小林泰三のレビュー一覧

  • 安楽探偵

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    ネタバレ

    短編集だと思って読んでいたが、最後で全て繋がったのが面白かった。
    章のはじめで例を提示し、そのあと具体的な事件等に入っていくのもシュミレーションできているようで読んでいて楽しかった。
    一気読みするのがオススメ

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    2023年03月10日
  • 安楽探偵

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    癖のある探偵と癖のある依頼人。探偵事務所にもたらされる依頼のクセがすごいし、会話の中身だけで頭がやられそう(いい意味で)。
    「ダイエット」はしてやられた感がすごい。

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    2023年03月08日
  • 未来からの脱出

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    主人公のサブロウは何不自由の無い生活を送っていたのだがある日気がつく
    『このスポーツの映像は昔の録画では無いか?』
    サブロウの中で疑問は渦を巻き自分が置かれている状況と自分の記憶にも疑いを持ち始めた時、サブロウはメッセージを発見する・・・
    “このメッセージに気付いたら、慎重に行動せよ。気付いている事を気付かれるな。ここは監獄だ、逃げるためにヒントはあちこちにある。ピースを集めよ”

    100歳前後の老人達の施設脱出サバイバル!
    悠々自適の施設暮らしを捨て、老人達は真の自由を掴み取れるのか!!?



    自分は悠々自適の生活と自由を天秤にかけたら悠々自適な生活を選択すると思います。
    隣の芝生と空の色

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    2023年03月04日
  • 因業探偵~新藤礼都の事件簿~

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    小林泰三さんの作品。

    新藤礼都はドロシィ殺しに出てきた人か。(あれは別の世界線だと思うけど)

    主人公は切れ者で冷たい(キツイ)超現実主義者というのは独特かな。

    小林泰三さんらしく思い違いという手法を使ったりしているが、いかんせん短編集なのでライトノベルのような感じで軽く物足りなかった。

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    2023年02月20日
  • アリス殺し

    購入済み

    夢と現実の脱構築

    途中からどんどん境界線がぼやけていく、、。読んでいて物語に吸い込まれていく自分と、一方でよく考えながら作品と対峙している自分をも脱構築していく、不思議な感覚を味わえました。

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    2023年02月01日
  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

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    なんじゃこの題名?と思って読んだ。
    いわゆる特殊設定ミステリってやつなんですが、
    なんだろうな〜この人の本ってネタとかは好みのはずなのになんかしっくりこない。グロ表現も取ってつけたように見えるのは何故かしら??あと、ミステリとしても本作はあんまりでした。

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    2023年01月16日
  • ティンカー・ベル殺し

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    ネタバレ

    予想してた数倍ダークなネヴァーランドで驚き!ピーターパンあんなに容赦ないことってある?!ってくらい容赦ない!笑 他のキャラしかり。…ということで会話やトリックよりも残虐さが抜きん出た一冊。その点に至ってはシリーズ1かも。そこに追い打ちをかけるループ…あれは地獄すぎてゾッとした。メルヘン殺しシリーズ思いっきり堪能したけど、これで終わりと思うとかなり寂しい…完結されないのが残念でならない

    ☆3.8

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    2023年01月12日
  • ドロシイ殺し

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    この国には何が隠されているのか、ずっとそれが明かされるのを楽しみにまっていたら…なるほど、そういうことか。前作の絡繰よりこちらの方が個人的に好みだったのもあり今回はスッキリとした読後感。それにしても今回もビルはどこまでもビルだった。

    ☆3.8

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    2023年01月09日
  • クララ殺し

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    前作に比べ、ホフマン宇宙の登場人物が多くちょっとしか出ない人もいるため、誰が誰だかこんがらがりがちです・・・。
    ビルは段々可愛く見えてきました。

    「名前ならあるよ。『ビル』っていうんだよ、人さん」

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    2023年01月05日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    ネタバレ

    『 警告!
    自分の記憶は数十分しかもたない。 思い出せるのは事故があった時より以前の事だけ。 』

    どうやら私は新しい記憶を留めていくことが出来ないらしい。 手元にあるこのノートだけが私の過去を知れる記憶媒体のようだ。
    『今、自分は殺人鬼と戦っている。』


     自身の記憶が数十分しかもたない主人公と他人の記憶を意のままに改竄できる超能力者、2人の記憶破断者の対決を描くストーリー。
    主人公側が絶対的に不利なのだが改竄できる記憶を持ち合わせてないという唯一の武器を手に立ち向かう。 この主人公かなりの切れ者でリセットされる記憶に対しての適応能力が半端ない。 殺人鬼側も傲慢な利己的な部分が表立つが能力

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    2023年01月04日
  • 逡巡の二十秒と悔恨の二十年

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    ネタバレ

    故・小林泰三氏の未収録短編集。短編としてはベリーショートで330頁で10個も収められている。SF、ホラーに収まりきらない作者の魅力がつまっている。

    「玩具」
    えらいことになった。目の前に瀕死の友人がいる。望みを叶えるあの存在、てぃーきーらいらい。

    「侵略の時」
    朝何気なく始まった日常の崩壊、妻が朝食に出してきたのは生の豚肉だった。見た目は変わらずとも常識のなくなった周りの人々。人類の侵略を「酔歩する男」を彷彿とさせるような独特の価値観で描いたSF。

    「食用人」 
    なんで食用じゃないものをわざわざ食べるのか。食用ではないカエルやイノシシを食べたがる人の神経が信じられない。こんなに美味しい食

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    2023年01月04日
  • 未来からの脱出

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    ネタバレ

    森に囲まれた施設で何不自由ない生活を送っていた老人サブロウは自分の過去に関する記憶が残っていないことに気付く。周りの老人たちも同じような状況であることを知ったサブロウは偶然にも自身の日記帳に脱出を促す何者かのメッセージを見つける。この施設が監獄である疑いを持ったサブロウは仲間を集め脱出を試みるが森の先にあった光景は想像を絶するものだった・・・。

     長編として小林泰三氏の遺作となった作品。車椅子生活を送る老人たちが施設からの脱出を図るスリラー小説だ。そして本作はSF小説である。主人公のサブロウは20世紀生まれで100歳を迎えているのだが記憶の片隅には21世紀の記憶どころか22世紀の残像が残る。

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    2023年01月04日
  • 人外サーカス

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    初めはただグロいだけかなって感じだったけど読み進めていくうちにサーカスならではの能力で吸血鬼と戦うシーンが面白かった。

    これは…ラストはハッピーエンドなのか??バッドエンドなのかな??

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    2022年11月23日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクションのアンソロジー。
    小松左京の「骨」は既読でしたが、久々に読んでも怖いと思った。震災の後の大洪水というくだりが東日本の震災のことを書いてるようで、それが1972年に書かれていたというところにまた戦慄。
    坂東眞砂子「正月女」何かのアンソロジーで読んだか、それとも同じような別の話だったか…ホラーというよりイヤミス的な面白さだった。
    小林泰三「人獣細工」のラストが一番おぞましかった。
    これは角川ホラーセレクションの第二弾らしい。
    第一弾「再生」の方も読みたい。

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    2022年11月20日
  • クララ殺し

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    メルヘンシリーズ2作目。アリス殺しより複雑で
    パニックでした。世界観は、好きですがわたしには登場人物と関係把握が難しすぎたので星3にしました。

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    2022年10月25日
  • 未来からの脱出

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    自分がなぜ「施設」にいるのか記憶のないサブロウ。「施設」から脱出を計ろうと仲間を見つけて実行するが…
    第2章から怒涛の展開。
    相変わらずの小林泰三ワールド。SFなのに本当にそういう未来が起こるんじゃないか、起こりつつあるんじゃないかという気になるし。
    小林さんの作品に特徴的な会話の応酬も、軽く脳が麻痺するような感じで好き。

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    2022年07月29日
  • 海を見る人

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    ネタバレ

    細かい理論はわからないのでその部分は流し読みしてしまいました。
    理系とセンチメンタルが同居していて不思議な世界。
    「独裁者の掟」「キャッシュ」「門」が好みです。門はなんとなく、大姉そうだろうなとは思いました。
    独裁者にはびっくりしましたが、固定観念持ってた!というのに気付かされてそれにもびっくりしました。今まで独裁者に居なかっただけで、確かにこんなケースもこの先出てこないことはないと思われます。。

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    2022年07月24日
  • 大きな森の小さな密室

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    「小林泰三(こばやしやすみ)」のミステリー連作集『大きな森の小さな密室(Muder in Pleistocene and Other-Stories)』を読みました。

    「小林泰三」作品は初めて読みますが、元々はホラー系で著名になった作家で、SFも含め、幅広いジャンルの作品を発表されているようですね。

    -----story-------------
    会社の書類を届けにきただけなのに。
    森の奥深くの別荘で「幸子」が巻き込まれたのは密室殺人だった。
    閉ざされた扉の奥で無惨に殺された別荘の主人、それぞれ被害者とトラブルを抱えた、一癖も二癖もある六人の客……表題作『大きな森の小さな密室』をはじめ、死

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    2022年07月22日
  • 失われた過去と未来の犯罪

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    ネタバレ

    人類が突然、記憶する能力を失ってしまった世界でのお話。
    当初はパニックに陥るものの、それから数十年後、記憶の外部記憶装置が完成し、人類はそれなくしては生きられなくなっていく……。

    記憶力を失い、肉体と記憶が切り離された世界で起こる様々な事件。記憶装置なく生きることを決めた人々、そして死者の外部記憶装置を挿入して“口寄せ”するイタコ。
    自己というものは何なのか、記憶や現実はどこまで信用できるのか。魂は一体どこにあるのか。
    新人類の創世神話ともいえるのかもしれない。
    色々なことを考えさせられる一冊です。

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    2022年06月19日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    数十分しか記憶が持続しない主人公がある殺人鬼から逃れる/対峙する物語。
    なかなか現実離れした設定(殺人鬼の特殊能力にしても)ですが、それはそうとしても中々楽しめる一冊。後味の悪い終わり方は著者ならではといったところでしょうか。

    著者の記憶喪失をネタにした作品といえば、数年前に読んだ「失われた過去と未来の犯罪」が記憶に深いです。こちらはミステリーというより、思考テストのようで、記憶喪失を題材に人間の在り方にまで深く切り込んだ傑作でした。時系列的には、そちらは本作の後に描かれた作品なので、本作をきっかけに生まれたとすると、なかなか感慨深いところがあります。

    大変恥ずかしながら、今更になって小林

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    2022年05月26日