小林泰三のレビュー一覧

  • 天体の回転について

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    「灰色の車輪」「三〇〇万」が特に好き。
    古典SFでよくモチーフにされがちなテーマを、よりとっつきやすく再構築したような印象の短編集でした。

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    2024年02月13日
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1

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    小林泰三『玩具修理者』
    沙藤一樹『Dーブリッジテープ』
    朱川湊人『白い部屋で月の歌を』
    森山東『お見世出し』
    あせごのまん『余は如何にして服部ヒロシとなりしか』

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    2024年01月21日
  • 未来からの脱出

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    「殺人鬼にまつわる備忘録」のSF版…と思いきや、ラストでぐるりと印象が変わる。確かにホラーだ。
    相変わらずの思考実験めいた会話が楽しい。

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    2024年01月14日
  • 臓物大展覧会

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    ネタバレ

     グロさに定評がある小林泰三作品の中でも特に血生臭い作品。「透明女」は女性を解体している描写が妙にリアリティがあって読んでいて痛みを感じるような錯覚に陥った。

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    2024年01月04日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    ネタバレ

    小林泰三さんと宮部みゆきさんは、このアンソロジーでなく読んでいたのですが、改めて、う! (ーー;)

    岩井志麻子さんは日本らしい、湿気たっぷりのホラーで、やはりうまいですよね。

    去年から読みはじめて、ようやく完読。
    ことしは去年よりも読みたい本がたくさんあるので、出だしは順調でうれしいかも。

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    2024年01月02日
  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

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     ゾンビが蔓延した世界で起こる殺人事件。発想も去ることながら、終盤で明かされる驚愕の真実に驚かされた。

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    2023年12月30日
  • 逡巡の二十秒と悔恨の二十年

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     ホラー、ミステリー、SF、落語などバラエティーに富んだ短編集。どの作品もクオリティが高かったが、特に「侵略の時」「メリイさん」「食用人」「サロゲート・マザー」が面白かった。

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    2023年12月30日
  • 杜子春の失敗~名作万華鏡 芥川龍之介篇~

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    芥川の小説をモチーフにしているが、そこはやっぱり小林泰三。
    一筋縄ではいかない登場人物とグロ描写がいい。
    バランスがよく、短編集だということもあり、読みやすかった。
    ラストは秀逸。

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    2023年12月22日
  • AΩ 超空想科学怪奇譚

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    ネタバレ

    宇宙からの侵略者を宇宙から来た別の生命体と合体して迎え撃つという有名すぎる構図ですが、敵味方双方がいろいろと手加減なしだと、こんな嫌な感じになりますよねって思いながら結構楽しめました。主人公の名前も有名ヒーローの2番手と2番手の組み合わせでオマージュか皮肉だったりするのでしょうか。

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    2023年11月27日
  • ドロシイ殺し

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    シリーズの中で1番最後まで犯人が読めなかった、し1番謎解きって感じ
    3作目だけどよくもまあこんな世界観とグロい殺し方思い付きますわね

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    2023年08月27日
  • クララ殺し

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    【ページ数】  357頁
    【読み応え】  〇
    【ストーリー】 〇   }少し難しめ
    【伏線回収等】 〇
    【グロ表現】  低
    ✎ メルヘン殺しシリーズ2弾

    前作がとても面白かったので即買いしました

    前作とは違い今回は井森(ビル)が主役!
    そして、登場人物が凄く増えた気がする。

    途中誰が誰だとややこしくなってしまう所が多々あったものの、ストーリー自体は前作よりも難しいところがあり、混乱したりもしましたが、ハラハラ感がやっぱりあって楽しめました。

    また、あの癖のある話し方も読んでいて良い意味でのイライラ感も楽しめる要因のひとつでした。


    3年ほど前に読んだ作品なので少し記憶は朧げです

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    2023年08月12日
  • 杜子春の失敗~名作万華鏡 芥川龍之介篇~

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    小林泰三さんワールド全開!!芥川龍之介の名作「杜子春」「蜘蛛の糸」「河童」「白」をモチーフにしたホラー(?)。(説明にはミステリーとあるけど、これはもうホラーといって過言ではない)

    意外にハッピーエンドで終わるけど、特に「河童」と「白」はグロめの描写が多め。とはいえ「河童」は結構好き。

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    2023年08月07日
  • 大きな森の小さな密室

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    表題になっている、大きな森の小さな密室と言う短編作品から始まる、
    ミステリー短編集。 7作品・7種類のテイストの違うミステリーが
    短編として収録されている。

    表題作の大きな持ちの中に建てられた別荘に用があり尋ねた人たちが
    主の面会を順番に待っている間に起きた殺人事件。
    他、6作品ある。

    7作品はテイストが異なりますが、ある一点のみつながっています。
    すぐ気がつく人もいるでしょうが、そこが無理くりな感じもなく、
    バランスを崩していないので、そういうところも楽しめる要因
    の一つとなっていると個人的には思います。
    短編だから1作品ずつじっくり読もうとすると、忘れてしまって、
    ある繋がりに気づかな

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    2023年07月29日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    ネタバレ

    【設定の勝利】
    どうも!ぶろろぐです。
    18冊目読破になります。

    表紙のインパクトが凄すぎて書店で手に取り、数ページ読んで買うことを決意しました。(文庫本の黄色文字でかでかと書いてあるVer)
    ゲス殺人鬼超能力者を記憶障害の一般人が追い詰めていくお話です。
    続きが気になりページをめくる手が止まりませんでした。不可能と思われる難題をどうクリアしていくのか、主人公の思考を追っていくのが楽しかった作品です。
    二度騙されるのはどういう意味だろう。考察見てみます。
    主人公刺されてもだいぶ意識あるなあとは思いました。

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    2023年07月18日
  • 失われた過去と未来の犯罪

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    ネタバレ

    あることがきっかけで新しく記憶が出来なくなって、外部記憶装置を使うようになった世界の話。

    最後の展開はあまり飲み込めなかったけれど、「死」について考えさせられた。

    他人の記憶を体験するのは三雲岳斗先生の「忘られのリメメント」を思い出した。
    メモリの挿入で時間が飛ぶのにはAppleTVの「セヴェランス」を思い出した。

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    2023年07月16日
  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

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    全ての生物は、死ぬとゾンビになってしまう。
    そんな世界で、ある研究者が部屋の中でゾンビ化しているのが発見される。しかし、その部屋は、出入り口に鍵がかけられた密室となっていた。
    特殊設定本格ミステリ。
    ミステリとしてもホラーとしてもSFとしても楽しめる作品だと思う。

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    2023年07月09日
  • 脳髄工場

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    短編が11篇収録された小説。
    特に気に入ったのは、この2つだった。
    ペットも子供も機械だったら食事も排泄の世話も何もしなくていい。けれどいつかは終わりがきてしまう「綺麗な子」
    弟から届く手紙の一通一通を読んでいくと、どうにも様子がおかしくて……?という「タルトはいかが?」

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    2023年06月24日
  • ティンカー・ベル殺し

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    井森の結末の構想も考えられていたようで、最後まで読み届けることが出来ず非常に残念。
    シリーズ通して有名な児童作品の世界とリンクしたちょっとグロめのミステリー。
    登場人物の繋がりを考えながら事件を解決していく過程はとても面白かった。

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    2023年06月12日
  • 脳髄工場

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    ・世にも奇妙な物語や意味がわかると怖い話みたいな話の短編集
    ・タイトルと表紙からグロいのを想像していたが、あくまで気味の悪さを演出する程度のグロさで、不快にはならなかった。
    ・ホラーやSF、恋愛など、話のジャンルのバリエーションが豊富で驚いた。
    ・好きな話は「友達」と「停留所まで」

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    2023年06月06日
  • 安楽探偵

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    事務所から一歩も出ずに事件を解決する探偵
    連作短編集
    読者をミスリードして最後にひっくり返すストーリーで、冒頭の前フリが事件のミスリードとリンクしていくパターンが一貫している。
    最終話だけは、それまで解決してきた事件自体が謎になり連作短編集として纏められています。

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    2023年06月05日