篠田節子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
真面目な筒井康隆
という感想を持った。
パニック小説から恋愛ホラー、近未来SF、他、何のジャンルに入れて良いか判断できない作品。
どの作品も構成があり、小説として面白い。特に冒頭のパニック小説「幻の穀物危機」はリアリティーがあり、情景が迫って来る。戦中の食糧危機を体験したのだろうか。
・幻の穀物危機
東京直下型地震で大量の難民が山梨に向かう。地元住民と避難民の間で食料争奪戦が起きる。移住者の主人公は微妙な立場で様子を見るが…。
・やどかり
教師が女子生徒と関係を持って破滅する話。
・操作手
ボケた母親がロボットの介護士に恋をする話。
・春の便り
・家鳴り
病んだ妻が病的に太る話。
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Posted by ブクログ
小柄でちょっとぷっくりとしている独身の真一は、女性たちから関心を注がれる男性とは程遠い存在だった。
そんな真一に、美人でスタイリッシュな高嶺の花ともいえる独身エリート行員の理香子への取材の機会を与えられる。
真一は、理香子のあまりにも神々しい存在感に萎縮しながら、何とか無事に取材を終える。
その後、ひょんなことから梨香子とお付き合いの機会に巡り合うことになり、真一の操縦で梨香子をセスナに搭乗させ、なんと大空へと飛び発ってしまう。
冴えない真一が何故にセスナを操縦し、エリート梨香子を搭乗させて空に飛び発つことができたのか⋯
そんな誰が見ても不釣り合いな二人が、信じられないことに結婚をすることにな -
Posted by ブクログ
「貴様いつまで女子でいる問題」などという本を読んだ後にこれである。時代にして、こちらは15年前なんだけど、女性はかくあるべき、みたいな気持ちと、自立した女性、みたいなのの狭間で大変ちゃあ大変。
しかし欧米のいつ捨てられても良いように、というスタンスで自立を目指す世界の大変さよ。日本の男性は甘すぎなんじゃねーか、とも思ったり。いやしかしそんな善悪二元論で語りだしたら炎上間違いなしですな。
皆さん頑張るぞとなる中で、圧倒的な存在感を示すのは紀子さんで、ていうか紀子さま?嫌いなんか、偶然か、ともかく異彩を放ちつつも、こういうのも現実の一部であろうところが、いや苦しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレさすが、篠田節子さん‼︎ シャープで面白い。
わたしも長女なので、大いに共感しました。
『家守娘(いえもりむすめ)』
認知症の母の介護に悪戦苦闘する長女。 恋も仕事も、次から次へと・・・。 しかし、最後は期待通り。 力強く生きていく姿に安堵します。
『ミッション』
舞台は、ヒマラヤ奥地の貧しい村。
生と死、医療、生への巡礼・・・わたしたちにとっては残酷な現実を教えてくれます。
なので、涙とともに心には苦い味が広がりました。
しかし、その苦味を味わい尽くした後には、不思議とほのかな甘味が広がるような味わい深い素晴らしい物語です。
『ファーストレディ』
『ミッション』(シンプルな -