小林泰三のレビュー一覧

  • 完全・犯罪

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    ヤスミンにはやはりSFで勝負してほしいなぁ。
    本作はSFよりもホラーに寄ってるもん。

    特に惹かれる話はなかったので、65点(100点満点)。

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    2012年09月15日
  • 目を擦る女

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    ホラーやミステリ、SFと多彩な短編集。めちゃくちゃ面白いというわけではないが、文体は読み易くリズムがあり、忘れられない独特さがある。
    解説を読むまで「泰三」の読みが「たいぞう」だと思ってた。

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    2012年08月04日
  • 臓物大展覧会

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    ホラー短編集。『ホロ』、『造られしもの』などのSFテイストな作品が好み。臓物関係の直接的なグロ表現が、読んでてダメージきますなぁ…。(←褒めてる)
    あ、『悪魔の不在証明』が論理の激突で非常に面白かった。

    書き下ろしもいくつかあるものの、基本的にあちこちの雑誌に書いた作品を集めたモノのせいか、タイトルにあるような『臓物博覧会』的な一貫したテーマではないので、タイトル負け(プロローグとかエピローグとかつけてても、全体的な印象が「?」ってなる)しちゃうのは残念w

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    2012年08月03日
  • 完全・犯罪

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    SFでもありホラーでもある、ミステリというカテゴリだけに収まらない、奇妙な後味の残る作品五作をおさめた短編集。
    自分のお気に入りは、タイムトラベル理論をベースに過去に戻ってライバルの博士の殺害を企てる表題作『完全・犯罪』。多世界解釈の悪ノリみたいな展開と、ラストのオチも好み。タイムパラドクスモノが好みの方向けですな。
    『ロイス殺し』は、名前が出てきたとたんにカーの『火刑法廷』関連か?と思ってましたがその通りか。(ただし、登場キャラの名前は覚えてましたがそんな小話があったことは忘れてましたよ) カーの作品を読んでなくても楽しめますし、クトゥルフ小ネタも入れてきてましたね。

    『双生児』、『隠れ鬼

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    2012年07月30日
  • 天獄と地国

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    冒険ものかと思ったら、巨大ロボものだったでござる。それはそれですごいおもしろかったかな。
    あのラストで続編が出なかったら酷いぞ。

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    2012年07月16日
  • 臓物大展覧会

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    おもしろかった、やはりホラーの中では、この人が一番好きかも。
    単純に怖い感じの作品だけでなく、αΩの時みたいなSFヒーローもの
    っぽい作品も好きです。
    ★4でも良かったのですが、いまいちピンとこないものも少し入っていたので、厳しめに三つにしておきます。

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    2012年07月14日
  • 人造救世主

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    「人造救世主」小林泰三
    SFアクション。焦茶色。

    歴史上の偉人のクローンに、超能力を発現させて世界征服?を目論む悪の組織と、そこから脱出したヒーローのはなし。
    …あれ、どこかで聞いたことあるような…
    『ΑΩ』もそうだったけど、パロディを翻案して名作感をなくす、B級感が容赦ない。
    稚拙なストーリーとか中学生並のSF設定が、安っぽさでパロディを演出してるんですよ?…たぶん。

    シリーズものの、まださわりだけなので、いまいちピンとこないところで、(3)
    あまり人にはオススメできないかなあー。

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    2012年06月26日
  • ネフィリム 超吸血幻想譚

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    さすがのスプラッタ度合い。
    アクションとしては、菊地とかの方が慣れている感じがするんだけど、工夫はこっちの方が上かな。
    脇がえらい活躍して、主人公の影が薄いのがちょっと。(^^;
    続きがありそうな引きだけど、続き書かないのかなぁ。

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    2012年06月24日
  • 惨劇アルバム

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    相変わらず日常から一歩ずれた「狂気」を描くとうまい。

    書き下ろしの連作中編で、崩壊した家庭を書いています。
    オチはちょっと予想がつかなかった。
    傑作というよりは佳編でしょうか。

    そろそろ計算するSFを書いて欲しいなぁ。

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    2012年06月19日
  • 臓物大展覧会

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    ネタバレ

     グロ描写は単純にぼかすのではなく比喩表現を駆使する方が好みなのですが、直接的な描写が延々続くと攻撃力高いんだなとよくわかりました。「透明女」エグイ……
    「悪魔の不在証明」を真相を踏まえて人物や動機を置き換えてみると楽しかったり。どちらが真相かはわからないけど、こっちの方がシンプルだよなあ。
     短編集「海を見る人」が大好きなものの、後味が悪い作風と聞いていたので他の作品は敬遠してたのですが、思ったよりスラスラ読めました。ただ人物描写が端的で特徴をよく捉えていたものの、「海を見る人」より浅い気がしたのが気になります。まあこれで人物描写まで深かったらグロ描写が痛々しくなりすぎるのでわざとかなあとも

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    2012年07月21日
  • 臓物大展覧会

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    この人は本当に気持ち悪いものを気持ち悪く書くなぁ・・・。
    でもなんだか読みたくなる不思議。
    人目のあるところではブックカバー推奨。

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    2012年01月09日
  • 人造救世主 アドルフ・クローン

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    ん、終わり? ってかんじ。
    最終巻なのにいきなり新キャラやらモンスターやら出てきて、誰が誰だかわからなくなってしまった。
    1巻から読み返せばまた別の発見があるかも。

    最初の頃の有名人のクローンによる能力バトル、無駄に理論的かつ科学的なんだけどB級テイストで、グロテスクかつ面白おかしい的な雰囲気が薄れたのは残念。

    組織やら、幹部やら話が広がり過ぎて回収しきれてない感じ。
    ここまできたらメサイアは壊滅させてほしかったなー。

    ラストのヴォルフ対クローン元の対決はもうちょっと書き込んでほしかった。
    ヴォルフはどんどんかっこよくなってきたな。
    行為が英雄を作る、どんなにかっこよくても顔が「彼」だと

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    2011年11月20日
  • 人造救世主 アドルフ・クローン

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    ネタバレ

    シリーズ最終作ってことで何かオチが欲しかったけど特になく、若干尻すぼみ、予想はしていたが。
    でもいつもの小林さんの安定感、安心感。

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    2011年12月24日
  • 臓物大展覧会

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    いつもながらグロすぎ。グロすぎて手に力が入らなくなる。
    「十番星」と「悪魔の不在証明」が特に楽しめた。

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    2011年10月16日
  • 人造救世主 ギニー・ピッグス

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    2巻目。
    前作より読みやすくなった気がする。

    超能力、なんだけどなんでもアリな魔法じゃなくて、一応それなりの理屈が通ってるよ、という話。
    能力バトルより、MESSIAH内部の話の方が面白い。
    ラストの描写は小林さんっぽくって好きだな。

    主人公ヴォルフと因縁の対決に見事決着をつけてほしいなと思いつつ話はさらに続く、らしい。

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    2011年10月11日
  • 人造救世主 アドルフ・クローン

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    ヴォルフが強くないんだけど、海賊王……ではなく英雄になると決めたら英雄は死なないという特殊能力を発揮する……という話なのかな ヽ(゚∀゚)ノ

    とりあえず3冊まとめて読まないと話がわからなくなる。
    それとおもしろいネタが消化されきってないので、ちょっと欲求不満でもある。

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    2011年10月02日
  • 天体の回転について

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    表題作、「あの日」「時空争奪」の3つだけ読む。表題作はとても親切(なんせガイド付きだし)に天体物理学の基礎を主人公と共に学べるので、「コリオリとか聞いたことあるけどどんなだったけ?」な文系こそ楽しめるのでは。「あの日」も発想がとても面白い。そしてなにより表紙のKEIさんの絵が素敵です

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    2011年08月09日
  • 臓物大展覧会

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    ネタバレ

    とにかく描写がグロい。活字を追っているだけなのに、目の前にぐっちゃぐちゃの臓物が浮かんでくるようで気持ちが悪くなってくる。

    が、それがどうも癖になってしまう。自分を解体して自分で咀嚼していく話が、個人的に最も気持ち悪かった。
    誘拐の話が一番シナリオとして好きです。

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    2011年08月02日
  • 天獄と地国

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    地上が上で宙が下。おもろい世界観だけどリングワールドなんだなと。巨大兵器同士の戦いとかあるんだけど、外観のイメージがまるで固定されなかった。つか、搭乗者がどういう状態で中にいるのかを考えるだけでもうw
    終わり方がえーーーーーって感じでどうしよう。と感じながら終わりましたとさ。てか、ザビタンがまさかのザビたんw

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    2012年01月29日
  • 海を見る人

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    科学的な説明がゴリゴリのところは、よくわからなかったので、眠くなることが多かったが、話の筋としてはどの作品も面白かった。よく言葉の定義もわからずに使ってみるが、僕の実感として、これはまさしくハードSFだった。

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    2011年07月02日