篠田節子のレビュー一覧
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父親はお遍路巡りをして何故海に身を投げたか次女が休みを利用して父親の足跡を辿るところから父親の大学生からの話が始まる。
大学時代に付き合っていた人と数十年ぶりに再会して何度か会い家族にばれそれでも妻は離婚に踏み切らず彼女と金輪際会わない約束をさせられてそのままでいる。
そして成り行きで東北の大震災のボランティアに参加し彼女の死の真相を知る。自殺は一つの事でなくたくさん絡まり合って自殺してしまうが父親も彼女の死を知って、お遍路では慰めにならなかったのか。
と考えて読んでいるとありえない死の真相で家族にしてみれば自殺ではなかった救いがあるだろうが、帰ったら車をメンテナンスしようとお遍路途中で死を選 -
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ネタバレこの作品が刊行されたのは1997年1月。そして今は、2011年11月。
14年前も今も、働く女性の立場はなんにも変わってないんだなー。
男女雇用機会均等法だのなんだのと、建前だけの法律が作られたってだけで、実際社会に出て働く女性のポジションなんて今も昔も全然変わらず、昭和の時代で時間が止まっている感じ。
それでも社会に出て働きたいと思う女性たち。
結婚して家庭に納まれば納まったで、世間に取り残された感があり、働き続ければ続けたで、これまた女としての人生のレールから外れてしまった感は否めない。
どっちが幸せなんて決して結論はでないけど、自分が後悔しない生き方をしたいっていうのが根本にあるん -
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ネタバレ夫婦の役割や生活が逆転すると、それまでの「女がやって当たり前、男がやって当たり前」という役割分担の理不尽さに気付くかもしれないなー。
そして、あえて夫婦の役割を逆転して描くことによって、社会で戦う男の苦労、家を守る女の不満などなどを改めて感じることができたりして。
夫婦共働きで、家庭での役割分担にモヤモヤしている女性のみなさん!
一度読んでみてはいかがでしょうか。
私は梨香子の男らしい働きっぷりにスカッした気持ちになりましたよー。
結婚しても出産しても生活のスタイル、自分自身のスタイルを変えない梨香子はすごくかっこいいと思いました。
あ、でも梨香子は私生活は本当にダメダメだけど。
そし -
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何かで紹介されていて、このコロナ禍を予想していたかのような内容ということで、興味を惹かれて読んでみた。
埼玉県の架空の市で未知の感染症が拡がり、それに対応する役所や医療関係者の戦いを書いている。かなり厚くて読むのに時間がかかった。
書かれたのは1998年だけど、今のコロナ禍の状況と似通っているところがある。最初に発生した地域の住民が差別されるとか、変異した日本脳炎という設定だが、蚊が媒介するということで、虫除けスプレーが売切れになるとかリアルである。
コロナ禍は終わっていないが、最終的に住民へのワクチン接種で収束に結び付くというのも現実と共通している。 -
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四国お遍路を終えた帰り道、フェリーから身投げした父。
高度成長期の企業戦士として、専業主婦の母に支えられ、幸せな人生を送っていたはずの父。
そんな父は、大学生の時の恋人と、20年余ずっと関係を持ち続けていた。
父親を恨む母。嫌悪感をあからさまにする長女。父の足跡を辿る次女、碧がたどりついた答えとは。
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父、康弘。正直もっとうまく立ち回ればこんなことにはならなかっただろうと思ってしまう。その頑固なまでの素直さ、真っ直ぐさが仇になることもある。
大学生の時のままだ。
そこに性愛がなくても、確かに彼は紘子のことを愛していたのだと思う。それは罪なんだろうか。運命のように何度も巡り会う強い絆 -
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ネタバレ前半は面白い
新アグネス寮といわれる社会的弱者の女性たちが住む場所が火事が起き、そこで先生と慕われていた小野尚子が死亡する
しかし、のちの調べで遺体は全くの別人で過去に連続殺人を犯した半田明美であると判明する。調べを進めるうちに、20年以上前から小野先生は半田明美であったことが分かり、施設の職員は混乱する。
何の目的で?いつ入れ替わった?紛れもなく小野先生であり疑わなかった周りの人達
本物の小野尚子はフィリピンで殺害されていた
半田明美がマンションに残したデータから、幼い頃からの家庭環境の悪さから犯罪に至ったことが記されており、小野尚子をそのまま真似ることで自分が洗脳され本来の自分を見失ってい -
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『銀婚式』というタイトルが
読み終えた後になって
じんわりと
心に沁みてくる一冊。
45歳以下には
退屈で理解できない
味わいかなーと。
ひとりの企業人の半生を
淡々と描いていて
離婚や転職などの
転機はあるものの
それほど
波乱万丈というわけでもなく
どんでん返しがあるわけでもなく
でも 同じ組織人として
身につまされたり
共感したり
気がついたら 一気読みでした。
もう 若くはなく
ちょっと くたびれていて
いい大人なのに
悩んだり 躓いたり
でも 確固たる信念を持った
少し不器用な
そして
そんな自分を俯瞰して
思わず笑ってしまえるような
健全なユーモアを