篠田節子のレビュー一覧

  • 介護のうしろから「がん」が来た!

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    誰にでも起こりうる「介護」。
    そして、誰もがなりうる「がん」。
    ということは、当然のことながら、両方が同時に発生することもあり得ます。
    そして、まさに両方が同時に発生した著者によるエッセイ。

    すべてのがんに当てはまるわけではないと思いますが、がんは治る病気になりつつあることを実感しました。
    個人的には、がんになったら、そのまま受け入れよう、と思っていたのですが、この本を読んで、ちょっと考え直してみようと思いました。

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    2020年04月04日
  • 介護のうしろから「がん」が来た!

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     同じ病でも、出来る場所、切除範囲、治療に再建まで、人によってそれぞれ違うものなのだなぁ、と読みながら改めて思った。
    悲壮感もなく、あっけらかんと飄々と語られる状況に、何だか勇気づけられたり、救われるような気持ちになる。
    再建関連の話は、とても参考になった。
    また、介護の話もそう遠くない未来で関わってくる話かもしれず、大変さがよく伝わってきた。

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    2020年03月22日
  • 家鳴り

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    久しぶりにホラー小説でも読んでみようと思った。
    「家鳴り(やなり)」という耳慣れない言葉。この本の5番目の短編のタイトルだ。

    ホラーといっても、悪人の魂が入り込んだ人形が人を殺しまくることもなく、街中にたくさんのゾンビが徘徊するわけだもない。夢の中で殺人鬼に殺される恐怖も、巨大な隕石が地球に衝突する事態もない。
    惰性で7年付き合った恋人のように新鮮味に欠ける言い方だけど、そんな世の中で一番恐ろしいのは結局人間だということなのか。

    読み終わったあとにゾクっとする話あり、ページをめくるたびに息苦しくなる話あり、
    かと思えば、全て無くしたと思われる人生の中で微かな希望を持とうとする意外な結末もあ

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    2019年12月25日
  • 長女たち(新潮文庫)

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    久々の篠田先生。
    うわー自分の数年後を見てるような。
    もし同じ状況になったらどうしようかと、現実をまざまざと感じさせられました。

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    2019年11月01日
  • 女たちのジハード

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    時はバブル崩壊直後。康子・リサ・紗織・紀子・みどりの保険会社OL達の生きざまを描く。メインは康子とリサと紗織の三人の物語で、三人とも迷い、悩み、それでも邁進する姿はたくましい。時にヤクザまがいの男との戦い、時に死体とも対面し...男らしさすら感じる。ありがちな女同士のいざこざが描かれていない所もサバサバしている。惜しむらくは紀子とみどりの描写が極端に少ない。みどりは影が薄すぎるし、紀子は確実に女に嫌われるタイプ。つっこみ所は多々あれど、女性が社会で生きることに勇気をもらえるような、なかなか面白い話だった。

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    2019年08月15日
  • 長女たち(新潮文庫)

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    自分も長女なので見につまされながら読みました。
    長女に限らないかもしれないけれど家族の中でそんな役回りの人っていると思う。
    かなり重たい題材ですが、少しミステリーっぽい仕上げになっているので読み物として面白かった。

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    2019年07月07日
  • 女たちのジハード

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    6月-14。4.0点。
    直木賞。損保会社の一般職女性4人の奮闘を描く。
    結婚やら、夢やら。面白い。吸い込まれるように読んだ。
    さすがの筆力。時代は少し前だからOL像も少し古いが、心理描写が秀逸。

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    2019年06月20日
  • 贋作師

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    この方の作品は何作か積んであり、今作が初の篠田作品。
    絵画の裏方、修復師の女性が主人公の話。
    絵画の知識に乏しく、修復師が何をする人なのかも良く知らなかったけれど、物凄くのめり込んで読んでしまった。
    私は絵心がなく、細かな作業も苦手。
    なので正反対の主人公の行動を読んでいるのが面白かった。

    篠田節子、好きな作家さんになりそうです。

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    2019年04月05日
  • 蒼猫のいる家(新潮文庫)

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    短編集。少し恐ろしくて、かなり皮肉で、そして少し愉快な物語が多いです。さまざまな形で異形のものといえるようなものが登場する点も魅力的。
    お気に入りは「クラウディア」。これが一番笑える物語かも。犬にいいように扱われる主人公の姿は情けなくって滑稽なのだけれど、それも最後には清々しく温かな物語になってしまうのが不思議なような。
    しかし猫派な私としては、やはり表題作「蒼猫のいる家」が気になるところ。こっちの猫はどうも困りもので、可愛いという感じがまーったくないのですが。それでも嫌いにはなれないし。魅力のようなものは感じてしまいます。猫ってそんなものかもね。

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    2019年03月07日
  • 銀婚式(新潮文庫)

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    同年代で損保業界の話もあり、手に取ってみた。
    読み進めるうちに親の介護、看取り、子供の受験といった欠かせないことがあり、我がことを振り返りながら、読み終えました。

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    2018年12月24日
  • コンタクト・ゾーン(下)

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    面白かった!!
    ここでいう「コンタクト・ゾーン」とは異文化接触地点。
    30代後半にさしかかった独身女性3人は、半年に一度の海外旅行で贅沢に遊び買い物をすることでうっぷんを晴らしていた。
    今回の旅行は政情不安定な地、東南アジアのバヤン島。
    内乱に巻き込まれ、ゲリラの手に落ちた島で、彼女たちは生き残れるのか・・・。

    どんな状況でもたくましく、したたかに生き抜く彼女たち。
    ラストの彼女たちの選択に思うところは多々あるが、日本における女性の地位からして仕方ないことかと思う。

    架空の島 バヤン島はバリ島がモデルのようだ。

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    2018年12月15日
  • 夏の災厄

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    ひさびさの篠田さんの小説読んだ。
    予防接種に関する様々な考えを取り込んだお話で、緻密な描写、だんだん広がってしまう不幸、面白かった。
    ありえないけど、ありえそうというところが篠田さんの文章ですね。

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    2018年09月25日
  • 女たちのジハード

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    結婚や仕事、夢といった人生の岐路に立ち、
    幸せを掴もうと奮闘するOLたちの物語。

    東京タラレバ娘の一時代前のような作品。

    女が自分の城を持ち、定年まで勤め上げてなにが悪い。
    男を諦め、1人で生きていくと息巻いた矢先、
    トマトに引き寄せられて、
    仕事も恋も、予想外の実りを見せていく康子

    自分が本当にやりたいことを模索し、
    飛び出したアメリカで新たな夢を見つける沙織

    スペックもルックスも完璧...
    やっと巡り会えた運命の人には、
    未開の地で、どうしても叶えたい夢があった。
    理想の結婚を追い求めた先に、大きな決断を迫られるリサ

    みんなが羨む結婚の裏には、夫の暴力?
    家事能力0、社会適合力0

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    2018年09月04日
  • 夏の災厄

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    看護師である房代が勤めるの夜間診療所に、

    光をまぶしく感じ、花のにおいを感じ、熱に浮かされ、

    痙攣を起こしながら倒れる。。。という患者がやってきた。

    その時は、日本脳炎と診断されたのだが、

    徐々に、同じ症状の患者が増え、死者も増え始める。



    撲滅されたはずの伝染病が、なぜ今頃蔓延するのか?

    疑問を持った房代たちは調査を始め、恐ろしい事実に突き当たる。


    一体、原因は何なのか、なかなか解決しない物語に、

    もどかしさを感じつつも、夢中させてくれる物語でした。



    蚊により、伝染していくというのが、なんだか、現実にありそうで、

    この本を読んでいる数日間は、蚊に神経をとがらせ

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    2018年08月31日
  • コミュニティ

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    6つの不思議な短編。
    「夜のジンファンデル」は大人の切ない恋愛の話。
    それ以外は、ゾワゾワする怖い話。
    「コミュニティ」は人間関係が濃厚な団地の話。一番ゾワゾワしたかな

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    2018年08月10日
  • 長女たち(新潮文庫)

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    すごく濃い話がぎっしり。長女なので、理解できる部分と、親の教育方針で守られてきた部分があると気づく。すごい迫力の一冊。

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    2018年06月17日
  • 聖域

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    以前この著者の本で「仮想儀礼」というのを読んだことがあるが、それも宗教がテーマのお話だった。この本も「宗教」や「信仰」にかかわてくる。かわったテーマでなかなか面白かった。

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    2018年06月03日
  • 死都 ホーラ

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    二人の関係がどう決着するのか見ものだった
    女性の方も死ぬかと思ったがそうではなかったので悲惨さはない

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    2018年05月17日
  • コミュニティ

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    篠田節子 著「コミュニティ」、2009.7発行。短編6話。じわじわっと襲ってきます。怖いです!「永久保存」「コミュニティ」、永く記憶に残りそうです(^-^)

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    2018年04月04日
  • 長女たち(新潮文庫)

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    怖い怖い。

    我が身を振り返ってぞっとした。

    たしかに長女気質ってあると思うし、長女が損なところって多いと思う。(ファンタジー方面に昇華させたのが魔法使いハウルのソフィーだけど。)

    そして、親との関係。恐ろしいなーと思った。

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    2018年03月18日