【感想・ネタバレ】アリス殺しのレビュー

あらすじ

栗栖川亜理はここ最近、不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。ある日、ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見た後、亜理が大学に行くと、玉子という綽名の博士研究員が校舎の屋上から転落して死亡していた。グリフォンが生牡蠣を喉に詰まらせて窒息死した夢の後には、牡蠣を食べた教授が急死する。夢の世界の死と現実の死は繁がっているらしい。不思議の国で事件を調べる三月兎と帽子屋によって容疑者に名指しされたアリス。亜理は同じ夢を見ているとわかった同学年の井森とともに冤罪を晴らすため真犯人捜しに奔走するが……邪悪なメルヘンが彩る驚愕の本格ミステリ。/解説=澤村伊智

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

本当に良かった。ミステリーというジャンルにハマったきっかけの本。
グロい描写が大丈夫ならば是非読んで欲しい一冊

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

不思議の国のアリスの夢を見る栗栖川亜理。ハンプティーダンプティが殺された。起きたら、大学で王子さんが殺されていた。不思議の国と、現実が交錯する世界。割とまあまあ何を言ってるかわからない。でも面白く読めた。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伏線もミスリードも世界の謎も読み切った!と思ったら、最後の最後でまんまとやられました。あれも伏線だったのか。確かに違和感はあったけれど、他の伏線に意識集中してたら忘れちゃってました。まんまと手のひらで踊らされた感。楽しい。
ただ、グロや痛い描写に耐性のない人はお気をつけを。
最後、意味ないとわかっていても薄目で読みました。面白かったです!

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

好き嫌い別れる感じだと思うけど私は大好きだった。
会話のみで進むパートが多くてかなりテンポ良く読める。
夢と現実を行ったり来たりするような構成で、次は何が起こるのか、誰がどんなことを言うのか気になって一気読みだった。
不思議の国での会話がほんとにおもしろい。
直前の記憶しか残らなければこんな会話になるのかな。
基本ずっとふざけた調子だから、グロ描写は割としっかりあるけどそれすらコミカルで、この残酷さをズーンとならずに描けるの凄いなと思う。
真面目に想像しちゃうと結構きついけど、そうする隙を与えない軽さとスピード感。
不思議の国のアリスを知った上で読んだ方が楽しめるだろうけど、知らないキャラクターが出るたびに調べながら読むのでも十分おもしろかった。
夢とか空想とか妄想とか好きな人はめちゃくちゃ楽しめると思う。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

初読み作家さん
「アリス殺し」

好みだったー( * ॑꒳ ॑*)
不思議の国に迷い込んだ夢を見る栗栖川亜理。次第に夢の中の事件と、現実世界の事件がリンクしてることに気づき始める。

いやー騙されまくりでした( * ॑꒳ ॑*)

ちゃんとヒント出てたんですね。
不思議の国の話がハチャメチャ突拍子もない内容なので、それらがヒント伏線だとは全然気づかず|ω・*)

続編読みます˙ᴥ˙

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

「アリス殺し」というタイトルなだけあって、不思議の国のアリスの知識が必要です。というよりも、ルイス・キャロルの作品の知識かな?
私は不思議の国のアリスを読んだことも観たことも無かったので、知らないキャラクターや設定が出てきて分からないところが……

セリフばかりで読みづらい部分もありますが、どんでん返しといえば!と言われるようにストーリーの後半で驚くような展開の連続で、ストーリー自体は面白かったです。

結末がわかった上で再読したい作品です。
今度はちゃんと不思議の国のアリスを読んでから笑

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2025年09月28日

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基本的には登場人物の会話が多かった。
不思議の国のアリスの堂々巡りな会話、世界観を出すためか、聞かなくてもわかるようなことを聞いたり、誰が喋っているのか分かりづらく、会話のキャッチボールがモヤモヤするような感じの文章が多かった。(地球の世界の方でもそんな感じ)
そういうのが向いてない人は読むのを断念しそう。
けど、最後の種明かしを聞いたらなぜ地球の方でも頭の弱い喋り方なのかがわかる気がする。
種明かしのどんでん返しは一気に全てがひっくり返るわけではなく、徐々に明かされていくように感じた。

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2025年09月17日

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平時の不思議の国の住人のやり取りはすごく軽快なのにそこで起きる事件はグロテスクで、そんな事件の真っ只中でさえ、不思議の国の住人達のやり取りからは平時と変わらない会話の軽快さが感じられる

その温度差が不思議の国の不気味さや登場人物たちの残酷な心の部分を表しているように感じて(特に中盤~後半にかけて)、不気味なのに面白いっていう独特の読み心地でした!

この方の本を読んだのは初めてですが、文章の魅せ方がすごく上手な方なんだなと感じました。

シリーズものということなので、この続編?にあたる他の物語も読むのが楽しみです!

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

面白かった。

伏線が綿密に張られていて、綺麗に回収された。

『不思議の国のアリス』知識がなくても面白い。

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2025年08月18日

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夢の中という誰しもが体験したことのある独特な雰囲気を見事に文章で表しており、気味の悪い浮遊感がずっと付き纏っていた。突拍子の無さや現実味の無さが大事な役割を果たしていた作品だった。

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2025年07月26日

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無理に背景を描こうとせずに会話文で説明をしてくれたので難しい感じがせず、飽きずにスラスラ読めた。ちょっとグロめ、寝る前に見たのをちょっと後悔している。

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2025年06月26日

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登場人物が多く期間を空けて読むと何が何だか分からなくなります。一気読みがおすすめです。話はとても面白いですがキャラクターの性格上同じ話を繰り返す場面が多く読み飛ばしたくなるところもありました。あと結構グロいです!

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2025年06月07日

Posted by ブクログ

展開は分かるけど、単語全てを理解するのは難しく、途中の謎やキーワードに着いていけなかった。
結末には恐怖を感じつつも、その表現力に惹き付けられた。
このシリーズは他作品も読んでみたいと思った。

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2025年05月26日

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夢と現実世界の入れ替わりで物語は進んでいくが、夢と現実世界の住人は姿形は違えど繋がっており、死=どちらにも適応する中で次々に夢の中で住人が殺され現実世界でも死んだことになっているという設定。
その中で主人公のアリスが犯人の最重要容疑者であり、アリスが真犯人を見つけるために夢と現実世界での手掛かりをもとに仲間のビルと奮起するのだが…

ミステリーに欠かせないドンデン返しが見所。
ただ個人的には登場人物が多すぎてやや混乱気味でした…笑
結構グロテスクな表現や描写もあり、そこまで具体的に書かなくてもと思うシーンも汗
全体的にはとても面白く、少しずつ真相が明らかになっていく中盤以降はグッと引き込まれました。

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2025年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

メルヘン殺し第1弾

大学生の栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。
不思議の国で起こる連続殺人?事件。しかも、不思議の国での死と現実世界での死は繋がっているようだ。
最重要容疑者となってしまったアリスはトカゲのビルと共に事件の真相を追う。
そして、現実世界からも栗栖川亜理は同じ不思議の国の夢を見ている同級生の井森と共に事件の真相を追う。

最初のうちは不思議の国の住人たちの会話の進まなさに「えっ!?何これ!?」「いやいや、まさしく“不思議の国のアリス”の世界観じゃないの〜もうちょっと頑張ろう」と自分を励ますように読んでいました。
しかし、不思議の国の住人たちの会話に慣れ、事件の真相が明らかになると一気に引き込まれてしまいました。
このファンタジーでグロテスクでロジカルな世界観にどっぷりハマりました。

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2025年01月14日

匿名

購入済み

不思議の国と地球とのリンク、空回りの会話は面白かった。だんだんと残酷になってきて驚いた。
こっちが夢だったんですね。

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2024年05月28日

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ネタバレ

不思議の国の混沌とした脳が理解を放棄する会話が好み。
処刑の場面が不思議の国の登場人物の陽気さがとても効いていて、かえって不気味に感じた。

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2025年11月17日

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不思議な感覚で面白く読めました。
夢と現実が交差して展開が楽しみになる
ときどきグロい描写が効いてる

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『不思議の国のアリス』に登場するキャラを下敷きに、原作の破天荒さとナンセンスに脈絡の不明な会話などもしっかりオマージュ。半分は工学部の研究室が舞台ということも超嬉しい。これは工学系のラボ所属経験のある人が書いてるなと確信して調べたら、やっぱり著者は工学部出身なのネ(^^) メルヘンと残虐趣味を組み合わせ、ファンタジィ一歩手前の綱渡り的な本格ミステリ。力技2発にシビれた。

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2025年10月15日

Posted by ブクログ

そうか、バンダースナッチは僕が思っていたよりもとても速かったんだ。
だったら、仕方ないね。

・『不思議の国のアリス』の特徴からこの作品を否定するのはちょっと違うかな〜と。

・井森くんとビルが好きだった
『クララ殺し』では主人公らしい、、

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2025年10月08日

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ファンタジー寄りのミステリを勝手に想像していたら、予想外のグロデスク具合に戸惑う羽目に。
謎解きはなかなか面白かったので、グロ耐性あればもっと高評価にしてたかも。

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2025年08月24日

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グロさとギャグさのミスマッチ具合が好きかどうか、かな
グロい。の割には、登場人物たちの会話は軽くてまどろっこしい。こういう世界観が好きな人は好きなんだろうなって感じで、個人的にははまらなかった。とても読みやすくはあったものの。
もちろん、伏線回収とかそう言うのは申し分なく面白い。本当に、こういう話が好きかどうかによる。

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2025年09月17日

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ネタバレ

不思議の国のアリスの世界観が好きで、文字のリズムも気持ちよくていいなーと思ってたら、思った以上にグロテスクで、、、びっくり‼︎

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2025年08月22日

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仮想世界と現実がリンクし、それを不思議の国のアリスのオマージュで表現しており、何となく馴染み感があいまってサクサク読めた。叙述トリックもあって、少しハッとする部分もあった。独特な会話の掛け合いは読んででたまにクスッとなった。

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2025年08月09日

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ネタバレ

不思議の国のアリスを全然知らないため、理解できないところが多かったです。
不思議の国のアリスを見たあともう一度読みたいと感じる作品です。

叙述トリックがとても魅力的な作品で、この人がこの人のアーヴァタールだったんだ!という驚きが続きます。
途中から頭がごちゃごちゃになってきますが、どんどん読み進めてしまう作品です。

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2025年07月22日

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ネタバレ

ふたつの世界がリンクして起きるミステリー。その世界は地球と不思議の国のアリスであり、私にアリスの知識がないせいで登場人物たちに戸惑った。
頭がおかしい、話にならない、おぞましい。話の結末的にアリスについての前知識があった方が深みを感じたかもしれない。
意味不明ながら、会話のテンポは良いので殺人描写以外はサクサク読める。意味不明なところを真剣に読むと疲れる。
謎解き要素は答えが分かると驚くほどに簡単。確かに暴露してる。ただ、世界のリンク先があれのせいでわからない。 気づかない内にアリスの世界に毒された視点で物事を見ていた。
個人的には井森くんの活躍をもっと見たかったので、続編も読みたいところではある。

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2025年07月07日

Posted by ブクログ

不思議の国のアリスが元々好きで、キャラクターや造語や設定が頭に入ってるから読めた、という感じ。
不思議の国のアリスらしい頭のおかしさで話は聞いてもらえず、会話はなかなか進まず、しかしそんな会話文だけで物語は進んでいく。
かと思えば、事件のシーンではたっぷり凄惨な描写を見せつけてくる。
その差に戸惑いながらも、ちゃんとミステリホラーでした。

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2025年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

内容のない堂々巡りの会話が多くて疲れた
不思議の国のアリスが好きな人はそこも楽しめるかも
どんでん返し度はそんななかった
グロかった

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2025年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

不思議の国での会話はなかなか進まない感じはあったけど、私としては軽快で読みやすい印象だった。
え、この人がこの人物だったの!という驚きが最初はあったが、何人も同じようなパターンが連発され、だんだんと驚きが薄れていった。
不思議の国のアリスで出てくるらしきワードがいくつかあり、アリスの物語を知ってる人は面白いかも。
ブージャムってなに?何か分からない奇妙なもの、という立ち位置で話が進むのかと思ったら、物語の中ではみんな知ってるということが分かってちょっと拍子抜けした。

描写は結構グロいところも多く、アリスの世界観とのギャップがちょっと良かった。

最後で驚き!という触れ込みで読んだので期待していたがそれを超える驚きではなかったかなーと思った。

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2025年06月17日

Posted by ブクログ

わたしはあまり推理小説やミステリージャンルを読まないのですが、アリスの世界観なら面白いかなと思い数年前に読みました。

他の方もおっしゃっていましたがジャンル不慣れな方は一気読みがオススメだと感じます︎^_^

世界の入れ替わりや時系列を整理しながら読み進める感じだったので頭を使いますがストーリーは面白かったなという印象があります。

描写が結構痛々しいです。

終わり方が好きでした☀(՞. ̫ .՞)☽

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2025年06月15日

購入済み

夢と現実の脱構築

途中からどんどん境界線がぼやけていく、、。読んでいて物語に吸い込まれていく自分と、一方でよく考えながら作品と対峙している自分をも脱構築していく、不思議な感覚を味わえました。

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2023年02月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごいわ。 夢と現実の上下関係の誤認とは恐れ入った。 トリックもキャラの語り口もどれをとっても奇抜、あらゆる点で普通を凌駕する奇作。 奇書を思わせるような読みにくいドロッとしたダークなファンタジーから論理的な超本格が生まれた。

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2025年05月31日

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