小林泰三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初出1998(平成10)年から2014(平成26)年辺りの作品を収めた短編集。
この作家の本は3冊目だったろうか。グロ趣味が何となく面白いと思っている。
今回は、「インターネット時代の文学」という感じが凄くした。もはや言葉の芸としての文学は、この文学には存在しない。言葉なき文学、とも言える。言葉があるのではなく、幾らかの記号が漂っており、吾々がインターネットを漂うのと同じように、この小説ストリーム上を辿る主体は、言葉ではなくむき出しの記号を求めて漂っている。このとき自己自身はむき出しの<欲望>でしかなくなっている。この作家の場合は「グロテスクなもの」への倒錯的な欲望だけが、存在者を存在さ