無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ーーーなぜわたしの人生には、幸せなことしか起こらないのか?
美咲は、古びたアルバムを開いた。彼からのプロポーズ、大学合格…そこには様々な幸福の光景が。
ところが、一枚の写真から蘇ってきたのは、(自分は幼い頃に死んだ)という、あまりにも鮮明な記憶だった。混乱する美咲に母が語り始めた、戦慄の「家族の物語」とは?
悪夢と惨劇に彩られた恐怖の連作集。
小林泰三の連作ホラー
やっぱ小林泰三はこうじゃねえとな。
彼の真骨頂、歪んだロジックによる関節の外れた世界
理屈抜きに、恐怖が感覚に訴えてくる短編
少しずつテイストの違う作品たちが集まって一つの物語を形作っている。
不完全な人の泣く声が聞こえてきた。
Posted by ブクログ
ある家族を描いた連作短編集。御茶漬海苔先生のカバーイラストとタイトルから凄惨な内容を勝手に期待してしまった私が悪い(するな 笑)。でもたしかに先が気になって急いで読んでしまったので、面白いことは面白い(のか?)。
幸せ過ぎる自分の人生に疑問を持った辺野古美咲。ある日幼少時の写真を見て当時の記憶がよみがえるが、それはなんと自分の死の記憶で……
この美咲の話もだが連作集全体が屁理屈というか、ああ言えばこう言うの会話劇なのでイライラしてくる人もいるかも。それが作者の狙いなのかもしれないけど(笑)。
一番ウワーとなったのは美咲の母七奈の話「清浄な心象」。完璧な子どもが欲しいとして、添加物を食べただの風邪薬飲んでしまっただの、そんな理由で堕胎を繰り返す女だと言えばその異常さがわかってもらえるだろうか。
この不条理展開劇、どこかで読んだ感じと思ったら、あれだ、筒井康隆のギャグぎりぎりのホラーと似てるんだ。
最後に美咲から驚くべき真実が明かされ、物語は急に悲劇に……いや、狂気だよね。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。