あらすじ
街の酒場「ブラディ・ドール」のオーナー・川中良一は、喪った友を想い、今日も開店前にシェイクしたドライ・マティニーをひとり静かに飲む。そんな川中の前にひとりの女が現れる。女の名は小川明子。愛という感情を捨てたはずの川中だったが、明子に惹かれている自分を感じる――。一方、港町N市は土地買収のトラブルで数多くの血が流れていた。この街に蠢く利権や憎悪に決着をつけるべく、川中は最後の黒幕と対峙する。ハードボイルド小説の最高峰「ブラディ・ドール」。シリーズ第一部最終章!!
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Posted by ブクログ
大詰めの一冊は、どうかこれ以上魅力的な人たちが死なないでくれと祈りたくなるような内容でした。
本書で亡くなった人たちは皆途中から予感を感じされたけれど、キドニーだけは助かって良かった。
10冊もの間、スタンスをぶらさずに書き切ったところに感服。