小林泰三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
冒頭のなんか前書きみたいな部分で「つまらんな・・・」と放置していたのだが、
本編を読み始めたらこれが意外とおもしろかった。
セリフが多く、芝居みたいな形で進んでいくのだが、
なんというかキャラクターがみんなとぼけてて、真剣じゃなくて、
ゲロ吐いたり体じゅうかき混ぜられたりしてもユーモラス。
ちっともぞくぞくしないのがかえって笑えてよかったです。
それにしてもゲロが好きな作者なんですね。「ゲロ吐いてるところが
書きたくて作家になったのだー!!」という気概がひしひし伝わりました。
ストーリーはすべての短編ともオチが読めてしまうものだったけど、
特に問題なくおもしろく読めました。とくに「悪魔の不在照 -
Posted by ブクログ
短編集なので、作品ごとにコメントしようかと思ったけど、敢えてまとめる。
理由は一つの作品にコメントすることよりも、この本全体について語る方が有益に思えるから。
なぜなら、全体的に醸し出す雰囲気こそが小林泰三であり、一つ一つの作品はどれもイマイチ。
期待してたんだけど少々残念だ。
収録作品は以下の通り。
◇「目を擦る女」
◇「超限探偵Σ」
◇「脳喰い」
◇「空からの風が止む時」
◇「刻印」
◇「未公開実験」
◇「予め予定されている明日」
個人的には「未公開実験」と「予め予定されてる明日」が良かったが、締めが弱い。
その作品も独創的な世界観は圧巻だが、それを伝えるに文章が弱い。
ドコまで現実世 -
購入済み
うーん
人を選ぶ作風だと思います。最後まで読むことは出来ました。私が求めているものはホラー、恐怖、であってグロテスクや気持ち悪さなどてはないのだなぁと実感した作品。ただ、この世界観がハマる方はハマるかと!
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購入済み
やや期待外れ
そうそうたる作者名一覧を見て購入を決定したが、その割に期待外れの作品が多かった。
最近はやりのAIがらみの話題を思い出させる上田さんの作品が面白かった。