小林泰三のレビュー一覧

  • アリス殺し

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    ネタバレ

    オオスメ小説を適当に調べて情報が全くない状態で読んだ。不思議な世界観すぎて正直良く分からなかった。
    でもこの作者ならではの世界観が独特で、その中にしっかりとした叙述トリックもあって楽しめた。

    地球側の世界で登場していた人物のほとんどのアーヴァタールを誤認させるのは大胆で面白い。

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    2026年06月08日
  • 海を見る人

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    【2026年78冊目】
    彼はずっと海を見ている。日がな一日、来る日も来る日も。彼はただ、彼女のことだけを思っている――表題作「海を見る人」を含む7つのハードSF短編集。

    ハードでした笑 もともとSFはあまり得意ではないというのがありますが、いい意味で科学的根拠をベースにしたお話がほとんどで理解しようとするために読むのに時間がかかってしまいました(そして、結局理解できた気はしない)

    ファンタジー要素も強いので、理系に強い人は物語性の高さもあって楽しめそうな気がします。どのお話もちょっとびっくりさせてくる要素があって、細部は理解できなかった私でも「おお」となりました。

    ホラーのイメージが強い

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    2026年06月05日
  • 失われた過去と未来の犯罪

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    ネタバレ

    記憶が10分しか持たなくなった世界。その世界でのSF的な物語かと思ったが、どちらかというと倫理の話。記憶は個人のメモリーに保存され、メモリーが個人である世界で、魂とは、死とは何かを問う。記憶ができないのにメモリーシステムを構築できるはずがない。できたとして、そんな世界は長続きしないやろ。メモリーをどうやって守り廃棄するのか。5/10。

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    2026年06月01日
  • アリス殺し

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    ネタバレ

     設定が面白く、早く結末を知りたくなる。
     ただ、小説のほとんどが会話で構成され、そのほとんどがあまりに堂々巡りのやりとりで、辟易する。終盤はリーダビリティが高まり、読みやすくなる。登場人物のキャラクターは独特で、要領が悪く、ホラー作家ならでは、といった感じ。
     主人公の正体は、途中でなんとなく予想したが、裏付ける表現もなければ、気持ちのいい伏線も多くはない。

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    2026年05月20日
  • 失われた過去と未来の犯罪

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    人類の記憶が失われてメモリに依存し生きていく話。絶妙に無くはなさそうなストーリーでよみやすかったが、結局だからなんだろうっていう感想(´ω`)

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    2026年05月16日
  • アリス殺し

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    ネタバレ

    友達に勧められて読んでみた
    文体は面白くていいなと思った、ごちゃごちゃした会話が世界観の混沌を作り上げていて、読んでて楽しかった
    ただちょっと必要以上にグロくて興醒めたのと、あと結局アリス殺されちゃったんかーいってなった

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    2026年05月15日
  • アリス殺し

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    ネタバレ

    不思議の国のアリスの知識がキングダムハーツに出てきた程度しかなかったので、場面の想像がやや難しかった...
    そしてラストのおはようアリスはどういうこと?
    誰か教えて欲しい

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    2026年05月12日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    2026.05.04

    ホラーアンソロジーはなかなか満足できるものがないんだけど、作家さんたちが錚々たるメンバーだったので久しぶりに購入してみた。
    いつもそう思って購入して期待外れだけど、このアンソロジーは読み応えがあって総じて大満足。

    小野不由美の短編は名作すぎて覚えていたけれど、読んだはずの常川光太郎と岩井志麻子はまったく忘れていた。小林泰三はこういうアンソロジーでしか読んだことがないけれど、一度も面白いと感じたことがない。正直、小池真理子と小林泰三がアンソロジーに入ってると、その話は「捨て」だなと思ってしまう。

    澤村伊智「シュマシラ」
    UMAや妖怪に絡むテーマは面白いかったし読んでる

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    2026年05月04日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    この中では澤村先生流石です。と言うべきか。ユウマと都市伝説と妖怪が不気味に混ざっていく。ホラーと好奇心はやっぱりセットなんだなと確認する。これ以上は、、、まずい、、これ以上は、、でも見てみたいと思う。後一歩でやめようと思った時にはモウオソイ。

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    2026年04月26日
  • クララ殺し

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    真ん中ぐらいまで、アルプスの少女ハイジを元ネタにした話と思ってた。全く知らない作者の知らない複数の小説が元ネタであまり楽しめなかったが、先に読んだドロシー殺しよりはマシ。

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    2026年04月24日
  • ドロシイ殺し

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    これまで読んだ「パラレルワールド」「アリス殺し」に比べて、この作品はかなり失敗作っぽい。序盤からおかしくて良く分からんと思ってたところが、核心だった。

    原作のオズの魔法使いシリーズは、アニメで見てて少しうろ憶えながらも知っている。ただ、つぎはぎ娘まではアニメではやってなかったのかな。

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    2026年04月08日
  • 人獣細工

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    ネタバレ

    「人獣細工」は、心底胸糞悪くておぞましい感情しかない作品だった。救いが全くなかった。

    「吸血狩り」が胸糞感はいちばんマシ。でも、リドルストーリーっぽいラストが個人的にはちょっと苦手だった。こういう展開は好きなんだけど。

    「本」も終始胸糞悪かった。どうしようも無い絶望感に包まれる感じ。こっちのラストもふわっと終わってちょっと苦手。

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    2026年04月07日
  • 人獣細工

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    「人獣細工」「吸血狩り」「本」の3作収録の短編集。

    オチるまでがつまらなすぎる。
    これは「吸血狩り」「本」にて顕著である。2作とも、工夫が盛られた仕掛けでオチをつけてくるのだが、そこに至るまでに興味がダレてしまっていたので、疲労含みの「あっそ…」の一言となってしまった。
    特に「本」の仕掛けは、物語の根幹が全部ひっくり返るような大仕掛で結構驚いたのだが、いかんせんそれまでがだらだらとつまらなかったので、大オチに辿り着く頃には性も根も尽き果てていた。本の呪いで芸術的に狂っていく人々の描写が常軌を逸しすぎていて、もはやギャグだった。ちょっと笑った。

    物語の骨子は悪くなさそうなのに、何でこんなにつ

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    2026年03月12日
  • 百舌鳥魔先生のアトリエ

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    読みやすい!
    暇つぶしにはなる!
    「兆」は結構ゾクゾクしたし、面白かった
    「百舌鳥魔先生のアトリエ」のグロゴア描写はなんかわかりにくいことを描写するのが本当に上手い、文章が上手い、と思った

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    2026年03月05日
  • 安楽探偵

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    叙述トリックメインの短編集って感じ。
    読みやすいし、テンポ感はいいのですぐに読み切れる。
    全体的に、読み手の感じた謎は解き明かされないまま終わってく。すっきりしないとこも小林泰三らしい。
    掛け合いと、そこに叙述トリックを仕込むのかって驚きを楽しむ作品だと思う。綺麗なミステリーを読みたい方にはおすすめできない。
    第六話のモリアーティでは、これまでの話を読み返したくなるようにできてるので、一度に読んでしまうことをおすすめする。

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    2026年03月02日
  • 玩具修理者

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    ネタバレ

    ホラーというより、怪奇小説とSF小説っぽい。個人的には二つ目の「酔歩する男」の方がおもしろかった。

    表題の玩具修理者は、生物と非生物の対比が意図的に歪められている。修理可能性は両者にとって等しく魔法的で、生物の定義を揺らがせる提示としては説得力に欠けており、不気味さの基盤としては弱いと感じた。

    酔歩する男では、眠るごとに意識の区切りがあって、未来に飛ぶと波動関数が収束し、過去に飛ぶと波動関数が発散してしまう。時間軸を失って、人生が何一つ確定されなくなってしまった小竹田。収束させる能力が壊れて、不確定な世界に怯える血沼。単なるタイムスリップじゃなくて、認識する世界が波状のまま定まらない感じが

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    2026年02月11日
  • 玩具修理者

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    表題作の「玩具修理者」よりも、個人的には「酔歩する男」の方が面白かった。
    「玩具修理者」はなんかよく分からないうちに終わったという感じ。でも嫌いじゃない。
    「酔歩する男」は途中冗長さは感じたけど、ああいう古典SFっぽい世界観や展開は好き。

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    2026年01月26日
  • 人獣細工

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    3つの話に構成されていた小説。
    1章が人の臓器が豚の臓器に移植されいていく話。
    2章 吸血鬼と戦う話。
    3章 呪いの本の真相を辿る話。

    よく分からなかった。この3つの話に共通点はない。テーマが思ったより難しい。でも考えとしては面白かった。

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    2025年12月03日
  • 大きな森の小さな密室

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    ネタバレ

    色々と引き出しの多い作家さんですね。飛び抜けた物はないけど色んな種類の楽しめるミステリが書けるのは良いですね。登場人物たちも個性的で楽しめる。「バカミス」って作品でも本を投げつけるような作品ではなく、笑ってしまうような作品でいいですね。軽く読むにはちょうどいい感じ。古典とか固い本を読んだ後に気分を変えるにはいい。他の作品も読んでみたいな(笑)

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    2025年11月30日
  • 人獣細工

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    【短評】
    早逝の天才・小林泰三によるホラー短編集。
    昔々『酔歩する男』という作品に大層感銘を受けたことを良く覚えている。本作を読んでも感じたが、この人の作品には「自己認識」という領域に対する偏執的とも言える関心が垣間見える。
    「私とは何か?」「私は本当に正しいのか?」「私に作用するものとは?」
    異なるアプローチに基づくスタンドアロンな作品達の根底に、何故だか同じ衝動を感じさせるのは穿ち過ぎというものだろうか。短編集は各話の好き嫌いが発生するため、総合的な点数が伸び悩む傾向にあるが、トリを飾る『本』は図抜けた傑作だと感じた。この一本に出会えただけでも手に取った価値は十二分にあろう。

    ①人獣細工

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    2025年11月22日