篠田節子のレビュー一覧
-
上巻と同じ熱量をキープしたままフィニッシュ。
強いて言うならもうひと盛り上がりあるとなおよかった。
ただ最後まで面白く読めた。
外国人がインドで商売するのってすごく困難。
藤岡さんもインディジョーンズ的な大冒険をしたわけだが普通なら懲りてもう行かないよね。
慈悲深くもあり、冷酷でもあるロサの運命が...続きを読むPosted by ブクログ -
騙す方じゃなく騙される方が悪い…ハッタリや嘘は当たり前のインド人いてのビジネス。
タフじゃないとやってけない、かけひきたっぷり展開が面白い。
加えてインド社会の闇も垣間見える。
読み応えがかなりある。そして、妖しい魅力を放つ少女娼婦ロサ。彼女の正体が気になる。Posted by ブクログ -
主人公がころころ変わって、途中まではなんの話なのかよくわからず、その北海道の岬に何かあるということ、後半はその岬の事を調査していくのだが、設定や描写がしっかりしていて、ただし過ぎていて
解説感が強かったように感じた。
話は壮大で、内容は面白いと感じた。しかし、ちょっと読みにくかった。Posted by ブクログ -
非常に篠田節子さんらしい話で、特に中盤までの流れは本当に素晴らしく面白かった。このまま『仮想儀礼』のような展開になるのかな⁇…と思いきや…。
後半は近未来に於ける近隣諸国との問題、先住民族との問題などなどいろいろ登場して、なんだか最初のワクワク感が私の中ではかなり低下してしまった。
Posted by ブクログ -
割と冒頭の方であっさりと遺体の正体が分かり、そこから本当のテーマに入っていく。退屈はしないけれど全体的にやや冗長に感じた。
主人公や優紀の人物像があまり浮かび上がってこなくて、一番人間らしくて印象深かった登場人物は長島だった。Posted by ブクログ -
組織化されるまでの経過は、もうギャグ小説かと思うほど、桐生の信者へのツッコミが面白い。
言葉にしている内容と心の声が真逆で、嫌々相談に乗ってる感じにニヤけてしまった。
大きな組織となっていくと、怪しい人達(自分たちもだけどw)が周りに増えてきて、物語がどう着地するのか先が楽しみ。
やはりこの方...続きを読むPosted by ブクログ