小林泰三のレビュー一覧

  • 惨劇アルバム

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    オムニバスホラー。非の打ち所のない幸せな人生のはずだったのに、それが崩れてしまう衝撃。塗り替えられた記憶の意味。不条理ホラーのように思えたけれど、最後まで読むとこれはミステリでもありました。うわ、なるほど! そういうことだったのか。
    お気に入りは「正義の場面」。これにはやられたなあ。とても「ありがち」なネタの逆ですね。案外単純なことだけど、思いつきもしませんでした。

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    2012年05月31日
  • 脳髄工場

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    ネタバレ

    ホラーというよりSFっぽいかんじの話が多かったです。
    が、楽しく読めました。
    さらっと、短い時間で読めますし。

    「脳髄」を外から管理することでストレスなどから開放されるという近未来、その「脳髄」を入れる描写は小林さんならではの表現だなぁと思いました。

    相変わらず表現がグロくて匂いまでかんじられそう!!!

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    2012年05月16日
  • 海を見る人

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    SFなんだけど、「感じる」小説です。タイムパラドックスとかが好きな人も、恋愛小説が好きな人にもおすすめ。5年位前に読んだ。

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    2012年05月12日
  • 脳髄工場

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    量産型小林泰三

    小林泰三らしさの幹線をぶっちぎった作品。裏返せばガッカリも激しい。
    やはりホラーもネタがかぶってきてしまうものなのかしら。

    でも、あの抽象的な文体で科学的内容を哲学的な問いに昇華させて這い寄る混沌につなげる独特の構成はやはり萌える。女子高生とかの比じゃない。

    オススメは「脳髄工場」と「C市」

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    2012年05月07日
  • 海を見る人

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    次の年、カムロミは夏祭りに来ませんでした。
    わたしはさらに一年を耐え忍びました。
    その次の年もカムロミは現れませんでした。
    わたしは待つことをやめました。


    わたし、先生に約束するわ。
    次に出会うことがあったら、その時は…
    今度はわたしが苺ミルフィーユを奢ってあげる。

    (時計の中のレンズ/独裁者の掟/天獄と地国/キャッシュ/母と子と渦を旋る冒険/海を見る人/門)

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    2012年03月19日
  • 天獄と地国

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    ネタバレ

    あーー楽しかった!!!面白かった楽しかった。王道娯楽、宇宙活劇だと思う。

    泰三先生お得意のグロは大分なりを潜めている…と思うので、そこが苦手な方にもどんとお勧めの逸品となっております!(あ、ゼロではないんですけどね……グロではなくて、リアルを追求していると理解してます!)

    世界設定は、表紙のイラストとタイトルがきっちり示してくれている。天地が逆になっている空間で生活している人間達の物語だ。天にぶらさがってへばりついて暮らし、そこから踏み外すと真っ逆さまに星の海へ落ちていってしまう。泰三先生お得意、ガチっと理屈をこらした上での仰天世界設定。

    物語は三章立て。
    減少する一方の資源を切り詰めて

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    2012年07月07日
  • 天獄と地国

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    タイトルを見た瞬間に、小林作品で1,2を争うほど好きな短編集「海を見る人」のあのぶらさがってる人たちだ! と思って手にとりました。

    前半は読んだ瞬間、懐かしくなる4人のかけあい。
    頭上の地面にしがみつかなければ、星くずだらけの宇宙に永遠に落ちていく過酷な世界。落穂拾いと呼ばれる彼らの生き方。
    結局エレクトラはどうなったのか、カリテイが見た謎の物体の正体は、と気になる続きが硬派に続くのかと思いきや、そんなことはなかった!

    物語はスケールの大きな、宇宙ロボットバトルものに。
    ザビタンとか出てくるし。
    シリアスなのに、場面を想像すると笑えたり。
    アマツミカボシのパイロットになってからのカムロギは

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    2012年05月21日
  • 天体の回転について

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    久しぶりにハードSF読んだ。読んだ直後より、後で反芻するとじわじわ来る面白さ。ロボット三原則ネタ、軌道エレベーターネタ、クトゥルフネタの作品が面白かった。

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    2011年11月20日
  • 人造救世主 ギニー・ピッグス

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     このシリーズは様々な超能力者どうしの異能バトルが最高だ。自分の能力の特性を最大限に生かし、逆に相手の能力の弱点を突く、逆手に取る。そのかけひきが最高に面白い。シリーズ2作目の本作では、研究所では能力を発現しなかった1ナンバーが逃亡、能力者が処理にやってくるが、その戦いの中で各々が能力を発現、そして戦う。このバトルが最高にしびれる。凄い!

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    2011年11月17日
  • 目を擦る女

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    SFとホラーとが絶妙に融合した短篇集。大半が〇〇ネタではあるものの、それぞれを異なった手法で料理してみせるのはさすが。次から次へと登場するアレなキャラクターたちのイカレっぷりも愉しい。
    お気に入りは表題作、「未公開実験」「予め決定された明日」かな。

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    2011年11月01日
  • 目を擦る女

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    素材はSF的なのですが、ホラーらしい生々しさが満ちていて、新鮮に感じました。個人的にはSF色の強い「空からの風が止むとき」「未公開実験」が良かったです。

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    2011年09月29日
  • 天獄と地国

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    久々の長編、やっぱなんかグロい雰囲気。おもしろいんですが、状況(世界背景)がよくイメージできないまま終わってしまった。あと、あのエンディングはなんだ??

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    2011年06月11日
  • 脳髄工場

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    小林泰三の短篇集。星新一のショートショートをよりブラックにした感じ。どの作品も小林泰三の世界が確立していて、ぐんぐん引きこまれた。この人は天才だと思う。小林泰三の脳みそ欲しい。

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    2011年05月26日
  • 天獄と地国

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    人が乗り込んでくるたびにパイロットが「あーっ!」となる伝説の巨神の話……というのは嘘です(搭乗口の位置はそこだけど)。

    序章みたいなところで終わってしまっているのが残念。
    きっちりとした設定があるから、きっとまだまだ、いつか続きを読めるものと思います。

    レギオンとかザビタン(ハァハァ(*´д`*))とかいろいろな遊びもあります。

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    2011年05月24日
  • 天獄と地国

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    「天獄と地国」小林泰三
    異世界SFアドベンチャー。特になし。
    「海を見る人」に収録された同名短編の長編化作品。

    天と地のひっくり返った球状世界の外表で、繰り広げられる宇宙船・超兵器戦・ハイテクノロジー・終末感・未知への冒険。
    世界の設定が相当に物理で。短編の時から好きでしたけど、もっと深くつっこんだストーリーで読み応えありましたね。
    グロテスクはないかなーと思ってたら、全くそんなことはありませんでしたね!甘かった(笑)

    泰三さんの長編は共通点があると思うんですが、もっと広く浅くストーリーを拡げて収めてすればいいものを、どこに向かって育つか分からない根のように、思いつくままに進んでいくんです

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    2011年05月06日
  • 天体の回転について

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    「天体の回転について」小林泰三
    時空SF短編集。ミッドナイトブルー。

    ちょっとこのカバーは気にくわないんですが、中身はガチガチのSFです。
    ファーストコンタクト、軌道エレベータ、ロボットの反乱、時空論、等々。
    あまり『海を見る人』のように叙情性に満ち溢れた短編はないですが、グロテスクもほとんどなくて入門編にはいいのでは?
    世界観にとらわれすぎない単発モノばかりだから、あえて“泰三イズム”を感じる。
    個人的には「時空争奪」「盗まれた昨日」がよかったかな。

    それにしてもカバー画が気にくわない…!(4)

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    2011年04月06日
  • 臓物大展覧会

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    ネタバレ

    好きな作家の一人。
    変態描写人間として、一目置いている先生であります。

    泰三。「タイゾウ」ではなく「ヤスミ」と読む辺りにすでに変質性を感じるぜぇ。


    「ぁぅぇぇぉぉぉっっヶッッャョュ」
    悲鳴ですよ。これ。

    こんな、よくわからない人間の表情とリアルな臓物の表情をグチャグチャと混ぜて…うげぇ

    ストレートで気持ち悪い表現を、ここまで全力投球できるものか…肩壊すぞ。

    ただ、気持ち悪いだけではなく人間の感情というか、ヒューマンドラマ的な要素もしっかり短編で纏めてくるあたりが巧いなぁと思う。きいきい。

    また、ホラーとSFの両面を話に巧く織り込んできいきいなので妄想好きの人は、はまり易いんきいき

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    2011年02月07日
  • 天体の回転について

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     表題作「天体の回転について」が、これまで読んできた氏の作品中で、もっとも驚いた作品です。こういう爽やかな作品もあるんだなあと。異文化の感覚の違いがもたらす、どこかコミカルな「三00万」も好きな作品です。
     その他の作品は相変わらずグロさとロジックが炸裂。アジモフとキャシャーンを思い出す「灰色の車輪」や、やっぱりやってくれたクトゥルフ色の「時空争奪」も面白い。SF・ホラーファンにお勧めです^^

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    2010年11月14日
  • 天体の回転について

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    カバーイラストが KEI だから手に取ったというわけでは決してなく。

    2つ目以降、徐々に濃くなるスプラッタ度。
    そういえば、この人のお話はこうだったと再認識。

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    2010年10月19日
  • 人造救世主

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    「シングルナンバー」で「00ナンバー」を思い出した。

    で、こういう話なら、あの方は絶対出てくると思っていましたがやっぱり出てきました。

    「おっぱい、プルンプルン」の方が。

    まだ序盤も序盤なのでこれからどうなるか、楽しみ。

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    2010年10月09日