篠田節子のレビュー一覧

  • 四つの白昼夢

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    物語を二面的に描く白昼夢のような4つの短編集。
    コロナ禍の不自由な生活も影響もあり、悔しいものもある。(妻をめとらば才たけて)。
    「遺影」が心温まって結構好きだった。

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    2024年07月27日
  • ドゥルガーの島

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    篠田さんのお得意の宗教がらみのファンタジー。
    今回はインドネシアの架空の島が舞台。
    遺跡の謎を追いながら世界で起きている宗教問題を絡めている

    自分ではミソジニーであることに全く気付いていない中年男性と、独身の文化人類学者の女性が良い塩梅で対比されている。

    ちょっと長かったが、書きたいことを全部書いたらこの長さになるのは理解できる。

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    2024年07月20日
  • 百年の恋

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    これは読み手が男か女かでだいぶ感想変わりそう…。
    出てくる女性陣が強すぎるのか勘違い主人公が屑すぎるのか。
    あとがきでぶっちゃける篠田さん良き。解説にも激しく首肯

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    2024年07月10日
  • 廃院のミカエル

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    苦手な海外の宗教ものを、また選んでしまった…
    もっと軽めのものかと思っていたら、そうでもなくて、読むの時間かかってしまった。

    ミステリーといっても誰かが、亡くなりはするけど殺されはしない。
    かといってオカルト一色でもなく、なんというか、強い印象なく終わってしまった。

    ただギリシャの宗教に触れるのは初めてだったので、そこは新鮮でした。

    勢いよく、一気に読んだほうがいいかもしれない。

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    2024年07月07日
  • ドゥルガーの島

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    加茂川一正は、長年ゼネコンに勤め、インドネシアで現場の折衝にあたってきた。ある種、楽天的で行き当たりばったり、しかし、その性格は意外に「現場」には向いていた。ただ、インドネシア駐在後は本社には戻れず、出世の目がないことはわかりきっていた。彼はえいやっと早期退職して私立大の非常勤講師に転身した。結婚して間もない若い妻には一言の相談もしなかった。三度目の妻である彼女が黙って出て行ったのは無理のないところだろうが、彼にはまったくわけがわからなかった。

    退社前、休暇として訪れたインドネシアの小さな島で、彼は「大発見」をしていた。
    ボロブドゥールにも似た古代遺跡。しかもそれが海中にある。
    この地域にこ

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    2024年05月27日
  • 鏡の背面

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    ネタバレ

    長い。
    やっぱり篠田節子は私にはまだ早いのかな。

    火事の遺体が別人だった、誰なのか。という謎を、施設の女性と記者の女性2人で解き明かしていくという筋立てなんだけれども、少しずつヒントを得て、仮説を立てていく流れで、どこまでが確定なのか分かりにくくて(2人ともオカルトに流される似たようなキャラだし)、最後にひっくり返されるのか?と疑いが拭えないまま(結局どんでん返しは別にない)読んでて終わってしまったので、最初から、ミステリーではなく人間ドラマ(半田明美物語)の頭で読めばもっと面白いのではないかと思う。

    あと、余談だけれど、筆者の年齢を考えれば若い女性よく書いてると思うけど、どことなく「年配

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    2024年05月15日
  • ドゥルガーの島

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    ひたすら、一正の性格が好きになれず…。楽観的というか、学ばないというか、懲りないというか…何か事件が起きる度に少しイライラしてしまう。海底の古代遺跡をめぐってテロや宗教対立などがあって話の内容は大作に相応しく盛りだくさんでしたが、なにせ主人公が好きになれなかった分、読後疲れてしまいました。

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    2024年05月04日
  • ドゥルガーの島

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    ネタバレ

    インドネシア架空の小島の古代遺跡を巡るスペクタクル小説。

    主人公以外の日本人の学者は魅力的だったのに、主人公だけは性格も行動も受容れられなかったのが残念。
    古代信仰のドキドキ感やイスラム原理主義への嫌悪感はうまく感じさせるのはさすがでした。
    自分の知識不足で建築物の説明から情景を思い浮かべられなかったのがもったいなかったかも。

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    2024年05月03日
  • ドゥルガーの島

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    ある人にとっては重要であっても、そこに住む人たちにとってはさほど重要ではない。生活の中に存在しているだけ。特別なものにしなくても、地元の意向を重視するのがいいのでは。

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    2024年05月03日
  • 鏡の背面

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    ネタバレ

    ある人物として長年過ごしてきた人が実は違う人だったということが判明し、その足跡を辿り来し方を紐解いてゆく…という、類型の1つといっても差し支えないパターンを踏みながら、そこはさすがの筆力でぐいっと読者を引っ張っていく。
    "女性"を描くという点においては人後に落ちぬ著者であるが、今作においてもそれが遺憾なく発揮されている。
    そしてこれは、同性である女性にしか書けない小説であろうとも、同時に思う。
    また、アジアの猥雑な街をリアルに描写する技術もまた、多数の作品で感じられる著者一流のものであり、ひりつくようなマニラの熱気がぶわっと襲い掛かってくるようだ。

    骨子たるプロットについ

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    2024年04月23日
  • ドゥルガーの島

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    難しい。

    後半までは同じ内容を繰り返していて
    読んでも読んでも進まない感覚が辛かった。
    何度も、やめようかと思いながらやっと後半になり、
    こんなに難しい題材をいくつも秘めていたのか‥‥‥と。
    最後はドキュメンタリー映画を見ているようでした。

    難しい問題提起をされたような作品でした。

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    2024年03月18日
  • ドゥルガーの島

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    宗教的なことも地質も歴史にも疎い身には難しかった。ただ文明とは思えない風習や信仰にも他所の誰にも評価を下すべきではないこと、誠実であることは人種を超えて通じるのだなぁということは、強く思った

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    2024年03月12日
  • 冬の光

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    以前どこかの本屋さんのPOPを見て気になっていた本。

    人の行動にはそれぞれの理由があって、理解できることも理解できないこともある。

    物語ではどうしても登場人物には光というか、正義を求めがちだけど、必ずしも感情移入させたりせず、淡々と人間って綺麗なところや理屈で説明つくところだけじゃないよねというのが書かれている気がした。

    最後は救われるところもあってよかったです。

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    2024年02月29日
  • ドゥルガーの島

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    けっこう努力して辛抱して読破しました。が、あまり報われた気がしない。

    題材的にも心惹かれるものがあったのですが、冗長?すぎて。
    あぁ、こうやって闇に消えていく本物の遺跡もあれば、
    地元住民のメシの種にするため、デッチ上げに近いような遺跡もある。
    その遺跡の発掘、保護にそれぞれの思惑で関わる3人の日本人。
    出自や歴史もろもろで対立する地元の住民たち。
    それぞれ魅力的な設定だし、エピソードなんだけど、なんか散漫なかんじで。

    やっぱ主人公のカモヤンに、いまひとつ魅力を覚えないからかな。
    スペック高いんだけど、どこか傲慢なカン違い野郎。
    もうちょっと魅力的な人物に仕立てても良かったんじゃ、と思いま

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    2024年01月20日
  • 仮想儀礼(下)(新潮文庫)

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    202401/上下巻まとめて。面白かった!教団立ち上げスムーズにいきすぎとは思ったけど、登場人物達の描写が見事過ぎてひきこまれて一気読み。

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    2024年01月16日
  • 仮想儀礼(上)(新潮文庫)

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    202401/上下巻まとめて。面白かった!教団立ち上げスムーズにいきすぎとは思ったけど、登場人物達の描写が見事過ぎてひきこまれて一気読み。

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    2024年01月16日
  • 死神

    購入済み

    現実

    現実の厳しさは分かった。
    日本の福祉の現場が功利主義なのも分かった。
    リッチモンドに帰れと言いたい

    #じれったい

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    2024年01月11日
  • ドゥルガーの島

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    すんなり読み進めることはできるけど、ちょっとくどい文章と必然性の薄いストーリーの運びだなと感じる。シンプルにパニック小説と考えればいいのか。

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    2024年01月07日
  • 聖域

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    深い闇の部分を垣間見たような感覚になる作品です。日本という国土固有の精神性が色濃く反映された作品で、ホラーともミステリーとも取れ、またある意味ノンフィクションかのような錯覚を想起させる作品でもありました。

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    2024年01月02日
  • 仮想儀礼(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    失業者の正彦と矢口は金儲けのために教団「聖泉真法会」を立ち上げる。似非教祖側を描く小説はお初かも…面白いです。
    ビジネスとして宗教をやる彼らの教団には悩める女性たちや生きづらい系の若者が集まってたけど、元役人の性なのか一歩引いてて教祖っぽい事を言いつつ内心ツッコんでる正彦とお人好しの矢口には「似非宗教」という自覚があるからか、「〇〇しないと地獄に堕ちる」等の脅しをしない。寧ろ信者がこの方向のこと言ってて、正彦と矢口は行政に繋いだりと冷静な対応しています。
    そのうちに食品会社社長というビッグな信者が出来てトントン拍子か…と思ったら、宗教ビジネスにたかってくる面々できな臭くなってきてラスト遂に…!

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    2023年12月19日