小林泰三のレビュー一覧

  • 完全・犯罪

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    SF要素あり、ホラー要素ありのミステリ短篇、以下5篇を収録。
     ・「完全・犯罪」
     ・「ロイス殺し」
     ・「双生児」
     ・「隠れ鬼」
     ・「ドッキリチューブ」

    相変わらず「なんじゃそら!」って感じの小林泰三らしいオチばかりで、とても楽しめましたよ。
    本書で特に読み応えがあったのが、「双生児」です。これは、泰三小説のなかでも結構好きな作品に分類。
    一卵性双生児の真帆と嘉穂は、物心がつくころに、親や周囲のひとたちから名前を間違えられ、そのうち、真帆は自分が「真帆」なのか「嘉穂」なのか解らなくなっていき…
    オチは唐突すぎる感が否めませんが、それでも中盤の盛り上がりは異常です。

    「ドッキリチューブ

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    2013年03月23日
  • 天獄と地国

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    ネタバレ

     天地が逆になっている世界の描写は面白いが、その世界がどのように生じたのか?という謎解きを読みたかった気も。
     ラスト1行の解釈がよくわからない。
     探していた娘が出てくるのかと思ったがそれも無い。
     これで完結でいいのかな?作者はあとがきで物語は語り尽くされておらず、いつか執筆したいような事を書いているが。

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    2013年02月25日
  • 人造救世主

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    ―――古寺巡りに来ていた女子大生のひとみと留学生ジーンは
    西洋風の同じ顔を持つ謎の集団に襲われるが、ヴォルフと名乗る男に救われる。
    同じ顔を持つ男たちの目的は? ヴォルフとは? 究極のバイオ・ホラーシリーズ!


    小林泰三の新刊!
    …やねんけど、期待したほどではなかったなぁ

    系統としては『αΩ』のSF超絶戦闘
    しかし、あまりにも軽い
    軽いといってもあくまで小林泰三作品の中で、ってことやからラノベとかではないけど

    いつもの、科学とグロとロジックの融合はほぼ見られなかった

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    2012年12月30日
  • 海を見る人

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    「重力が小さい世界」「場所によって時間の流れが変わる世界」などの話を集めた短編集。
    これらの設定は「そういうもの」としてファンタジーで描かれることが多いですが、本書ではそれらの現象全てに科学的な解説がなされています。
    解説については難しく理解できない部分も多かったのですが、元々ファンタジーとして描かれる題材なので話自体はとても楽しめました。
    しかし解説部分の多さはちょっと気になるところ。

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    2012年12月16日
  • 大きな森の小さな密室

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    他の人の評価は割と低かったけど楽しめた。

    好きなのは
    「自らの伝言」
    「遺体の代弁者」
    「路上に放置されたパン屑の研究」

    徳さんと礼都さんが好きすぎる!
    礼都さんは安楽椅子探偵だけどクール。
    徳さんは「パン屑」でのお茶目さが好き。

    バカミスだなぁ…とは思うけど、力抜ける感じは好き。
    ちょくちょくバカミスも読もう。

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    2018年01月30日
  • 臓物大展覧会

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    タイトルも、内容もオドロオドロしい。
    飯食っているときは、読まない方がいいですね。

    普通のホラーと言うより、SFホラー。
    怖いと言うより、グロい。

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    2012年10月28日
  • 完全・犯罪

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    小林泰三は好きだけどこれはちょっと微妙だったなあ。最近いろんな本屋ではこれと『大きな森の小さな密室』がプッシュされている。けれど『大きな~』はともかくこっちはそんなに……。物足りないのはあれか、グロが足りないからか!?← どうせなら『海を見る人』をプッシュしてほしい。
    以下各作品ごとに一言感想。

    「完全・犯罪」
    これは他にもっといいタイトルなかったのって感じ。四里川・四ツ谷コンビ?の新作にとっておけばいいのに。オチの脱力感はすさまじい。
    「ロイス殺し」
    普段の雰囲気とはやや違うが今回では一番おもしろかったかな。
    「双生児」
    割と通常運転なんだけど、角川ホラー文庫に収録されている作品に比べると

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    2012年10月15日
  • 完全・犯罪

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    5つのミステリ短編集。

    表題作『完全・犯罪』読みたさに購入。

    タイムマシンを開発した博士が、世界最初のタイムマシン開発者として名乗りを上げた博士をタイムマシンで殺し異にいって自分こそがタイムマシンの第一開発者であると名乗ろうとする話。

    早い話がそういう話。

    思っていたのとはだいぶ違ったけど、いいコントだった。

    なんか、最近似た様なのを別なところで書いた気もするけど(だから気になってた)、全然似て非なるものだったので良かった良かった。

    小林泰三氏と言えば、すっかり忘れていたのだけど、『玩具修理社』(角川書店)の方ですね。

    結構前に読んだことがあります。

    「あの神話」の系譜に連なる

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    2012年08月30日
  • 完全・犯罪

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    雰囲気的にはショートショート。余分はそぎ落として、必要な要素のみを描いています。シニカルに、そしてブラックに。悪意成分が多いので、万人向けとは言えません。

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    2012年08月30日
  • 完全・犯罪

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    ヤスミンにはやはりSFで勝負してほしいなぁ。
    本作はSFよりもホラーに寄ってるもん。

    特に惹かれる話はなかったので、65点(100点満点)。

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    2012年09月15日
  • 目を擦る女

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    ホラーやミステリ、SFと多彩な短編集。めちゃくちゃ面白いというわけではないが、文体は読み易くリズムがあり、忘れられない独特さがある。
    解説を読むまで「泰三」の読みが「たいぞう」だと思ってた。

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    2012年08月04日
  • 臓物大展覧会

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    ホラー短編集。『ホロ』、『造られしもの』などのSFテイストな作品が好み。臓物関係の直接的なグロ表現が、読んでてダメージきますなぁ…。(←褒めてる)
    あ、『悪魔の不在証明』が論理の激突で非常に面白かった。

    書き下ろしもいくつかあるものの、基本的にあちこちの雑誌に書いた作品を集めたモノのせいか、タイトルにあるような『臓物博覧会』的な一貫したテーマではないので、タイトル負け(プロローグとかエピローグとかつけてても、全体的な印象が「?」ってなる)しちゃうのは残念w

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    2012年08月03日
  • 完全・犯罪

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    SFでもありホラーでもある、ミステリというカテゴリだけに収まらない、奇妙な後味の残る作品五作をおさめた短編集。
    自分のお気に入りは、タイムトラベル理論をベースに過去に戻ってライバルの博士の殺害を企てる表題作『完全・犯罪』。多世界解釈の悪ノリみたいな展開と、ラストのオチも好み。タイムパラドクスモノが好みの方向けですな。
    『ロイス殺し』は、名前が出てきたとたんにカーの『火刑法廷』関連か?と思ってましたがその通りか。(ただし、登場キャラの名前は覚えてましたがそんな小話があったことは忘れてましたよ) カーの作品を読んでなくても楽しめますし、クトゥルフ小ネタも入れてきてましたね。

    『双生児』、『隠れ鬼

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    2012年07月30日
  • 天獄と地国

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    冒険ものかと思ったら、巨大ロボものだったでござる。それはそれですごいおもしろかったかな。
    あのラストで続編が出なかったら酷いぞ。

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    2012年07月16日
  • 臓物大展覧会

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    おもしろかった、やはりホラーの中では、この人が一番好きかも。
    単純に怖い感じの作品だけでなく、αΩの時みたいなSFヒーローもの
    っぽい作品も好きです。
    ★4でも良かったのですが、いまいちピンとこないものも少し入っていたので、厳しめに三つにしておきます。

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    2012年07月14日
  • 人造救世主

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    「人造救世主」小林泰三
    SFアクション。焦茶色。

    歴史上の偉人のクローンに、超能力を発現させて世界征服?を目論む悪の組織と、そこから脱出したヒーローのはなし。
    …あれ、どこかで聞いたことあるような…
    『ΑΩ』もそうだったけど、パロディを翻案して名作感をなくす、B級感が容赦ない。
    稚拙なストーリーとか中学生並のSF設定が、安っぽさでパロディを演出してるんですよ?…たぶん。

    シリーズものの、まださわりだけなので、いまいちピンとこないところで、(3)
    あまり人にはオススメできないかなあー。

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    2012年06月26日
  • ネフィリム 超吸血幻想譚

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    さすがのスプラッタ度合い。
    アクションとしては、菊地とかの方が慣れている感じがするんだけど、工夫はこっちの方が上かな。
    脇がえらい活躍して、主人公の影が薄いのがちょっと。(^^;
    続きがありそうな引きだけど、続き書かないのかなぁ。

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    2012年06月24日
  • 惨劇アルバム

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    相変わらず日常から一歩ずれた「狂気」を描くとうまい。

    書き下ろしの連作中編で、崩壊した家庭を書いています。
    オチはちょっと予想がつかなかった。
    傑作というよりは佳編でしょうか。

    そろそろ計算するSFを書いて欲しいなぁ。

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    2012年06月19日
  • 臓物大展覧会

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    ネタバレ

     グロ描写は単純にぼかすのではなく比喩表現を駆使する方が好みなのですが、直接的な描写が延々続くと攻撃力高いんだなとよくわかりました。「透明女」エグイ……
    「悪魔の不在証明」を真相を踏まえて人物や動機を置き換えてみると楽しかったり。どちらが真相かはわからないけど、こっちの方がシンプルだよなあ。
     短編集「海を見る人」が大好きなものの、後味が悪い作風と聞いていたので他の作品は敬遠してたのですが、思ったよりスラスラ読めました。ただ人物描写が端的で特徴をよく捉えていたものの、「海を見る人」より浅い気がしたのが気になります。まあこれで人物描写まで深かったらグロ描写が痛々しくなりすぎるのでわざとかなあとも

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    2012年07月21日
  • 臓物大展覧会

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    この人は本当に気持ち悪いものを気持ち悪く書くなぁ・・・。
    でもなんだか読みたくなる不思議。
    人目のあるところではブックカバー推奨。

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    2012年01月09日