篠田節子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ主要な登場人物は、学生時代にヴァイオリン、チェロ、ピアノでトリオを組んだ男女3人。 3人の内のヴァイオリンを弾いた1人は、後にバッハのカノンを演奏・録音しながら自殺するのですが 残された2人が形見として受け取ったカセットテープを再生すると、次々と奇怪なことが起こり始める…、 という、音楽を題材とした長編ホラー小説です。 文章力の高さゆえ、読んでいるうちにこちらまで「真夜中、月明かりを浴びたピアノの横に自殺したはずの男が立っている」 ような気がしてきて、結構怖かったのですが、全編を通して「音楽とは何か?」 ということを強く訴えていて、とても考えさせらる“音楽ホラー小説の傑作”でした。 ホラーが大丈夫な方にはお奨めです。バッハの音楽には彼岸と此岸をつないでしまうような何かがある! と思えてきます。
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Posted by ブクログ
この著者は『女達のジハード』とやら有名な本を出しているようだが、読んだことはない。
一気に読み上げるほど面白かった。
途中男の言うところの信仰とか。
日本の土着?アニミズム信仰ってそういったものが多いと思った。
「朱鷺飛来図」見てみたいと切に思った。
朱鷺のまぬけな顔や丸い嘴を知っているからあまり怖いと思わなかった・想像できなかったと感想で書いている人がいたが、主人公達もそれを見て想像できないと言っていたのに、あのマヨイガ的空間で種を滅ぼされそうになるまえの攻撃をするあの姿とのギャップを描いた女史はすごいと思う。
寝たら攻撃してくるところはフレディの助力があったのか?
いや、ま、その理由もあげられてはいます。作中で -
Posted by ブクログ
これは面白かった。
第一に、女性作家がこの着想で書いたということに、感嘆した。
タイトルにロズウェルって。
こんなの、いつまでも幼稚性を残したアホな男の専売特許の世界のはずなのに。
設定、キャラクターなどに命を吹き込んでまずは読者の心をつかみ、そして途中までは主要登場人物たちの思惑通り事が運んで順風満帆。
しかしある時点で重大な問題が巻き起こって読者はハラハラドキドキ、しかし最後にはなんだかホッとするような大団円…、という、古き佳き邦画や連続ドラマのごとく、正しき起承転結を踏まえたストーリーだが、「そう上手くいくかい」と突っ込みたくなるような、お約束の展開だと分かっていてもまったく飽きさせないプロの筆運び。
重松清氏の「定年ゴジラ」を若干彷彿とさせるような、地に足着いた連作が巧みな文章と相まって非常に読みやすい。
それでいて読み物として面白いだけではなく、月並みだが現在我々が住み暮らす社会について一考する機会を呈してくれる。
特に、観光というものに対する著者の観点は非常に興味深い。
惜しむらくはちょっと平凡極まってしまった感のあるラストシーンだが、それをカヴァーしてあまりある素晴らしい完成度。 -
Posted by ブクログ
女たちのジハードで語られたような、シンプルで無駄のない地の文体に、文中小説(とはいっても引用と概要ではあるが)が挟まる、最初の展開。
その文中小説が秀逸。
文章も練られていて、それだけで十分に読みごたえを感じるような素晴らしいプロット。もったいない!
このままできればきちんと読みたい、そう思わされるほどの出来栄え。
しかし作者の展開するストーリーの肝は、そこにはない。
その作者の数奇な運命?才能?能力を軸に、担当者、同じ賞をとった老作家、そして主人公と3人の人生が絡まりあいほつれていく。
最後の結末は・・・
人は失われたものを求めずにはいられない。
なくしたものの輝きを美化し、そこに逃げ込み、
自分が欲しかった答えをひたすらカクニンしようとする男たちの姿は、
愕然とするほどに脆く、そうして胸に痛い。
失われたから、そこにないから輝いている。
それに目を奪われるのあまりにすぐ手の届く手垢のついた現実を、貶めた瞬間にそこは、闇。
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Posted by ブクログ
篠田節子さんの作品は、アクアリウムを読んで以来、のめりこむこともなく、ずっと仲の良い男友達、みたいな読み方が出来ている。
たまに勘に触ることがあっても、まっいっか・・とさばけるような・・何故なら、とっても大好きな部分があるから。
着かず離れずのお付き合い、そんな感じです。
それが今回、とてもよくわかっちゃいました。
私は本を読む時に、いつも小さなノートを横に置き、読めなかった漢字や、変わった言い回し、意味のわからなかった語句や素敵な言い回しなんかも書いたりしているのだけど、今回は上下巻読んで一個もナシ!
自分でも不思議なくらい・・・
と言う事は、私と丁度良いくらいに、色んな具合があってる?
作家さんによってはノート取りに時間がかかって中々、前に進めない・・なんてことも多いのですがね。
これがたくさん書くから仲良し・・ってことでもないのですよ・・わかるかな・・この感じ(笑)
で、前置きはこの位にして・・・
前半では、とんでもなく高ビーで嫌なやつらの三十路女三人組が、内乱に巻き込まれ、運良く逃れるも、大海を小船で漂ったり、無人島に漂着したと思ったら、逃げ出した島の反対側でちっとも逃れられなく、ゲリラに攻撃されながらも、彼女らを匿ってくれた村人たちと同じ生活をしながら本能的な生命力で生き延びる様が、最初に受け取った高ビーで嫌な女たちってイメージを次々に拭い去っていきます。
同じような状況に私が立たされたら、果たして彼女たちのような生命力を出せるのか・・・と物語とわかっていながらも問わずにいられませんでした。
これ、中々、よく構成されています。
ぐんぐん引き込まれちゃいましたもの・・・・・
ここ数日、私の夜は閉ざされた小島でサバイバルしてました(笑)
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Posted by ブクログ
篠田節子さんの作品は、アクアリウムを読んで以来、のめりこむこともなく、ずっと仲の良い男友達、みたいな読み方が出来ている。
たまに勘に触ることがあっても、まっいっか・・とさばけるような・・何故なら、とっても大好きな部分があるから。
着かず離れずのお付き合い、そんな感じです。
それが今回、とてもよくわかっちゃいました。
私は本を読む時に、いつも小さなノートを横に置き、読めなかった漢字や、変わった言い回し、意味のわからなかった語句や素敵な言い回しなんかも書いたりしているのだけど、今回は上下巻読んで一個もナシ!
自分でも不思議なくらい・・・
と言う事は、私と丁度良いくらいに、色んな具合があってる?
作家さんによってはノート取りに時間がかかって中々、前に進めない・・なんてことも多いのですがね。
これがたくさん書くから仲良し・・ってことでもないのですよ・・わかるかな・・この感じ(笑)
で、前置きはこの位にして・・・
前半では、とんでもなく高ビーで嫌なやつらの三十路女三人組が、内乱に巻き込まれ、運良く逃れるも、大海を小船で漂ったり、無人島に漂着したと思ったら、逃げ出した島の反対側でちっとも逃れられなく、ゲリラに攻撃されながらも、彼女らを匿ってくれた村人たちと同じ生活をしながら本能的な生命力で生き延びる様が、最初に受け取った高ビーで嫌な女たちってイメージを次々に拭い去っていきます。
同じような状況に私が立たされたら、果たして彼女たちのような生命力を出せるのか・・・と物語とわかっていながらも問わずにいられませんでした。
これ、中々、よく構成されています。
ぐんぐん引き込まれちゃいましたもの・・・・・
ここ数日、私の夜は閉ざされた小島でサバイバルしてました(笑)