小林泰三のレビュー一覧

  • 天体の回転について

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     表題作「天体の回転について」が、これまで読んできた氏の作品中で、もっとも驚いた作品です。こういう爽やかな作品もあるんだなあと。異文化の感覚の違いがもたらす、どこかコミカルな「三00万」も好きな作品です。
     その他の作品は相変わらずグロさとロジックが炸裂。アジモフとキャシャーンを思い出す「灰色の車輪」や、やっぱりやってくれたクトゥルフ色の「時空争奪」も面白い。SF・ホラーファンにお勧めです^^

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    2010年11月14日
  • 天体の回転について

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    カバーイラストが KEI だから手に取ったというわけでは決してなく。

    2つ目以降、徐々に濃くなるスプラッタ度。
    そういえば、この人のお話はこうだったと再認識。

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    2010年10月19日
  • 人造救世主

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    「シングルナンバー」で「00ナンバー」を思い出した。

    で、こういう話なら、あの方は絶対出てくると思っていましたがやっぱり出てきました。

    「おっぱい、プルンプルン」の方が。

    まだ序盤も序盤なのでこれからどうなるか、楽しみ。

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    2010年10月09日
  • セピア色の凄惨

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    えーと、理屈は通っているんです、みなさん。
    思いっきり壊れているけれど、理屈は間違えていません。

    修理しなきゃ。

    そういうお話でもないですけど、まぁそんな話かもしれない。
    ただし、思いっきり不快になる方に理屈がずれてますので、ご注意を。

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    2010年10月09日
  • 人造救世主

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    古寺巡りに来ていた女子大生のひとみと留学生ジーンは西洋風の同じ顔を持つ謎の集団に襲われるが、ヴォルフと名乗る男に救われる。同じ顔を持つ男たちの目的は? ヴォルフとは? 究極のバイオ・ホラーシリーズ!

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    2011年07月16日
  • 人造救世主

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    続巻が出ても出なくても通じるような終わり方だった。わざとなんだろうか。
    簡潔にいうと、超能力者集団(組織)vs.一般人(主人公)の闘いを描いたハイパークローン戦争…みたいなもの? マンガちっくでラノベっぽいノリで書かれていた。
    そんな所は【ネフィリム】に近いのかもしれない、仕組み的には【AΩ】のほうが近い気がするけど…元ネタがありそうな所が。

    ラノベ的とはいっても、アプローチの仕方は理系の小林さんらしいかも。
    ひとりvs集団の闘い…それも相手はどんなとんでもない超能力を持っているかわからないとくれば、不可能で無謀な事のようだけど、主人公はどんなに相手との力量差があろうとひるまず向かっていく。

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    2010年11月29日
  • 海を見る人

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    知り合いが「ハードSF読みたいならこの短編いいよ」と薦めてきた一冊。
    様々な舞台や設定を元に生み出された短編集。一つ一つはまったく別物のように見せながら、最終的には一つに収斂していくという、よくあるパターンのひとつです。大好物です。

    読み口はあっさりしていますが、分類はかなりのハードSF。実際に各短編に出てくる数値を計算してみると、かなり数式に忠実に世界が構築されていることが分かります。その徹底振りから著者が生粋の変態であることが伺えます。
    関数電卓を片手に計算しながら読むと色々わかって面白いと思います。もちろんそこらへんを意識しないでも特に問題なく物語として読んでいけるのが、この本のウリで

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    2015年04月10日
  • セピア色の凄惨

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    奇妙でどこかねじくれた世界。「レイ」を探す女性と探偵。
    後味の悪い話って基本的に苦手なのですが、なんかこの話の主人公たちにはそいうものを感じないんだよなあ。
    なんでそうなる?! と思うことはあっても、恐怖するというより笑ってしまう。
    その独特さも小林泰三の持ち味だと思うんだけど。グロさと共存する可笑しさ。笑えないけど笑える。やっぱり小林さん好きだ。

    「ものぐさ」は、読んでてイライラするけどこういう考えって自分でも無意識にしてるなあ、とちょっと反省した。
    「自分が行動できないこと」を棚にあげて勝手に誰かに期待して勝手に絶望して、勝手に憤る。
    ちょっとせつなくなりました。

    あんまり後味が悪くな

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    2010年04月21日
  • 脳髄工場

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    面白いテーマがよく練られていて、昔の「世にも奇妙な物語」にありそうな短編の数々。
    読みやすいと思います。

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    2010年01月12日
  • 目を擦る女

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    「わたしが目を覚まさないように気をつけて」隣室に棲む土気色の肌の女は言った。指の付け根で目を擦りながら――この世界すべてを夢見ているという女の恐怖を描いた表題作、物理的に実行不可能な密室殺人を解明する驚天動地の推理劇「超限探偵?煤v、無数の算盤計算によって構築された仮想世界の陥そう「予め決定されている明日」ほか、冷徹な論理と呪われた奇想が時空間に仕掛ける邪悪な七つの罠。(裏表紙より)

    宇宙船クラーク号乗組員・西山下腕彦はドッキングした有人基地A3の内部で頭部を切り離された五人の男女の死体を見つける。その中には喧嘩別れしたままの頭角河子がいたのだ。「脳食い」
    空から吹く風の正体に興味を馳せてい

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    2009年10月04日
  • 臓物大展覧会

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    グロな話はは嫌いだが、それを
    外してもなかなか面白かった。
    いわゆる奇妙な味の短編集かな
    世にも奇妙なで実写化できそうな
    作品もあった。

    個人的に良かったのは
    透明女
    ホロ ←これが1番良かった
    釣り人
    造られしもの
    悪魔の不在証明

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    2009年10月04日
  • 脳髄工場

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    ■内容(「BOOK」データベースより)
    犯罪抑止のために開発された「人工脳髄」。健全な脳内環境を整えられることが証明され、いつしかそれは一般市民にも普及していった。両親、友達、周囲が「人工脳髄」を装着していく中で自由意志にこだわり、装着を拒んできた少年に待ち受ける運命とは?人間に潜む深層を鋭く抉った表題作他、日常から宇宙までを舞台に、ホラー短編の名手が紡ぐ怪異と論理の競演。

    ■感想
    表題の脳髄工場は途中まではものすごく面白かったんだけど、最後がしょぼーんでした。
    あとクトゥルフはぜんぜんわからないから、C市のアレはぽかーんとしてしもうた…。

    ただややがっかりだったのがこの2作品てだけで、他

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    2009年10月04日
  • 忌憶

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    子供のころ、蟻を潰して喜んでた人が読めばまぁたのしいかと思う。

    邪悪というか黒い世界観を理詰めで構築してくれるのは個人的には好み。そうすることでより一層、逃げ場の無さの恐怖を増幅してくれていると思う。
    個人的には3話目が好み。メメントにインスピレーションを受けて書かれてたもののなかでも相当レベルが高い部類じゃないかと思う。流石、小林泰三先生!!

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    2009年10月04日
  • 忌憶

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    素敵。記憶なんていつもギリギリ。年を重ねれば重ねるほど、うっすらぼんやりとしてゆく。
    そんな中にいつ狂気が入り込んでくるなんて誰にでもありうる。その一人になるかもしれない期待・・不安・・恐・
    常に私達は壁ぎわにいるのだ。

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    2009年10月04日
  • 脳髄工場

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    好きです。えぇ〜脳髄つけてよ。自分にも。長い物には巻かれて暮らしてますので大丈夫。
    父親みたいな描写はさすがに怖いけど。やはり長編より短編が好きなのです。

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    2009年10月04日
  • 忌憶

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    「奇憶」「器憶」「キ憶(キは土遍に危)」の3作品を収録。
    連作短編小説と銘打ってますが、繋がりはほとんどないのでどこからでも読めます。以下、それぞれの感想↓

    『奇憶』
    直人のダメ人間描写っぷりが素晴しい。こんな風になる前にちゃんとしよう、と決意させてくれる。
    平行世界についての説明が詳しくなされている事により、ただの不思議で怖い体験ではなくなり、論理立てられたこの世の真理として誰もが巻き込まれる可能性のある怖さ、となっている。
    「ショゴス」「シュレディンガーの猫」「ブラックホール」などの単語に反応できる人は読むと良いと思う。

    『器憶』
    「腹話術師」と「腹話術人形」の話。
    とくればある程度予

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    2009年10月04日
  • 脳髄工場

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    表題作を含むSF・ホラー11作品を収録。
    SFとホラーってもの凄く良く似合うよなぁ、と「綺麗な子」を読んで思った。
    「停留所まで」「アルデバランから来た男」の様なテンポの良い短くトリッキーな話を私は好む。
    「影の国」「声」「タルトはいかが?」は終わらせ方が良いな、と思った。特に「タルトはいかが?」のラスト一文はこれ以外に有り得ないだろう、といった感じ。

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    2009年10月04日
  • 忌憶

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     小林泰三の最新単行本です。三編の短編からなる単行本です。
     奇妙な記憶に悩まされる男の物語『奇憶』
     腹話術の人形を購入した男の物語『器憶』
     前向性健忘症に罹患した男の物語『キ憶』
     この三編はいずれも人間の記憶に焦点を当てた物語で、いずれも奇怪な味が印象的な作品です。三編には登場人物のつながりという意味で、関連性はありますが、それが何か一つの大きな流れとなっている訳ではないですね。
     今作でもクトゥルフ関連の単語が出てきます。『ショゴス』ですね^^

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    2009年10月04日
  • 脳髄工場

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     相変わらずいやーな感じの作品が並んでいるところが素晴らしいですね。
     ですが、特筆すべきは、そうした「いやーな感じ」はあんまりない『C市』という作品。
     これまでの作品でもクトルゥフ神話に対する傾倒を見せていた作者が、真っ正面からクトルゥフ神話に挑んだ作品で、ホントイイ!大好きです。本作は中編ですが、小林氏にはいつか長編のクトルゥフ物をやって欲しいなあと思います。

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    2009年10月04日
  • 安楽探偵

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    叙述トリックメインの短編集って感じ。
    読みやすいし、テンポ感はいいのですぐに読み切れる。
    全体的に、読み手の感じた謎は解き明かされないまま終わってく。すっきりしないとこも小林泰三らしい。
    掛け合いと、そこに叙述トリックを仕込むのかって驚きを楽しむ作品だと思う。綺麗なミステリーを読みたい方にはおすすめできない。
    第六話のモリアーティでは、これまでの話を読み返したくなるようにできてるので、一度に読んでしまうことをおすすめする。

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    2026年03月02日