【感想・ネタバレ】ただ風が冷たい日 ブラディ・ドール（17）のレビュー

北方謙三

二つの腎臓を失くした「キドニー」と呼ばれる弁護士の宇野。若月真一郎はこの男を護衛するよう、街の権力者・久納義正から依頼を受けた。同じ頃、高岸と名乗る男がこの街にやって来た。高岸はN市にある酒場「ブラディ・ドール」の経営者、川中良一の部下で、ある強い決意を持ってキドニーを追い続ける。高岸の目的はいったい！？過去を背負い、今を生きる男たちの誇りをかけた戦いの幕が上がる時、強烈な個性がぶつかり合う。大人気シリーズ第十七弾！！

[ブクログ · ★★★☆☆]

今までの背景がわかるからこそ、ひとつひとつの言葉や動きに心が震わされる。
魅力ってやつは、こんなヤツらなんだろうな。
惹き込まれるよ、こんなヤツらが傍にいれば。
そして、自分も感化されんだろうな。