篠田節子のレビュー一覧

  • カノン

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    ブクオフ100円。タイトルと本の厚さにひかれて購入。ちょっと眠かったとかそういうことが影響してるのかもしれないけど、何だか、世界に入り込んだような気がする。[08/05/09]

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    2009年10月04日
  • 秋の花火

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    なんだか、ちょっと寂しい感じのタイトルです。

    作者の本は、いくつか読んだことがあるのですが、人物に対する細かい描写が気に入ってます。

    そしてわざとらしい感じでない、もの悲しさ、人生の悲哀、ちょっとした感情の動きなど… 絶妙です。

    年をとるということって、いろいろ辛いな…と思います。

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    2009年10月04日
  • ハルモニア

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     サヴァン症候群(自閉的知的障害者に多く見られる、ある能力だけが突出して優れている)の女性を主人公とした作品。

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    2009年10月04日
  • 寄り道ビアホール

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    篠田節子さんエッセイ朝日新聞家庭欄に連載されたものずっと前に読んだので今回パラパラとめくってみた。最近篠田節子さんのものを読んでないけどやっぱりこの人、好きだな〜って改めて思った。また読んでみよ!!

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    2011年07月21日
  • 死神

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    世の中って、キビしいよなあ・・この小説を読んでつくづくそう思った。

    「ケースワーカー」とは、福祉事務所において生活保護を受けている人に対して、様々な働きかけをする職員のことを呼ぶそうだ。

    この小説の舞台は新宿に近い「稲荷町」という町の福祉事務所。

    そして8つの短編に、この福祉事務所に勤めているケースワーカーがそれぞれ登場する。



    ドメスティックバイオレンス、幼児虐待、アルコール依存症に精神分裂症...

    ケースには様々な事情がある。それを理解して、この仕事を貫いていく精神は並大抵のことではない。

    しかし同情するだけでは仕事にならない。

    社会的弱者たるケースに福祉の手を差し伸べるこ

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    2009年10月04日
  • 百年の恋

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    冴えない男性と、スーパーエリート女性の結婚生活のどたばたなお話し。
    両方にイライラさせられながらも、ラストイイ感じでとっても読みやすかったです。

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    2009年10月04日
  • 百年の恋

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    人もうらやむ美人キャリア妻と結婚し、家事育児に翻弄される売れない翻訳家。
    男性目線で語られる育児記録が盛り込まれた篠田節子のコメディ。
    男性には恐怖を。女性には少しの笑いを。

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    2009年10月04日
  • カノン

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    ネタバレ

    新規購入ではなく、積読状態のもの。恐らく1999年4月に購入。
    2019/1/9〜1/13

    積みも積んだり19年ものの積読本。音楽や芸術に打ち込む、というのは残酷なことだなぁ。購入した当時は趣味ではなかった登山関係の描写もあり、積んで良かったのかもしれない。奥穂高は行ったことがあるが、あの稜線で雷に遭うなんて、想像もしたくない。

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    2018年01月22日
  • 神鳥(イビス)

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    篠田節子の作品から1冊選ぶとするとこれ。弥勒とかゴサインタンとか重厚な作品もいいけど、この短い作品に一番引き込まれた。そして怖かった。

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    2009年10月04日
  • 神鳥(イビス)

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    とにかく怖い。
    本を読んで震えるくらい怖いのはいつぶりかわからないくらい。読み終えた後も恐怖は終わらない。解決してない気もするが、たまにはこういう結末もあって良いのかも。

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    2009年10月04日
  • ハルモニア

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    この作品を読んでから、チェロの音が好きになった・・・。
    しかし、超人的な才能は、やはり社会に適合するための何かを犠牲にしないと持ち得ないものなのか。そして、そうやって持つことのできた才能でも、他をコピーすることだけに長けていたり、音を聞き分けることだけに長けていたり、と極端に偏っていたりする。
    私自身、子供の頃には音楽的才能があるとまわりにもてはやされ、ハタチ過ぎればただの人。それなりに自分の得意なこと不得意なこともわかり、才能の限界と挫折をイヤというほど味わった。
    そのせいかこの作品は、「怖かった」「面白かった」というより、「せつなかった」。

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    2009年10月04日
  • 神鳥(イビス)

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    「絶滅した種の怨念」を人間が芸術として表現する・・・。そのためには健全な肉体と正常な精神を犠牲にしてまで。
    生きとし生けるもの、すべてには「種の保存」という本能がある。それを他の力で押さえつけられ滅ぼされたとき、すさまじい怨念が残っても不思議はないかもしれない。だとしたら、今の地球上にはどれだけの怨念が渦巻いているんだろう・・・と背筋が寒くなった。

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    2009年10月04日
  • 贋作師

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    絵画の贋作をめぐるサスペンスとして、じゅうぶん面白いのですが、それだけでなく登場人物が抱える自分の才能への期待・挑戦・挫折などが心に響きました。

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    2009年10月04日
  • 贋作師

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    あいかわらず。一日で一気に読み終えた。ただ犯人に語らせすぎ。まぁ、その人生が大切で、解き明かし方はどうでもいいのかもしれないけど。後半はいまいち。前半はいつも通り激しかった。のでまぁいいか。

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    2009年10月04日
  • 冬の光

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    ネタバレ

    お遍路を終えた父親が水死体で見つかったという衝撃的な出来事から物語が始まる。

    人と人の感情のすれ違いが多く残念な関係ばかり。

    碧が父が通った道のりを想いを馳せながら周り、父の人柄が垣間見えたりして、最終的には少し暖かい気持ちになりかけたが、やっぱり父親はダメ男すぎだ。

    健気にサポートする奥さんとは別に、(都度間が開いてるとはいえ)20年もの間ずっと好きな人がいて、都合良く不倫して、しまいにはお遍路で行きずりの女性と致してしまうなんて、、、最低野郎!

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    2025年12月09日
  • 青の純度

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    イルカと海の絵で、バブル時代に人気のあったラッセンの絵を思い出した
    人の価値観は、人それぞれ違う
    富裕だけが幸せでは無い
    画家として決して有名にならなくても、自分の絵を好きだと思ってくれて飾ってもらえるだけで幸せだと思える
    そんな人生もあってもいいと思う

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    2025年12月01日
  • 絹の変容

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    魔改造された蚕が八王子を地獄に塗り替えて行くパニックホラーSF。蚕版ヒッチコック。
    それぞれの私欲を満たそうとする三馬鹿のうち主人公がとにかく癪に障るアホで、こいつが破滅するためなら我が町八王子を捧げますと言う気持ちで読み進めたが残念ながら生存。八王子は犠牲になったのだ。

    200pと言う少ないページ数のため駆け足気味で掘り下げが少ないものの、逆にそれが事態の悪化して行くスピード感や焦燥感を引き立たせて良い塩梅となっていた。高い表現力で描かれる蚕の蠢きはかなりグロテスクなので虫嫌いが読み終えるのは困難を極めると思う。

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    2025年11月17日
  • ロブスター【電子版特典付き】

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    未来の世界と異国の物語り。過酷さと自由って比例するのか。一部の人の生き方で全世界を俯瞰することはできないけど、やっぱり今をどうするか、その都度最適な判断は何か、と考えながら生きていくしかない。

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    2025年11月17日
  • 本からはじまる物語

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    好きな恩田陸さんが入っていたので思わず読んでみた。短いながらほっこりする感じのものが多くてよかった。

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    2025年11月13日
  • 女たちのジハード

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    ネタバレ

    損保会社に勤める5人の女性社員のお話。

    紀子にはずっとイライラさせられたけど、あとがき読んで男性にはこういうタイプが人気なんだと知って驚いた。時代ですかねぇ?

    競売は危険だとか、翻訳の仕事で食べていけるのはほんの一握りだとか、商売の難しさとか、そういった「今の自分の生活とは縁の無いこと」の裏側を、かなり知ることができたので、そういった点でもさすが直木賞作品だなと感じた。
    ラストは少々駆け足気味な感じはしたけれど、色んな面で知識を得ることができたし、全体的には面白かったので読んで良かった。

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    2025年11月12日