小林泰三のレビュー一覧

  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

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    死ねば必ずゾンビになる世界での密室殺人。
    死者が甦る作品としては「生ける屍の死」が有名ですが、こちら生者と死者の境目、一体いつ死者となったのかがポイントとなります。
    ミステリですがグロあり、アクションありと小林泰三節炸裂です!ちょっとオチが読めやすい気がするがまあよし!
    表紙もグロセクシー…

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    2024年12月27日
  • 人獣細工

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    『本』
    小学校の同級生から届いた一冊の本、それは非常に年季が入ったものでタイトルは「芸術論」。
    この本は他の同級生にも送られてきているようで、ある日その同級生の元を訪ねると__。

    こういった狂気や謎から引き起こされる恐怖が非常に好みであるため、そういったものが好きな人なら満足出来る一冊であろう。
    本に綴られている内容も読み物としても興味を唆るもので、異質な世界観を形作るものであると同時に作者の叡智を感じさせる。

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    2024年12月01日
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1

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    角川のホラー小説大賞短編賞を受賞した5作品をまとめて掲載してあります。『玩具修理者』や『お見世出し』など既に鬼籍に入られた方の作品もあり、まとめて読むには良い本でした。でもホラーって正直幅が広すぎる上に読んでも意味が理解出来ない作品もあり(私の理解力がついていけないだけなのでしょうが)、「???」となることも多かったです。

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    2024年11月24日
  • クララ殺し

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    クララが出てくるから、てっきりハイジやペーターも出てくるかと思っていたが登場せず。でもちゃんと面白かった。最後のどんでん返しにびっくり止まらず。

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    2024年11月17日
  • ティンカー・ベル殺し

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    メルヘン殺しシリーズ
    第4弾!!
    今度はネヴァーランドに迷い込んだビル。
    
    ピーターパンとビルの会話が。。笑
    意外といいコンビな気がする笑
    
    相変わらず誰が誰のアーヴァタールかを
    推理しながら読むんだけど
    ムズい笑笑
    
    今回もたくさんグロかったりしたけど
    面白かった!!

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    2024年11月17日
  • ドロシイ殺し

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    ネタバレ

    シリーズ3作目。3作の中では一番面白かった。『玩具修理者』や『酔歩する男』との繋がりが多い。他の作品との繋がりもあるのかも?

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    2024年11月02日
  • 家に棲むもの

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    小林泰三さんのホラー短編集
    お気に入りは表題作の家に棲むものと肉。
    ホラーとして十分におどろおどろしいながらもユーモアに溢れているのが、小林泰三さんらしく読む手が止まらなかった。

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    2024年10月26日
  • 幸せスイッチ

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    ネタバレ

    「この本超危険」
    表紙の謳い文句に誘われ読んでみた。
    小林泰三さんの作品は初めてでしたが、とんでもなく奇抜な本でした。
    近づいてくるメリーさんに対抗するために、さとるくん•テケテケ•カシマさんを呼び寄せ追いかけっこさせるというクソ訳わかんない話…「怨霊」
    娯楽水道電気食事医療等全てにできる限りお金を使わずに、貯金残高の数字が増えることこそが幸せと捉える女の話…「勝ち組人生」
    私とスマホどっちが大事?私と車どっちが大事?私とあなたどっちが大事?弁解がひたすら通じず大事なものが壊され続けるという、愛の試験をひたすら受け続けさせられる男の末路は…「どっちが大事」
    腹痛を訴えているという子供の元に駆け

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    2024年10月20日
  • ティンカー・ベル殺し

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    メルヘン殺し最後の作品。ティンカーベルを殺したのは誰か?犯人がわかった時、つい前のページを遡って自分がどこで錯覚したのか確認してしまいました。登場人物が多いのもありますが、ビルを始めとした人物たちの会話の複雑さがより読者も惑わせる世界観はすごく引き込まれます。
    現実世界でまさかこいつはあのキャラクターなのか?と考えていると、え!まさかのそっち!?二転三転ひっくり返されてより複雑さがシリーズの中で多いと思います。
    そして最後、恨めしく思うあの人がスカッとする最後で気持ちよかった(笑)
    最後の言葉は私の中でまた惑わされる言葉に感じましたが、これは読む人によって解釈がかなり違う場合もあるんじゃないで

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    2024年10月10日
  • 家に棲むもの

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     どこか異常な世界観で描かれる七つのホラーが収録された短編集で、起こっていることはめちゃくちゃな筈なのに何故か部分的にだけど納得してしまうような不気味さが終始漂っていた。『家に棲むもの』『お祖父ちゃんの絵』が特にズシンと来た。

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    2024年10月06日
  • 家に棲むもの

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    不気味で恐ろしく、異様な世界に惹き込まれ、グロすぎな話もあり、面白かった。「家に棲むもの」「お祖父ちゃんの絵」がとくに怖かった·····。

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    2024年10月03日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    読み始めたら止まらないくらい一気に読み進めた!
    二吉ときらどっちの目線でも語られてるところとか、ハラハラしておもしろい!

    けど、直接対決のとこから、理解が追いつかなくなってきて、スッキリしたようなスッキリしてないような…?最後の女はあの女なのか引っかかるし…
    何も誰も信じられなくなる怖い

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    2024年09月29日
  • 肉食屋敷

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    ネタバレ

    表題作が好きだ。
    「ジャンク」には小林泰三節が炸裂していた。

    短編は苦手だけど全てがあっさりしていて読みやすい。

    文体や浸透する速度はあっさりしているものの、濁ったどろどろの泥水みたいな澱がゆったりと心に残り落ちているような感覚が続くのが、著者の良さであると思う。

    さっぱりと重いので混同してまた読みたくなる。

    相変わらずクスッと面白い要素もあり、好感触。

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    2024年09月27日
  • ティンカー・ベル殺し

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    ピーターパンがサクサクっと人の命を奪っていく。しょっぱなから衝撃を受けつつ始まったお話。
    ティンカーベルが残酷で無残な死を遂げ、物語は進んでいく、びっくり仰天なミステリー作品でした!読み応えあり!

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    2024年09月22日
  • 見晴らしのいい密室

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    後半のSF4編が素晴らしい。
    観測不能の侵略者との戦いがスリリングな『忘却の侵略』が特に面白かった!

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    2024年09月02日
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1

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    小林泰三『玩具修理者』

    いや〜いいホラー。ゾクッとはしないが、読んでいてドキドキしてどんどん読んじゃう。話の運びから設定まで良い作品でした。

    沙藤一樹『Dーブリッジテープ』

    ぁぁぁぁあああ!!!いやぁぁぁぁああ!!って描写が多い。イチイチムカつく金持ちズとあんまりにも可哀想な子供達。足と車のドアの部分とかバスの中で思いっきり顔を顰めてしまいました。二人とも私が覚えててやるからな!!!いやほんとに!!!

    朱川湊人『白い部屋で月の歌を』

    ホラー、というよりかは幽霊の出てくる小説というイメージ。ただ最後の終わり方とか、主人公の設定とかがすごい!!!良い作品でした。

    森山東『お見世出し』

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    2024年08月31日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    ネタバレ

    そうか。俺は話し方教室に通っているのか。

    目を覚ました田村二吉は目の前に置かれたノートに「記憶が数十分しかもたない」「今、自分は殺人鬼と戦っている」と記されているのを見る。記憶がもたないから信じられるのはノートだけ。そんな主人公は、人の記憶を自由に改ざんできる能力を持つ殺人鬼に勝つことが出来るのか。


    主人公の記憶は不確かかつ、記憶改竄ができる能力者が登場するからには、記憶より記録の方が正しいだろう。…と思って読んでいたのに、記録の方も改竄されているなら何を拠り所にすれば?
    北川先生と結ばれたと思ったら夏生?徳さんはいい人かと思ったけど、やってることはキラと同じ?もう何も信じられない…!

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    2024年08月23日
  • 肉食屋敷

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    『玩具修理者』、『人獣細工』、『AΩ 超空想科学怪奇譚』に続く、角川ホラー・小林泰三作品の新装版にて。表題作『肉食屋敷』を含む4編が収録されている。

    『肉食屋敷』
    「古生物を復元するための研究によって復元されてしまった、おぞましき地球外生命体―――。」

    著者お得意の、ラヴクラフト的コズミックホラー。展開は予想の範囲内で特に意外性はなかったが、分かっていてもゾクッとさせられる生々しくおどろおどろしい筆致は流石のもの。SAN値が削られていく感覚が堪らない!

    『ジャンク』
    「人体が生体部品として売買される世界。生体部品として売り捌くために人々を襲うハンターと、そんなハンターを狩るハンターキラー

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    2024年08月13日
  • 見晴らしのいい密室

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    小林泰三さんらしく軽快かつ煙に巻かれているような会話劇と綿密なロジックが両立しており、素晴らしい短編集だった
    お気に入りは「忘却の侵略」と「未公開実験」
    「忘却の侵略」は一種の能力バトル物のような展開で、青春らしいラストも良
    反対に「未公開実験」はコミカルな掛け合いとは裏腹に少しヒヤリとさせるラストが印象深く、作中だけでなく現実の我々へ想起させるものがあった

    「探偵助手」のとあるギミックは、こちらの問題なのか正しく機能しなかったためご注意

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    2024年07月18日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    小林泰三さんの作品、初めて読みました。
    ミステリーにSFやサスペンスの要素が加わった作品でとても面白かったです。
    一冊しか読んでいませんが作者独特の世界観を感じました。他の作品も読んでみたいです。

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    2024年07月08日