篠田節子のレビュー一覧

  • 仮想儀礼(上)(新潮文庫)

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    202401/上下巻まとめて。面白かった!教団立ち上げスムーズにいきすぎとは思ったけど、登場人物達の描写が見事過ぎてひきこまれて一気読み。

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    2024年01月16日
  • 死神

    購入済み

    現実

    現実の厳しさは分かった。
    日本の福祉の現場が功利主義なのも分かった。
    リッチモンドに帰れと言いたい

    #じれったい

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    2024年01月11日
  • ドゥルガーの島

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    すんなり読み進めることはできるけど、ちょっとくどい文章と必然性の薄いストーリーの運びだなと感じる。シンプルにパニック小説と考えればいいのか。

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    2024年01月07日
  • 聖域

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    深い闇の部分を垣間見たような感覚になる作品です。日本という国土固有の精神性が色濃く反映された作品で、ホラーともミステリーとも取れ、またある意味ノンフィクションかのような錯覚を想起させる作品でもありました。

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    2024年01月02日
  • 仮想儀礼(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    失業者の正彦と矢口は金儲けのために教団「聖泉真法会」を立ち上げる。似非教祖側を描く小説はお初かも…面白いです。
    ビジネスとして宗教をやる彼らの教団には悩める女性たちや生きづらい系の若者が集まってたけど、元役人の性なのか一歩引いてて教祖っぽい事を言いつつ内心ツッコんでる正彦とお人好しの矢口には「似非宗教」という自覚があるからか、「〇〇しないと地獄に堕ちる」等の脅しをしない。寧ろ信者がこの方向のこと言ってて、正彦と矢口は行政に繋いだりと冷静な対応しています。
    そのうちに食品会社社長というビッグな信者が出来てトントン拍子か…と思ったら、宗教ビジネスにたかってくる面々できな臭くなってきてラスト遂に…!

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    2023年12月19日
  • 冬の光

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    三十代半ばを過ぎた頃からミッドライフ・クライシスの足音が聞こえてきた私には碧の父・康宏が抱く心の葛藤を理解できる部分もあれば、それは流石に身勝手では?と感じる部分も同じくらいある。家族という運命共同体であれ、互いの心の内は決して分からないし、理解するのは無理であろう。終盤に配置された康宏と梨緒のエピソードの持つ意味合いを咀嚼できなかったが、人の本質は容易に変わらないということであったり、良い面も悪い面もその全てが一個人を形作る要素であると解釈した。一人の男の生涯を通して、人間の不完全さをまじまじと考える。

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    2023年12月18日
  • ドゥルガーの島

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    インドネシアには島がたくさんありますが...表題の島があるかどうかは別として、宗教や歴史がさまざま入り組んだ国であることがわかる。
    しかし冒頭の遺跡がどうなっていくのか?これはSFか?と期待が高まった割には終わり方にちょっと失望してしまった。

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    2023年12月14日
  • 冬の光

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    篠田節子さんは初読みの作家さん
    男性心理をメインに描いた作品で大人のディープな世界観だった。

    『冬の光』
    東日本大震災のボランティア後に、四国遍路を終えた帰路フェリーから冬の海に忽然と消えた父
    高度成長期の真っ只中で企業戦士として働き、専業主婦の妻に家庭を任せ順風満帆だったはずの父
    何故、父は帰らぬ人となったのか・・・
    物語は、四十年にも及ぶ父とその愛人との繋がりと、長年裏切られた憎しみと恨みを抱えた母、
    その影響を受けた姉妹の関係性が軸になっている。
    父の死がどこか釈然としない次女の碧は、数日間の休暇を使って父の最期の旅路に出掛ける。そこに過去の父の経験が重なる形で物語は進行する。


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    2023年12月13日
  • ドゥルガーの島

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    篠田節子さんの新刊。
    インドネシアの小さな島を舞台に古代海底遺跡の発見。火山とともに生きる先住民達。民族、宗教、信仰が複雑に絡み合う。
    篠田節子さんのインドクリスタルのようなワクワク感を期待して読み進める。
    設定も凝っていて、専門的な取材もたくさんされたんだろうなと想像できるものの、逆に古代文明にあかるくないため難しい部分も多々あった。
    古代からの信仰は人知を超えた力のようなものであって、科学的根拠はないイメージだが、先入観を排除して客観的にみてみると実は合理的だったり科学的に説明がつくものも多いのかもしれない。

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    2023年12月12日
  • ドゥルガーの島

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    篠田さんの書く宗教絡みの作品にはハズレがない。そんな思い込みから購入した本書だが、残念ながら大ハズレだった。そもそも神様は出てきても宗教とは関係なかった(-_-;)。
    主人公は元ゼネコンの脳筋男で、典型的なマチズモだ。こいつがインドネシアの小島で不可解な遺跡を発見したことから巻き起こる騒動を描く。
    あっちへ行ったりこっちへ来たりを繰り返すこの物語は、サスペンスでもホラーでもなくコメディーだったと終盤で理解した。ちっとも笑えないし、気づくのが遅すぎたが。

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    2023年11月23日
  • 鏡の背面

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    これはホラーか福音か?

    640ページの厚い一冊で手に取るのを若干躊躇しましたが、読み始めればスルスルと進みます。

    稀代の悪女と聖女の物語ですが、評判と実像は全然違う、という展開を想像していたので、何、そのまんまだったの?と、ちょっぴり肩透かしな感じで終わってしまった。

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    2023年12月01日
  • ドゥルガーの島

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    ダイビングのために訪れたインドネシアにある小島で、海中に聳え立つ仏塔を発見する。
    これは遺跡なのか?

    加茂川一正は、大手ゼネコン会社を早期退職し、非常勤講師となった今、一回り若い静岡海洋大学の准教授・藤井とリベラルアーツ系海洋学群海洋文明研究科特任教授・人見淳子と共に本格的な調査に向かう。

    宗教と信仰の制限の多いなか、すんなりと調査は進まない。
    次々と障壁が立ち塞がるなか、果たしてその仏塔の真偽は⁇

    部族同士の諍いや何かにつけて祟られるという不穏な空気や閉塞感に読み進めるのも少々疲れる。
    冒険譚といえるのかもしれないが、3人の逞しさには脱帽した。

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    2023年11月08日
  • ドゥルガーの島

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    何度も頽れそうになりながら読み終えました。
    面白いけど長かった…

    篠田さんらしく、一筋縄ではいかない物語運びで、ハッピーエンドとはならないまでもさきに進んでいく道筋を示しての終わり方に納得しました。

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    2023年11月07日
  • ドゥルガーの島

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    篠原さん、お得意の島の古代遺跡でハフハフしながら読んだが、主人公があまりにも…だったり、突然イスラム過激派が出てきたりと、後半迷走して終わってしまった。らしくない。残念。「差別や迫害から逃れるために自らの出自を否定せざるを得ない人たち」悲しすぎる。

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    2023年11月05日
  • ドゥルガーの島

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    きっと幻想的な伝奇小説なのだろうと思って読み始めたけれど、いつまでたってもそういう展開にはならず、あれ?あれ?と思いながらとうとう最後まで行ってしまった、という印象。終わってみればインドネシアを舞台にしたリアルで文化論的な冒険フィクションであり、それぞれの場所で日々を生きる庶民達への人生賛歌でもある力作ではあったのだけれど、エンタメ的に面白いかと問われると、決して面白くはなかった。勝手に「インドクリスタル」を思い描いていたこっちが悪いのだ。けれど、かの地の生活様式だったり文化的な風習だったりをここまで尊重して描ける篠田さんはやはりすごいのです。
    主人公の性格が下世話すぎるのが玉に瑕だったな。

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    2023年11月02日
  • 田舎のポルシェ

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    さらさら読めて、車を軸にした旅の物語は3話ともそれぞれ個性があっておもしろかった。

    「ロケバスアリア」が1番好きだった。春江さんのキャラも好きだし、春江さんのチャレンジも読みながらなんだか胸が熱くなった。コロナ禍の話でもあり、つい最近のことなのに「あぁそうだったよなぁ…」と少しばかりの懐かしさを感じたり、時代のうねりの中を、今まさに生きているのだと改めて感じさせられた(話の本筋とはちょっと外れた感想かもしれないけれど)。

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    2023年10月22日
  • ドゥルガーの島

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    内容は極めて真面目なんだけど、主人公が楽観的なのでなんだかコミカルな印象に。
    実際にはない島のフィクションだけど、臨場感があったので、なんかリアルだった。

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    2023年10月12日
  • ドゥルガーの島

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    篠田節子待望の長編新作は、お得意の東南アジア社会派冒険ロマン!
    ワクワクして読み始めたがダラダラの展開にテンションが下がる。今までと毛色の違う能天気キャラが主人公のせいだろうか。

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    2023年09月21日
  • 冬の光

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    ネタバレ

    ほんとに著者女の人?っていうくらい男の視点が細かく書かれ、語り口も硬質。事実を並べればしょうもない男なんだけど、本人の語りで読むと、そんなこともあるか…と思わせてしまう描写力。一人の人間の中に存在する多面性、弱さ、人間くささがよく描かれている。
    でも莉緒との関係は余計だ。気持ち悪い。
    ところどころ光った表現がある。
    「動物は着替えたりしない、という前衛アーティストの言葉そのままに、昔とまったく変わらぬ身なりで」
    「人生の終焉の迎え方としてはね、今の日本がおかしいんですよ。リーダーシップを譲るべき時に次世代に譲らず、それどころか介護という形で何十年も負担をかけて、未来を紡ぐ芽をつぶしていく。そう

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    2023年08月07日
  • 家鳴り

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     1999(平成11)年に単行本化。
     初めて読む作家。裏表紙に「ホラー短篇集」とあったので買ってみて、また気晴らしのつもりで読み始めたのだが、これは「ホラー短篇集」とは言えない。巻頭の「幻の穀物危機」と「家鳴り」あたりはややホラーっぽいと言えなくもないが、ほかのはちょっと「世にも奇妙な物語」のようなテイストではあっても、ホラーのカテゴリにはまるものではなかった。「恐怖」が主眼ではないからだ。
     が、どうもこれらの作品は後味が悪いようで、どこか「イヤな気持ち」にさせられた。イヤミスなる言葉は最近あるようだが、ミステリではないから該当しない。イヤ小説集であることは確かだ。
     こうした後味の悪さ、

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    2023年08月06日