夏の災厄

夏の災厄

924円 (税込)

4pt

どこにでもあるような町にミクロの災いは舞い降りた。熱にうなされ痙攣を起こしながら倒れていく人々。後手にまわる行政の対応。現代生活のもろさを20年も前に予言していた、警鐘を鳴らす書!

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夏の災厄 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。

    ただ、首都圏が被害にあってないので
    国民が他人事のように書いてあるが、
    新型インフルやコロナであんなに大騒ぎしてたのに
    死者があれほど出たこのパンデミックで
    あのような扱いはないなと思った。

    しかしコロナの時も思ったが
    所詮はよその国頼みなんだと哀しく思った。
    日本人は医学界

    0
    2024年09月11日

    Posted by ブクログ

    すでに今年の3冊を選んでしまったあとだったので、ベスト5に入れようかと読み終わった今、思っています。

    新型コロナが中国で発生した頃、遠くの出来事だと思っていたこと、ワクチン接種券の送付に関して、全国でどこが早いとか遅いとか住民は言いたい放題だったこと、ワクチンの開発認可に入手、複雑な事情がこれを読

    0
    2022年12月10日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の今、この作品を読むと、これが25年近くも前に書かれていたことに驚く。
    かたや新型インフルエンザ、かたや新型日本脳炎という違いはあれど、役所の縦割り、前例主義、事なかれ主義、利益重視の医療機関、ワクチン開発の闇、デマに踊らされる人々、自殺の増加、挙げればキリがないほどの類似性に、篠田節子の社

    0
    2022年07月07日

    購入済み

    リアルすぎて鳥肌がたった

    まるで現在の状況を予言したかのような小説、と聞いて読んでみましたが、あまりにも現実とリンクしていて驚きました。だいぶ前に書かれたお話なのに古さはあまり感じられず、一気読みでした。少し専門用語が難しいところもありましたが、今こそ読むべき一冊だと思います。

    0
    2020年05月17日

    Posted by ブクログ

    感染が広がる様子、人々の反応、それらの生々しい記述に背筋が凍った。いま自分は医療の進歩の恩恵を受けて安全地帯にいると思っていたが、今日の平穏が明日も続くとは誰も保証できないのだと気付かされた。

    0
    2019年09月10日

    Posted by ブクログ

    じわじわ広がっていく患者と、不安にかられて引きこもる住民の様子がコロナ禍を思い出させた。
    なんだかやる気のなさそうな役場職員が、本当にいそうなキャラでリアルだったけど、これだけ死者が出てもなかなか国レベルでは騒がれなくて、町の問題みたいになっているのがちょっとひっかかったかな。

    0
    2025年01月12日

    Posted by ブクログ

    刊行されたのは、1995年ということだが、今はいくらか落ち着いた現代のコロナ渦の勃興期を思わせるような作品。
    作家の想像力の凄さを感じさせる。
    埼玉県の郊外の街で、住民が次々に病魔に襲われる。
    日本脳炎と診断されるが、撲滅したはずの伝染病が何故?
    感染イコール発病、ウイルスが体内に入ったら必ず発病し

    0
    2024年06月30日

    Posted by ブクログ

    既にパンデミックを経験した今読むとまた描写のリアルさに気付いたりする。
    90年代の作、最近のではもうみなくなった、おばちゃんが遠慮なくおばちゃんとして描かれていて、すごく頼もしくどっしりしたベテラン看護師!が魅力的。

    0
    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

    行政の鈍さ、見えぬ医学界、デマ、ワクチン不足…。
    あ、これもこれもと、このコロナの時代、まじまじと思い当たることがらがのオンパレード。

    「そんなことより、最前線に弾と兵隊と兵糧を送ってきやがれ」
    小説の中でも現実でも、現場の方たちには本当に頭が下がる。

    0
    2022年08月05日

    Posted by ブクログ

    埼玉の住宅街で突然起こった日本脳炎大流行。
    対策はワクチンしかないと踏んだ市井の人たちが自分の持ち場で働きまくるお仕事小説。
    篠田節子自身が市役所出身の人だけあって、市役所時代に舐め尽くした辛酸の全てをぶちこんだような描写の数々がよかった。公務員とてたいへんに大変である。

    20年前に読んだときは「

    0
    2021年08月26日

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