小林泰三のレビュー一覧

  • 人獣細工

    Posted by ブクログ

    【2024年126冊目】
    私は人彘なのだ――「人獣細工」
    従姉を助ける、取り返しがつかなくなる前に――「吸血狩り」
    呪いを広げる芸術論を騙る書物――「本」
    表題作「人獣細工」を合わせた三編からなる中篇集。

    表題作が読みたくて買ったのですが、どれもこれもパンチが強くて「また増えたな現代の奇書が」って思いながら読みました。

    まず、まずね「彘」こんな漢字初めて見たんですけど?じわじわ絶望で攻めてきて耐性をつけさせてくれているのかと思いきや、最後の最後で這い上がれないほどの絶望に突き落としてくるの最高でした。くそー好き。

    「吸血狩り」はフェアな吸血鬼にきゅんとしました。えっ、優しくない…?結末が

    0
    2024年06月12日
  • クララ殺し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    メルヘン殺しシリーズ2作目も面白かったです。
    前作は不思議の国のアリスの世界だったけれど、今回はアルプスの少女ハイジだと思ってたらくるみ割り人形とネズミの王様か〜あんまり覚えてない。というか、すずの兵隊とごっちゃにしていることに気付きました。なぜ、、、
    「コッペリア」はガラスの仮面の知識しかない。

    シリーズといっても、ビル/井森が巻き込まれててんやわんやでした。不思議の国では周りも気が違ってる人ばかりだったのでそうでもなかったけど、今度のホフマン宇宙ではビルの間抜けも際立ちます。
    ビルは間抜けが過ぎるけど、井森は不注意が過ぎます。地球のほうが夢とはいえ、なぜ3回も殺されるんだ。。
    地球のドロ

    0
    2024年06月02日
  • 玩具修理者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ずっと意味わかんない文法で意味わかんないこと言ってて、でも先が気になるこの感じなんかアリス殺し思い出すな〜とか思ってたらアリス殺しの作者だった

    酔歩する男はガチでSF、時かけ系でむずい
    時系列行ったり来たりを文法めちゃくちゃで言われると理解に時間かかる

    0
    2024年05月23日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

    Posted by ブクログ

    【収録作品】
    小野不由美「芙蓉忌」(『営繕かるかや怪異譚 その弐』角川文庫)
    山白朝子「子どもを沈める」(『私の頭が正常であったなら』角川文庫)
    恒川光太郎「死神と旅する女」(『無貌の神』角川文庫)
    小林泰三「お祖父ちゃんの絵(『家に棲むもの』)角川ホラー文庫)
    澤村伊智「シュマシラ」(『ひとんち』光文社文庫)
    岩井志麻子「あまぞわい」(『ぼっけえ、きょうてえ』角川ホラー文庫)
    辻村深月「七つのカップ」(『きのうの影踏み』角川文庫)

    粒ぞろいと思う。

    0
    2024年05月18日
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1

    Posted by ブクログ

    1994年~2011年の間に設けられていた、日本ホラー小説大賞・短編賞を受賞した作品を集めたアンソロジー。(自分にとっての)新しい作家に出会えることを期待して、手に取ってみた。

    収録されているのは、以下の5作品。
    ・小林泰三『玩具修理者』(1995年・第2回)
    ・沙藤一樹『D-ブリッジ・テープ』(1997年・第4回)
    ・朱川湊人『白い部屋で月の歌を』(2003年・第10回)
    ・森山東『お見世出し』(2004年・第11回)
    ・あせごのまん『余は如何にして服部ヒロシとなりしか』(2005年・第12回)

    『玩具修理者』のみ既読で他4作は初見だったが、一番面白かったのはやはり『玩具修理者』。テキス

    0
    2024年05月17日
  • 惨劇アルバム

    Posted by ブクログ

    ある家族を描いた連作短編集。御茶漬海苔先生のカバーイラストとタイトルから凄惨な内容を勝手に期待してしまった私が悪い(するな 笑)。でもたしかに先が気になって急いで読んでしまったので、面白いことは面白い(のか?)。

    幸せ過ぎる自分の人生に疑問を持った辺野古美咲。ある日幼少時の写真を見て当時の記憶がよみがえるが、それはなんと自分の死の記憶で……
    この美咲の話もだが連作集全体が屁理屈というか、ああ言えばこう言うの会話劇なのでイライラしてくる人もいるかも。それが作者の狙いなのかもしれないけど(笑)。
    一番ウワーとなったのは美咲の母七奈の話「清浄な心象」。完璧な子どもが欲しいとして、添加物を食べただの

    0
    2024年04月18日
  • 人獣細工

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日常から少しずつおかしくなっていく様。

    伊藤潤二好きなら、たまらない世界観。

    舞台には常にどす黒い空気が漂っている。

    0
    2024年04月15日
  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

    Posted by ブクログ

    地球上のすべての生物がウイルスに感染し、いずれ誰もがゾンビ……活性化遺体になる世界。
    ある細胞活性化研究者が、先端的な重大発表を控える中密室でゾンビ化するという事件が発生する。彼はいつ死に、どのようにゾンビになったのか。
    取り調べが行われる現場に、探偵・八つ頭瑠璃が現れ、その謎に迫る。


    死んだら誰もがゾンビ化してしまう地球で起こる、特殊設定ミステリです。
    作者さんらしい、理屈っぽく不気味で、シュールな世界観が魅力。世界観や伏線は緻密です。
    登場人物たちは皆どこか冷淡に見えて個人的にはあまりハマらなかったかもしれませんが、ラストはほんのり甘くて良かったです。

    ミステリ・ホラー、あるいはSF

    0
    2024年04月02日
  • 人造救世主

    Posted by ブクログ

    SFアクションホラー。
    小林泰三さんの作品なので、当然グロ。
    基本的にアクションものは苦手だが、これは普通に好き。
    好きなSF要素と、軽めの会話で読みやすい。
    シリーズものということで、まだまだ序章か。

    0
    2024年06月18日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

    Posted by ブクログ

    小野不由美と山白朝子は既読でした。
    私は影牢よりこっちが好きでした(向こうも面白かったけど)。好きな作家さんばかりだし、作品によってガラッと雰囲気が変わり面白いです。
    特に辻村深月「七つのカップ」は短いながら印象に残るお話でした。

    0
    2024年03月21日
  • 安楽探偵

    Posted by ブクログ

    面白いけど、読後は、いまいちスッキリする感じがなくて、奥歯にものが挟まっ手とらないような気持ちになる。どうしてか?はよくわからない。なんもなく謎や背景が解明されないあいまいさが自分には合わなかったかなと思う。

    0
    2024年03月02日
  • AΩ 超空想科学怪奇譚

    Posted by ブクログ

    ウルトラマンの話かと思いきや・・・

    本作を読む前に我孫子武丸の『修羅の家』を読み、精神的にダメージを受けた後に本作を手にかけたところ、普段乗り物酔いしないのですが高速バスで少し具合が悪くなりました。
    それが冒頭の微候でした:飛行機事故にあった夫の遺体を確認する為に妻の沙織は遺体のある公民館へ向かう・・・
    遺体の描写が途轍もないです・・・
    続いて第一部はとある、宇宙空間に存在するプラズマ生命体の話になります。これだけでも十分興味深い物語です!
    第二部以降は一言で言うと『ウルトラマン』です。
    主人公の名前は『諸星隼人』です(笑)

    小林泰三さんの作品は四作品目になりますが今まで読んだ作品とはテイ

    0
    2024年02月22日
  • 人外サーカス

    Posted by ブクログ

    サーカスに偽装し吸血鬼狩りをするコンソーシアムに間違われて吸血鬼の集団に襲われた貧乏サーカス団。

    手に汗握る展開で半ばからは一気読みだった。

    0
    2024年02月21日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

    Posted by ブクログ

    なぜこの本を予約したのかさっぱり思い出せません。ともかく読んでしまう。
    1993年角川ホラー文庫創設。そこから30年あまりの作品の中から精選収録のアンソロジー。
    竹本建治「恐怖」1983
    小松左京「骨」1972
     SFっぽさあり
    宇佐美まこと「夏休みの計画」2017
     新しいなって思う
    坂東眞砂子「正月女」1994
     女の嫉妬の怖さ
    恒川光太郎「ニョラ穴」2013
    平山夢明「或るはぐれ者の死」2007
     都会の隅で見過ごされる悲しさ
    服部まゆみ「雛」1994
     雛人形の怖さと女の情念の怖さのダブル
    小林泰三「人獣細工」1997
     ありえなくもない豚と人間の相互移植

    坂東さんの正月女は、言い伝

    0
    2024年02月21日
  • セピア色の凄惨

    ネタバレ 購入済み

    めんどくさがりの女が自分に似てて、人ごとではないと思った。面白かったけど、最後が夢オチ的なハ?という感じの終わり方だった。

    0
    2024年02月20日
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1

    Posted by ブクログ

    表紙のインパクトにつられて読みました。
    有名な「玩具修理者」が読めたのが嬉しかった。
    純粋にホラーっぽく怖かったのは「お見世出し」かなあ。
    「余は如何にして〜」は、生理的に嫌な感じ。

    0
    2024年02月16日
  • ティンカー・ベル殺し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ものすごくバタバタと人が消えていった…

    犯人は分かってるのに何のための調査??と思いながら読み進めていましたが、…ティンカー・ベルだけは理由がある普通の?犯行でした。
    ラストも、どうまとまるのか?と思いましたが、うまいこと悪い人は悪い目にあっていたので、まあ…スッキリ…

    でも、ちょっとグロかったかな。
    今回に限ってではないですが(^_^;)

    0
    2024年02月12日
  • 逡巡の二十秒と悔恨の二十年

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人間がエイリアン的なものにひっそりと侵略された話の「侵略の時」。
    カルトホラーチックな感じの「イチゴンさん」。
    怖い話で出てくる。メリーさんとテケテケ等のお化けたちが戦う話「メリイさん」。
    人間が人間を踊り食いとかする「食用人」これらの話が面白かった!

    0
    2024年01月28日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

    Posted by ブクログ

    2010年代の発表作を中心に選ばれた現代ホラー短編7選
    小野不由美、山白朝子、恒川光太郎、小林泰三、澤村伊智、岩井志麻子、辻村深月のラインナップに期待して読み進めましたが・・・
    ホラーよりファンタジーな感覚の作品が多かったです。
    ちょっと怖かったのは小野不由美と澤村伊智(さすが!)かな??
    辻村深月は完全に「ツナグ」の世界観でした。悪くはなかったけど・・(^_^;)

    0
    2024年01月18日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「子供を沈める」
    いじめを苦にして自殺した被害者が、4人の加害者の子どもに生まれ変わってくるというお話。

    被害者は、加害者の子どもに生まれ変わって何がしたかったのだろうか。初めは復讐なのかと思っていたが、最後の加害者が、他の3人の(加害者の子達)分まであなたを愛すると伝えると、微笑みを返したという形で終わっている。

    被害者には、前世でいじめられた(というより、怖い事をされたという曖昧な)記憶は残っていても、母親となっている相手が、そのいじめをしていた当人だと分かっている様子はなく、反省を求めるような素振りもない。

    もしかすると、加害者自身が具現化した過去の罪と自ら向き合い、それを乗り越え

    0
    2024年01月15日