肖像彫刻家(新潮文庫)

肖像彫刻家(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

4.2

芸術家の道を諦めた中年バツイチの正道。心機一転、八ケ岳山麓に移住するが、本場イタリア仕込みの腕を振るった女神像は、あらぬ場所に置かれてしまう。それでも注文には心を込めリアルな彫像を造った。だが耳を疑うことが起きた。喋るというのだ、肖像が……。古刹の訳あり仕事から、亡き両親の像、大胆な裸体彫刻まで、珍現象が巻きおこす人間模様をからりとしたユーモアで笑い飛ばす傑作。(解説・鵜飼哲夫)

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肖像彫刻家(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても面白い!すっかり篠田ファンになりました。解説で、篠田さんがいま注目の作家という話をしていた時に、宇能鴻一郎をあげていた、という挿話が載っていて、さらに好きになってしまったw

    0
    2022年06月25日

    Posted by ブクログ

    好きな作家さんでしたので、構えずに読みはじめました。
    面白い! 主人公が魅力的です。オットにはしたくないけど、友達になりたいなぁ。

    0
    2023年07月07日

    Posted by ブクログ

    「生きているような、魂がこもった彫刻」を作れる彫刻家のとほほな体験談。

    「魂がこもった」というのが比喩的なものではなくて。生きていた時よりもリアルに心の裏側までも語り出す。
    50代の彫刻家のそれまでのアーティスト人生や家族との関係がとてもリアル。

    篠田節子さんの小説は大作が好きで今まで読んできた

    0
    2022年09月09日

    Posted by ブクログ

    もうひと波乱、何かが起きることを期待したまま終わってしまった焦れったさが、「後を引く面白さ」とか「余韻」とかいうものなんだろうと思う。

    レオニダスとニケも、田んぼの中できっと何やら呟いているに違いない。

    0
    2022年07月13日

    Posted by ブクログ

    主人公の高山正道は、イタリアで著名な彫刻家の下で長年修行し、実績を積んで帰国したにも関わらず、日本では全くもって仕事の見通しが立たず、怖い姉から「オラッ!あんたは何してんのよ!」と叱責されっぱなしの情けない生活を続けていた。正道は素直でお人好しなのだが、世間に疎過ぎるのが欠点。そんな正道が忍びなかっ

    0
    2022年06月28日

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