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愛なのか、狂気なのか──。女性エッセイストが絶賛したことを機に、一躍脚光を浴びた知られざる天才画家。美術誌の編集者だった橘は、胸に迫る画風に惹かれ、無名のまま亡くなった謎の男の画集を企画するが、未亡人は、作品の何点かを贋作と頑なに主張する。いぶかしがる橘をよそに、現存する絵の価格は一夜にして高騰し……。スリリングな絵画ミステリーの超大作。『薄暮』改題。(解説・品川裕香)
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Posted by ブクログ
地方で埋もれた画家があるエッセイがきっかけで注目されるようになる。
でも、遺された画家の妻智子はその作品の一部を「偽物」と言い張り画集に掲載するのも、展覧会で展示するのも認めない。
妻の言動が段々と常軌を逸してきて、途中から「これはホラーじゃないよね?」と、困ったお婆ちゃんだと思いながら読んだ。
妻はなぜその作品を「偽物」と主張するのかを巡るミステリーであり、美術品を巡る様々な事情も絡んできて、興味深いけど、あまり先が気にならないのは何故だろう?
最後には画家がブレイクした裏側も明かされ、世の中こんなものなのかもといった、モヤモヤとした感覚が残った。
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