小林泰三のレビュー一覧

  • 殺人鬼にまつわる備忘録

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正直途中はグロくて読むのやめようかと思った。けど、先を読み進めたくなる文章だから最後まで割とすんなり。

    人間の記憶というのは頼りないもの、そう痛感させられる。あと、普通人間は怒りという感情を〜のとこらがものすごく響いた。

    最後の終わり方は謎が多すぎてもう少し解説が欲しいかなとも。

    0
    2021年03月19日
  • 失われた過去と未来の犯罪

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    長期記憶を保持する能力を失った人類の未来についての物語。人の自我は記憶にあるのか、身体にあるのか、魂は存在するのかというテーマ。
    記憶破断者を読み終えたあとだったので、全人類が同じ症状という設定は新鮮だった。終わりは結構謎だけど。

    0
    2021年03月15日
  • 人外サーカス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    吸血鬼もの大好きなので、ワクワクしながら読んでました。

    で、途中から違和感f^_^;

    最後まで読み切り、納得。

    シリーズものにされる予定だったのでしょうかね。

    そうであるのなら、作者の早逝がひたすら切ないです。

    0
    2021年01月31日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    怖くて、グロくて、進めたくないのに…気になって進めてしまう。
    何より、予兆なく現れる感に、毎回ハラハラドキドキ。やっぱり会っちゃってるよ…
    私なら…外に出られないな…

    しかしみなさんもおっしゃってるように、最後が…すっきりしない…。歯が黄色いって…うーん…。
    抱きしめてきたり、ベタベタ感も気になるけど。
    それにね、徳さんだって突然出てきた感。

    …もうちょっとヒントくれてもいいんじゃない?!

    0
    2021年01月16日
  • 神獣の都―京都四神異譚録―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    『パラレルワールド』に続き、ヤスミン作品八作目。京都を舞台にしたファンタジィ。頭を空っぽにして読める娯楽作品。特にこれと言って感想はないけれど、暇なら読んでみて(^^; 星三つ。

    0
    2021年01月15日
  • 大きな森の小さな密室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    クララ殺しやアリス殺しのような誰が誰なのかを論理的に推測するような話ではなく、それぞれのテーマに基づいて構成された世界観を楽しむお話のように感じる。
    だからトリックがどうだとか、動機はなんだと言ったことをまじめに追求したくなる人にはあまり合わないのかもしれないが、どの話もメタ的で皮肉が含まれているような仕上がりになっている。

    0
    2021年01月13日
  • 杜子春の失敗~名作万華鏡 芥川龍之介篇~

    Posted by ブクログ

    芥川龍之介の名作をモチーフにした連作短篇集。計四作品。一作目からなんだかほっこりする内容で、どうも泰三らしくないな、と意外性を楽しんでいましたが、三作目のグロテスクな表現、そして四作品のなかなかヒヤリとする結末で「らしさ」は健在でした。
    しかし、新藤礼都が出てくるとは。。。

    0
    2020年12月15日
  • 大きな森の小さな密室

    Posted by ブクログ

    至って真面目にメタをやるミステリー小説。
    独特な世界観は好みが分かれるギリギリを攻めている感じ。世界観に浸ったまま一気に最後まで読み進めるのがオススメです。

    0
    2020年10月02日
  • 大きな森の小さな密室

    Posted by ブクログ

    この独特な世界観。
    ミステリといえども内容はかなりコミカル。
    だけど玩具修理者に通じるものがある。
    くせ者しかいない短篇集。
    良いのか悪いのか、謎解きよりもアクの強い登場人物たちに意識が向いてしまう。
    個性的な推理ものを読みたい人はより楽しめそうな作品。

    0
    2020年08月21日
  • 大きな森の小さな密室

    Posted by ブクログ

    初読み作家さんのミステリ連作集。
    登場人物が随分ユニークでキャラが立っていて面白い。
    人気ミステリーといえば、名物探偵、とか、でてきますもんね。
    短編集だけあって、それぞれ主人公がいるのですが、1番好きなのは超限探偵Σでしょうか。論理的な天才。
    等身大な、一緒に頑張って謎を解いていくタイプもいいんですが、小説ならではの超天才キャラって、いつも惹かれちゃいます。安定感と安心感が抜群。

    さて、肝心のミステリーですが、どうでしょうか。
    短い物語だけあって、謎解きゲームのような味わいです。
    それにSF要素も混ざった、ユニークな仕上がり。
    死亡推定時期は150万年前…とか、随分と飛躍した要素も出てきて

    0
    2020年07月26日
  • 惨劇アルバム

    Posted by ブクログ

    幸せな人生を送り、結婚を数ヶ月後に控えた美咲は、一枚の写真から自分の記憶に疑いをもつ。そこから浮かび上がる歪んだ家族の物語。

    記憶と狂気。いかにも小林さんらしい作品。
    完璧な子どもを望むあまり中絶を繰り返す「清浄な心象」と、公平が一番大事だとする「公平な情景」が、特に印象的。まったく噛み合わない会話にイライラしつつも、あまりの理不尽さにクスッと笑える。

    娘、母、息子、祖父、父、それぞれの目線で描かれる物語。皆んな歪んでいて、結局すっきりしない部分もあったけれど、小林さんらしい狂気がじわじわと怖さを掻き立てる。

    0
    2020年04月18日
  • 大きな森の小さな密室

    Posted by ブクログ

    トリックと謎解きはあまりひねりがないかなぁと思いました。
    シチュエーションとキャラクターの個性重視でストーリーが進んでいく作品。
    ただ、最後まで読んで欲しいと思いました。
    最後まで読んで、やっと面白さがわかる話だなぁと。
    序盤は後半のためにある。
    欲を言えば、各話につながりがもう少しあると面白かったかなぁ。

    0
    2020年03月20日
  • 大きな森の小さな密室

    Posted by ブクログ

    ミステリのお約束をテーマにした短編集。同じ系統の作品に東野圭吾「名探偵の掟」があるが、あちらがミステリへの皮肉満点なのに対して、こちらはいたって真面目にミステリをやっている。とは言えいつもの小林泰三で、表題作のミスディレクションや、日常の謎に隠れた悪意にくすりとさせられる。

    0
    2020年03月15日
  • 大きな森の小さな密室

    Posted by ブクログ

    ・更新世の殺人
    「だから、突っ込むとこはもっと他にあるだろうが」
    …安心して「これはバカミスなんだ」と楽しめる空気になるまでが長い、最後の爆発力勝負

    0
    2020年02月28日
  • 大きな森の小さな密室

    Posted by ブクログ

    『アリス殺し』『クララ殺し』から本書を読みました。
    短編集。物語の中に入りづらかったというのが正直な感想ですが、「遺体の代弁者」「路上に放置されたパン屑の研究」は楽しめました。『アリス殺し』『クララ殺し』のようなノリ?、ちょっとしたグロさを感じました。

    0
    2020年02月03日
  • 神獣の都―京都四神異譚録―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

     もし正義のために人を傷付けたり、あるいは殺したりしなくてはならなかったら、僕はそれを行えるだろうか? そもそも正義とはなんだろう? 人を傷付けなければ達成できないものを正義と呼んでいいのか? だけど、一人を殺すことによって、数十億人の命を救うことができたら? それをやらないことが正義と言えるだろうか?
     あの単純な正義を信じることができた頃が懐かしい。僕もまた綺麗でいられなくなりつつあるということなのだろうか?
    (P.313)

    0
    2020年02月03日
  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    〈140文字要約〉
    ゾンビ化した一人の男を「彼は殺されたのだ」と主張する八つ頭瑠璃。〈体の一部がゾンビ化する〉パーシャルゾンビが事件に関わっていると確信した瑠璃は、ゾンビの研究を行う公的機関や、ゾンビの踊り食いを楽しむ女性に接触し推理を組み立てていく。両親の仇を打つために真実を暴いた瑠璃は涙を流す。

    〈140文字感想〉
    ゾンビとミステリが切っても切れぬ時代に突入していこうとしているのか、と。そもそもゾンビと密室は相性がいいし、なんならゾンビ自体密室のようなものだし、と思いきや意外にも密室で殺されたのはゾンビの方だ。あれよあれよと展開も推理も進むうち、気づけば僕はゾンビのように文字を貪るのでし

    0
    2019年11月28日
  • 失われた過去と未来の犯罪

    Posted by ブクログ

    「ある日、全人類の記憶が10分しか保たなくなる」というシンプルながら強烈な設定一本で、人類がそれをどう乗り越えるのかを描き、乗り越えた先にある混乱、人情、罪も描いているのが凄い。
    第一部の民間人の混乱とそこから生まれる才能の開花、技術の発展はあくまでSF的ながらなるほどと思わせる。原発での話もこの状況を説明するにはマッチしているし、人間味があって良い。
    そして第二部の、記録が「記憶」となった時代。人間の「こころ」や「たましい」は記憶と同値なのか、人の意思や意志は肉体と記憶どちらに宿っているのか、という「心の哲学」に踏み込んでいく。人間ならこんな行動をしてしまう、こういう選択がこんな結末に発展し

    0
    2019年10月27日
  • 神獣の都―京都四神異譚録―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    とにかくおもしろかった。世界観も異能力バトルもかなりいい。巨大化した神獣なんてのもいいんだが、とにかく会話だよ。すごく違和感がある。ライトノベルの読者を取り込もうという意図は理解できるが無理をしすぎていて饒舌なうえに軽くて場が浮き上がってしまっていて、せっかくのバトルが台無しだ。とても楽しいのに、そこが残念だった。

    0
    2019年09月13日
  • 大きな森の小さな密室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    トリック、探偵、事件。
    色とりどりで、贅沢な作品であることは事実。
    バカミスとか、日常の謎はお勧め。

    0
    2019年06月11日