小林泰三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小林泰三は好きだけどこれはちょっと微妙だったなあ。最近いろんな本屋ではこれと『大きな森の小さな密室』がプッシュされている。けれど『大きな~』はともかくこっちはそんなに……。物足りないのはあれか、グロが足りないからか!?← どうせなら『海を見る人』をプッシュしてほしい。
以下各作品ごとに一言感想。
「完全・犯罪」
これは他にもっといいタイトルなかったのって感じ。四里川・四ツ谷コンビ?の新作にとっておけばいいのに。オチの脱力感はすさまじい。
「ロイス殺し」
普段の雰囲気とはやや違うが今回では一番おもしろかったかな。
「双生児」
割と通常運転なんだけど、角川ホラー文庫に収録されている作品に比べると -
Posted by ブクログ
5つのミステリ短編集。
表題作『完全・犯罪』読みたさに購入。
タイムマシンを開発した博士が、世界最初のタイムマシン開発者として名乗りを上げた博士をタイムマシンで殺し異にいって自分こそがタイムマシンの第一開発者であると名乗ろうとする話。
早い話がそういう話。
思っていたのとはだいぶ違ったけど、いいコントだった。
なんか、最近似た様なのを別なところで書いた気もするけど(だから気になってた)、全然似て非なるものだったので良かった良かった。
小林泰三氏と言えば、すっかり忘れていたのだけど、『玩具修理社』(角川書店)の方ですね。
結構前に読んだことがあります。
「あの神話」の系譜に連なる -
Posted by ブクログ
SFでもありホラーでもある、ミステリというカテゴリだけに収まらない、奇妙な後味の残る作品五作をおさめた短編集。
自分のお気に入りは、タイムトラベル理論をベースに過去に戻ってライバルの博士の殺害を企てる表題作『完全・犯罪』。多世界解釈の悪ノリみたいな展開と、ラストのオチも好み。タイムパラドクスモノが好みの方向けですな。
『ロイス殺し』は、名前が出てきたとたんにカーの『火刑法廷』関連か?と思ってましたがその通りか。(ただし、登場キャラの名前は覚えてましたがそんな小話があったことは忘れてましたよ) カーの作品を読んでなくても楽しめますし、クトゥルフ小ネタも入れてきてましたね。
『双生児』、『隠れ鬼 -
Posted by ブクログ
ネタバレグロ描写は単純にぼかすのではなく比喩表現を駆使する方が好みなのですが、直接的な描写が延々続くと攻撃力高いんだなとよくわかりました。「透明女」エグイ……
「悪魔の不在証明」を真相を踏まえて人物や動機を置き換えてみると楽しかったり。どちらが真相かはわからないけど、こっちの方がシンプルだよなあ。
短編集「海を見る人」が大好きなものの、後味が悪い作風と聞いていたので他の作品は敬遠してたのですが、思ったよりスラスラ読めました。ただ人物描写が端的で特徴をよく捉えていたものの、「海を見る人」より浅い気がしたのが気になります。まあこれで人物描写まで深かったらグロ描写が痛々しくなりすぎるのでわざとかなあとも -
Posted by ブクログ
ん、終わり? ってかんじ。
最終巻なのにいきなり新キャラやらモンスターやら出てきて、誰が誰だかわからなくなってしまった。
1巻から読み返せばまた別の発見があるかも。
最初の頃の有名人のクローンによる能力バトル、無駄に理論的かつ科学的なんだけどB級テイストで、グロテスクかつ面白おかしい的な雰囲気が薄れたのは残念。
組織やら、幹部やら話が広がり過ぎて回収しきれてない感じ。
ここまできたらメサイアは壊滅させてほしかったなー。
ラストのヴォルフ対クローン元の対決はもうちょっと書き込んでほしかった。
ヴォルフはどんどんかっこよくなってきたな。
行為が英雄を作る、どんなにかっこよくても顔が「彼」だと -