Posted by ブクログ
2017年08月28日
日本の輸入会社で働いていた美貴は、男女関係のトラブルでレバノンに飛ばされ、何とかビジネスをモノにしようとするも内戦でベイルートから脱出、アテネに逃げ込んだ。そんな中たまたま巡り合った白い蜂蜜をビジネスチャンスにできないかと生産地の村を訪れた美貴だったが、廃院となったメサポタモス修道院の壁に描かれたミ...続きを読むカエルの絵を見てからというもの、不思議な現象が起こり始めるー。
冬のギリシャの鬱屈とした感じの中に閉じ込められそうになるけど、出てくるギリシャ人がみんなすごくギリシャ的にいい人たちでほっこりする。アトス山については村上春樹の雨天炎天で読んでいたので、より想像ができて良かった。