あらすじ
女子大生のひとみは、留学生のジーンと共に古都の寺院を訪れていた。そこに西洋風の同じ顔を持つ者たちが突如出現し、建造物を破壊し始め、ひとみ達にも襲いかかる。二人の窮地に現れたのはヴォルフという謎の男。ヴォルフは単騎、その集団に戦いを挑むが……。寺院を破壊する謎の集団の目的は? そして〈一桁〉と呼ばれるヴォルフの正体とは!? 人類の存亡を賭けた未曾有のダーク・オペラシリーズ、ここに開幕!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「シングルナンバー」で「00ナンバー」を思い出した。
で、こういう話なら、あの方は絶対出てくると思っていましたがやっぱり出てきました。
「おっぱい、プルンプルン」の方が。
まだ序盤も序盤なのでこれからどうなるか、楽しみ。
Posted by ブクログ
古寺巡りに来ていた女子大生のひとみと留学生ジーンは西洋風の同じ顔を持つ謎の集団に襲われるが、ヴォルフと名乗る男に救われる。同じ顔を持つ男たちの目的は? ヴォルフとは? 究極のバイオ・ホラーシリーズ!
Posted by ブクログ
続巻が出ても出なくても通じるような終わり方だった。わざとなんだろうか。
簡潔にいうと、超能力者集団(組織)vs.一般人(主人公)の闘いを描いたハイパークローン戦争…みたいなもの? マンガちっくでラノベっぽいノリで書かれていた。
そんな所は【ネフィリム】に近いのかもしれない、仕組み的には【AΩ】のほうが近い気がするけど…元ネタがありそうな所が。
ラノベ的とはいっても、アプローチの仕方は理系の小林さんらしいかも。
ひとりvs集団の闘い…それも相手はどんなとんでもない超能力を持っているかわからないとくれば、不可能で無謀な事のようだけど、主人公はどんなに相手との力量差があろうとひるまず向かっていく。
いわゆる“英雄”とはそういうものだからだ。彼の存在意義がそこにある。
先天的ではなく後天的に英雄たろうとする主人公というのが新しいと思った。
また、敵を倒すにしても、「倒せた理屈」をちゃんと説明してくれるのが面白い。それが明確で説得力がある。キャラクターはペラペラの紙人形がしゃべっているみたいにリアクションや言葉遣いに個性がないのに、事象の説明や論理的な説明ゼリフには作者の個性があふれている。
むしろ意図的にキャラクターへの感情移入は避けていたのかもしれない、そうすることでより「チープな作品」と思われる恐れがあるにも関わらず。勇者だと思った。
しかしエンタメ小説…ともズレているし、なぜ突然こんな作品を書いたんだろう、という作者に対するもやもやは残る。そして表紙の女は誰なんだか…
Posted by ブクログ
SFアクションホラー。
小林泰三さんの作品なので、当然グロ。
基本的にアクションものは苦手だが、これは普通に好き。
好きなSF要素と、軽めの会話で読みやすい。
シリーズものということで、まだまだ序章か。
Posted by ブクログ
―――古寺巡りに来ていた女子大生のひとみと留学生ジーンは
西洋風の同じ顔を持つ謎の集団に襲われるが、ヴォルフと名乗る男に救われる。
同じ顔を持つ男たちの目的は? ヴォルフとは? 究極のバイオ・ホラーシリーズ!
小林泰三の新刊!
…やねんけど、期待したほどではなかったなぁ
系統としては『αΩ』のSF超絶戦闘
しかし、あまりにも軽い
軽いといってもあくまで小林泰三作品の中で、ってことやからラノベとかではないけど
いつもの、科学とグロとロジックの融合はほぼ見られなかった
Posted by ブクログ
「人造救世主」小林泰三
SFアクション。焦茶色。
歴史上の偉人のクローンに、超能力を発現させて世界征服?を目論む悪の組織と、そこから脱出したヒーローのはなし。
…あれ、どこかで聞いたことあるような…
『ΑΩ』もそうだったけど、パロディを翻案して名作感をなくす、B級感が容赦ない。
稚拙なストーリーとか中学生並のSF設定が、安っぽさでパロディを演出してるんですよ?…たぶん。
シリーズものの、まださわりだけなので、いまいちピンとこないところで、(3)
あまり人にはオススメできないかなあー。
Posted by ブクログ
続編が出ていたので再読し,レビュー.
内容は歴史上の偉人のクローンが超能力バトルを地味に行うSF小説.
ホラー文庫から出版されているのは,作者のこれまでの作品の立ち位置からか?
小林泰三らしいグロい描写や科学考察に基づく解説もこの作品では宙に浮いてしまっている感があり,テンポを崩す要因にもなっているような気がしました.
小林泰三の考えるヒーロー像が描かれた作品だと思いますが,昔からのファンからするとコレクターアイテムの域に留まった作品です.
Posted by ブクログ
小林泰三が書くラノベ?
冒頭の会話が、小林泰三っぽくてわくわくしたのですが本筋はとぼけた女子2人と能力バトルな構成のよう。
すごく理詰めに書いてるようでなんかおかしい、小林節は健在。
「行為が英雄をつくる」というテーマをもった主人公もかっこいい。
歴史上の人物の遺伝子から作られたクローンたちによる能力バトル、という発想は新しいのでは。実写で見たい! と思わせつつ誰もが頭に顔の浮かぶ有名人だから、どうにでも想像できてしまう。これが案外おもしろい。
ただ小林泰三の持ち味は、邪悪さと切なさだと思っているので、それを求めると物足りないですね。
アルファオメガの余韻、密室・殺人の切なさ、海を見る人で一作一作読み終えた後に残るあのなんとも言えない胸のつかえ。
そういうのが最近の作品にはないのが、「薄い」といわれるゆえんじゃないかと勝手に思っています。
Posted by ブクログ
小林さんの長編ってだけで、どうだろ?と少し思ったのですが、何と言うかやはり微妙というか…。
ありがちと思える設定で、個人的には物足りない。
SFアニメっぽい気もしたけど、何かと言われれば映画『ブレイド』を感じさせるような。
続き物っぽい終わり方してたが、出たとして読むか迷い中…