篠田節子のレビュー一覧

  • 神鳥(イビス)

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    とにかく怖い。
    本を読んで震えるくらい怖いのはいつぶりかわからないくらい。読み終えた後も恐怖は終わらない。解決してない気もするが、たまにはこういう結末もあって良いのかも。

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    2009年10月04日
  • ハルモニア

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    この作品を読んでから、チェロの音が好きになった・・・。
    しかし、超人的な才能は、やはり社会に適合するための何かを犠牲にしないと持ち得ないものなのか。そして、そうやって持つことのできた才能でも、他をコピーすることだけに長けていたり、音を聞き分けることだけに長けていたり、と極端に偏っていたりする。
    私自身、子供の頃には音楽的才能があるとまわりにもてはやされ、ハタチ過ぎればただの人。それなりに自分の得意なこと不得意なこともわかり、才能の限界と挫折をイヤというほど味わった。
    そのせいかこの作品は、「怖かった」「面白かった」というより、「せつなかった」。

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    2009年10月04日
  • 贋作師

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    絵画の贋作をめぐるサスペンスとして、じゅうぶん面白いのですが、それだけでなく登場人物が抱える自分の才能への期待・挑戦・挫折などが心に響きました。

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    2009年10月04日
  • 贋作師

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    あいかわらず。一日で一気に読み終えた。ただ犯人に語らせすぎ。まぁ、その人生が大切で、解き明かし方はどうでもいいのかもしれないけど。後半はいまいち。前半はいつも通り激しかった。のでまぁいいか。

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    2009年10月04日
  • 青の純度

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    バリキャリ編集者の有沢真由子がバブル時代に一世を風靡した海を描いた絵画の謎を追うお話

    海、アロハシャツ、ダイビング、マーメイド、日系移民、老人…ハワイの雄大な景色が脳裏に浮かんでくる(行ったことないけど)

    自分で何かを選ぶとき
    価値の有る無しよりももっと大事なことがあるんじゃないだろうか
    それは好きか好きじゃないかなんじゃないか

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    2026年02月12日
  • 青の純度

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    ラッセンをモデルにしたと思われる架空のヴァレーズという画家にまつわる物語。
    ヴァレーズ本人に会いにハワイまで飛んだがヴァレーズには会えず、きな臭い話が次々と出てくる。美術を題材にしたミステリーでおもしろかった。

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    2026年02月11日
  • 青の純度

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    かつて自分が、いわゆるデート商法に引っかかりそうになったことを思い出しました…。←
    バブルがはじけたあの頃、アート作品が法外な値段で売られ、社会問題になった記憶があります。
    本書はラッセンファンには怒られそうな内容ですが…。とにかくミレの強烈なキャラはスピンオフを出してほしいくらいでした。

    ―――
    ※デート商法未遂事件に興味のある奇特な方は〈再読記録〉へどうぞ →→→



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    2026年02月08日
  • 青の純度

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    ブルーファンタジアを描く画家ヴァレーズを追って画集の企画編集に携わる有沢真由子はハワイへ自費で赴き真実を突き止める。真実を隠したい人たちとの命懸けのやり取りにハラハラする場面も。芸術を、一つの絵を見て、素直な気持ちで感動を得られたらと願わずにはいられません。

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    2026年02月03日
  • ドゥルガーの島

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    新年の初読書。
    篠田さんの得意なフィールドで、一気に読めたが、物語性の不足が残念だった。知識の披見に終始したというか……読んだ!という満足感は薄い。

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    2026年01月14日
  • セカンドチャンス

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    年々、人付き合いに疲れを感じるようになっている私には主人公の人間関係が広がっていく様に羨ましいような…でも実際には疲れてしまうよな…の
    気持ちで読みました。

    新しい事を始めるのはその趣味の内容、場所、人、全てが初めましてだから、歳を重ねてからチャレンジするのは少し勇気が必要かなと思う。
    でも10年後20年後そんな人間でいたい。

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    2026年01月10日
  • 冬の光

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    ネタバレ

    お遍路を終えた父親が水死体で見つかったという衝撃的な出来事から物語が始まる。

    人と人の感情のすれ違いが多く残念な関係ばかり。

    碧が父が通った道のりを想いを馳せながら周り、父の人柄が垣間見えたりして、最終的には少し暖かい気持ちになりかけたが、やっぱり父親はダメ男すぎだ。

    健気にサポートする奥さんとは別に、(都度間が開いてるとはいえ)20年もの間ずっと好きな人がいて、都合良く不倫して、しまいにはお遍路で行きずりの女性と致してしまうなんて、、、最低野郎!

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    2025年12月09日
  • 青の純度

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    イルカと海の絵で、バブル時代に人気のあったラッセンの絵を思い出した
    人の価値観は、人それぞれ違う
    富裕だけが幸せでは無い
    画家として決して有名にならなくても、自分の絵を好きだと思ってくれて飾ってもらえるだけで幸せだと思える
    そんな人生もあってもいいと思う

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    2025年12月01日
  • 絹の変容

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    魔改造された蚕が八王子を地獄に塗り替えて行くパニックホラーSF。蚕版ヒッチコック。
    それぞれの私欲を満たそうとする三馬鹿のうち主人公がとにかく癪に障るアホで、こいつが破滅するためなら我が町八王子を捧げますと言う気持ちで読み進めたが残念ながら生存。八王子は犠牲になったのだ。

    200pと言う少ないページ数のため駆け足気味で掘り下げが少ないものの、逆にそれが事態の悪化して行くスピード感や焦燥感を引き立たせて良い塩梅となっていた。高い表現力で描かれる蚕の蠢きはかなりグロテスクなので虫嫌いが読み終えるのは困難を極めると思う。

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    2025年11月17日
  • ロブスター【電子版特典付き】

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    未来の世界と異国の物語り。過酷さと自由って比例するのか。一部の人の生き方で全世界を俯瞰することはできないけど、やっぱり今をどうするか、その都度最適な判断は何か、と考えながら生きていくしかない。

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    2025年11月17日
  • 本からはじまる物語

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    好きな恩田陸さんが入っていたので思わず読んでみた。短いながらほっこりする感じのものが多くてよかった。

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    2025年11月13日
  • 女たちのジハード

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    ネタバレ

    損保会社に勤める5人の女性社員のお話。

    紀子にはずっとイライラさせられたけど、あとがき読んで男性にはこういうタイプが人気なんだと知って驚いた。時代ですかねぇ?

    競売は危険だとか、翻訳の仕事で食べていけるのはほんの一握りだとか、商売の難しさとか、そういった「今の自分の生活とは縁の無いこと」の裏側を、かなり知ることができたので、そういった点でもさすが直木賞作品だなと感じた。
    ラストは少々駆け足気味な感じはしたけれど、色んな面で知識を得ることができたし、全体的には面白かったので読んで良かった。

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    2025年11月12日
  • 青の純度

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    私は作者の小説を読むのは初めてだと思う。かつての作品『女たちのジハード(聖戦)』で受賞歴があるとの事だ。

    ところでこの作品は、あの時代(1990年代)を生きた者なら、誰もが知っている、そして、そのある意味不明瞭な?販売方法?で、その後全く取り上げられなくなったハワイ在住とされた画家、クリスチャン・リース・ラッセン、を題材とした作品の様である。もちろん作中ではそのような事には一切触れていないが、誰もが(あの時代を生きた者なら)その作品の売られ方、を含めた存在を思い浮かべながら、読み進めることができるであろう。

    そもそもミステリー仕立てであるようだ、主人公はある意味男らしい、女性編集者、彼女が

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    2025年11月08日
  • 青の純度

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    海やイルカなどのマリンアートの絵で
    1990年代に一大ブームを巻き起こした
    画家ヴァレーズ。ヴァレーズに関する
    本を書くため、編集者の有沢真由子が
    ハワイに取材に行き、その中で意外な
    事実を知る事になる‥というストーリー。

    物語は面白いといえば面白いのだが、
    前半はやや退屈。後半から徐々に面白く
    なっていく。新倉海玲(ヴァレーズの妻)の
    悪役っぷりがなかなか面白い。

    クリスチャン・ラッセンを思わせる画家、
    ヴァレーズ。著者の篠田さんが、ラッセンの
    モデル小説ではないと述べているらしいが、
    他の方も言われるように、どうみても、
    クリスチャン・ラッセンの絵が頭に浮かん
    できてしかたがなかった(

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    2025年11月04日
  • 青の純度

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    海中の絵、バブル以降流行ったんですよね。
    誘いを断れず展示を見に行った方が何時間も別室で拘束された悪徳商法の手口も聞いた事ありました。
    そんな絶妙にリアルとノーリアルな話をベースに、物語はぐいぐい進んでいきました。
    久しぶりに読んだけれども、ストーリー展開といい、主人公の女性の強さといい、篠田先生さすが、と思いました。

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    2025年11月03日
  • 冬の光

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    家族が大事であるのには変わりないけど、忘れられない大事な人がいるのもまた人生だなと思っているのでわからんこともないのだが、それにしても女々しくて不器用で、良くも悪くも優しいおじさんだな

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    2025年11月03日