篠田節子のレビュー一覧

  • 神鳥(イビス)

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    篠田節子の傑作だと思っています。
    朱鷺の美しくも恐ろしい姿が目前に迫る作品です。
    鉛色の空、薄紅色の鳥、真っ白な雪を染まる鮮血、牡丹ではなく…地獄絵図。
    まさに恐怖を実写化した物語だと思いました。

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    2009年10月07日
  • 聖域

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    女たちのジハードで語られたような、シンプルで無駄のない地の文体に、文中小説(とはいっても引用と概要ではあるが)が挟まる、最初の展開。


    その文中小説が秀逸。
    文章も練られていて、それだけで十分に読みごたえを感じるような素晴らしいプロット。もったいない!
    このままできればきちんと読みたい、そう思わされるほどの出来栄え。


    しかし作者の展開するストーリーの肝は、そこにはない。
    その作者の数奇な運命?才能?能力を軸に、担当者、同じ賞をとった老作家、そして主人公と3人の人生が絡まりあいほつれていく。
    最後の結末は・・・


    人は失われたものを求めずにはいられない。


    なくしたものの輝きを美化し

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    2009年10月04日
  • コンタクト・ゾーン(上)

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    どちらかというと負け組の女性3人が、南の島のサバイバルや地元の人との暮らしの中で強く成長していきます。彼女たちが生き延びられるのか、どういう選択をするのか、ハラハラしながら一気に読みました。
    女性なら共感しながら読めると思います。
    また、世界の貧富の差や、武力、私たちが取るべき行動について非常に考えさせられる作品でもあります。

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    2009年10月04日
  • ハルモニア

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    ネタバレ

    新規購入ではなく、積読状態のもの。 恐らく2001年2月の発売直後に購入。
    2020/2/21〜2/25

    恐らく19年ものの長期熟成本。
    脳に器質的障害を受けた由希にチェロの手ほどきをする東野。何もできないと思われた由希が超人的な音楽的才能を発揮するにつれ起こる不思議な現象。購入した頃、まだ本格的にクラシックギターを弾いていなかったので、熟成して良かったんだろう。音楽とは何かを非常にいろいろ考えさせられる快作。

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    2020年02月28日
  • 神鳥(イビス)

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    篠田節子さんのベスト一冊です。とにかく怖い。読んでる最中に何度後ろを振り返ったことか(怖すぎて・・・・)。

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    2009年10月07日
  • コンタクト・ゾーン(下)

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    篠田節子さんの作品は、アクアリウムを読んで以来、のめりこむこともなく、ずっと仲の良い男友達、みたいな読み方が出来ている。

    たまに勘に触ることがあっても、まっいっか・・とさばけるような・・何故なら、とっても大好きな部分があるから。

    着かず離れずのお付き合い、そんな感じです。

    それが今回、とてもよくわかっちゃいました。



    私は本を読む時に、いつも小さなノートを横に置き、読めなかった漢字や、変わった言い回し、意味のわからなかった語句や素敵な言い回しなんかも書いたりしているのだけど、今回は上下巻読んで一個もナシ!

    自分でも不思議なくらい・・・

    と言う事は、私と丁度良いくらいに、色んな具合

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    2009年10月04日
  • コンタクト・ゾーン(上)

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    篠田節子さんの作品は、アクアリウムを読んで以来、のめりこむこともなく、ずっと仲の良い男友達、みたいな読み方が出来ている。

    たまに勘に触ることがあっても、まっいっか・・とさばけるような・・何故なら、とっても大好きな部分があるから。

    着かず離れずのお付き合い、そんな感じです。

    それが今回、とてもよくわかっちゃいました。



    私は本を読む時に、いつも小さなノートを横に置き、読めなかった漢字や、変わった言い回し、意味のわからなかった語句や素敵な言い回しなんかも書いたりしているのだけど、今回は上下巻読んで一個もナシ!

    自分でも不思議なくらい・・・

    と言う事は、私と丁度良いくらいに、色んな具合

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    2009年10月04日
  • カノン

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    ホラーって言っても怖くないですね。最初から最後まで切ない話でした。また、独特の文章表現が魅力的でした!

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    2009年10月04日
  • インコは戻ってきたか

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    タイトルからは想像ができなかった内容。すっごく面白かった〜。キプロスなんて国まったく知らなかった。いまでもきっとこういう内紛のある世界がまだまだたくさんあるんだよね。。。

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    2009年10月04日
  • 神の座 ゴサインタン

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    嫁の来てのない農家の跡取り息子がネパール人の嫁をもらう。そこから始まる奇怪な出来事。失踪する妻、それを捜し求める夫。既存の概念が次々崩されていく、篠田さん得意のパターン。ラストの夫のセリフ。そこだけ読んでも、今思い出しただけでも胸が熱くなって涙がにじむ。傑作。

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    2009年10月04日
  • ハルモニア

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    ドラマ化されたが、ドラマはまったくの別物と考えてもらいたい。断然原作が良し。脳に障害を持つ由希は音楽に憑り付かれる。東野と由希の関係が切ない、東野が最後に取った決断は正解だったのか?何が正しいのかはわかりません。

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    2009年10月04日
  • レクイエム

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    篠田節子の短編集の中で、一番好きなものです。とくに、最初の「彼岸の風景」の冒頭列車の描写がすごく好き。

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    2009年10月04日
  • 神の座 ゴサインタン

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    新興宗教、農家の嫁取り・・・現代が抱える問題を鮮やかに書いてると思う。読み終えたあと、不思議な爽快感と共に、真に人間らしい生き方とはなんだろう・・・と考えさせられた。ちっとも答えは出ないけど。

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    2009年10月04日
  • 神の座 ゴサインタン

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    とにかくイライラさせられっぱなしの小説でしたが、(入り込みすぎて)、読み終わった後はなぜかすっきりとしました。とにかく重かった。

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    2009年10月04日
  • ハルモニア

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    教え子が自分より優れた能力を持つことに対する嫉妬心。しかし認めざるを得ない才能。この仕事をしていると、より強く感じてしまう自分がいる。(2001.9.12)

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    2009年10月04日
  • 女たちのジハード

    購入済み

    女たちのジハード

    女たちのジハード 75/100点

    『女たちのジハード』は、篠田節子による第117回直木賞受賞作で、バブル崩壊後の日本を舞台に、中堅損保会社に勤める5人のOL(リサ、紀子、みどり、康子、紗織)が、結婚、キャリア、自己実現といった人生の岐路で、男性優位社会や自身の願望と闘いながら、それぞれの「聖戦(ジハード)」を繰り広げる群像劇。(AIより)


    ○良かった点

    ・男性優位社会で生きづらさを感じている5人のOLそれぞれの人生が描かれる。結婚=女性が目指すべきゴールというような前時代的価値観の中で”聖戦”後に最終的に着地するそれぞれの登場人物の未来はむしろ令和の今にも繋がるべき価値観であり、全く古

    #共感する #ダーク

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    2026年01月16日
  • 弥勒

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    残酷な描写に、ぞっとしながらも読み通しました。
    宗教とは? 都市生活とそれを支える農村の生活。 理想を掲げるリーダーのあり方。 カースト制と平等。 社会を変革するのに必要なこととは?…次々に浮かび上がるテーマに答えも出せぬまま読み進めるのみでした。
    重い内容でしたが、とても興味深く面白かったです。

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    2025年12月31日
  • 神鳥(イビス)

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    なかなかおもしろかった。美鈴の軽薄さには時代を感じるが、珠枝のイメージを典型的なサロンのミューズ像から脱却させていく過程はフェミニズム美術史的にも見るところがあるんじゃないだろか。

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    2025年12月31日
  • 青の純度

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    「絵を描ければ、それだけでよかった…」本の帯に書かれた一行は、物語の中心であるマリンアートの作者ジャンピエール・ヴァレーズが発した言葉なのか、それとも別の誰か?
    偶然見かけた海の絵に引き込まれた有沢真由子は経済紙の美術専門出版社に勤める50代。
    かって問題ある売り方で一大ブームを起こしたアートの再燃かと疑いながらそのその絵に魅せられていく。
    金髪の魅力的なダイバーである作家という触れ込みのヴァレーズはどんな人物なのか?
    以前現実にブームを引き起こしたクリスチャン・ラッセンの絵を思い浮かべながら読み進めた。
    物語はハワイ島へ。ヴァレーズの妻という日本人やマリンアートを描く人々を通してヴァレーズの

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    2025年12月24日
  • ハルモニア

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    今回は奇想天外な話で少し引いてしまいました。怖いホラー?超能力のSF?人権と脳医学?と映像の世界のような感じでしたが最後まで読んだのは面白かったからです。それにしてもバッハって演奏するのがそれほど恐ろしい音楽だったんですね。そうとは知らず何回か人前でやっちゃいました。素人って無敵ですね。フルニエのバッハ無伴奏は25年くらい前に買って数回聴きましたが私にはつまらなかったです。でもやっぱり良い演奏とはフレージングやリズム、強弱よりも最後は音色、音です。そう確信します。

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    2025年12月20日