篠田節子のレビュー一覧

  • 本からはじまる物語

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    まだ本を本格的に読み始めたばかりなので、各作家さんの特徴など、自分にとって読みやすかったなどが分かり、これから本を…という人におすすめ!
    本屋を巡る話しはどれも面白かった!

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    2024年06月27日
  • 絹の変容

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    めっちゃ気持ち悪いけど面白かった!巨大蚕が集団で襲ってくるとか嫌すぎるんだが…

    アレルギー・アトピー・喘息を持ってる身としてはすっごい嫌な死に方だわ。読んでて腕がゾワゾワした。

    200ページもないけど大丈夫?って思ったけどサクサク読めて止まらなくなるし、しっかり楽しめた!

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    2024年05月24日
  • 神鳥(イビス)

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    佐渡島に行くことになって、以前読んだこの本を思い出した。
    内容はよく覚えてなかったが、美しくも妖しい朱鷺の飛ぶ姿が心に残っていた。
    実際に島で見た朱鷺は美しく愛らしい鳥だったが、この小説の朱鷺は怪奇で恐ろしい。
    100年前に夭逝した日本画家珠枝の絵に描かれた「朱鷺飛来図」は恐ろしい絵だった。
    珠枝の小説を書こうとする作家と表紙を頼まれたイラストレーター葉子は佐渡から奥多摩へと調査し、恐怖の体験をする。

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    2024年05月16日
  • アクアリウム

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    友人を亡くした奥多摩の地底湖で謎の生き物と出会い、そこから環境活動団体に参加し…という話。
    前半と中盤と後半の雰囲気が全然違うので飽きないまま先が気になってほぼ一気読み。
    暗い地底湖は読んでて息苦しさを感じるけれど、そこでの不思議な体験の描写がとても好きだった。
    篠田節子さんの描く、ちょっと不安にもなる美しく不思議な体験にとても惹かれる。
    読書がつらい時期でも篠田節子さんの物語は読めるので他のも読みたい。

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    2024年04月24日
  • 女たちのジハード

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    結婚がすべてではない今に読むと、90年代ごろの結婚観や文化を知ることができて非常におもしろかった。現代ならセクハラ・パワハラになることのオンパレード。しかしこれがその当時の当たり前。

    三者三様ならぬ四者四様と言おうか、主な登場人物となる女性たちの性格はさまざまで、でも共通しているのは誰かを見下しているというか、無自覚に自己評価が高くある点。

    いろいろなことがある中で、女性たちがそれぞれの道を選んでいく様が丁寧に描かれていて、すっきりとした読後感を得られた。

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    2024年04月04日
  • 冬の光

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    人の考え方ってその人それぞれなんだなぁ、と読んでて考えさせられました。

    初めてこの作家さんの本を読んだけど、描写、ストーリー性、心情の書き方、素敵だと思います。他の本も読んでみたい、そう感じました。

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    2024年03月23日
  • 介護のうしろから「がん」が来た!

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    ☆読む前に知っていたこと
    がん=治らない悲観する病の時代ではなくなりつつある。でもだからといって取っておしまいではないし、術後にも厄介なことはたくさん待ち受けている。
    乳がんの経験がある家族がいるので入院の際お金を払えば個室にできる件や治療の選択肢についてはある程度知っていた。
    ☆知らなかったこと
    介護に関しては無知だった。介護によって自分の身体のことは後回しになってしまうこと、施設はどこもいっぱいで簡単に入れないことは知らなかった。

    ※☆は独自の項目です。

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    2024年11月18日
  • 廃院のミカエル

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    ネタバレ

    オカルトと見せかけてサイエンスに持っていく篠田さんが好きだわ〜。ちょっとビビったけど。
    肺炎?からの黴で安心した…ちゃんと原因があってよかったよう(怖がり

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    2024年03月13日
  • ゴサインタン 神の座

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    20代の頃に「女たちのジハード」を夢中になって読みました。それより前の作品だということを読み終わった後に知りました。
    作品に入り込んでしまいあっという間に読んでしまいましたが、30年前から日本は変わったのかなぁ、、、と考えさせられました。
    時代を超えて読み継がれる作品ですね。

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    2024年02月26日
  • 田舎のポルシェ

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    星4.5
    ロードノベル3編からなる。
    わたしと年齢が近いからか、やはり篠田節子は面白い。どの作品も、平凡に終わったりはしないが、奇をてらうようなストーリーではない。続きが気になり、あっという間に読んでしまった。
    若い人でもおもしろいと思ってくれそう。

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    2024年01月30日
  • 田舎のポルシェ

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    「ポルシェ」「ボルボ」「アリア」と、車名を題名にしたロードノベル中編3作。
    『田舎のポルシェ』は、軽トラックで岐阜から東京、そしてまた岐阜へと高速道路や田舎道をひたすら走る話。
    実家で収穫した150キロの米を運ぶため、助力を依頼した主人公翠の前に現れたのは、坊主頭に紫色のツナギを着た巨漢の男。喉元からは金の鎖が。
    この男との千キロのドライブは、台風が接近し、警察の検問には引っ掛かりと、波瀾万丈の展開が。
    他2作も、それぞれ面白く、読者の心を揺さぶる。

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    2024年01月27日
  • 仮想儀礼(下)(新潮文庫)

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    金儲けのために宗教を始めるには、正彦は真っ当過ぎ、矢口はお人好し過ぎたんだろうな。全てを奪い尽くされてそれでも奪ってこようとするものから逃げる、教祖と幹部と信者5人が辿り着いたところとは。圧巻でした。
    作り上げられた宗教は暴走して教祖の正彦の手には負えなくなり、狂信的な信者たちとの逃避行のなかで正彦も呑み込まれてしまう。
    お人好し矢口の最期は凄かった…それを菩薩行、と錯覚してもおかしくない極限状態で正彦は真の宗教家になってしまいました。
    マスゴミか、と思ってたルポライターの安藤がずっと味方なのが唯一の救いです。ほんと、唯一の…だけれど、ジャーナリズムとはこれだ。ビジネスライク増谷も良い人だった

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    2023年12月21日
  • 冬の光

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    これを書いているのが女性だというのが不思議でならない
    不倫の話をここまで男に寄り添った視点で書けるものだろうか

    結局は家族を想って亡くなったという、最後は優しい話でした

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    2023年11月30日
  • 弥勒

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    これほどに重厚感のある小説を書ける作家はそんなにはいないのではないか。
    パキスムという小さな国でのクーデター。クーデターが起こった中、そこに閉じ込められた極限状態の人間から浮かび上がる、人間の愚かさや醜さが重厚感を持って描かれている。人間の心を救済するものは果たして何なのか。
    600ぺージを超える小説でしたが、一気に読み進めることができました。

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    2023年11月21日
  • ドゥルガーの島

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    大手ゼネコンに勤務していた49歳の加茂川一正は、インドネシア出張の折にネピ島という小さな島の海底に聳え立つ仏塔らしきものを発見する。
    一正は遺跡の保護活動を自らの使命とし、日本の考古学者、民俗学者を巻き込んでの遺跡調査に乗り出す。
    ネピ島の殆どを占めるムスリム、開発を最優先する地元の大地主、そして独特の文化を守り続けながらも首狩族などと野蛮人扱いを受けてきた先住民たちは、何故か外部の人間との関わりを受け入れない。
    一正の積極的な性格は良いのだが、ちょっと空気を読めない癖がたまたま功を奏したのか、あっという間に先住民の青年ケワンと知り合い、その一家に溶け込んで調査をするためのベースをネピ島に確保

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    2023年11月01日
  • 田舎のポルシェ

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    どこかでこの装丁を見かけたとき、「田舎のポルシェ」こと、スバルサンバー、に最近乗り始めた自分は思わず手にとらずにはいられなかった…、尤も、自分が乗っているのはこの絵のようなトラックではなくバンタイプではあるが、その小さなクセにせいいっぱいブルンブルンと走り回ってくれる姿にはいずれも変わらないものがあると思う…

    …私自身の個人的なクルマへの思いはさておき汗、この書籍は表題作を含む3編からなる。いずれもクルマを主題としたロードムービー的な小品であり、いずれもどこかハラハラとさせてくれていずれも幸せな結末に至るものである。またいずれの作品の主題たるクルマも、決して高級車ではなく、さりとて欠陥車など

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    2023年10月31日
  • 田舎のポルシェ

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    「混迷する日本社会の今」を背景に「昭和の時代から懸命に生きてきた人たち」と「今の社会は生きづらく先は見えないけれど、少しだけ光明が見えるかもしれない」という微妙な情景を描き出した中編三作を集めた作品集。なかなか読み応えがありました。というか結構重かった。(決してホンワカする、ハラハラ・ドキドキするとかグラグラ感動するといった作品ではありません。でも、読み終えてから、シミジミと社会の有り様について思い巡らす様な作品も良いものです。)

    一作目は表題作「田舎のポルシェ」

    少子高齢化の波がどんどん押し寄せて来る日本。特に地方へ行くと老人ばかりが目立つのは事実です。作品の中では農業の衰退状況が背景に

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    2023年10月22日
  • 夏の災厄

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    既にパンデミックを経験した今読むとまた描写のリアルさに気付いたりする。
    90年代の作、最近のではもうみなくなった、おばちゃんが遠慮なくおばちゃんとして描かれていて、すごく頼もしくどっしりしたベテラン看護師!が魅力的。

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    2023年10月21日
  • 女たちのジハード

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     当初は、" 何なの男も女も" と目くじらを立てたいような・・・、呆れて、ため息が漏れたり・・・。 上手に読者の感情を右へ左へと揺さぶる。 篠田節子さんの小説は、面白い。 上手いなあーとワクワクしなから読んだ。
     そして、物語は二転三転・・・。 だけど、彼女たちの、アレもコレも可愛く見えてくる。 結局のところ、女たちは逞しいのだ。 それぞれの逞しさに魅了され、気が付かぬ間に、ホロリとさせらせている。 ほんとうに、上手い小説だと想う。

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    2023年10月02日
  • 寄り道ビアホール

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    日常のホンワカした出来ごとを柔らかい文体で綴ったエッセイではなく、自分のポリシー(流儀?)や物事の評価に対するクライテリアがキッチリ、しかも嫌味なく織り込まれており、作者の生身の人間としての魅力にあふれた作品だと思う。
    女性が書くエッセイとしては、他の書評の通り若干辛辣(ストレートという意味で)な部分もあるが、よく読めば決してそれは男性的ではなく、成熟し達観した女性の深みを感じる。

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    2023年09月26日