あらすじ
栗栖川亜理はここ最近、不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。ある日、ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見た後、亜理が大学に行くと、玉子という綽名の博士研究員が校舎の屋上から転落して死亡していた。グリフォンが生牡蠣を喉に詰まらせて窒息死した夢の後には、牡蠣を食べた教授が急死する。夢の世界の死と現実の死は繁がっているらしい。不思議の国で事件を調べる三月兎と帽子屋によって容疑者に名指しされたアリス。亜理は同じ夢を見ているとわかった同学年の井森とともに冤罪を晴らすため真犯人捜しに奔走するが……邪悪なメルヘンが彩る驚愕の本格ミステリ。/解説=澤村伊智
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匿名
面白かった
アリスの世界観が大好きなのでとても面白かった!ページ数は少なめで読みやすいです。どんでん返しが2転3転あるのも最高でした!
Posted by ブクログ
凄く面白かったです。飽きなかった。
芸術性やテーマの深さ、美しい文章を見るのもいいですが、こうゆう娯楽性たっぷりというか、ドキドキするものは読んでて楽しいです。
Posted by ブクログ
おもしろかった。
序盤こそ童話のアリスの世界観に入りづらかったが、中盤以降は気になることなくスラスラと読めた。
ミステリーのトリックも満足で、どんでん返しもあって完成度の高い快作。
Posted by ブクログ
4.5
小林泰三めちゃくちゃ好きだから贔屓目もあるけど実際めちゃくちゃ面白くね?
分かりにくいといえば分かりにくいけど圧巻。
強いて言うなら誰のセリフかが若干分かりにくいかなあ。
刑事ふたりが帽子屋と兎じゃないことはわかってたけどあんな大御所だとは。そもそもの前提も面白い。
考察要素も結構あってよかった。
グロテスクな場面あるけどそれはお約束。
他の作品のセリフが練り込まれててニヤニヤできた!
Posted by ブクログ
物語に散りばめられた伏線が丁寧に回収されていくため非常に読みやすく面白かった。不思議の国のアリスの世界観を継承しているため、原作を履修した上で読むと作中に出てきた演出をより一層楽しめたと思う。
作品の主要テーマ自体は完結しているものの、赤い王様が地球の夢を見る理由や、チェシャ猫が地球再構成前後で記憶を保持していられる理由、亡くなったアリスに最後に呼びかけるシーンの意味など世界観にまつわる謎が多いため次回作への期待が止まらなくなる作品だった。
Posted by ブクログ
メルヘンと現実の入り混じるミステリー作品。
不思議の国の絶妙に話の通じない頭のおかしい会話を書くのが上手い小林泰三はなんなんだ。
蜥蜴のビルが癒し要素になりつつあったので小林泰三作品特有のグロ死をした時はめちゃくちゃに悲しかった。
Posted by ブクログ
設定が面白く、ミステリーとしてもとても良かった。 解説で澤村伊智が語るようにこの不思議な設定と小林泰三の作風がマッチしているが故にここまで面白くなったのだと思う。
Posted by ブクログ
やられた。めっちゃ面白い。
スカッとするオチで満足。不思議の国と地球という2つの世界を用いた仕掛けも素晴らしい。
犯人の処刑の描写はかなりグロテスクで、「玩具修理者」でも思ったが内臓が寒く感じた。
不思議の国での会話は童話っぽく、間抜けな感じでテンポが悪い。自分は楽しめたが人によっては嫌がるかも。
クララ殺しも楽しみ。
Posted by ブクログ
最初は不思議の国での会話劇かと思いきや殺人事件発生。
アリスが疑われるが、メルヘン世界での話だと思いきや現実への影響があります。
どんでん返しにさらなるどんでん返しはお見事です。
不思議の国の住人たちが、殺されていく
どれだけ注意深く読んでも、この真相は見抜けない。
世界でシリーズ累計30万部突破! 悪夢×メルヘン×ミステリ
大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。ある日ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見た後大学に行ってみると、玉子という綽名の男が屋上から転げ落ちていた。次に見た夢の中でグリフォンが生牡蠣で窒息死すると、現実でも牡蠣を食べた教授が急死。そして不思議の国では、三月兎と頭のおかしい帽子屋が犯人捜しに乗り出していたが、なんとアリスが最重要容疑者に……。悪夢的メルヘンが彩る驚愕の本格ミステリ!
Posted by ブクログ
設定がめちゃくちゃ面白い。
夢の世界とこの世界がリンクしていて、夢の世界で死んでしまうとこの現実世界の人も死んでしまうというもの。それを活かして殺人事件が起こっていくのだが、不思議の国のアリスが元になっているだけあって夢の中の世界では会話のテンポもどこかへんちくりんであまり読んだことのない不思議な感覚を覚える。
どんでん返しも多々あって、そもそもの世界構造に対しても「えぇ!?そういうこと!?」という感覚になり、マトリックス的な世界観にまた面白みを感じてSFもいける小林泰三先生に脱帽である。
そしてグロいグロいと聞いていたのでハンプティダンプティが塀から落ちて死んだ描写が妙に詳細だったことなのかなと思ったら、次々と死んでいく描写が現れて、それらもかなりディテールが細かく描かれるような書き方で、最後の最後も「おおう・・・」と声を漏らし、あまりの痛々しさに行を読み飛ばしてしまうほどの表現力だった。
Posted by ブクログ
あまりSFは読まないので、小林泰三さんの作品の中には若干とっつきにくいものもある印象だったのですが、こちらはかなり読みやすかったです。
基本的には会話主体で物語が進行していくのですが、重箱の隅をつつくような不条理な会話のやり取りが、本当に不思議の国の世界に迷い込んだかのようでした。所々に差し込まれる残虐描写が、アリスの世界観とミスマッチしていて面白かったです。
ブージャムだのスナークだの、この作品独自の造語かと思いながら読み進めていましたが、原作者の別作品に出てくるワードのようですね。その辺りも事前知識を持っていた方が面白かったのかもしれません。
ミステリ的な面白さはそんなに、、?という感じでした。
Posted by ブクログ
この手の作品はオチがわかってしまうので、あえて何も考えずに読みました。話として面白い!特殊設定ミステリーは定期的に読みたくなります。アリスの登場人物を知ってたらもっと面白いんだろうな〜
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不思議の国側の会話がばかっぽすぎて()読むのやめようかと思ったけど最後まで読んでよかった〜⑅︎◡̈︎*
今までにない内容の小説だった、素晴らしい
Posted by ブクログ
たしか中学生とかで読んだ気がする。
内容は全く覚えていなかったので楽しめた。
不思議の国の住人達の堂々巡りの会話がもどかしくもあったけど、テンポ良くて面白かった。
死体の描写とか、最後の20ページぐらいあるメアリーアンの首切りシーン、作者の筆が乗ってるように感じた。作者の狂気さが垣間見得てよかった。あまりそこまで気づけない事が多いけど分かりやすくて良かった。
続編も読みたい。その時はまた読み返そう。
Posted by ブクログ
表紙に惹かれて手に取った『アリス殺し』。とてもおもしろい作品で、予想外の展開に何度も驚かされました。会話が多いので個人的には読みやすく、テンポよく進んでいきます。一方で、時々やり取りが何度も繰り返される箇所があり、ややくどく感じることもありました。トリックについては「そういう手があったのか!」と唸るほどではなく、本格ミステリ好きの方には少し物足りなく感じるかもしれません。世界観を楽しみたいという方にオススメです!
Posted by ブクログ
二つの世界を行ったり来たりするよくある設定でミスリードもある程度予想していたが、終盤の怒涛のどんでん返しに見事に裏切られた。ハム美がよかった。少しグロいが大丈夫。
Posted by ブクログ
夢の世界と現実世界がリンクしていて、アリスの世界で起きた死に方と同じ死に方を現実世界で起こるというはなしです。
会話が多いので読みやすく、それでも伏線回収はしっかりするので、読んでいて気持ちが良かったです。
描写が残酷なので、苦手な方はいるかもしれませんが、ストーリー自体は面白かったです。
次の殺しシリーズはまだ読んでいませんが、制覇したいと思います。
Posted by ブクログ
マジで申し訳ないのは不思議の国のアリス未履修で読んだこと。全員検索した。
にしても気付けそうで気づけなかった要素がいっぱいで悔しいしグロくて良かった!
不思議の国のアリス見ようかな〜
Posted by ブクログ
基本的には登場人物の会話が多かった。
不思議の国のアリスの堂々巡りな会話、世界観を出すためか、聞かなくてもわかるようなことを聞いたり、誰が喋っているのか分かりづらく、会話のキャッチボールがモヤモヤするような感じの文章が多かった。
そういうのが向いてない人は読むのを断念しそう。
けど、最後の種明かしを聞いたらなぜ現実でも頭の弱い喋り方なのかがわかる気がする。
種明かしのどんでん返しは一気に全てがひっくり返るわけではなく、徐々に明かされていくように感じた。
世界観な作品
あとグロシーンあり
Posted by ブクログ
栗栖川亜理
中沢研究室。
田中李緒
亜理の一年上の大学院生。
王子玉男
中之島研究室の博士研究員。
井森建
他学科から途中編入してきた。石塚研究室。
篠崎
教授。
ハム美
亜理が飼っているハムスター。
広山衡子
准教授。篠崎研究室。
田畑順二
助教授。
久御山
篠崎の秘書。
谷丸
警部。
西中島
巡査。
武者砂久
不思議の国
アリス
白兎
アリスを目撃したと証言した。
メアリーアン
白兎に雇われている。
ハンプティ・ダンプティ
堀から落ちて死んだ。
ビル
蜥蜴。
眠り鼠
毛玉。
公爵夫人
女王から庭の管理を任されている。
三月兎
帽子屋
女王陛下から特命捜査官に任命された。
グリフォン
殺された。牡蠣が喉に詰まって窒息死。
チェシャ猫
女王陛下
国王陛下
偽海亀
海象
牡蠣の子供
ドードー
レッドキング
バンダースナッチ
トゥイードルダム
トゥイードルディー
Posted by ブクログ
二つの世界を行ったり来たり。会話主体でどんどん進んでいくので、途中まではすごく大変でした。
不思議の国のアリスを知っていれば、もっと読みやすかったし楽しかったかも、と思います。
Posted by ブクログ
2026.08.21 (金)
はじめましての小林さん。知った時には既に亡くなっていた…
本書、めちゃくちゃ読みやすかった。当方原作不思議の国のアリスも、映画不思議の国のアリスもほぼミリしらで挑んだ故キャラ補正に若干の劣りはあったものの無事読み切ることができた。
そしてわたしが小説を通してこんなに目を背け憎悪を抱いたのははじめてだと思う。公爵夫人改めて広山准教授=メアリーアン。わたしは彼女が気に入らなかった。これまで、どんなミステリー作品を通しても犯人の動機や語りに睨めつける感情は持たなかったけど彼女は違う。何もかも気に入らなかった。公爵夫人だと騙っていた時から気に入らなかったが、メアリーアンだとわかり甘美なまでの語り口で各々の殺害回想を巡ったときに何かこれまでと違う「嫌」を感じた。だけどそれがまたおもしろかった。感情が枝分かれする感覚をまた味わえるなら怖ろしくも私はまた小林泰三さんを読みたいと思う。
Posted by ブクログ
これはかなりどんでん返しです。
しかも完全に忘れてました。やられました。
グロい描写があるので少し苦手に感じましたが、アリスのメルヘンな世界観のおかげでマシに感じましたが、やはりグロかったです。
スッキリとする終わり方ではなかったですが〇〇殺しはシリーズになっているようなのでもしかしたら繋がりがあるのかもしれません。
この本単体でもしっかり面白かったです。
Posted by ブクログ
最近いろんなところで見かけるなーと気になり、本屋でオススメっぽいところにあったので購入。
アリスインワンダーランドを幼少期に観た曖昧な記憶しかないが、会話のまどろっこしさが不思議の国らしさがあった。
井森好きだったので、残酷な死に方をしていてショックだった。
序盤にいた眠り鼠がまさかこんな大きな伏線になっているとは。所々での伏線回収や真実お披露目が面白かった。楽しく読めた。
好きな井森が続編に出てくるなら読もうか悩み中。
Posted by ブクログ
現代世界と夢の世界を交互に生き来しながら、殺人犯を探す不気味な不条理ミステリー。文章が独特で読み辛く、会話も何かがズレていてじわじわ読むのがしんどくなっていく。トリック自体は意外性があり感心したが、とにかく殺人描写が執拗に描写されるのに閉口した。逆にしらけるというか、もういいよ…と言いたくなる。元ネタがクトゥルフのようなので、そういうのが好きなら…と言った感じ。続きはいいかな。
Posted by ブクログ
前半、揚げ足取る会話に何度もイライラしました。棄権したくなる衝動を抑えながら読み進めて、後半あたりから面白くなってきたので一気読み。それでも、このシリーズはもう読む勇気がありません。
Posted by ブクログ
オオスメ小説を適当に調べて情報が全くない状態で読んだ。不思議な世界観すぎて正直良く分からなかった。
でもこの作者ならではの世界観が独特で、その中にしっかりとした叙述トリックもあって楽しめた。
地球側の世界で登場していた人物のほとんどのアーヴァタールを誤認させるのは大胆で面白い。
Posted by ブクログ
設定が面白く、早く結末を知りたくなる。
ただ、小説のほとんどが会話で構成され、そのほとんどがあまりに堂々巡りのやりとりで、辟易する。終盤はリーダビリティが高まり、読みやすくなる。登場人物のキャラクターは独特で、要領が悪く、ホラー作家ならでは、といった感じ。
主人公の正体は、途中でなんとなく予想したが、裏付ける表現もなければ、気持ちのいい伏線も多くはない。
夢と現実の脱構築
途中からどんどん境界線がぼやけていく、、。読んでいて物語に吸い込まれていく自分と、一方でよく考えながら作品と対峙している自分をも脱構築していく、不思議な感覚を味わえました。