篠田節子のレビュー一覧

  • ロブスター【電子版特典付き】

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    私も行ってみたい、この世界へ。今も、それに近い生活してるかもしれなけど、巨大なく機械を操作できる充実感。恐ろしく厳しい自然環境だけれど、広大な砂漠、白くけぶるほどの星空。
    今より荒廃した日本なら、尚更、こういうところで最後をむかえたいと思うだろう。
    主人公は、この後どうしたんだろう。

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    2025年02月12日
  • 斎藤家の核弾頭

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    篠田さんの新刊と思って、手にしたこちら。読み始めてみると、なんだか違和感があって、調べてみると、なんと!1997年の作品。

    舞台は、2075年の東京。
    SFですよね。すごい世界。これを1997年に書いているのがスゴイ!衝撃的な作品。

    人々はランク付けされ、住む場所も子供の数も決められてる。
    斎藤さんは特Aランクの男。奥さんは・・・、悲惨だなぁ。
    ワタシはもっと下ランクの男と結婚して自由に生きたいわ。
    今って、すごい少子化が問題になっているけれど、結局少子化を解消して子供を増やすには、家長制度復活や母親の犠牲しかないのだろうか。

    魅力的なキャラ巨大児 小夜子。最後は悲しい。
    義母が活き活き

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    2025年02月10日
  • 冬の光

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    家族は大事に思いつつ、自分の人生を生きる。はたから見れば好き勝手に精力的で良い人生を送っているのに、近距離で感じてみると切ない。

    娘(次女)が父の足跡を追いかけてみて、父の生き方を娘なりに飲み込めたのも良かったと思います。

    事実の認識は全て合っている訳ではなくて良い感じにずれていて。けど、残された側にはポジティブさが印象に残るラストで。

    ある意味で複雑だけど、すっと読めるストーリーでした。

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    2025年02月04日
  • 夏の災厄

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    じわじわ広がっていく患者と、不安にかられて引きこもる住民の様子がコロナ禍を思い出させた。
    なんだかやる気のなさそうな役場職員が、本当にいそうなキャラでリアルだったけど、これだけ死者が出てもなかなか国レベルでは騒がれなくて、町の問題みたいになっているのがちょっとひっかかったかな。

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    2025年01月12日
  • 四つの白昼夢

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    4つのちょっと不思議なストーリーから成り立つ。コロナ禍に書かれたと思われるのがいくつかあった。先日読んだ絹の変容を思い出す多肉。最後の遺影はまさかのエピソードで驚いた。

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    2025年01月11日
  • 女たちのジハード

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    時代の古さを感じる場面も多いけど、女たちが逞しく自分を見つけていくのが爽快だった。
    結婚とは…と改めて考えさせられたかな。
    紀子にイライラしながら読んだ笑

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    2024年12月20日
  • 聖域

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    『聖域』 八世紀終わり頃の東北、陸奥国を舞台に、天台宗の若き僧侶慈明が幾多の苦難の果てに魑魅魍魎と相対する。その得体の知れない魅力を持つ未完原稿を中心に、新興宗教の持つ危うさ、胡散臭さを暴き出される。『場所ふさぎ』として扱われるイタコの卵たちの世界。とてもとても色々考えさせる小説。よくこんな色々要素をミステリ仕立てに出来るものだと感心する。

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    2024年12月04日
  • 百年の恋

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    バリバリのキャリアウーマンと結婚することになった3低(低収入・低身長・ブス)男子。そんなことあるかなぁというツッコミ処はあるが、本当にあったら面白いなと思える。育メン日記はリアル男子のリアル日記を参考にしたとあってリアル。

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    2024年11月10日
  • 冬の光

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    ネタバレ

    紘子の考え方は決して間違ってはいない。ダメなものはダメで、ダメなことから目を背けずどんな立場の人にでも構わず正論を突きつける。ただ、私も最近感じているのだが、正論を突きつけることが果たして正しいことなのだろうか。思ったことがあっても、建前上関係を崩さないためにも正論を言わない、ニコニコと同意をして、自分の本心を隠してごまをすって生きていく人こそ、この世の中ではある意味正解であるように感じる。「能ある鷹は爪を隠す」という言葉があるように、本当に頭がいい人こそそうやって生きている気がする。しかし、紘子のような人に助けられ、支えられた人もいる。どんなに価値観が偏っていても、どこかで味方になってくれる

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    2024年10月19日
  • 四つの白昼夢

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    久しぶりに篠田作品を読んだ
    日常に起こりそうな
    不思議なストーリー
    引っ越したお気に入りの一軒家で
    不思議な音が聞こえる
    なんと 隣のオタクの男性が
    育てる亀だったワシントン条約違反のチチュウカイコハクガメ
    人間に懐いている 
    動物園には相談したくない
    結果的にはそのままになるが
    その人間模様が面白い

    他の作品も日常に起こりそうな
    出来事で考えさせられる作品
    離婚しピアノ奏者と再婚した男

    コロナ禍で経営がうまくいかず
    もらったサボテンに夢中になり
    最後はサボテンに食べられる男

    認知症の母と一緒に写っていた男性は
    猿だったのではないかという推測

    あっと言う間に読んでしまった




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    2024年10月16日
  • 百年の恋

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    百年の恋が冷めたライター岸田真一の結婚物語である。3才年上の容姿端麗なスーパーエリート梨香子に恋して結婚したものの…
    途中からはさまれる「子育て日記」が面白い、と思ったら、ある作家仲間の育児日記そのものらしい。
    彼、青山智樹さんの作品も読んでみたい。

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    2024年09月19日
  • 四つの白昼夢

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     コロナ禍の始まりから、終焉にかけての日本を舞台とした日常生活に見え隠れする別世界を描き出した4つの作品集

     屋根裏の散歩者

     妻をめとらば才たけて

     多肉

     遺影

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    2024年09月06日
  • 長女たち(新潮文庫)

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    3人の長女たちの物語。
    帯にある「当てにするための長女と、慈しむための他の兄弟。それでも親の呪縛から逃れられない」
    というフレーズが心に染みる。
    今現在、老いた母の面倒をみながら葛藤を抱える自分を振り返り、あんな気持ちになるのは自分だけではないんだと安心する。
    そして、自分はそんな母親にはなりたくない。

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    2024年08月24日
  • 四つの白昼夢

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    ネタバレ

    白昼夢というより真夏の心温まるホラー短編。屋根裏の亀と猿の話、なんだか切ない。アガベは、後から怖くなる。

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    2024年08月11日
  • 田舎のポルシェ

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    車にまつわる3作品。篠田さんの描く女性って頼もしいよな…って再確認した。
    軽トラ、ボルボにロケバス。取材で全部体験したらしいけどアクティブすぎないか!?
    安易に恋愛関係に陥らない男女が大好物です。

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    2024年07月23日
  • 四つの白昼夢

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    ホラーとファンタジーが無理なく日常に混じって練り上げられている。
    他人から見たらホラーでも、本人にとっては、現実からの幸せな解放だったかもしれず、
    あんな人とは釣り合わない、うまく行ってないに違いないと外野は勝手に思い込んでいるが、ちょっとやっかみが入っていないか、とか。
    ほんとうはしあわせなおはなし。

    『屋根裏の散歩者』
    すぐに連想するのは、江戸川乱歩の同名の小説。
    ボタニカル系の人気イラストレーター祥子は、生活の拠点を自然の中にある郊外の借家に移す。
    庭に自然の植物が繁り、ナチュラル嗜好の祥子の趣味にぴったり。
    ところが夜中に天井裏から、ずるずると何かを引きずる音や、ズシン、という響き。

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    2024年07月23日
  • 四つの白昼夢

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    「屋根裏の散歩者」
    「妻をめとらば才たけて」
    「多肉」
    「遺影」
    四話収録の短編集。

    どの物語も死の空気を纏いつつ、可笑しみと恐怖を感じさせてくれた。

    30代の夫婦が移り住んだ理想の家。
    しかし天井からは、ずるずると何かを引きずるような異音が聞こえて来る。
    その正体はまさかの…。
    確かに『屋根裏の散歩者』だ。

    最もインパクトがあったのは『多肉』。
    多肉植物「アガベ」に魅せられた故に、仕事も家庭も失い堕ちていく男。
    一度は復活の兆しを見せるも、衝撃のラストが待ち構える。
    これはまさにホラー。

    コロナ禍を背景に静謐な筆致で綴られた一冊。

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    2024年07月20日
  • ゴサインタン 神の座

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    知っている田舎の状況と重なって、途中は重苦しい気持ちになりながら最後まであっという間に読み終えた。
    社会も生活もガラリと変わっているのに、輝和の抱える閉塞感が2024年の今にも通じていると感じるのはなぜだろうか…。
    『弥勒』『家鳴り』など他の作品群も読みたい。

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    2024年07月17日
  • 女たちのジハード

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    お気に入りの作品!5人のOLが人生を切り開いてく。特にカッコよくて好きなのが康子。「やればできるのよ。いつも辛いことばかり思い出して後ろ向きに生きてちゃだめ。理由なんてどうだっていい。今やってることを一つ一つカタをつけて実績作っていかなくちゃ」

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    2024年07月06日
  • 夏の災厄

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    刊行されたのは、1995年ということだが、今はいくらか落ち着いた現代のコロナ渦の勃興期を思わせるような作品。
    作家の想像力の凄さを感じさせる。
    埼玉県の郊外の街で、住民が次々に病魔に襲われる。
    日本脳炎と診断されるが、撲滅したはずの伝染病が何故?
    感染イコール発病、ウイルスが体内に入ったら必ず発病してしまうという事態に、異変を気づいた保健センターの職員やベテランの看護師、診療所の医師たちが真相に迫るべく行動を起こすが、彼らはけっしてヒーロー的な活躍をするわけではない。
    次第に無害化するのがウイルスの特徴なのに、このウイルスは進化の仕方がおかしいと、ますます悲惨な状況に。
    隔離、封じ込め、さらに

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    2024年06月30日