小林泰三のレビュー一覧

  • ティンカー・ベル殺し

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    このシリーズの世界観が好きで、文庫化をずっと楽しみにしていました。途中から違和感はあったのに、気付けなかったことが悔しい。もう一度最初から読みたくなる一冊です。
    小林泰三先生が逝去されたので、惜しくもシリーズ最終巻です。巻末に書かれているティンカー・ベル殺しの後の構想を読んだだけでわくわくしたし、心底最後まで読みたかったと思わされました。
    ここまでのめり込める作品を生み出していただいて、ありがとうございました。

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    2022年11月05日
  • 未来からの脱出

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    最近自分が老人でなくとも、今覚えていることを、これからも覚えていられる根拠がなくて怖くなる。昔より記憶しておくことへの集中力が無くなった気がする。主人公達はおよそ100歳の高齢者なので記憶があやふやでも当然のように思えるが、身体と記憶以外はどこか若々しく違和感を感じた。協力者のメッセージを受け取り、導かれるように施設からの脱出を試みるが、、。2章からの怒涛の展開、世界観の構築がすさまじくて引き込まれたのでもう少し掘り下げて読みたかった。余韻のある終わり方も良かった。俺も洋服溶かし液噴出全身触手人間になりたい。

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    2022年10月27日
  • 代表取締役アイドル

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    地下アイドルの女の子が、ひょんなことからちょっと大きな企業の社外取締役になるお話。創業者一族によるワンマン経営で、社風はとにかくブラック。
    主人公の活躍があまりないのが残念。そう甘くは何だろうけど、一発逆転のお話であってほしかったかな。

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    2022年10月20日
  • 未来からの脱出

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    至れり尽くせりの福祉施設(のような所)からの脱出を目指す老人たちの話。前半は状況が見えずに少しモヤモヤとしますが、主人公が脱出に成功して以降はなかなかに壮大なお話になります。最後ちょっと尻切れ感はあるかも。

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    2022年10月17日
  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

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    ゾンビウイルスが世界中に蔓延し、死ぬとゾンビになるのが一般化した世界を舞台にしたミステリー。被害者が密室でゾンビ化し、どうも他殺らしいという特殊状況の密室殺人ミステリーです。ちょっと状況説明に凝りすぎなきらいがありますが、ミステリーのロジックはしっかりしています。

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    2022年10月17日
  • 杜子春の失敗~名作万華鏡 芥川龍之介篇~

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    芥川龍之介の小説の登場人物と、主人公たちが様々な手段で交信する、ちょっと奇妙なお話です。なかなか面白い試みだと思います。楽しく読めました。ただし、人食いっぽい描写もあるので、要注意です。

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    2022年10月17日
  • 人外サーカス

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    廃業寸前のサーカス団と吸血鬼の一団の戦いを描いた作品です。ややスプラッター要素はありますが、ホラー感はあまりありません。
    戦闘力に絶対的な差があるなか、団員たちがいかにして吸血鬼を倒すのかが読みどころです。ミステリーの要素も少しあります。

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    2022年10月05日
  • 逡巡の二十秒と悔恨の二十年

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    軽い語り口の妖怪もの(関西弁はホラーに合わないね)から、やや皮肉交じりなスプラッターな人食いものまで。人肉の話は人によっては受け付けないかも。なんか本能的な嫌悪感がありますね。

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    2022年10月04日
  • 神獣の都―京都四神異譚録―(新潮文庫nex)

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    京都を舞台に青龍、朱雀、白虎、玄武の四神に麒麟を加えた御柱の神獣とその眷属の戦いを描いたファンタジー。
    シリアスなのかドタバタなのか、最後までつかみきれなかった。京都の街が壊滅状態になるほど激しい物語ではあるんですが、登場人物たちにいまいち緊張感がないので、街があっさり破壊されるところも含めてギャグなのかなぁ。

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    2022年10月02日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    前向性健忘症を患った男が主人公「失われた過去と未来の犯罪」にも繋がるようなテーマです。主人公がすぐに忘れてしまうという状況で、よくもこれだけの物語を紡げるものだと思います。ラストはちょっとむずむずする感じ。すっきりとした後読感ではないです。

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    2022年10月02日
  • 因業探偵 リターンズ~新藤礼都の冒険~

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    因業探偵の第2弾。2冊目でも探偵事務所を開くには至らずです。終盤ちょっとオカルトが入ってきます。
    新藤礼都は性格は悪いけど、基本的にはいい人なんでしょうね。

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    2022年09月18日
  • 因業探偵~新藤礼都の事件簿~

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    ある意味ではお仕事小説。もしくは勝手に潜入捜査という感じ。ちょっと変わった探偵小説。結構ブラックユーモアが効いています。

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    2022年09月18日
  • 安楽探偵

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    安楽探偵なので探偵は事務所から一歩も出ません。というか依頼人の回想を除けば、物語はすべて探偵事務所の中で進行します。
    お話はだいぶブラックユーモアが効いています。叙述トリックも少し入ってます。読み手を選ぶかもしれませんが、楽しめる1冊でした。

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    2022年09月15日
  • 失われた過去と未来の犯罪

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    ある日突然全人類が10分程度しか記憶を保持できなくなる、というSFです。よくもこんなシチュエーションを思いつく。
    出会いがしらの人格の入れ替わりは使い古されたテーマですが、それをここまでSF的なロジックに落とし込んだ作品を私は見たことがありません。作中では言及されていませんが、外部メモリを悪用すると不死が実現しますね。

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    2022年09月13日
  • アリス殺し

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    不思議の国のアリスと現実世界がリンクした独特の雰囲気のミステリー小説。まどろっこしい会話に読みにくさを覚えたが、終盤のどんでん返しで全てチャラ。アリスの正体にも最後のオチにも驚かされる。ものすごい急展開っぷりなのになんだか力ずくで納得させられてしまった。面白かった。しかしグロい。

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    2026年02月08日
  • 人外サーカス

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    ネタバレ

    怖い・グロい・続きが気になるの最悪の組み合わせで夜にビクビクしながら読み進めて、夜怖くて寝れなかったし枕の皺が吸血鬼に見えた、、
    表紙の可愛い女の子がサーカス頑張るみたいな話だと思ってたのに...でも面白かった!
    最初から最後までグロいし、コンソーシアムの事もよく分からず読んで最後でちょっと安心。
    一匹一匹サーカス団員が倒していくのが気持ちよかった!
    象が頭踏み潰してたのも◎

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    2022年05月31日
  • 完全・犯罪

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    ブラックユーモアたっぷりの短編集。SFあり、正統派ミステリあり、ホラー味あり、グロはほぼ無しで著者の本を初めて読む人にオススメです。

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    2022年05月15日
  • 大きな森の小さな密室

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    丹地陽子さんの表紙、久しぶり。「アリス殺し」が私的にはいまいちだったのであまり期待はしていなかった。 癖はあるものの、クスッと笑えるとこもあり、どれも面白かった。「正直者の逆説」(??ミステリ)が好き。あちこちに出てくる岡崎徳三郎、(通称徳さん).ときには鋭い探偵タイプなのに、どこかうすら惚けたとこがあったり…。

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    2022年05月09日
  • 天体の回転について

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    表紙で敬遠してたのだけど、紙で買えなくなりそうだったので入手しました。
    「あの日」がユーモアたっぷりで面白かった。
    「盗まれた昨日」は例によって「失われた過去と未来の犯罪」の習作。短くまとまっていて、SFは哲学と紙一重なのを気づかせてくれる良作。
    ハードSFというほど敷居が高くはないので、ミステリ好きにもオススメです。

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    2022年04月24日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    初読みの作家さん、書店のポップに惹かれ購入、読み応えのある佳作であった。


    特殊設定が前提にある、主人公は前向性健忘症なる精神疾患があり、記憶が数時間しか保持できない、ということ。つまりは夜眠って起きたら昨日の記憶は全くない!とのことである。そして悪役には超能力が備わっている、他人の記憶改竄が可能なのである、発動条件があり、触れた状態で「言葉」で言い聞かせる。ということらしい。悪役は徹底的にクソ野郎であり、能力を使ってありとあらゆる犯罪に手を染めている。記憶改竄によって容疑者にもならない、目撃者の記憶を消す、被害者の記憶を消す、やりたい放題である。この完全犯罪能力を持つクソ野郎の天敵とないう

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    2022年04月01日