篠田節子のレビュー一覧
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これはホラーか福音か?
640ページの厚い一冊で手に取るのを若干躊躇しましたが、読み始めればスルスルと進みます。
稀代の悪女と聖女の物語ですが、評判と実像は全然違う、という展開を想像していたので、何、そのまんまだったの?と、ちょっぴり肩透かしな感じで終わってしまった。Posted by ブクログ -
何度も頽れそうになりながら読み終えました。
面白いけど長かった…
篠田さんらしく、一筋縄ではいかない物語運びで、ハッピーエンドとはならないまでもさきに進んでいく道筋を示しての終わり方に納得しました。Posted by ブクログ -
篠原さん、お得意の島の古代遺跡でハフハフしながら読んだが、主人公があまりにも…だったり、突然イスラム過激派が出てきたりと、後半迷走して終わってしまった。らしくない。残念。「差別や迫害から逃れるために自らの出自を否定せざるを得ない人たち」悲しすぎる。Posted by ブクログ
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内容は極めて真面目なんだけど、主人公が楽観的なのでなんだかコミカルな印象に。
実際にはない島のフィクションだけど、臨場感があったので、なんかリアルだった。Posted by ブクログ -
篠田節子待望の長編新作は、お得意の東南アジア社会派冒険ロマン!
ワクワクして読み始めたがダラダラの展開にテンションが下がる。今までと毛色の違う能天気キャラが主人公のせいだろうか。Posted by ブクログ -
話が長過ぎる。そのなかでテーマが少しづつ変わっていく。
これを書く作者のエネルギーに驚かされる。
後半は、飛ばし読みになってしまった。
この小説のように世界は恐ろしいものになっていくのか?世界の過去に恐ろしいものがあったと作者はこれだけいっているのだから世界の将来もおなじになるのか。Posted by ブクログ -
どのような、結末に持っていくのか、全くイメージがつかないまま、読み進めていったけど、最後はこんな感じにするのか(というか、これしかないか?!)という終わり方。
やはり、面白くて、あっという間でした。Posted by ブクログ -
18人の作家による本にまつわるアンソロジー。
市川拓司さん「さよならのかわりに」が面白かった。梨木香歩さん「本棚にならぶ」は勝手なイメージでほんわかした話かと思ったらなかなかに怖かった。どの作家さんの話からも本好きな気持ちが溢れ出ているように感じた。Posted by ブクログ -
前半あたりまでは徐々に岬の謎が分かってくる感じが面白く読み進められたが、終盤はダレた。編集者が聞き取っていく過去の証言には紙幅を使いすぎだと思う。読まされ感あり。設定と導入部が面白かっただけにもったいない。Posted by ブクログ