小林泰三のレビュー一覧

  • 密室・殺人

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    「モザイク事件帳」から。礼都さんが気に入ったのでこちらも読んでみようかなと。ミステリとしては…まあ、こんんなものかなあという印象でしたが、探偵も助手も非常にインパクトのあるキャラクターでしたので、面白くて一気に読めました。ホラー描写がちょこちょこ出てくるのですが、これだけではミステリとホラーの融合と呼ばせるには、どちらの要素も物足りない気がしました。

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    2014年04月30日
  • 脳髄工場

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    短編によって当りハズレが大きい本だなぁ。
    完全な文系脳ということもあって、物理だか、科学だかが絡んでくる話は分かりにくくてつかめなかった。
    でも「友達」とか「停留所まで」とかミスリードを誘うような普通のタイプの話は面白かった。
    これは読み手を選ぶ本じゃないかな。

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    2014年04月19日
  • セピア色の凄惨

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    “でも、今ならまだ間に合う。即死していないところを見ると、動脈が切れたわけじゃない。手当てさえ早ければ、助かるはずよ。
    「みさき、よく聴いて。このままだとあんたは死んでしまう」
    「嫌だよ……。死にたく……な……い」
    「助かる方法は一つしかない。なんとか電話をとって、そして、一一九に電話するの。そして、ここの住所を言って救急車に来て貰うの」
    「でき……ない。難しい……」
    「そんなこと言わないの!」わたしは泣き叫んだ。「それしか、助かる方法はないの」
    「お母……さん、電話……して……」
    ああ。それができさえすれば、どんなにいいだろう。でも、現実にはそれは無理だった。
    あまりに面倒すぎる。
    みさきの

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    2014年03月24日
  • 密室・殺人

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    四ツ谷礼子というワトソン役視点で進む割とコテコテの本格密室もの。
    ただホラー作家さんということもあって所々叙情できな部分がはさんであってキャラの過去が垣間見れるのが面白い所であり気になる所です。
    現代のミステリらしく、一つの事件をじっくりという感じですが、地に着いた真相があり、ドンデン返しもあるのが面白かったです。徳さんなど魅力的なキャラもよかった。

    所々感じてた違和感の正体は解説で分かるという珍しい趣向でした。
    一貫して関係無い人物には話しを合わせて欲しくなかったなあというのが本音ですが。
    キチンと解決する次回作を期待してます。

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    2014年03月23日
  • 臓物大展覧会

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    ネタバレ

    短編集。狂人大集合!「SRP」がB級臭がすごく気に入った。「造られしもの」は泣ける。「攫われて」物理的に痛い感覚になる。

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    2014年07月20日
  • ネフィリム 超吸血幻想譚

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    ネタバレ

    洋な内臓系エログロ。人間vs吸血鬼vsストーカー。寄生タイプの武器『内骨格』がとても面白い。発明した人物の今後が気になる。続きが読みたいです。

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    2014年03月17日
  • 密室・殺人

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    “「僕と話が合うだって!?そんな女、嫌だな。気が休まりそうもない」
    「『先生と話が合いそう』と言うただけで、礼都のイメージは的確に伝わったようですけど、好みのタイプと違うというのは意外でした」
    「当たり前じゃないか。『僕と話が合う』というのはつまり理屈っぽくて、先読みが得意で、人の揚げ足をとるのが好きってことだろ。そんな者同士で話をしたら、どうなる?しかも、潤滑剤であるべきユーモアを解さないとなると絶望的だ」
    「目も当てられませんね」
    「しかし、そういう女性が魅力的であることも事実だ」
    「どっちなんですか!?」”[P.263]

    事件解決後に谷丸警部が傍らですごく多くを語ってるんだよねそこがぞ

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    2014年03月13日
  • 脳髄工場

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    C市が好き。
    人知を超えたおどろおどろしい恐怖でたまりません。
    ただ、塩の秘術はどう考えてもギャグ、、、笑

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    2014年01月23日
  • 見晴らしのいい密室

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    この一冊だけで色んなジャンルのお話が読めました。

    タイトル買いをしたのでコテコテのミステリーかと思いきやSFでどーんと世界観をひっくり返された感覚が新鮮でした。

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    2013年12月02日
  • 海を見る人

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    表紙は「海を見る人」のワンシーン。
    こうやって見れば、感傷にとらわれたせつない印象的な恋情場面なんですが。
    このきれいだけど、せつない場面は、限られた期間だけの話ですよね。

    老人の時間間隔では、おそらくきれいなままで見るだけでしょうけど。老人の死後、どうなっていくのかを考えたときに、ちょっとホラーなんじゃないかな?と思ってしまって、現実に引き戻されました。
    なんか、そう思った自分が哀しい。

    彼女が、引き伸ばされていくのって、そこまで観賞に耐えれるものですか?

    舞台設定を理解するのに、体力使う物語が多かった。入り込むまでに、時間かかりました。
    なので、入り込めたと思ったときは、たまらんね。

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    2013年10月17日
  • 大きな森の小さな密室

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    かるーく読める短編集。色々納得いかない話も多かった気がしますが、読んでいて「あれ?」と思ったことが事件解決に繋がったりして、やっぱり!と満足できたりしました。

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    2024年06月12日
  • 忌憶

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    いつものグロさがなくて残念。でも連作で、特に博美の腹話術の話は面白かった。結局冷凍庫の死体は誰?最初は直人かと思った。あと、直人の性格にイライラ。でもいるよね、こういう人。

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    2013年10月11日
  • 海を見る人

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    ネタバレ

    初の本格SF。完全に文系の私には少し難しかった。
    ただストーリーだけを見ても面白く、理系の恋愛小説ってこんな感じなのかなと思った。理系の知識があれば、宇宙の途方もない距離や大きさを実感できて、もっと面白かったかもしれない。
    門の話だけはオチが読めていたけど、それでも面白かった。不思議で少し怖い。

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    2013年10月03日
  • 天獄と地国

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    過去の短編作品を長編化した作品だが…これは短編のままの方が良かったのでは?
    確かに面白いんだけど、途中から話をデカく膨らませ過ぎて、読んでてうまく話しに乗りきれないと言うか、読者置いてきぼりと言うか。
    ΑΩの時と同じパターン。

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    2013年09月22日
  • 見晴らしのいい密室

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    割と好きな作家さんの奇妙な物語集

     でも最初の「見晴らしのいい密室」は夢や仮想世界でがっかり。ディック流の「目を擦る女」の斬新さはいいが、グロさが前面に出るから、テーマが読み取りにくい。

     バカも『泰三泰三』言えってな感じの QR コード小説「探偵助手」は中身はさっぱり。

     既読の「忘却の侵略」はシュレディンガーの猫ネタだから、やはり楽しい。かなり楽しい。このあたりから、ジャンルというかカテゴリーは SF になる。

     オチがわかりにくいのが、難点の「未公開実験」はまぁまぁかなぁ。まさに王道テーマの「囚人の両刀論法」は楽しい SF だ。

     そして既読の「予め決定されている明日」。いいね

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    2013年05月28日
  • 天獄と地国

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    (1)本筋の中では魅力皆無のナタちゃんの過去を描いたエピソード(約30ページ弱)だけ感動。すばらしい。(2)ザビたんにはドン引き。メタレベルのダジャレをなぜそんなところで使うのか理解不能。(3)こどもとロボットが合体する話は、もう(ry

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    2013年05月23日
  • 海を見る人

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    7つの短篇を収めた短篇集です。個人的には「独裁者の掟」が良かったです。善悪は捉え方によってどうとでも変わるというのがよく分かります。「門」の最後のオチもニコッとさせられる爽やかなオチで良かったです。ハードSFということで専門用語も沢山でてきますが、判らないところはすっ飛ばして読むってことでも問題なく読めると思います。ただ私には判らないことが多すぎて少々消化不良ではありますが。

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    2013年05月22日
  • 見晴らしのいい密室

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    『探偵助手』のQRコード面白かった。コードを読み取りながら読むべし、ですね。
    どの短編もSFネタと論理の詰め合わせで、楽しめました。

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    2013年04月30日
  • 目を擦る女

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    汁物ホラーからハードSF、コミカルな物まで、どれも非常に書き込んであり読みごたえのある短編集。でも、正直あんまり好みじゃないかも。
    解説にも有りましたが「未公開実験」あたりは舞台でやったらホント面白そう。見に行く見に行く。

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    2013年04月26日
  • 海を見る人

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    SFはほとんど読まないので時間の歪みとか難しかった。膨大な宇宙では一度離れてしまうと同じように進んでいる人に会うのは困難であるのね。「キャッシュ」「海を見る人」「門」の切なさが好き。

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    2013年04月20日