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温泉もない、名所があるわけでもない、嫁のきてもない。観光客の途絶えた過疎の町、駒木野。青年クラブのメンバーたちは町を再生することで、自らの生き方にも活路を見出そうとするが。地方の現実に直面する人々の愚かしくも愛しい奮闘を描いた胸に迫る長篇。「日本の四次元地帯」として駒木野は再生するのか? (講談社文庫)
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Posted by ブクログ
【要旨】 温泉もない、名所があるわけでもない、嫁のきてもない。 観光客の途絶えた過疎の町、駒木野。 青年クラブのメンバーたちは「ミステリー」と「オカルト」と「ホラー」で町を再生を計る! この「ミステリー」だとか「オカルト」だとか「ホラー」だとかが手が込んでいて、realityがあって面白い面白い。...続きを読む 初めはしぶしぶだった村のお年寄り達も、観光客が徐々に増えていくうちにノッてきて頼んだ事以上の演出だのし始めちゃうところも、マスコミがエスカレートしていくところも面白い。 計画が上向きなら乗るくせに、少し叩かれるとすぐ非難する側に回る。 周りの人が二転三転簡単に趣旨換えしていっちゃうところも篠田さんらしい。 ラストのラストはほとはら的にはいらんかったなぁ~・・・と思うんだけど・・・ でも、それを除けば大満足の1冊!!
これは面白かった。 第一に、女性作家がこの着想で書いたということに、感嘆した。 タイトルにロズウェルって。 こんなの、いつまでも幼稚性を残したアホな男の専売特許の世界のはずなのに。 設定、キャラクターなどに命を吹き込んでまずは読者の心をつかみ、そして途中までは主要登場人物たちの思惑通り事が運んで...続きを読む順風満帆。 しかしある時点で重大な問題が巻き起こって読者はハラハラドキドキ、しかし最後にはなんだかホッとするような大団円…、という、古き佳き邦画や連続ドラマのごとく、正しき起承転結を踏まえたストーリーだが、「そう上手くいくかい」と突っ込みたくなるような、お約束の展開だと分かっていてもまったく飽きさせないプロの筆運び。 重松清氏の「定年ゴジラ」を若干彷彿とさせるような、地に足着いた連作が巧みな文章と相まって非常に読みやすい。 それでいて読み物として面白いだけではなく、月並みだが現在我々が住み暮らす社会について一考する機会を呈してくれる。 特に、観光というものに対する著者の観点は非常に興味深い。 惜しむらくはちょっと平凡極まってしまった感のあるラストシーンだが、それをカヴァーしてあまりある素晴らしい完成度。
おもしかった、この様なニッチな村おこしがバズる可能性はたぶん増えるんだと思う。コロナ渦で都会で密集して暮らすことについて考えた若者もおおいはず。個人的に 四次元地帯には興味がないけど、ミルキーウェイに泊まって満天の星見てみたい
町起こしの話。途中から一気に読める。 青年団とともに一喜一憂しながら、考えさせられるとこも多々あり、読み応えある質の高い小説。 途中、少し中だるみになるぶん☆減らす。
面白かった〜 初めのほうは田舎の頭の固い親父やら寂れた田舎の陰鬱とした描写やらで中々読み進めなかったけど、途中からはスピーディーな展開で一気に読んでしまった こういう物事が上手く展開していく小説って好きだ 最後はどんな結末になるのかと心配しながら読んだが、納得出来るオチが付きつつ、読後感の良い終わ...続きを読むり方になっていた これで村おこしが成功してもカンブリア宮殿は取材に来てはくれないだろうな 笑
寂れた田舎の村が、UFOをでっち上げて村おこしをやろうとする話。 2ちゃんねるでいう膿家的な思考パターンが、篠田節子お得意のコメディ&ちょっと怖いタッチで書かれている。 同じ著者の「仮想儀礼」と合わせて読むと面白いかも。
軽妙な中に結構リアルなんだろうっつー地方のシリアスな状況を織り交ぜてて面白く読めた。鏑木がまんまForgetting Sarah MarshallのRussell Brand。
観光名所がない、温泉もない、ないないずくしの田舎町で起死回生の企みを青年クラブが独自で仕掛ける。UFOや怪奇現象が多発する地域として売り出すというのだから驚いた。 ロズウェルなんか知らないというタイトルが秀逸。
四次元ゾーンを騙った起死回生の村起しプロジェクトYZ!話の展開は同著者の『仮想儀礼』に似ている。最初は軽い気持ちで始めた嘘が雪だるま式に膨らんだ挙句、敢え無く虚構バブルは崩壊。執拗なまでの社会的制裁、再生!但、金儲けの為に新興宗教をでっちあげた前作に比べ、本作は非常に明るいタッチである。作中に頻出す...続きを読むる疑似科学用語や超常現象を知らなくても充分に楽しめるが、元ネタを知っていればさらにニヤリとできる。私は実世界では疑似科学否定論者であるが、小説の素材としては楽しむ主義。そして『ロズウェルならよ~く知っている!』
UFOや超常現象を町おこしに使おうとする青年クラブの面々(実際のメンバーは中年)のドタバタを描いた小説。 著者は市役所勤務の経験もあるそうで、実際ここまではいかなくてもユニークな町おこしをしてるところも日本のどこかにあるんだろう。
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