篠田節子のレビュー一覧

  • 青の純度

    Posted by ブクログ

    篠田節子さんの作品は、女たちのジハード、贋作師が大好きで、それ以来でしたが、アートを題材にしたもの、働く女性視点の物語は間違いないなぁと。本当に面白い。
    ちょうどマレーシア旅行から帰ってきたタイミングで読んだこともあり、海外の空気みたいなものも改めて作品の中で楽しめて、それも良かった。

    ストーリーとしては、一時期ブームになったある画家を巡る、ミステリー。
    込み入った事情が絡み合ってて、でも少しずつ明らかになっていく様がめちゃくちゃ面白かった。

    0
    2026年02月11日
  • 冬の光

    Posted by ブクログ

    亡くなった父親の軌跡を辿る次女と、父親の生き様を描いている。
    父親の学生時代の恋人との繋がりや四国遍路の話し、父母の確執など様々な角度でストーリーが展開しどんどん読めた。
    篠田節子、文章が上手い。他の作品も読みたい。

    0
    2026年02月09日
  • 青の純度

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった!

    「(略)ココ・シャネルはとうにこの世にいない。それでもシャネルはあくまでシャネルです。つまりブランドとはそういうものです。」(P370)

    帯に書かれた「渾身のアート×ミステリー大長編!」の通り、楽しみました!

    0
    2026年02月05日
  • 女たちのジハード

    購入済み

    女たちのジハード

    女たちのジハード 75/100点

    『女たちのジハード』は、篠田節子による第117回直木賞受賞作で、バブル崩壊後の日本を舞台に、中堅損保会社に勤める5人のOL(リサ、紀子、みどり、康子、紗織)が、結婚、キャリア、自己実現といった人生の岐路で、男性優位社会や自身の願望と闘いながら、それぞれの「聖戦(ジハード)」を繰り広げる群像劇。(AIより)


    ○良かった点

    ・男性優位社会で生きづらさを感じている5人のOLそれぞれの人生が描かれる。結婚=女性が目指すべきゴールというような前時代的価値観の中で”聖戦”後に最終的に着地するそれぞれの登場人物の未来はむしろ令和の今にも繋がるべき価値観であり、全く古

    #共感する #ダーク

    0
    2026年01月16日
  • 弥勒

    Posted by ブクログ

    残酷な描写に、ぞっとしながらも読み通しました。
    宗教とは? 都市生活とそれを支える農村の生活。 理想を掲げるリーダーのあり方。 カースト制と平等。 社会を変革するのに必要なこととは?…次々に浮かび上がるテーマに答えも出せぬまま読み進めるのみでした。
    重い内容でしたが、とても興味深く面白かったです。

    0
    2025年12月31日
  • 神鳥(イビス)

    Posted by ブクログ

    なかなかおもしろかった。美鈴の軽薄さには時代を感じるが、珠枝のイメージを典型的なサロンのミューズ像から脱却させていく過程はフェミニズム美術史的にも見るところがあるんじゃないだろか。

    0
    2025年12月31日
  • 青の純度

    Posted by ブクログ

    「絵を描ければ、それだけでよかった…」本の帯に書かれた一行は、物語の中心であるマリンアートの作者ジャンピエール・ヴァレーズが発した言葉なのか、それとも別の誰か?
    偶然見かけた海の絵に引き込まれた有沢真由子は経済紙の美術専門出版社に勤める50代。
    かって問題ある売り方で一大ブームを起こしたアートの再燃かと疑いながらそのその絵に魅せられていく。
    金髪の魅力的なダイバーである作家という触れ込みのヴァレーズはどんな人物なのか?
    以前現実にブームを引き起こしたクリスチャン・ラッセンの絵を思い浮かべながら読み進めた。
    物語はハワイ島へ。ヴァレーズの妻という日本人やマリンアートを描く人々を通してヴァレーズの

    0
    2025年12月24日
  • ハルモニア

    Posted by ブクログ

    今回は奇想天外な話で少し引いてしまいました。怖いホラー?超能力のSF?人権と脳医学?と映像の世界のような感じでしたが最後まで読んだのは面白かったからです。それにしてもバッハって演奏するのがそれほど恐ろしい音楽だったんですね。そうとは知らず何回か人前でやっちゃいました。素人って無敵ですね。フルニエのバッハ無伴奏は25年くらい前に買って数回聴きましたが私にはつまらなかったです。でもやっぱり良い演奏とはフレージングやリズム、強弱よりも最後は音色、音です。そう確信します。

    0
    2025年12月20日
  • 青の純度

    Posted by ブクログ

    あぁ、私もあの絵は好まない…と懐かしく思いながら中盤からページを繰るのが止まらなかった。書き手も登場人物も、清濁強弱併せ持った大人であるな。

    0
    2025年12月13日
  • 介護のうしろから「がん」が来た!

    Posted by ブクログ

    母親の介護が落ち着いたら、自分の体調不良…
    ほっとしてようやく自分の体調に気づけるってことなのかなぁ
    確かに親の介護や、子育て中は自分の体調後回しかも
    介護も子育ても大事
    でも、自分も大事にしなきゃ!

    0
    2025年12月13日
  • ロブスター【電子版特典付き】

    Posted by ブクログ

    ジャーナリズムの世界に飛び込んだ主人公の寿美佳は、素人が発信する大量の低俗な情報と競いながらもなんとかフリーのジャーナリストとして生き残って来た。
    ある日、発生生物学分野のクセナキス博士の妻と名乗る女性から、主人を救い出して欲しいとの依頼があった。
    当時の保守政権下のアメリカ大統領から、博士が訴追される事態に追い込まれ、その直前に博士はオーストラリアに逃れた。
    しかしオーストラリア政府はアメリカに忖度したのか、政治犯として博士を逮捕し、摂氏60度に達する砂漠の真っ只中に存在している悪名高い精錬所を併設している鉱山で、博士は強制労働に充てられているとの噂があった。
    その地から夫を救ってくれと云う

    0
    2025年11月30日
  • 本からはじまる物語

    購入済み

    読みやすい

    本屋の魔法使い。よかった。自分もこんな本屋の人に会いたいと思った。自分の好みの本を見抜いて勧められたり、欲しい本があるとすぐに取り寄せてもらえる。うらやましいな。

    #共感する #ほのぼの #エモい

    0
    2025年11月22日
  • 失われた岬

    Posted by ブクログ

    途中までの面白さと終わり方のガッカリ感…途中まではほんとに面白くてハラハラドキドキワクワクだったからその分残念な気持ちになっちゃった

    0
    2025年11月09日
  • 青の純度

    Posted by ブクログ

    原田マハさんかと…ストーリーは上か。芸術作品に値段付けるのは不粋だけど、アートならその人が満足する値段でいいかな。ややこしいのは、気に入った訳でもないのに投資と称して貸し金庫に死蔵する輩。「より観念的で思想性のある真の芸術」って何?「わかりやすいものは、その道の権威に嫌われる」ふー。「ハワイ移民の日本人たちが和服をシャツに仕立て直したものがアロハシャツの原型」知らなかった…。

    0
    2025年10月25日
  • インドクリスタル 下

    Posted by ブクログ

    息苦しさを常に感じつつ、手に汗握って読み切った。
    わかりやすい救いや希望を提示しない、でも絶望ではない、そんなインドの奥深さを闇の深さを提示して、なんとも言えない居心地の悪い気分にさせてくれた。

    0
    2025年10月01日
  • 青の純度

    Posted by ブクログ

    面白かった!どこまでが事実で、どこからがフィクションか??入り込めたのは中盤から。当時、私も銀座で何回か声を掛けられた。少し気を引かれた記憶もあるが、買わなくて良かった!被害者で多かったのは老人、学生、若い女性だったそう。いやはや、酷いカラクリ

    0
    2025年10月06日
  • 青の純度

    Posted by ブクログ

    1990年代に一大ブームを巻き起こした画家ジャンピエール・ヴァレーズ。バブル期の大衆の心を掴みながら、美術界からは黙殺され芸術家の扱いすらされなかった”終わった画家“。
    美術系編集者として仕事一筋でやってきた有沢真由子は、かつて鼻で笑っていたヴァレーズの作品に30年の時を経て対面し、不覚にも安らぎを覚えてしまう。
    なぜまた今ヴァレーズなのか?ヴァレーズブームとはなんだったのか?
    画家本人を取材するため単身訪れたハワイで真由子が掴んだものとは…

    面白かった〜。
    かつてのブームを知る人なら誰でもクリスチャン・ラッセンを思い出すね。
    美術界から芸術扱いをされなかったにもかかわらず売れに売れ、大人気

    0
    2025年08月26日
  • 冬の光

    Posted by ブクログ

    良かったです。とても良かったです。一気読みです。
    こういうヒューマンドラマ好きです。
    主人公康宏の人生を描いた作品。紘子との関係がメインで書かれているが、家族や震災・自身の仕事を通して人生の儚さを私は感じました。切なく儚い。心に残る作品になりました。

    0
    2025年08月25日
  • 神の座 ゴサインタン

    Posted by ブクログ

    カルバナ(淑子)の行動は被現実的なんだけど、主人公輝和をカッコよく描かず、クズっぷり、しかし後半成長する。
    最後ネパールの大地での行動は、救いなのか。

    0
    2025年08月24日
  • 夏の災厄

    Posted by ブクログ

    新型日本脳炎ウイルスが突如として発生する設定の小説。新型コロナ前に書かれたものなのだけど、混乱、差別、ワクチン接種と強い副反応など、現実のコロナ禍との共通点もあり、作者の想像力が素晴らしい!最後の数行で示唆される新たなパンデミックの読後感たるや。

    0
    2025年08月21日