小林泰三のレビュー一覧
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ネタバレあーー楽しかった!!!面白かった楽しかった。王道娯楽、宇宙活劇だと思う。
泰三先生お得意のグロは大分なりを潜めている…と思うので、そこが苦手な方にもどんとお勧めの逸品となっております!(あ、ゼロではないんですけどね……グロではなくて、リアルを追求していると理解してます!)
世界設定は、表紙のイラストとタイトルがきっちり示してくれている。天地が逆になっている空間で生活している人間達の物語だ。天にぶらさがってへばりついて暮らし、そこから踏み外すと真っ逆さまに星の海へ落ちていってしまう。泰三先生お得意、ガチっと理屈をこらした上での仰天世界設定。
物語は三章立て。
減少する一方の資源を切り詰めて -
Posted by ブクログ
タイトルを見た瞬間に、小林作品で1,2を争うほど好きな短編集「海を見る人」のあのぶらさがってる人たちだ! と思って手にとりました。
前半は読んだ瞬間、懐かしくなる4人のかけあい。
頭上の地面にしがみつかなければ、星くずだらけの宇宙に永遠に落ちていく過酷な世界。落穂拾いと呼ばれる彼らの生き方。
結局エレクトラはどうなったのか、カリテイが見た謎の物体の正体は、と気になる続きが硬派に続くのかと思いきや、そんなことはなかった!
物語はスケールの大きな、宇宙ロボットバトルものに。
ザビタンとか出てくるし。
シリアスなのに、場面を想像すると笑えたり。
アマツミカボシのパイロットになってからのカムロギは -
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Posted by ブクログ
「天獄と地国」小林泰三
異世界SFアドベンチャー。特になし。
「海を見る人」に収録された同名短編の長編化作品。
天と地のひっくり返った球状世界の外表で、繰り広げられる宇宙船・超兵器戦・ハイテクノロジー・終末感・未知への冒険。
世界の設定が相当に物理で。短編の時から好きでしたけど、もっと深くつっこんだストーリーで読み応えありましたね。
グロテスクはないかなーと思ってたら、全くそんなことはありませんでしたね!甘かった(笑)
泰三さんの長編は共通点があると思うんですが、もっと広く浅くストーリーを拡げて収めてすればいいものを、どこに向かって育つか分からない根のように、思いつくままに進んでいくんです -
Posted by ブクログ
ネタバレ好きな作家の一人。
変態描写人間として、一目置いている先生であります。
泰三。「タイゾウ」ではなく「ヤスミ」と読む辺りにすでに変質性を感じるぜぇ。
「ぁぅぇぇぉぉぉっっヶッッャョュ」
悲鳴ですよ。これ。
こんな、よくわからない人間の表情とリアルな臓物の表情をグチャグチャと混ぜて…うげぇ
ストレートで気持ち悪い表現を、ここまで全力投球できるものか…肩壊すぞ。
ただ、気持ち悪いだけではなく人間の感情というか、ヒューマンドラマ的な要素もしっかり短編で纏めてくるあたりが巧いなぁと思う。きいきい。
また、ホラーとSFの両面を話に巧く織り込んできいきいなので妄想好きの人は、はまり易いんきいき -
Posted by ブクログ
続巻が出ても出なくても通じるような終わり方だった。わざとなんだろうか。
簡潔にいうと、超能力者集団(組織)vs.一般人(主人公)の闘いを描いたハイパークローン戦争…みたいなもの? マンガちっくでラノベっぽいノリで書かれていた。
そんな所は【ネフィリム】に近いのかもしれない、仕組み的には【AΩ】のほうが近い気がするけど…元ネタがありそうな所が。
ラノベ的とはいっても、アプローチの仕方は理系の小林さんらしいかも。
ひとりvs集団の闘い…それも相手はどんなとんでもない超能力を持っているかわからないとくれば、不可能で無謀な事のようだけど、主人公はどんなに相手との力量差があろうとひるまず向かっていく。 -
Posted by ブクログ
知り合いが「ハードSF読みたいならこの短編いいよ」と薦めてきた一冊。
様々な舞台や設定を元に生み出された短編集。一つ一つはまったく別物のように見せながら、最終的には一つに収斂していくという、よくあるパターンのひとつです。大好物です。
読み口はあっさりしていますが、分類はかなりのハードSF。実際に各短編に出てくる数値を計算してみると、かなり数式に忠実に世界が構築されていることが分かります。その徹底振りから著者が生粋の変態であることが伺えます。
関数電卓を片手に計算しながら読むと色々わかって面白いと思います。もちろんそこらへんを意識しないでも特に問題なく物語として読んでいけるのが、この本のウリで -
Posted by ブクログ
奇妙でどこかねじくれた世界。「レイ」を探す女性と探偵。
後味の悪い話って基本的に苦手なのですが、なんかこの話の主人公たちにはそいうものを感じないんだよなあ。
なんでそうなる?! と思うことはあっても、恐怖するというより笑ってしまう。
その独特さも小林泰三の持ち味だと思うんだけど。グロさと共存する可笑しさ。笑えないけど笑える。やっぱり小林さん好きだ。
「ものぐさ」は、読んでてイライラするけどこういう考えって自分でも無意識にしてるなあ、とちょっと反省した。
「自分が行動できないこと」を棚にあげて勝手に誰かに期待して勝手に絶望して、勝手に憤る。
ちょっとせつなくなりました。
あんまり後味が悪くな