篠田節子のレビュー一覧

  • レクイエム

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    篠田節子の短編集の中で、一番好きなものです。とくに、最初の「彼岸の風景」の冒頭列車の描写がすごく好き。

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    2009年10月04日
  • 神の座 ゴサインタン

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    新興宗教、農家の嫁取り・・・現代が抱える問題を鮮やかに書いてると思う。読み終えたあと、不思議な爽快感と共に、真に人間らしい生き方とはなんだろう・・・と考えさせられた。ちっとも答えは出ないけど。

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    2009年10月04日
  • 神の座 ゴサインタン

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    とにかくイライラさせられっぱなしの小説でしたが、(入り込みすぎて)、読み終わった後はなぜかすっきりとしました。とにかく重かった。

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    2009年10月04日
  • ハルモニア

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    教え子が自分より優れた能力を持つことに対する嫉妬心。しかし認めざるを得ない才能。この仕事をしていると、より強く感じてしまう自分がいる。(2001.9.12)

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    2009年10月04日
  • 埼玉マンション物語

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    三十代、独身、会計事務所で働く小坂香織。意地で買った3LDKの分譲マンションで管理組合の理事長になってしまう。遭遇する様々なトラブル、次々と持ち込まれる無理難題にどう対処していくのか…。


    面白かった!
    「マンションは、組合員さんのものです」という言葉が響いた。確かに、あれだけの大きな買い物をしながら、管理組合の活動や報告に対してどこか他人事のような感じでやり過ごしてきた。だってよくわからないし〜と。

    だから、こんなことあるんだとちょっと怖いような。他の住人と関わりたくないと思っていた香織が、理事長になることで徐々に変わっていき、住人を巻き込んで手抜き工事をデベロッパーに認めさせた経緯も痛快。

    これ、NHKでドラマ化してほしい。
    絶対面白いものになると思う。

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    2026年11月01日
  • 埼玉マンション物語

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    両親が相次いで他界し、実家の土地家屋の相続を要求してきた 四人の子持ちの妹夫婦に その家を明け渡すかたちで追い出された三十六歳、独身、会計事務所勤務の香織は職場近くにある、売り出されて三年が経つ3LDKの新築マンションの最後の一部屋を半分意地になって購入した─。


    隣で自殺騒ぎがあったりヤクザが入居したり やけに愛想のいい老人が越してきたり。
    おまけに初めて出席した管理組合の総会での発言がきっかけで管理組合の理事長までやる羽目になった香織のマンションライフは なかなか大変だ。
    なんだか楽しそうだし、建物のメンテナンスも任せられるし、年とったらマンション暮らしもいいかも。などと漠然と考えていた自分の経験知と世間知のなさにウンザリする。

    ともあれ、香織は立派だったと思う。信用に足る人間もできたわけだし。
    まさか、お役目を果たした後の最終話でその人の身にとんだ災難が降りかかるとは…
    表紙のあの絵は結構な意味をもっていたんですねぇ。

    サラっと面白く読めました。







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    2026年10月28日
  • 埼玉マンション物語

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    ネタバレ

    分譲マンションならではのさまざまな問題がリアルに描かれていて興味深かった。前半は主人公・香織の隣人トラブルが中心だが、管理組合の理事長を引き受けてからは、住民同士のトラブルや修繕工事をめぐる管理会社とのやりとり、さらには欠陥マンション疑惑まで、次々と問題が起こり、ますます面白くなった。マンションという大きな財産を多くの他人と共有することの難しさを実感。最後の章「婚活無用」の結末も気に入り、最後まで楽しく読めた。

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    2026年10月25日
  • 埼玉マンション物語

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    30代独身の香織が、入居しているマンションで起きる様々なことに立ち向かう6つの連作短編集

    隣に住む吉田老人、マンションの清掃員タケコさん、タケコさんの孫の勇人…個性的な人たちが登場するがサッパリとした性格の香織と相性がよく、共感応援したくなる

    後半はタイミング悪くマンションの理事長を引き受けることになり、次々と問題が発生するが彼女の行動力は頼もしい

    購入してもまだ費用のことを心配しなければならないマンション事情ではあるが、あまり深刻な気持ちにはならずに読み終えることができた

    マンション住まいにあこがれる私
    この作品を手にとった理由でもある
    7年間賃貸マンションに住んだことがあるが、楽しかった記憶しかない
    その頃マンションで仲良くなった人の部屋を行ったり来たりしたことが懐かしく思い出された

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    2026年10月24日
  • 埼玉マンション物語

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    会計事務所に勤める30代独身女性のお話。3LDKの分譲マンションを購入。
    そのマンションでのあれやこれやのお話。この香織さん、自立していて堅実で真面目に生きていて、好感が持てる。
    前半3つの話は、隣の部屋で、自殺があったり、ヤクザの出入りがあったり、怪しい神さま?が住んだり。最近の話にありがちなLGBT系の話もあって、なんだかなぁ。マンション関係ないし。
    後半3つの話は、理事長になってしまって、マンションに欠陥があったりと、奮闘する話。
    自分もマンション住まいなので、まあ分かる部分はある。騒音問題も、理事会や自治会が回ってくることも同じ。管理人さんや掃除のおばさんの当たり外れもあるしね。

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    2026年10月13日
  • 埼玉マンション物語

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    三十代半ばにして、実家を出てマンションを購入した香織だが、隣家が事故物件になったり、ヤクザ者が住み着いたりと、後悔にかられることになる。
    その後、理事長に就任することになり、欠陥マンション疑惑まで出てきて、右往左往することになるのだった。

    篠田節子の小説は、歯切れよい文章で読みやすく、一日で読んでしまった。
    主人公の香織が、案外気が強く、心の中で悪態をついているのも面白い。
    真面目な管理人さんにくらべ、個人情報ダダ漏れのお掃除のおばさんや、副理事長の遠藤など登場人物も個性的だった。
    マンションのあれこれについて、いろいろ勉強にもなった。

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    2026年10月10日
  • 埼玉マンション物語

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    両親の死去により同居していた実家を4人の娘を持つ妹夫婦に譲り渡し、埼玉の西武線沿線の3LDKの分譲マンションに引越した公認会計士事務所に勤める30代独身の小坂香織。

    隣室の自殺騒ぎから否応なく増えたマンション内の近所付き合いに困惑しつつ、徐々に人間関係が広がっていく。

    長年担当した男性の後を受けて仰せつかった理事長として、騒音、AV撮影などの小さな苦情から始まり、修繕積立金流用疑惑、管理会社への不信、施工不良と徐々に深刻度を増す案件に巻き込まれる中で、持ち前の正義感や責任感からか、やらされている感のあった理事長業務にも本腰を入れるようになり、最後には爽やかな達成感を覚え、共に戦った理事会メンバーに仲間意識を持つに至る経緯は香織の成長譚でもある。

    シリアスな作品も多い作者だが、「斎藤家の核弾頭」や本書のようなドタバタ劇も楽しい。

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    2026年10月08日
  • 埼玉マンション物語

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    田舎に住んでると、個人情報どころか家庭内事情までネットニュースよりも早く地域内に伝わるの。マンション暮らしは都会っぽくて憧れる。どこに住むにしても何かしらあるのね。

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    2026年10月04日
  • 埼玉マンション物語

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    主人公の30代独身女性・小坂香織は、両親が亡くなったのを機会に、都心からかなり離れた実家は妹家族に譲り、通勤に便利な埼玉の地に中古マンションを30年ローンで購入した。
    「ヴィラージュさやまの森」に入居するや否や、隣室で若い引きこもり男の自殺事件が起き、事故物件を抱えるマンションとなる。
    その事故物件に入居してきたのが若い清楚な女性だったのだが、どうやら暴力団関係者らしく、部屋には次々とそれらしき男たちが訪れて、酒盛りなど騒音問題を引き起こす。
    しかしその部屋には幽霊らしきものが現れるようで、男たちは恐れ慄いて早々に引き上げて行く。
    その後には老人が入居し、若い人から先生と呼ばれていたこともあり、まさか新興宗教の教祖なのではと香織は訝しむ。
    香織は何故こんな物件を購入してしまったのかと、後悔の日々を送っていた。
    そして不運とも言えるのがマンションの管理組合の理事長を引き受けざるを得なくなってしまったことだ。
    急にマンションから退去した前理事長が絡む修繕積立金の不正流用、そして欠陥マンション疑惑など、素人女性が背負い込むには重すぎる難題が発覚する。

    深刻な問題ながらも、勝ち気な香織が吐く独り言や、気風の良い掃除お婆ちゃんのタケコの行動、生真面目で仕事に対して常に真摯な態度の石山、前理事長の時から副理事長を担っていた中年独身男性の遠藤と、なかなか個性的な人物たちがユーモアを絡めながらマンション自治に対峙する場面が面白い。

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    2026年10月04日
  • 本からはじまる物語

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    短編で不思議な話や心温まる作品などたくさん入っていて楽しいアンソロジーでした。
    作品の色が出ていて読んでいて楽しかったです

    飛び出す、絵本 恩田陸
    十一月の約束 本多 孝好
    招き猫異譚 今江祥智
    白ヒゲの紳土 二階堂黎人
    本屋の魔法使い 阿刀田高
    サラマンダー いしいしんじ
    本棚の片隅から 柴崎友香
    読書家ロップ 朱川 湊人
    バックヤード 篠田 節子
    閣魔堂の虹 山本 一カ
    気が向いたらおいでね 大道珠貴
    さよならのかわりに 市川 拓司
    メッセージ 山崎 洋子
    迷宮書房 有栖川有栖
    本棚にならぶ 梨木香歩
    23時のブックストア 石田衣良
    生きてきた証に 内海隆一郎
    The Book Day 三崎亜記

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    2026年09月29日
  • セカンドチャンス

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    自分の年齢(30代後半)よりも上の世代(50代)が主人公になっている小説。人生の先輩の話として、楽しく、わくわくしながら読みました。

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    2026年09月22日
  • 埼玉マンション物語

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    36歳香織独身マンション買った。住人の自殺、やくざ、手抜き工事等とトラブル続発。まさか自分が理事長になってしまうとは。

    面白かった。マンションを買うとこういうトラブルがあるかもという知識くれる系とストーリー面白い系のミックス

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    2026年08月31日
  • 埼玉マンション物語

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    テンポ良く読み進めることができた。
    これは大事なことで、次の一歩が歩み出せない本もたくさんある。それは自分と本との相性もあるだろうが、筆者の力量でもあると思っている。
    篠田節子さんは信頼のおける作家さんです。

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    2026年08月31日
  • 肖像彫刻家(新潮文庫)

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    ファンタジーの要素が含まれているが、何故かリアルな感じが出ている。
    主人公をはじめ登場人物達のキャラがリアルだからだと思う。
    楽しく読めました。

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    2026年08月21日
  • ゴサインタン 神の座

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    弥勒を読んだ勢いで読む。「弥勒」の後と勝手に思い込んでいて、なるほど「弥勒」味があるなと思っていたら、直木賞を取った「女たちのジハード」よりも前の作品なのね。だから「弥勒」が「ゴサインタン」味があったのだ。本書は東京の西に住む冴えない40男のもとにネパールから嫁いできた女性がもたらす宗教味の強い出来事と、それに翻弄された主人公がついに行き着く場面まで、いくつもの物語としての転機を持ちながら描かれていく。女性が奇蹟というか秘蹟的なことを起こした時点で、あぁこういう話ね、となんとなく納得というかやめようかなと思っていたら、終盤の主人公の行動にある意味期待感が高まり読むのをやめずに良かったと思えた。こういう形での男の再生は男性作家の多くが描けないという気がする。

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    2026年08月10日
  • 埼玉マンション物語

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    ネタバレ

    『ルポ秀和幡ヶ谷レジデンス』を読んだ後に、これは小説にしたらおもしろいだろうな、という感想が浮かんだのを思い出しました。

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    2026年08月09日