小林泰三のレビュー一覧

  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

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    ネタバレ

    根幹を成すネタバレになるけど、これピノコの話だ。彼女の存在意識して読むと、すべての感動がネタバレになってしまうので言いたくはないけど、ピノコの話だ。

    ゾンビの存在が認知されている社会。その認知が食料として浸透している社会。食人という倫理観が崩れていく過程が淡々語られている部分に、静かな恐怖感じます。あぁ、人間ってどんなタブーでも理屈さえつければ、それがマジョリティになってしまえば、順応していくんだなあ、という怖さ。
    自分たちとは違った倫理観の社会の中でも、さらにきわどい感覚を持つゾンビイーター。ただ、そんな感覚の持ち主でも殺人犯に対しては持つ恐怖感は変わらないというのに、殺人を犯すということ

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    2017年10月13日
  • 安楽探偵

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    連作短編。論理的というか屁理屈の応酬というか、噛み合わずにイライラする会話がテンポよく進むのが楽しい。二話目はさすがに無理があるけど、三話目は上手い!

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    2017年09月19日
  • 因業探偵~新藤礼都の事件簿~

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    ブラックユーモアミステリ短編。面白かった!噛み合わない会話がテンポよく進んでいって、悪人が破滅していく。「散歩代行」のご近所さんみたいに街全体でちょっとズレてる感が気持ち悪い。礼都さんとお近づきにはなりたくないわ…。

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    2017年08月28日
  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

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    初小林泰三作品。
    グロイ!!
    でも面白い!
    パーシャルゾンビ、
    ゾンビイーター、なんじゃそりゃ!!
    ミステリーとしては、まぁ……うん。

    でもここまでゾンビで遊んでしまえる
    このくだらなさ、嫌いじゃないわ~。

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    2017年08月26日
  • 安楽探偵

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    小林泰三を読むと「くそ〜〜」という気の抜けた声が出てしまう僕だが、本作も非常にこの作者らしいミステリ。今回の見所は、ミステリファン向けの逆転の一撃(読めばわかる)、小林泰三らしい極端に論理的な屁理屈のような噛み合わない会話、悪魔の証明やオッカムの剃刀を取り入れた展開、鋭く尖ったブラックユーモア、そして安楽椅子探偵へのアンチテーゼ。とにかく会話が面白くてにやけてしまう、それでいて展開はミステリファンを獲物にした技巧的なもので、連作短編ならではの結末もなかなか収まりがいい。捻くれたミステリファンに捧げたい。

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    2017年08月01日
  • 海を見る人

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    自分はハードSF好きだと言ってきたけど、これを読んで反省した。
    ごめんなさい。
    これからはミーハーハードSF好きと言います。
    それくらいきっちりと計算されていたり、科学理論が描写の背景にある。
    何と言っても作者が「ばりばりのハードSFファンの方々には、できれば電卓を片手に読んでもらいたい」と挑発的なことを言っているのだ。
    「がっつり計算してますよ、お前らもやってみろ。ハードSF好きなら当然できるよな!」ということだ。
    そしてこれを受けて解説で向井さんが「天獄と地国」の計算をしている。
    これはもう計算なんか全然できない自分は到底ハードSF好きなんて口幅ったくて言えやしない。
    とは言え、作者が言う

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    2017年03月26日
  • 百舌鳥魔先生のアトリエ

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    ホラー。短編集。
    ホラーというのは共通だが、SF、オカルト、妖怪、ミステリ、サスペンスなど、多様なジャンルの要素があり、飽きない。
    「ショグゴス」のSF要素が非常に好き。

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    2023年03月25日
  • 安楽探偵

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    おお、これは良いな。
    今までグロテスクで安直な落ちばっかりだったのに、今回はミスリードさせようと捻ってる印象。

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    2016年07月31日
  • 臓物大展覧会

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    『悪魔の不在証明』が最高

    この中に神の存在「賛成派」「反対派」の意見が全て載っている。

    常に議論のテンプレとして携帯しておきたい。

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    2016年05月08日
  • 百舌鳥魔先生のアトリエ

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    最初の三編『ショグゴス』『首なし』『兆』がすごくよかったです。
    『ショグゴス』寓話的で皮肉の効いたSF短編。南極に現れた謎の海百合型生物と不定形生物。二種の偏った依存関係を否定しながらロボットの人類への奉仕を当たり前とする人類の矛盾。人類側指揮官の倫理感により話が予想外の方向に向かっていくのがすごく面白い。クトゥルフかじってればさらに楽しい。
    『首なし』あごから上を失っても生きている男。その世話をしながら愛を注ぐ女性の狂気に美しさすら感じる。
    『兆』自殺したはずのクラスメートに付きまとわれる女子中学生。自殺の理由を探るうちに深みにはまっていくフリーライター。日常から異界へと足を踏み外していく怖

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    2016年03月28日
  • SF JACK

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    11人の作家によるSF短編集。それぞれの世界が変わっていて面白い。未来の世界がどれかに近かったら‥‥

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    2016年03月27日
  • 安楽探偵

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    ネタバレ

    ★4.5
    この人の書く探偵ものは
    理論でねじ伏せる(口で)タイプで
    やりとりが面白く好きだ
    そして、全部騙された

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    2016年02月19日
  • 幸せスイッチ

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    わかってて読んだんですが、ブラックでした。ホラーというほど明確な恐怖を描いているわけではありませんが、じわじわ来る怖さでした。「○○と私、どっちが大事なの?」はよくあるセリフですが、ここまで昇華されるともう脱帽です。

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    2015年12月13日
  • 見晴らしのいい密室

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    「探偵助手」のQRコードは面白かった。
    「忘却の侵略」は一番気に入りの、シュレディンガーの猫や波動関数収束や未知危険生命体のネタを組み込んだ淡い甘い恋物語。
    「予め決定されている明日」算盤計算でヴァーチャルリアリティを構築という逆テクノロジー設定も中々素敵。

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    2015年12月05日
  • 忌憶

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    記憶破断者の方から読んでしまったけれど、二吉が記憶を失うまでが多少なり補完できてよかった。

    「奇憶」「器憶」「垝憶」の三つの記憶にまつわる連作短編集。

    奇妙で奇怪な別の世界にいってしまったどうしようもない男の「奇憶」がわりと好きだな。ああショゴス二号。

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    2015年09月27日
  • 幸せスイッチ

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    怨霊がお気に入り

    Σのキャラがよい
    怨霊と交渉する会話が愉快

    理系っぽい理詰めな
    悪く言えば、講釈たれでイライラするキャラが出てくる

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    2015年08月04日
  • 百舌鳥魔先生のアトリエ

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    2015年、30冊目は小林泰三。

    今年に入って、『忌憶』『目を擦る女』と読んだが、イマイチ当たってない印象。果たして今回は……?

    短編七編収録。今回はランダムに(というか、『兆』は既読なので、最後にとおもったため)よみました。では、極々簡単に内容を……。

    「ショグゴス」共生と従属関係の話。ユーモラスな面もある、SF系。

    「首なし」近世日本が舞台の猟奇的ヤンデレ話。

    「兆」いかにも、小林泰三らしい作品。『ゆがんだ闇』以来、約1年ぶりに読んだが、やはり好き。

    「朱雀の池」ドッペルゲンガー(?)な歴史曲解(?)モノ。

    「密やかな趣味」ブラックな、だからこそ超絶極まりないスプラッター。

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    2015年07月28日
  • 幸せスイッチ

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    光文社ヤスミンの力の抜け方はクセになります。
    コレという話は特にないのに、ついつい読んでしまう。
    論理的な整合性と倫理的な破綻のバランスが、気持ち悪くて気持ち悪くて最高。
    でもやっぱりSFを書いて欲しい今日この頃。
    80点(100点満点)。

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    2015年05月03日
  • 惨劇アルバム

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    いや〜面白かった!狂った家族の物語。登場人物すべてが狂ってる!最高!小林泰三作品には珍しく、カタルシスを感じられるラストだった。グロ度・ホラー度は低め。

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    2015年04月26日
  • 密室・殺人

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    『大きな森の小さな密室』作者の本を書店で売ってるのを見つけて、内容(登場人物)に気付かず買ったんだけど、あの作品に出てる人もちらほら。
    元はホラー作家さん?なんですね。ある意味ホラー?オカルト?的話っちゃそうなんだけど、それだけじゃない。
    密室殺人ではなく 密室・殺人というタイトルが既にツボでしたが最後の方のオチも私は気に入りました。
    まだ四里川探偵&四ツ谷くんのシリーズ的なのって無いんでしたっけ?もっと読んでみたいんだけどなー…

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    2015年03月02日