篠田節子のレビュー一覧

  • 家鳴り

    Posted by ブクログ

    真面目な筒井康隆
    という感想を持った。
    パニック小説から恋愛ホラー、近未来SF、他、何のジャンルに入れて良いか判断できない作品。
    どの作品も構成があり、小説として面白い。特に冒頭のパニック小説「幻の穀物危機」はリアリティーがあり、情景が迫って来る。戦中の食糧危機を体験したのだろうか。


    ・幻の穀物危機
    東京直下型地震で大量の難民が山梨に向かう。地元住民と避難民の間で食料争奪戦が起きる。移住者の主人公は微妙な立場で様子を見るが…。

    ・やどかり
    教師が女子生徒と関係を持って破滅する話。

    ・操作手
    ボケた母親がロボットの介護士に恋をする話。

    ・春の便り
    ・家鳴り
    病んだ妻が病的に太る話。

    0
    2023年08月28日
  • 銀婚式(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    文章が秀逸。証券会社のエリートビジネスマンの青年期から壮年期を淡々と描いている。淡々と…なのだがなかなかの紆余曲折があり先が気になり一気読み。小説なんだけれどちょっとリアリティあり「へ〜!」と感心してしまった。想像していたエンディングとは違っていたけれど、それすらも感心。良い読み物でした。

    0
    2023年08月14日
  • 百年の恋

    Posted by ブクログ

    小柄でちょっとぷっくりとしている独身の真一は、女性たちから関心を注がれる男性とは程遠い存在だった。
    そんな真一に、美人でスタイリッシュな高嶺の花ともいえる独身エリート行員の理香子への取材の機会を与えられる。
    真一は、理香子のあまりにも神々しい存在感に萎縮しながら、何とか無事に取材を終える。
    その後、ひょんなことから梨香子とお付き合いの機会に巡り合うことになり、真一の操縦で梨香子をセスナに搭乗させ、なんと大空へと飛び発ってしまう。
    冴えない真一が何故にセスナを操縦し、エリート梨香子を搭乗させて空に飛び発つことができたのか⋯
    そんな誰が見ても不釣り合いな二人が、信じられないことに結婚をすることにな

    0
    2023年07月15日
  • 肖像彫刻家(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    好きな作家さんでしたので、構えずに読みはじめました。
    面白い! 主人公が魅力的です。オットにはしたくないけど、友達になりたいなぁ。

    0
    2023年07月07日
  • 銀婚式(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    主人公と同じ世代を生きた身として、様々なシーンで共感できました。
    じんわり感動。
    一気に読みたくなる面白さは、30年前に読んだ「女たちのジハード」を再読したくなります。

    0
    2023年06月13日
  • 女たちのジハード

    Posted by ブクログ

    バブル期が終焉を迎えようとする時代、実績でしか評価されない厳しい状況のなかで自立を目指す5人の物語。結婚、企業、海外留学などいろいろなエピソードが語られ読み応えがあった。

    0
    2023年04月20日
  • 弥勒

    Posted by ブクログ

    仏教美術の保護のため、ヒマラヤの小国「パスキム」に潜入した新聞社員・永岡英彰が直面したのは、壮絶なる政変という現実であった。この世に「救い」は必要なのか⋯

    0
    2023年04月20日
  • 仮想儀礼(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    スキャンダルの末、財産を失った教団。だが、残った信者たちの抱える心の傷は、ビジネスの範疇をはるかに超えていた。さまよえる現代の方舟はどこへ向かうのか-。

    0
    2024年06月03日
  • 仮想儀礼(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    スキャンダルの末、財産を失った教団。だが、残った信者たちの抱える心の傷は、ビジネスの範疇をはるかに超えていた。さまよえる現代の方舟はどこへ向かうのか-。

    0
    2024年06月03日
  • インドクリスタル 下

    Posted by ブクログ

    人工水晶の核となるマザークリスタルを求め、インドの寒村に赴いた藤岡。宿泊先で使用人兼売春婦として働いていた少女ロサとの出会いを機に、インドの闇の奥へと足を踏み入れてゆく…。

    0
    2023年04月20日
  • 竜と流木

    Posted by ブクログ

    美しい島に突如現れた凶暴な捕食者。真っ黒で俊敏、どう猛でトカゲのようなその生き物は、口中にさらに恐るべき武器を隠し持っていた…! 生物パニックミステリー。

    0
    2023年04月20日
  • 絹の変容

    Posted by ブクログ

    日本人は絹アレルギーを発症する人は少ないが、欧米人には発症する率が日本人よりも多い。この事実がストーリーの核となるストーリー。

    0
    2023年04月20日
  • インドクリスタル 上

    Posted by ブクログ

    人工水晶の核となるマザークリスタルを求め、インドの寒村に赴いた藤岡。宿泊先で使用人兼売春婦として働いていた少女ロサとの出会いを機に、インドの闇の奥へと足を踏み入れてゆく…。

    0
    2023年04月20日
  • 百年の恋

    Posted by ブクログ

    20年以上前に出た本。
    当時読んだら100%夫を応援するが、子育てをしている今、どちらにも共感できる。
    配偶者は他人であるという前提と、何事もお互い当事者意識を持つということが、幸せな家庭を築くことにつながると思う。
    20年以上前にこれを書いた作者の思い。

    0
    2023年03月08日
  • コミュニティ

    Posted by ブクログ

    人間の欲深さや狂気をあぶり出すブラックユーモアに溢れた短編集
    初めは嫌悪を抱いていたのに徐々に慣れていってしまうおぞましさを体感できる「コミュニティ」
    幻想的で残酷なポケットの中の晩餐がお気に入り

    0
    2023年02月14日
  • 女たちのジハード

    Posted by ブクログ

    「貴様いつまで女子でいる問題」などという本を読んだ後にこれである。時代にして、こちらは15年前なんだけど、女性はかくあるべき、みたいな気持ちと、自立した女性、みたいなのの狭間で大変ちゃあ大変。
    しかし欧米のいつ捨てられても良いように、というスタンスで自立を目指す世界の大変さよ。日本の男性は甘すぎなんじゃねーか、とも思ったり。いやしかしそんな善悪二元論で語りだしたら炎上間違いなしですな。
    皆さん頑張るぞとなる中で、圧倒的な存在感を示すのは紀子さんで、ていうか紀子さま?嫌いなんか、偶然か、ともかく異彩を放ちつつも、こういうのも現実の一部であろうところが、いや苦しい。

    0
    2023年01月14日
  • 長女たち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    あー、迫力すごい…

    畳み掛けるようにこれでもかこれでもかと突きつけられるかんじ。的を得ていてリアルで容赦ない。

    あっという間に読んでしまう。

    長女としては思い当たる節もたくさんあるし…なんか怖かった。

    0
    2023年01月05日
  • 長女たち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     さすが、篠田節子さん‼︎ シャープで面白い。
    わたしも長女なので、大いに共感しました。

    『家守娘(いえもりむすめ)』
     認知症の母の介護に悪戦苦闘する長女。 恋も仕事も、次から次へと・・・。 しかし、最後は期待通り。 力強く生きていく姿に安堵します。

    『ミッション』
     舞台は、ヒマラヤ奥地の貧しい村。
    生と死、医療、生への巡礼・・・わたしたちにとっては残酷な現実を教えてくれます。
    なので、涙とともに心には苦い味が広がりました。
    しかし、その苦味を味わい尽くした後には、不思議とほのかな甘味が広がるような味わい深い素晴らしい物語です。

    『ファーストレディ』
     『ミッション』(シンプルな

    0
    2022年12月02日
  • 銀婚式(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    1人の平凡な男性が、挫折や苦労を味わいながらも、ひたすら人生に対し真剣に向き合って生きる姿を描いた小説ですが、サスペンスでも推理小説でもないはずなのに、なぜか、あっという間に読み終えることができました。

    0
    2022年10月29日
  • 本からはじまる物語

    Posted by ブクログ

    本が好きな人には是非読んでほしい!
    本と人との関わり方、大切な本の思い出、ファンタジーな物語もあり、、、

    色々な方のストーリーをいっぺんに楽しめる欲張りな本です!!

    0
    2022年10月15日