あらすじ
幕政を執るべきは、一橋治済(はるさだ)にあらず松平定信だ。難敵志紀伝八と誠一郎は死闘を演じ、98人の火消を率いた常吉が、小平太が綿密に練った作戦を実現していく。江戸城に向かう打ちこわしの群れが、世直しへの道標(みちしるべ)となるはずだった。だが定信は、擾乱(じょうらん)に関わった者たちの抹殺(まっさつ)へと転じ……。
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Posted by ブクログ
なかなか奥深いものがあり、さすが北方さん、単なる剣豪小説じゃないね。松平定信も単に悪いやつではなかったし。主人公の誠一郎だけでなく、沢井や常吉、土屋なども魅力あり。