小林泰三のレビュー一覧

  • 玩具修理者

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    表題作「玩具修理者」と「酔歩する男」という二編が収録。いずれも「死」という絶対的な境界線を踏み越えようとする物語であり、死体の再生や蘇生というSF的発想を出発点としながら、その発想が徐々に狂気へと変質していく様が描かれる。狂気のホラー短編集。

    「玩具修理者」は、壊れた銃やおもちゃ、さらには死んだ猫までも“修理”してしまう謎の男が登場するホラー作品です。
    死体の損壊した部位を銃の部品で補うなど、修理の定義が常軌を逸しており、生き物と無機物の境界が曖昧になっていく過程が濃密に描かれています。短いながらもテンポよく、異様な存在感を放つ“修理者”のキャラクターが魅力的で、ブラックユーモアと不安が共存

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    2025年08月08日
  • ドロシイ殺し

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    ネタバレ

    アリス殺し、クララ殺しに続くシリーズ3作目。
    アーヴァタールとの繋がりがとてもわかりやすく、読みやすかった。ただ、その分叙述トリック的なものはないので驚きは先の2作よりも少ない印象。

    人獣細工や玩具修理者などの同筆者の別作品との繋がりがあったので、そっちも読んだ方がいいかも。
    人獣細工は読んだことがあったので理解できたが、玩具修理者を読んでいなかったため、最後がよく分からなかった。

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    2025年07月25日
  • クララ殺し

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    とても難しい作品でした。

    何度も心が折れそうになりましたが、キャラクターに魅力があり、どんどん惹き込まれていきました。
    前作に引き続き叙述トリックが魅力の作品です。
    誰が誰のアーヴァタールなのかを予測しながら読むのがおすすめです。

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    2025年07月22日
  • 忌憶

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    「器憶」が個人的に良かった。
    二吉シリーズの第1弾ときいて読んでみました!
    「殺人鬼にまつわる備忘録」でよく分からないところが補完できたのが良いね。ちょっとグロいので苦手な人は注意かも。

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    2025年07月20日
  • 家に棲むもの

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    少しずつ歪んでいる人々の狂気の顛末。
    どちらかというと小林泰三はもっとグチャグチャドロドロしているイメージでそれを考えると控えめな感じ。でも最初と最後の話は狂気性と気持ち悪さが流石と思う。

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    2025年07月13日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ネタバレ

    角川ホラー文庫ベストセレクションの第二弾。今回も8名の作家の8作品だった。特に印象に残ったのは以下の3作品。
    「骨」小松左京
    なにかに突き動かされるように庭を掘り続ける主人公の姿が最後に悲しみを誘った。何かを思い出しかけているという描写がよかった。
    「或るはぐれ者の死」平山夢明
    こんなにも悲しい話だとは思わなかった。自分だけでも死者を埋葬しようとしたその清らかな心は悪意に踏み躙られる。
    「人獣細工」小林泰三
    この作品が最も衝撃だった。自分と父の秘密を探らずにはいられない、そのはやる気持ちが痛いほど伝わってくる。凄まじいラストだった。

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    2025年05月23日
  • 失われた過去と未来の犯罪

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    作者の本を多く読んでいるわけではないが、記憶に関する本を多く出しているように感じます。今回も記憶に関する話です。
    第一部では、全人類がある瞬間から長期記憶できなくなる状況について描かれます。この第一部は100頁程度ですが、これだけで一作、あるいはパニック映画の題材にすることができるほど面白いと感じました。長期記憶できなくなるとどうなるか、その時どのように対応するか、原子力発電の作業員も出てくるので、ハラハラするような状況になり、どうなるんだろうと思え、続きが気になる展開です。

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    2025年05月16日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    ネタバレ

    殺人鬼「雲英(きら)」の下衆さが際立っているけど、設定が斬新すぎて、下衆さが霞む(笑)
    後天性の健忘症が原因で数時間ないし数分の記憶を無くす二吉が事件に巻き込まれていく様が不憫。
    でもその二吉のために度々繰りかえされる説明にはちょっと飽きてくる。

    近所の暇人徳さんの正体がわからないままなのが、不気味でもある。
    ラスト、その黄色い歯の女は誰だ、怖いよぉ。

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    2025年05月03日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    ホラー。短編集。
    SFっぽさもある、恒川光太郎「死神と旅する女」と、著者らしいグロさが窺える、小林泰三「お祖父ちゃんの絵」が好み。
    近年、角川ホラー文庫のアンソロジーが何冊も出ているようなので、異形コレクションと合わせて、こちらの読破も目指したい。

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    2025年05月03日
  • 家に棲むもの

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    この人の本で読んだのは玩具修理者に続く2作品目だけど、なんかどれもねちょっとした気持ち悪い感じがある
    生理的に無理、みたいな気持ち悪さ。
    短編だからさくさくよめた。

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    2025年03月29日
  • 人外サーカス

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    なんかね、ノリが軽くて、コメディですか?

    展開がコミカルすぎて、入り込めなかった。

    サーカス団員が、それぞれの装置を駆使して、吸血鬼を屠っていく?

    そんなお話なのかな?

    半分読んだところで、断念しました。

    後半読むモチベが保てなかった。

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    2025年03月05日
  • 人獣細工

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    んんん〜イマイチ感満載ですね♪
    ラストは『やっぱり、そのオチか』って予想できたかなぁ…全体的にはやってること意味不明でしたー

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    2025年02月20日
  • 人獣細工

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    移植技術を研究している父は、
    病を治すため
    豚の臓器を娘の全身に移植し続ける。
    そう彼女は全身豚娘。

    人と豚との境界はどこにあるのか。
    ふと、父の書斎で見つけた手術記録を遡っていくと。。。


    命を弄ぶ倫理観ゼロが私にはたまらない。
    道徳の教科書に載せて欲しい。

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    2025年01月24日
  • 人獣細工

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    人獣細工▶たしかにそれは人なのか彘なのか境界線はどこなのか、最後は衝撃だった
    吸血鬼▶果たしてどっちなんだろうな、どっちともとれる結末すごい

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    2025年01月17日
  • 大きな森の小さな密室

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    クセありキャラの会話を楽しむ

    かなりクセありな登場人物による連作小説。
    事件や犯人を推理していくよりも、登場人物による会話のテンポを楽しむ作品。
    本格、日常、SFなどのジャンルの短編をギュッとつめこんだちょっとバカバカしい内容が休憩時間などにサクっと読めて楽しめる一冊。
    私はこのバカバカしさ、嫌いじゃないw

    #シュール

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    2025年01月12日
  • 人外サーカス

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    インクレディブル・サーカス所属の手品師・蘭堂は、過去のトラウマを克服して大脱出マジックを成功させるべく練習に励んでいた。
    そんなある日、突如サーカス団が吸血鬼たちに襲われる。残忍で圧倒的な身体能力と回復能力を持つ彼らに、団員たちは空中ブランコやアクロバットなどの特技を駆使し、命がけで反撃を試みるが……。


    様々な事情から廃業寸前の弱小サーカス団と、吸血鬼の戦いを描いた小説です。
    人間離れした身体能力、飛行能力、回復力を持つ残虐な吸血鬼の集団に、ただの人間であるサーカス団員たちがどう立ち向かい、勝利するために何を使いどう動くのかが読みどころ。
    サーカス団員たちが、どんなに追い詰められても決して

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    2025年01月05日
  • 殺人鬼にまつわる備忘録

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    記憶が持たないから記録しつつ、人の記憶を操作できる相手に立ち向かうのは読んでる側は記憶が持つのでわかる部分があると思い出すのか主人公はとハラハラした。
    そして最後、なんでお前が???ていう相手といて謎が深まるというかなんとも言えない気持ち悪さがあった

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    2025年01月03日
  • 玩具修理者

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    しっかりしたストーリー。世にも奇妙な物語で実写にしてほしい。2作収録されているが、ともに良。玩具修理者は短時間でモヤっとする事なくホラー読みたい時におすすめ。酔歩する男はSF小説が好きな方には合うと思います。私は酔歩する男は長かったです。

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    2024年12月22日
  • 玩具修理者

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    個人的には「玩具修理者」よりも「酔歩する男」の方が面白かったです。
    途中かなり難しい話が続いたりする場面もありますが読み進めれば読み進めるほど自分の精神も持っていかれそうな不吉さや不気味さを感じました。

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    2024年12月14日
  • 百舌鳥魔先生のアトリエ

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    グロ耐性ない人は読まないで!!

    密やかな趣味はずいぶん昔に読んだけど今でもトラウマです。
    オチもなんだかなぁって感じで嫌い(褒め言葉)

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    2024年12月10日