篠田節子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この作品を読んでから、チェロの音が好きになった・・・。
しかし、超人的な才能は、やはり社会に適合するための何かを犠牲にしないと持ち得ないものなのか。そして、そうやって持つことのできた才能でも、他をコピーすることだけに長けていたり、音を聞き分けることだけに長けていたり、と極端に偏っていたりする。
私自身、子供の頃には音楽的才能があるとまわりにもてはやされ、ハタチ過ぎればただの人。それなりに自分の得意なこと不得意なこともわかり、才能の限界と挫折をイヤというほど味わった。
そのせいかこの作品は、「怖かった」「面白かった」というより、「せつなかった」。 -
Posted by ブクログ
タイトルとあらすじから「歳を重ねることへのうっすらした不安が和らぐかも」と手に取った一冊。
主人公の麻里は20年におよぶ介護生活を経験した50代の独身女性。結婚して子どもを持つ自分とは立場が違うけど、共感できるところが結構あった。
夫の予定がありきの日々、子どもの都合に合わせて自分の予定が決まり、いつも自分が調整弁役になる。利用されてるなんてつもりはなくても、自分ファーストで動けなくなった自分と麻里を少し重ねてしまった。
だから彼女が自分の都合を押し通した時はスカッとしたな!よくやった!えらい!って背中を叩きたくなったよ。
2026-25