえば前に読んだこの「破軍の星」を思い出した。
時行って登場したっけと思いつつ読んでいくと・・・
出てきたけど扱いが、これ?「勅使がなんたるかおわかりか?」とか「鎌倉が落とせそうになると涌いてくる奴」と北畠顕家にボロカスだった。
破軍の星の感想は、「若い!」北方謙三も若いし、主人公も若い。最初から最後まで「いくさ」のみ。ところどころ国とは?公家とは、武士とはと頭を使うシーンがあるが、ちょっと薄っぺらいです。
京への強行軍も文章からは、距離感があまり感じられない。もっとじっくり書いてくれれば、もっと素晴らしい小説になったと思う。