篠田節子のレビュー一覧

  • 青の純度

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    ネタバレ

    実在の人物をイメージしてしまい、複雑な感情になりました。出てくる女性が、とことん嫌な人で嫌悪感しかない…。最後は、ちょっと救われたかなぁと。まさに「善良と無能」の人でした。

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    2026年05月30日
  • 青の純度

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    バブル時代の熱気と美術業界の空気が生々しく立ち上がる作品だった。
    画商や編集の世界の描写に強い説得力があり、フィクションでありながら実話やルポを読んでいるような感覚になった。
    印象的だったのは、編集部の女性たちの存在である。個々の立場や考え方は違いながらも、状況に応じて結束し、自分たちで考えて行動していく姿が力強かった。単なる連帯の美談ではなく、現実的な駆け引きや責任感も含めて描かれているため、働く女性たちの姿として読み応えがあった。

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    2026年05月25日
  • 青の純度

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    バブル末期に日本で大流行したハワイアンアートといえばラッセン…
    ジャン・ピエール・ヴァレーズは彼をモチーフにしたのかなと思うけれど、真実であったとしたら驚きの展開が描かれている。
    フィクションなのだろうけれど、半分くらいは真実なのかしら…と思わせるほど、後半は惹き込まれてしまった。

    ラッセンの絵は流行していた時期からギラギラとした不自然さを感じていた。ヴァレーズの絵も美術界には認められず、主人公の真由子も違和感を感じていたという設定。
    読み進めると、その違和感の正体が明らかになっていき、やけに納得してしまった。
    出版業界ではゴーストライターは当たり前のようだし、絵画の世界でもあり得るのだろう

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    2026年05月17日
  • セカンドチャンス

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    51歳独身女性、体脂肪率40%超え、肩凝りがひどく腰痛も。そんな折、親友に肩を押され水泳教室に通う事に。イケボディだが真面目過ぎるコーチやクラスメイト達との交流を中心に、マスターズ出場を目指し身体も心も変わっていく女性を描いた。他人ファーストから自分ファーストへの一歩を踏み出す。読後が爽やかで気分が良い♪篠原先生、いつもながらお上手です!

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    2026年04月10日
  • 冬の光

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     父が四国遍路の旅を終えた直後、冬の海へ消えるというミステリアスな事実から物語が始まります。次女が父の跡を辿り、遍路の道中で未知の父の姿が徐々に浮かび上がり…多くを抱えた父の生き様が深く描かれます。

     仕事でも家庭でも恵まれ安定した人生と思われる男が、学生時代からの女性と長年関わり家族を裏切ります。次女の視点から切り替わり、父が人生に対して孤独と葛藤を抱えていたこと、被災地でのボランティア、実父の介護を経て、震災犠牲者のための鎮魂と祈りの旅に出たことが語られます。

     主人公の男の人生に感動も共感もできません。女性なら嫌悪感さえ覚えるかもしれません。しかし、高度成長期を支えた男の矜持や虚無感

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    2026年04月04日
  • カノン

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    古本屋の婆さんに勧められたシリーズ。

    今回は篠田節子さんを勧められ、、というかレジにどんどん積まれて10冊以上買わさ、買いました。

    記録媒体を介した、ホラーっぽいスタートは、まるでリン(以下略)

    忘れていた約束や諦めた夢と現実。

    誰の為の人生か、を凄く感じる1冊目でした。

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    2026年03月20日
  • インコは戻ってきたか

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    ネタバレ

    表題と内容のギャップ!!
    内戦の話かー、内戦は終わらせるのは難しいよな。私的なことを言うと、内戦にはイスラムが必ず関わっているよな。と、思う。
    なんなんだろう、良い人も沢山いると思うけど、偏見だけどとにかくロシアとイスラムは怖いわ。
    そんでジャーナリストとは。
    巻き込まれて亡くなった日本人の方もいるけど肩を持つような事はいえない。全て自己責任。重い話だったー。
    インコは戻ってきたのか知りたいわ。
    篠田節子さん、凄いよな。

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    2026年03月14日
  • 弥勒

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    パスキムを検索してしまった。
    もちろん何もないのだけど。
    凄くないか、ルポタージュのようにも感じた。最初は、あっ北朝鮮!って思った。
    何が善で何が悪なんだろう
    パスキムの今後は?大長編ではあるけど、読む手が止まらなかった。
    篠田節子さん、すごいな。
    でも、最後日本に帰ってどうなったかも知りたかった。大大長編にして欲しかった。
    これで帰国後のやつを1冊に!

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    2026年03月01日
  • 冬の光

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    登場人物一人一人の立場に自分を当てはめて読める、そんな内容だった。
    所謂不倫の話しではなかった。
    なんとも言えない読後感。

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    2026年02月27日
  • 長女たち(新潮文庫)

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    下記3つのエピソードが収まった本。
    ・家守娘
    ・ミッション
    ・ファーストレディ

    私も長女だけど、ここに描かれてるような思い遣りや責任感や共感を母親に寄せたことはないなと感じた。
    ファーストレディで描かれる主人公が母親の行動の背景にある孤独に思いを馳せて、大きな決断をして寄り添う場面があるけど、私はどこまでいっても「とはいえ、選べたでしょう?その選択をしたのは貴方でしょう?」という眼差しを向けてしまうから。

    程度の差こそあれ、望んでない私に子供(孫)を求める感じとか、見たいものしか見ようとしない感じとか。
    作中に描かれてる母親と自分の母親が重なる部分がある気がして、気が重くなると同時に、本当

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    2026年02月26日
  • ロブスター【電子版特典付き】

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    なんとなく手にしたけど
    めちゃくちゃ面白かった!!
    SFでしょうけど、そうでもなくて
    怖いような
    行ってみたいような
    面白いお話でした

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    2026年02月26日
  • 女たちのジハード

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    ネタバレ

    みんな成長してる!
    紀子にはあまり好感を持てなかった。
    やっぱり康子、独身で家を買うってかっこいいよな。
    沙織も成長中だし、みんなそれぞれ頑張ってるんだなあ。リサのネパール生活が気になるけど。凄く面白かった!

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    2026年02月18日
  • 青の純度

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    篠田節子さんの作品は、女たちのジハード、贋作師が大好きで、それ以来でしたが、アートを題材にしたもの、働く女性視点の物語は間違いないなぁと。本当に面白い。
    ちょうどマレーシア旅行から帰ってきたタイミングで読んだこともあり、海外の空気みたいなものも改めて作品の中で楽しめて、それも良かった。

    ストーリーとしては、一時期ブームになったある画家を巡る、ミステリー。
    込み入った事情が絡み合ってて、でも少しずつ明らかになっていく様がめちゃくちゃ面白かった。

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    2026年02月11日
  • 冬の光

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    亡くなった父親の軌跡を辿る次女と、父親の生き様を描いている。
    父親の学生時代の恋人との繋がりや四国遍路の話し、父母の確執など様々な角度でストーリーが展開しどんどん読めた。
    篠田節子、文章が上手い。他の作品も読みたい。

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    2026年02月09日
  • 女たちのジハード

    購入済み

    女たちのジハード

    女たちのジハード 75/100点

    『女たちのジハード』は、篠田節子による第117回直木賞受賞作で、バブル崩壊後の日本を舞台に、中堅損保会社に勤める5人のOL(リサ、紀子、みどり、康子、紗織)が、結婚、キャリア、自己実現といった人生の岐路で、男性優位社会や自身の願望と闘いながら、それぞれの「聖戦(ジハード)」を繰り広げる群像劇。(AIより)


    ○良かった点

    ・男性優位社会で生きづらさを感じている5人のOLそれぞれの人生が描かれる。結婚=女性が目指すべきゴールというような前時代的価値観の中で”聖戦”後に最終的に着地するそれぞれの登場人物の未来はむしろ令和の今にも繋がるべき価値観であり、全く古

    #共感する #ダーク

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    2026年01月16日
  • 弥勒

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    残酷な描写に、ぞっとしながらも読み通しました。
    宗教とは? 都市生活とそれを支える農村の生活。 理想を掲げるリーダーのあり方。 カースト制と平等。 社会を変革するのに必要なこととは?…次々に浮かび上がるテーマに答えも出せぬまま読み進めるのみでした。
    重い内容でしたが、とても興味深く面白かったです。

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    2025年12月31日
  • 神鳥(イビス)

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    なかなかおもしろかった。美鈴の軽薄さには時代を感じるが、珠枝のイメージを典型的なサロンのミューズ像から脱却させていく過程はフェミニズム美術史的にも見るところがあるんじゃないだろか。

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    2025年12月31日
  • 青の純度

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    「絵を描ければ、それだけでよかった…」本の帯に書かれた一行は、物語の中心であるマリンアートの作者ジャンピエール・ヴァレーズが発した言葉なのか、それとも別の誰か?
    偶然見かけた海の絵に引き込まれた有沢真由子は経済紙の美術専門出版社に勤める50代。
    かって問題ある売り方で一大ブームを起こしたアートの再燃かと疑いながらそのその絵に魅せられていく。
    金髪の魅力的なダイバーである作家という触れ込みのヴァレーズはどんな人物なのか?
    以前現実にブームを引き起こしたクリスチャン・ラッセンの絵を思い浮かべながら読み進めた。
    物語はハワイ島へ。ヴァレーズの妻という日本人やマリンアートを描く人々を通してヴァレーズの

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    2025年12月24日
  • ハルモニア

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    今回は奇想天外な話で少し引いてしまいました。怖いホラー?超能力のSF?人権と脳医学?と映像の世界のような感じでしたが最後まで読んだのは面白かったからです。それにしてもバッハって演奏するのがそれほど恐ろしい音楽だったんですね。そうとは知らず何回か人前でやっちゃいました。素人って無敵ですね。フルニエのバッハ無伴奏は25年くらい前に買って数回聴きましたが私にはつまらなかったです。でもやっぱり良い演奏とはフレージングやリズム、強弱よりも最後は音色、音です。そう確信します。

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    2025年12月20日
  • 青の純度

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    あぁ、私もあの絵は好まない…と懐かしく思いながら中盤からページを繰るのが止まらなかった。書き手も登場人物も、清濁強弱併せ持った大人であるな。

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    2025年12月13日