小林泰三のレビュー一覧

  • ドロシイ殺し

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    シリーズの中で1番最後まで犯人が読めなかった、し1番謎解きって感じ
    3作目だけどよくもまあこんな世界観とグロい殺し方思い付きますわね

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    2023年08月27日
  • クララ殺し

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    【ページ数】  357頁
    【読み応え】  〇
    【ストーリー】 〇   }少し難しめ
    【伏線回収等】 〇
    【グロ表現】  低
    ✎ メルヘン殺しシリーズ2弾

    前作がとても面白かったので即買いしました

    前作とは違い今回は井森(ビル)が主役!
    そして、登場人物が凄く増えた気がする。

    途中誰が誰だとややこしくなってしまう所が多々あったものの、ストーリー自体は前作よりも難しいところがあり、混乱したりもしましたが、ハラハラ感がやっぱりあって楽しめました。

    また、あの癖のある話し方も読んでいて良い意味でのイライラ感も楽しめる要因のひとつでした。


    3年ほど前に読んだ作品なので少し記憶は朧げです

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    2023年08月12日
  • 杜子春の失敗~名作万華鏡 芥川龍之介篇~

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    小林泰三さんワールド全開!!芥川龍之介の名作「杜子春」「蜘蛛の糸」「河童」「白」をモチーフにしたホラー(?)。(説明にはミステリーとあるけど、これはもうホラーといって過言ではない)

    意外にハッピーエンドで終わるけど、特に「河童」と「白」はグロめの描写が多め。とはいえ「河童」は結構好き。

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    2023年08月07日
  • 大きな森の小さな密室

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    表題になっている、大きな森の小さな密室と言う短編作品から始まる、
    ミステリー短編集。 7作品・7種類のテイストの違うミステリーが
    短編として収録されている。

    表題作の大きな持ちの中に建てられた別荘に用があり尋ねた人たちが
    主の面会を順番に待っている間に起きた殺人事件。
    他、6作品ある。

    7作品はテイストが異なりますが、ある一点のみつながっています。
    すぐ気がつく人もいるでしょうが、そこが無理くりな感じもなく、
    バランスを崩していないので、そういうところも楽しめる要因
    の一つとなっていると個人的には思います。
    短編だから1作品ずつじっくり読もうとすると、忘れてしまって、
    ある繋がりに気づかな

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    2023年07月29日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    ネタバレ

    【設定の勝利】
    どうも!ぶろろぐです。
    18冊目読破になります。

    表紙のインパクトが凄すぎて書店で手に取り、数ページ読んで買うことを決意しました。(文庫本の黄色文字でかでかと書いてあるVer)
    ゲス殺人鬼超能力者を記憶障害の一般人が追い詰めていくお話です。
    続きが気になりページをめくる手が止まりませんでした。不可能と思われる難題をどうクリアしていくのか、主人公の思考を追っていくのが楽しかった作品です。
    二度騙されるのはどういう意味だろう。考察見てみます。
    主人公刺されてもだいぶ意識あるなあとは思いました。

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    2023年07月18日
  • 失われた過去と未来の犯罪

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    ネタバレ

    あることがきっかけで新しく記憶が出来なくなって、外部記憶装置を使うようになった世界の話。

    最後の展開はあまり飲み込めなかったけれど、「死」について考えさせられた。

    他人の記憶を体験するのは三雲岳斗先生の「忘られのリメメント」を思い出した。
    メモリの挿入で時間が飛ぶのにはAppleTVの「セヴェランス」を思い出した。

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    2023年07月16日
  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

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    全ての生物は、死ぬとゾンビになってしまう。
    そんな世界で、ある研究者が部屋の中でゾンビ化しているのが発見される。しかし、その部屋は、出入り口に鍵がかけられた密室となっていた。
    特殊設定本格ミステリ。
    ミステリとしてもホラーとしてもSFとしても楽しめる作品だと思う。

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    2023年07月09日
  • 脳髄工場

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    短編が11篇収録された小説。
    特に気に入ったのは、この2つだった。
    ペットも子供も機械だったら食事も排泄の世話も何もしなくていい。けれどいつかは終わりがきてしまう「綺麗な子」
    弟から届く手紙の一通一通を読んでいくと、どうにも様子がおかしくて……?という「タルトはいかが?」

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    2023年06月24日
  • ティンカー・ベル殺し

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    井森の結末の構想も考えられていたようで、最後まで読み届けることが出来ず非常に残念。
    シリーズ通して有名な児童作品の世界とリンクしたちょっとグロめのミステリー。
    登場人物の繋がりを考えながら事件を解決していく過程はとても面白かった。

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    2023年06月12日
  • 脳髄工場

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    ・世にも奇妙な物語や意味がわかると怖い話みたいな話の短編集
    ・タイトルと表紙からグロいのを想像していたが、あくまで気味の悪さを演出する程度のグロさで、不快にはならなかった。
    ・ホラーやSF、恋愛など、話のジャンルのバリエーションが豊富で驚いた。
    ・好きな話は「友達」と「停留所まで」

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    2023年06月06日
  • 安楽探偵

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    事務所から一歩も出ずに事件を解決する探偵
    連作短編集
    読者をミスリードして最後にひっくり返すストーリーで、冒頭の前フリが事件のミスリードとリンクしていくパターンが一貫している。
    最終話だけは、それまで解決してきた事件自体が謎になり連作短編集として纏められています。

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    2023年06月05日
  • 安楽探偵

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    部屋から一歩も出ない探偵と助手らしき人。各章掴みどころのない不思議な設定で、全体を通じて不思議な世界観だった。最終章ではじわじわと相手を追い詰めつつも真相は読者の想像に任されて非常にもどかしかった。

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    2023年05月16日
  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

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    なるほど…

    この種のゾンビは新しいぞ(´-ω-`)



    ゾンビミステリといえば最近だとあの作品が有名ですが…(๑¯∇¯๑)言いませんよ♡

    昔の作品で上げると、山口雅也さんの『生ける屍の死』
    10選に上げる程大好きな作品です♡
    正確にはゾンビではなく、死者ですね。

    小説や映画では、『ゾンビ』という言葉を使っている作品は少ないです。

    その世界の中では『死者が生き返って人を襲う』という事自体が存在しない設定が多い。
    いや、存在はしないか…(^▽^;)
    『ゾンビ』という言葉自体がない。

    『ウォーキング・デッド』も「ウォーカー」って呼ぶし『バイオ・ハザード』では「アンデッド」って呼んでる。

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    2023年04月21日
  • 人外サーカス

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     小林先生独特の、シリアスなのにどこか抜けているような文体は健在、ただし、グロい描写よりは緊迫感が漂うシーンがやや多かった長編小説。

     強力で不死の肉体をもつ吸血鬼と人間たちの戦い。

     勝てるはずのない吸血鬼に、サーカス団員たちがどう戦って生き残れるのか、あっという間に殺されるのか。

     たくさん人が死にます。

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    2023年03月23日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    小林泰三『人獣細工』、怪奇趣味的でもありSF的でもあり。
    すごいなこれ。惜しい人を亡くしたって改めて思った……

    他の作品もどれも良かったけど恒川光太郎『ニョラ穴』が特に好き。
    程よく謎が謎のまま残ってて余韻のゾワゾワ感ヤバい。やっぱホラーはこういう読後感が残ってこそですよね!

    ジワジワ怖い、ゾッとする不気味な印象の話が多め。
    同シリーズの『再生』とは毛色の違ったアンソロジーに仕上げてきたなーって感じ。

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    2023年03月20日
  • 大きな森の小さな密室

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    短編集だった。
    一つ一つの話は繋がってないけれど、連作?という感じ。

    最初の話で徳さんが出た時、嫌な予感しかしなかった。

    私は把握していないものも多いが過去の作品に出てきた人物が多く登場している。

    収録作は
    大きな森の小さな密室 犯人当て
    氷橋 倒叙ミステリー
    自らの伝言 安楽椅子探偵
    更新世の殺人 バカミス
    正直者の逆説 ??ミステリ
    遺体の代弁者 SFミステリ
    路上に放置されたパン 日常の謎

    馬鹿らしくて好きなのは「更新世の殺人」かな。
    遺体の死亡推定時期は150万年前って、何も考えなくてもあり得るわけないってわかるわ。礼都のツッコミがご尤も。

    遺体の代弁者の死者の脳から最後に見

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    2023年03月12日
  • ティンカー・ベル殺し

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    アリス殺しから読み始め4作目。
    この本を読もうとした時に、小林
    泰三さんが亡くなったことを知る。
    まだまだ、次のシリーズを読みた
    かったのに…
    ティンカーベル殺しは、世界観も
    わかりやすく、読みやすい作品
    だった。
    アバタールの無限ループは、恐い!

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    2023年03月08日
  • ドロシイ殺し

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    メルヘン殺しシリーズの第3弾。オズの魔法使いを読んでからの方がいいかなと思いつつ、シリーズの続きが気になって結局手を出してしまった。
    前作よりも本体とアーヴァタールの関係がシンプルだったので話もわかりやすくかつ面白かった!今回もまんまといい意味で騙されたわけだけど、叙述トリックをかける作家さんとかそれに関わる編集さんて本当すごいなぁと思う。一箇所でもミスったら破綻してしまう可能性があるよね。

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    2023年02月27日
  • 安楽探偵

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    少し前に因業探偵の話を読んだけど、同じ短編集でもそれより楽しく読めた。
    ちょっとだけ、有栖川有栖氏の探偵・濱地健三郎を思い出した。

    探偵先生が味のあるキャラクターで魅力的。面白い(変わった)依頼に興味津々、依頼者の話に笑いを堪えられずに誤魔化すあたり、愛らしい。

    ピザの話が衝撃的で笑ってしまう!

    食材を持ち込むと何でも料理してくれる店も恐い想像をしてしまいドキドキするし。

    最後の1話のタイトルはモリアーティ。
    これは、みんなの怪盗ルパンというオマージュ作品で著者が触れていた仮説と同じもの。

    そして、最後の最後まで探偵はキャラを崩さなかったのが素敵。

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    2023年02月26日
  • クララ殺し

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    前作「アリス殺し」が面白かったのと、ビル/井森くんが主役だったので読んだ。ハイジがモチーフになっているのかと思いきや、ホフマンという作家の作品がモチーフらしい。元ネタを知らなくても読めたけど、知っている方がもっと楽しめるかも。けっこう複雑な謎解きだったので正直ちゃんと理解していない。でも世界観が好きなのとビルが可愛いので続編も読もうと思う。

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    2023年02月11日