あらすじ
食品輸入会社の現地職員としてアテネで働く美貴は、仕事で訪れたとある村で廃院となった修道院を見つける。その宿坊の壁に描かれた大天使ミカエルを目にして以降、彼女の周りでは次々と不可思議な現象が起こる。無人の聖堂で不意に聞こえる祈りの声、相次ぐ村人の死、積み重なる家畜の死骸。全ては神の仕業か悪魔のいたずらか。異国の地を舞台に繰り広げられるサスペンス長編。
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Posted by ブクログ
オカルトと見せかけてサイエンスに持っていく篠田さんが好きだわ〜。ちょっとビビったけど。
肺炎?からの黴で安心した…ちゃんと原因があってよかったよう(怖がり
Posted by ブクログ
日本の輸入会社で働いていた美貴は、男女関係のトラブルでレバノンに飛ばされ、何とかビジネスをモノにしようとするも内戦でベイルートから脱出、アテネに逃げ込んだ。そんな中たまたま巡り合った白い蜂蜜をビジネスチャンスにできないかと生産地の村を訪れた美貴だったが、廃院となったメサポタモス修道院の壁に描かれたミカエルの絵を見てからというもの、不思議な現象が起こり始めるー。
冬のギリシャの鬱屈とした感じの中に閉じ込められそうになるけど、出てくるギリシャ人がみんなすごくギリシャ的にいい人たちでほっこりする。アトス山については村上春樹の雨天炎天で読んでいたので、より想像ができて良かった。
Posted by ブクログ
なかなか読み進めることができなかった。
ボリューム、世界観。
自分が着地するのに時間がかかって。
いかん。
感受性が緩んでる。
最後はゾクゾクと。
Posted by ブクログ
苦手な海外の宗教ものを、また選んでしまった…
もっと軽めのものかと思っていたら、そうでもなくて、読むの時間かかってしまった。
ミステリーといっても誰かが、亡くなりはするけど殺されはしない。
かといってオカルト一色でもなく、なんというか、強い印象なく終わってしまった。
ただギリシャの宗教に触れるのは初めてだったので、そこは新鮮でした。
勢いよく、一気に読んだほうがいいかもしれない。