小林泰三のレビュー一覧

  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

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    なかなかのグロさ。ゾンビ化ウィルスが公認され家畜のゾンビ肉、ゾンビを生きながら喰らうゾンビイーター、一部がゾンビ化するパーシャルゾンビと広がっていく世界観が凄く緻密で面白いがリアルさを感じるだけにグロい。
    ミステリ部も設定が良く活かされていると思う。全体的にセリフが多いため脚本のよう。誰が喋っているかが分からなくなることがあった。ただセリフが多いので読む速度が早くなった。

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    2022年03月21日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    めちゃくちゃ先が気になって一気読みしちゃった!
    記憶が10分しか持たない人×人の記憶を操れる人っていう組み合わせがおもしろい
    でも最後え、、?ってなってしまった

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    2022年03月03日
  • 大きな森の小さな密室

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    「アリス殺し」を読んでから「クララ殺し」を探しているのだが、中古本屋の本棚になかなか並ばず、代わりにこの本を買ってみた。

    犯人当て、倒叙、安楽椅子探偵、バカミス、メタ、SF、日常の謎といった様々な趣向の短編ミステリー集。
    自身の作品に生み出した探偵たちを再び登場させ作者自身が楽しんで書いているよう。
    いずれも肩肘張らずに楽しめるが、話の面白さでは「路上に放置されたパン屑の研究」が一番。探偵としては進藤礼都に魅力。「正直者の逆説」は考えても分かりそうにない。

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    2022年02月24日
  • 玩具修理者

    購入済み

    酔歩する男だけでも読む価値あり

    玩具修理者は正直微妙だったがもうひとつの酔歩する男は長編にして出して欲しいくらい面白い。

    #怖い #ダーク

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    2022年01月10日
  • 臓物大展覧会

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     1999年から2007年に発表された短編に、2009年のこの文庫刊行時に書き下ろし数編を加えたものと思われる。
     巻頭の「透明女」(2009)が、デビュー作『玩具修理者』(1995)と同レベルのグロテスク趣味炸裂のホラーとなっていて、良かった。やはり「突き抜けた」感は痛快なものがある。
     他では「攫われて」(2002)が、誘拐された少女たちの苦悶に満ちた閉所での時間が、悪夢的なインパクトだった。
     一方「SRP」(2005)は、カプセル怪獣ならぬカプセル妖怪や、科特隊の出来損ないみたいのが出てきて、懐かしくも楽しい。同著者で未読ながら『ウルトラマンF』なる作品があるようだが、それと通じる世界

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    2021年12月27日
  • 失われた過去と未来の犯罪

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    記憶と体が別々に存在することになった世界で起きる、様々ストーリーはやがて一つに収束していきます。人の心や意識が記憶に依存するなら、記憶って命なの?とか考えてしまいます。

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    2021年11月18日
  • ドロシイ殺し

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    メルヘン殺しシリーズの3作目

    このシリーズは会話が多く、話もすぐ逸れていくので若干読み進め難いイメージだったのだが、前2作品に比べるとすごく読みやすかったように感じたのだが気のせい??

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    2021年11月15日
  • 逡巡の二十秒と悔恨の二十年

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    単行本未収録かと思ったら、単著未収録だったなんて…
    初読もいくつか入っていたのでまあよいのですが。
    「吹雪の朝」は再読だけど、何回読んでも犯人がアホすぎて切ない。

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    2021年10月29日
  • 大きな森の小さな密室

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    シュールだわー。エスプリ?何て言うかわからないけど、とりあえず、真面目にコケにしてやろう的な姿勢がバンバン出てて、面白かった。

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    2021年10月22日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    記憶が数十分しかもたない探偵が殺人鬼と戦うという設定が面白そうだなと手に取って、読み始めて殺人鬼側の設定が現実的でなくぶっ飛んでて、これは失敗したかなと思ったけど、読み進めていくとそれなりに面白かったです。
    リセットされる度、毎回同じ考えにたどり着くのかが心配になっちゃう。
    他にも同じ主人公や登場人物が出てくる話があるようなので、いつか読んでみたいです。…長編じゃないらしいので、古本屋ですっと見つけられたら読みたいかなー程度ですが。

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    2021年10月18日
  • 百舌鳥魔先生のアトリエ

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    ネタバレ

    「ショグゴス」:クトルゥフもの。あんまり対比がうまくいってないかなぁ。
    「首なし」:他の作品でもそうなんだけど、女性がアグレッシブすぎる。
    「兆」:意味わからん。全部女性記者の妄想ないしは狂気の産物なんだろうか。
    「朱雀の池」:京都というテーマありきのお話。脈絡がなさ過ぎてどうにもこうにも。
    「ひそやかな趣味」:見事に騙されました。それにしてもグロいわぁ。
    「試作品三号」:ホラーかと問われれば首を傾げるけれど、設定は一番好み。
    「百舌鳥魔先生のアトリエ」:勢いがありすぎてギャグに思えるんだよなぁ。

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    2021年10月06日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    あまり好みの内容ではなかった。

    ただ、正月女の話はばあちゃんに聞いたことある話に良く似ていた。「正月」という所が「西の女」という話だった気がするけど、昔話なんてそんなもんか。ちょっとゾッとしたけど。

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    2021年09月26日
  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

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    ネタバレ

    特殊設定ミステリと思っていると、ゾンビホラー寄りのグロイ描写が続く。かと思えばラストはびっくりするくらいに甘やか。尖った印象に惑わされがちだが、小林氏の小説って意外なくらいハートウォーミング系なんだよねえ。とりあえず読者としては振り回される一本なのは間違いない。

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    2021年09月05日
  • ドロシイ殺し

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    前の二作に比べて推理の部分の描写が少なく、犯人も分かりやすかった。推理部分よりも世界の違和感やキャラクターの掛け合いが楽しめる作品でした。

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    2021年08月01日
  • ドロシイ殺し

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    ネタバレ

    オズシリーズは最初の一冊しか読んでいない事もあり(^◇^;)

    最初の登場人物から混乱。

    現実世界との関わりも、私には分かりづらくて、少し読みにくかったですσ(^_^;)

    こちらもあと一冊ですね。
    小林さんの逝去が早すぎて切ないです(T ^ T)

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    2021年07月02日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    ネタバレ

    正直途中はグロくて読むのやめようかと思った。けど、先を読み進めたくなる文章だから最後まで割とすんなり。

    人間の記憶というのは頼りないもの、そう痛感させられる。あと、普通人間は怒りという感情を〜のとこらがものすごく響いた。

    最後の終わり方は謎が多すぎてもう少し解説が欲しいかなとも。

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    2021年03月19日
  • 失われた過去と未来の犯罪

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    ネタバレ

    長期記憶を保持する能力を失った人類の未来についての物語。人の自我は記憶にあるのか、身体にあるのか、魂は存在するのかというテーマ。
    記憶破断者を読み終えたあとだったので、全人類が同じ症状という設定は新鮮だった。終わりは結構謎だけど。

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    2021年03月15日
  • 人外サーカス

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    ネタバレ

    吸血鬼もの大好きなので、ワクワクしながら読んでました。

    で、途中から違和感f^_^;

    最後まで読み切り、納得。

    シリーズものにされる予定だったのでしょうかね。

    そうであるのなら、作者の早逝がひたすら切ないです。

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    2021年01月31日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    ネタバレ

    怖くて、グロくて、進めたくないのに…気になって進めてしまう。
    何より、予兆なく現れる感に、毎回ハラハラドキドキ。やっぱり会っちゃってるよ…
    私なら…外に出られないな…

    しかしみなさんもおっしゃってるように、最後が…すっきりしない…。歯が黄色いって…うーん…。
    抱きしめてきたり、ベタベタ感も気になるけど。
    それにね、徳さんだって突然出てきた感。

    …もうちょっとヒントくれてもいいんじゃない?!

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    2021年01月16日
  • 神獣の都―京都四神異譚録―(新潮文庫nex)

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    『パラレルワールド』に続き、ヤスミン作品八作目。京都を舞台にしたファンタジィ。頭を空っぽにして読める娯楽作品。特にこれと言って感想はないけれど、暇なら読んでみて(^^; 星三つ。

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    2021年01月15日