小林泰三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「玩具修理屋」が許容できた人ならなんとか読み進められる作品だと思った。というのも作者さんの作品は小説を読みなれていない人に(特にホラー作=幽霊がでると思っている人)にはかなりキツイと思う。
かくいう自分もホラー通ぶっているけれど、まあまあ「つらいなあ」と思いながら読んだし、作者さんの意図はぜんぜん読み取りきれていない。なので慣れていない人は途中でリタイアしてしまうのでは。しかし、「それでもなんか読める。じわじわ面白い。また次の作品が読みたい!」と思わせてくれるのが作者さんのすごいところだと思う。
作品そのものの感想としては「本」という作品が面白かった。イメージとしては「リング」の呪いのビデオ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「子供を沈める」
いじめを苦にして自殺した被害者が、4人の加害者の子どもに生まれ変わってくるというお話。
被害者は、加害者の子どもに生まれ変わって何がしたかったのだろうか。初めは復讐なのかと思っていたが、最後の加害者が、他の3人の(加害者の子達)分まであなたを愛すると伝えると、微笑みを返したという形で終わっている。
被害者には、前世でいじめられた(というより、怖い事をされたという曖昧な)記憶は残っていても、母親となっている相手が、そのいじめをしていた当人だと分かっている様子はなく、反省を求めるような素振りもない。
もしかすると、加害者自身が具現化した過去の罪と自ら向き合い、それを乗り越え -
Posted by ブクログ
角川ホラー文庫で新装版が続々刊行されている小林泰三作品。『玩具修理者』と『人獣細工』に続いて刊行された本作を、前2作に引き続き手に取ってみた。
原因不明の旅客機墜落事故が発生。生存者は絶望的としか思えない凄惨な事故の中、乗客の男性が1人"蘇る"。そして始まる、地球外生命体らによる、地上を地獄絵図へと変える血肉に塗れた戦い―――。
血みどろ作家(?)・小林泰三が描く、グログロなウ○トラマン・・・マジでウルト○マン。主人公の宇宙生命体との邂逅とか、主人公の名前とか、"超人"の掛け声とか、まごうことなきウル○ラマン。(あ、某ライダーも入ってるか。)
特撮 -
Posted by ブクログ
ここの所不思議の国の夢ばかり見ている大学院生の井森健は、ある晩夢の中で、いつもと違う緑豊かな山の中へ迷い込む。そこにはクララと名乗る車いすの美少女がいた。
翌朝、大学へ向かった井森は、校門前でクララと同じ姿の少女くららと出会う。彼女は何者かに命を狙われていると言い、井森に助力を求めるが……。
不思議の国の住人が殺されていくミステリ、『アリス殺し』の続編にあたる一冊。
「クララ」は何の物語の登場人物なのか考えていたのですが、ドイツの作家エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンの作品群がモチーフになっているようです。
わたしは『くるみ割り人形』のしかもあらすじ位しか知らなかったのですが、他 -
Posted by ブクログ
ちゃんぽんSF。設定はよく出来てるのに、いろんな要素を欲張り詰め込みすぎ&ストーリー駆け足&コメディだかなんだか判断しかねる軽いノリのせいで安っぽく見えてしまって勿体ない感……。話の大半が会話なので読みやすいことは読みやすいのですが、特に「脱出」後の世界についてはほぼ概略説明で済ませてしまっているので、もっとページを割いて丁寧に描写してほしかったかも。
生成AIやらデザイナーベビーやら、近年流行の話題や技術ネタもふんだんに散りばめられているのですが、散りばめ過ぎてひとつひとつが浅い印象を受けてしまうのも残念でした。
車椅子でのもどかしい移動や記憶力との戦いなど、ご老体×SFらしいおとぼけ