篠田節子のレビュー一覧

  • 介護のうしろから「がん」が来た!

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    キレのいい話しです。

    母親は 看護婦さんだった人

    身体も丈夫 気も強い 仕事もできたんでしょうね。

    痴呆になると大変です。

    二人部屋の 相手の人を叩き出したり

    一方 篠田さんは乳がん

    かの有名な 聖路加病院に入院

    食事は 派手ではないが美味しい!と書いてある。

    乳がんて 全摘すると こうなるんだ!

    乳房の再建手術って大変そう

    そのあと 痒いんだ

    なんて思って一気に読みました。

    自分はガンだけど 介護は続く

    施設移るのって大変だったよな!

    と思い出しました。

    パワフルな娘とパワフルなお母さんです。

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    2022年05月10日
  • 聖域

    購入済み

    自分の中では、篠田作品No.1

    もう初版が出た時に読んでますから、20年以上は経ってますよね。

    紙媒体(ハードも文庫も)だって持ってるのに、いつでも読める様にしておきたいが為に電子にて購入しました。

    内容については、他の方のレビューで沢山書いてあるので、そちらをご覧くださいw。

    とにかく、自分の中では篠田節子さんの作品で断トツのNo.1だと、力強く言い切れる大傑作です。

    物語の殆どが、頭の中に映像化されて保存されていて、こんなに物語に没入して頭から離れない作品はそうそう有りません。

    それぐらいの圧倒的な興奮、感動を喚ぶ、極めて優れた娯楽小説です。作中作の方すら書籍化して欲しいぐらいです。

    #深い #ドキドキハラハラ #感動する

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    2022年04月11日
  • 仮想儀礼(上)(新潮文庫)

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    生活に困って、新興宗教を立ち上げた主人公のお話。始祖として、試行錯誤しながら成り上がっていく姿が上巻。さくさく読めます。入信してくるのは訳ありな方々ばかりで、こんな世界もあるのかと、ホラーとは違った怖さを覚えます。

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    2022年04月04日
  • 長女たち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「家族だからできる」と言われていることは、家族だからこそできない。きっと、家族だから、より残酷で、逃げ場がなく、追い詰められていく。最後の一言を何度も呑み込みながら、耐えながら。

    3編の主人公は、このままでは逃げ出すしか救われない。そんな気がする。介護退職なんてもっての外、どうやって生活するの?看取った後、どうするの? そんなことを考えてしまう。
    親と対峙する必要があるのかもしれないけど、「家族だから」できない。絶対に、ヘルパー、介護システムを頼るべきだと思う。令和の時代だから。

    高齢化が進むことによって、健康寿命以降の過ごし方が問題になってきている。特に、介護する側に。「ミッション」で描

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    2022年02月27日
  • 絹の変容

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    そして誰もいなくなった。

    子どもの頃に聞いたお蚕さんの咀嚼音はたった一回だったのに忘れられない。ただ怖かった。
    そのお蚕さんが巨大なんて…
    過去に広がらなかった物はそれなりの理由がある。過去に謙虚であるべきなのかもしれない。

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    2022年01月13日
  • 冬の光

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    さすが!読み応えあり! 人間関係は往々にしてこういうことがあって、関係を複雑にしているんだろうな。
    真実は、本人しかわからない。
    父は、家庭を、家族を最後に選んだと思う。
    良い作品

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    2026年01月31日
  • 長女たち(新潮文庫)

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    長女体質…主人公3人の思考、行動、いちいち同意出来た。ヤダヤダと思うけど、生まれてからの環境で、こういった性分は出来上がるのではないか?

    今まさに直美と彗子と同じ状況。
    きっと死ぬまで私は変われないだろうな。

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    2022年01月05日
  • 冬の光

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    はぁ〜‼︎ やっぱり篠田節子さんの小説は、大人のお話なのだ。というか、歳をとってから読む方が、この味わいがわかる気がするのです。読んで良かった。

    四国遍路を終えた帰路、冬の海に消えた父、康宏。企業戦士として家庭人として恵まれた人生、のはずだったが…。死の間際、父の胸に去来したのは、20年間、愛し続けた女性のことか、それとも? 足跡を辿った次女、碧が見た冬の光とは…。

    こんな短い紹介文では表現しきれない、464ページでした。
    読んでる間ずーっと感じていたのは『人生は長く、人は強いけれど弱い。一生、清廉潔白な人などいるだろうか?』ということ。

    紹介文では20年間愛し続けた、とあるけど、それだ

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    2021年12月21日
  • 女たちのジハード

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    個人的に共感したのは紗織。現状を変えたくて動くところも、焦る気持ちも、わかるなあ〜と思った。20年前のこの時代に、女性として生きるって大変だっただろうな。2021年の今は、女性の社会進出が叫ばれて久しいけど、実際は小説の時代と同じような壁や、女に求められるプレッシャー等まだまだある。20年後は今よりもっと女性の生き方がフリーになっていてほしい。

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    2021年11月22日
  • 銀婚式(新潮文庫)

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    やっぱり上手いなぁ〜篠田さん‼︎
    ミステリーのような、とんでもない事件やどんでん返しはないけれど、本人にとっては『大事件』であることの繰り返し。このお話は、歳をとって中高年になってから読んでこそ、面白いと思う!
    最初はちょっと鼻持ちならないエリートに感じた高澤も、読んでいくうちに、その必死さ、真正面から頑張り、もがいていくところが、私は好感が持てました。高澤の人生を速回しで一緒に体験した気分です。
    なぜ「銀婚式」ってタイトル?と思って読んでいたけれど、ラストはしみじみ…。

    個人的には、女子大生が、とんでもないことに足を踏み入れそうになるのを、素早い英断で止めたエピソードが印象深かった。(本当

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    2021年11月17日
  • 女たちのジハード

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    ずっと積んでいた本…こんなに面白いのに何故早く読まなかったのだろう?

    はじめから最後まで本当に面白かった。20才からアラサーまで男女とも大きく環境が変わる事が多い10余年間。
    こういう話を読むと、男性に比べて女性の選択肢が意外に多くて、その10余年間のちょっとしたきっかけが、その後の人生の振れ幅に簡単に大きく響いてしまうのも男性より女性の方なんだろうなぁと思う。だからこそのジハード。
    OL5人がそれぞれの強い思いを持って奮闘する。10年後20年後、この5人はどうなってるだろうか?幸せになっていてほしい。

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    2021年10月26日
  • 女たちのジハード

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    ネタバレ

    篠田 節子 3作品目。

    保険会社の5人のOLの女性ならではの自分との闘い(聖戦)の物語。

    「バリバリ仕事する訳でも、結婚する訳でもない。人生設計ってあるんですか」
    人生設計というものは、いつのタイミングで立てるのだろうか?そして、どれだけの人がその設計通りに人生を送るのだろうか?

    本書は、昭和末から平成初期の話だろう。男性社員は、きっと、”会社”と運命を共にするんだろう。しかし、管理職でもないOLが責任感とか義務感とかで”会社”のために働いて、会社はどれだけ報いてくれるのだろうか?だから、「ジハード」で、会社の中に自分を求める女性はいなかった。この状況は、令和の今、変わっているんだろうか

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    2021年08月17日
  • 鏡の背面

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    やっぱり篠田節子さんは凄いわ。作品のスケールがとにかくデカい。それでいながら、細部は蟻の子一匹侵入を許さないような細やかさで、緻密に物語を構成、進行させる。一気読み必至のホームラン的快作。
    女性たちが抱える数々の傷や問題、宗教、救済、時にカルトなど、尋常ではまとめ切れないほどのエピソードをひとつの鍋で煮込み、最後は素晴らしい料理に仕立て上げる。今作でも存分に発揮された、その力量と胆力、見識の広さに瞠目するばかり。
    ぜひ多くの読者に、篠田節子の作品を読んでほしい。その宇宙の坩堝を覗いて、ともにシノダー(篠田節子さんのファン)になりましょう(笑)……というのは冗談にしても、読んだら高確率でハマる作

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    2021年08月05日
  • 鏡の背面

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    日本のマザーテレサと言われた女性が入居者を守るために焼死。調べると別人で連続殺人の容疑者だった。タイトル通り他人を真似て生きるうちに、その人の人格以上になっていた。生き直しと言ったらいいのかわからないけど最後の日記には迫力があった。
    面白い。

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    2021年08月05日
  • 鏡の背面

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    ぐふぁ〜‼︎ 凄いなぁ、篠田さん。641ページ、かなり長いです。壮絶な、息苦しくなる話でしたが、早く早く先を教えて!って思いながら読みました。読み応えたっぷりです。

    この作品、沢山の要素がある。
    アルコールや薬物依存、性依存、自傷行為といった問題を抱える女性たち。その救済のための施設や関わる人々の現実。悪女、毒婦と言われる女たちの犯罪。苦しむ人につけ込む霊感商法。フィリピンの貧困、麻薬の実態。などなど…全て緻密に描かれている。

    しかし、なんといっても、私が興味深かったのは『人が人を認識する』ということの、あやふやさ!
    私の好きなマンガ「秘密」(清水玲子)にもあったけど、
    『人の見ているもの

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    2021年07月21日
  • 鏡の背面

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    読み応えあった。社会派小説家。一度、心を病むと人はなかなかその病から解放されることはない。また、心の動きが人を差配する。難しいテーマをとても丁寧な書き振りで読み手を引っ張っていく。また読んでみたい小説家。

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    2021年07月17日
  • 仮想儀礼(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    p.58
    多くのものを受容し、肥え太ってきた組織は、不純なものを排除し、先鋭化しようとする内側からの欲求に、常に対峙しなければならない。
    p.91
    「去っていかないでください、うちを」
    p.222
    「自分の人生が自分のもので、いかようにも切り開けるなどというのは、何一つ持たずに生まれてきた者の戯言だ」

    面白かったです。後半の展開がちょっとありきたりかなーと思ってしまいましたが、一気に読んでしまいました。
    SNSが発達して、リーマンショックやら東日本大震災やら人種差別やらコロナやらオリンピックやらがある現代だとどんなストーリーになるのか?そんな小説があったら読んでみたいです。

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    2021年07月03日
  • 仮想儀礼(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    p.27
    世界の終末のような光景に、救いめいたものを見いだしていた。

    これからどうなっていくのか!?
    続きが気になってしょうがないです。

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    2021年06月30日
  • インドクリスタル 上

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    ネタバレ

    本書を読んで『神の座-ゴサインタン』の淑子の不可解さが、ようやく理解出来た。
    この作品に登場するロサも「生き神/処女神」だった経験があり、ロサが語る生き神の生に衝撃を受けた。
    彼女らは「生き神/処女神」として選ばれると、幼い頃から、現実の世界と隔絶され、祭文を覚える等以外は、人としての教育は何一つ受けず、その期間をカミサマとして奉り上げられ、身分ある大人たちさえ額づく環境で過ごす。しかし、初経がくれば「生き神」の座を降ろされ、突然に現世に放り出されてしまう。
    人とどう喋るかも知らず、会話が出来ないし、水汲みなど、日々の労働で直ぐに疲れてしまう。「人間として」生きる術を知らないのだ。
    ロサは才気

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    2021年02月15日
  • 夏の災厄

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    ネタバレ

    パンデミックという語より、バイオ・ハザードという表現が、リアルに感じる世代です。
    90年代に書かれた点よりも、驚いたのが、政府等の体制側、現場の対応が、現在の新型コロナ禍と殆ど変わっていないこと。SNSで情報が拡散する社会になっても、有益な対策は見い出せず、打ち出せず、医療現場は逼迫し、感染は拡大するばかり。
    25年後の2021年現在、この状況で五輪開催をしようとしているなんて、小説と現実が逆転しているように感じる。
    篠田節子氏のスリリングでリアルな構成と筆致が、物語を加速させ、一気に読ませる快作。ラストはタイムワープした現在なのでは……。

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    2021年02月12日