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Posted by ブクログ
ちゃんぽんSF。設定はよく出来てるのに、いろんな要素を欲張り詰め込みすぎ&ストーリー駆け足&コメディだかなんだか判断しかねる軽いノリのせいで安っぽく見えてしまって勿体ない感……。話の大半が会話なので読みやすいことは読みやすいのですが、特に「脱出」後の世界についてはほぼ概略説明で済ませてしまっているので、もっとページを割いて丁寧に描写してほしかったかも。
生成AIやらデザイナーベビーやら、近年流行の話題や技術ネタもふんだんに散りばめられているのですが、散りばめ過ぎてひとつひとつが浅い印象を受けてしまうのも残念でした。
車椅子でのもどかしい移動や記憶力との戦いなど、ご老体×SFらしいおとぼけ感は楽しめましたが、「老人と宇宙」や「スペースカウボーイ」ほどには揺さぶられませんでした……。
あとなんか、表紙イラストの「コレジャナイ」感も凄まじかったです。コレジャナイ……。
Posted by ブクログ
主人公のサブロウは何不自由の無い生活を送っていたのだがある日気がつく
『このスポーツの映像は昔の録画では無いか?』
サブロウの中で疑問は渦を巻き自分が置かれている状況と自分の記憶にも疑いを持ち始めた時、サブロウはメッセージを発見する・・・
“このメッセージに気付いたら、慎重に行動せよ。気付いている事を気付かれるな。ここは監獄だ、逃げるためにヒントはあちこちにある。ピースを集めよ”
100歳前後の老人達の施設脱出サバイバル!
悠々自適の施設暮らしを捨て、老人達は真の自由を掴み取れるのか!!?
自分は悠々自適の生活と自由を天秤にかけたら悠々自適な生活を選択すると思います。
隣の芝生と空の色は青く見えるだけ・・・
Posted by ブクログ
森に囲まれた施設で何不自由ない生活を送っていた老人サブロウは自分の過去に関する記憶が残っていないことに気付く。周りの老人たちも同じような状況であることを知ったサブロウは偶然にも自身の日記帳に脱出を促す何者かのメッセージを見つける。この施設が監獄である疑いを持ったサブロウは仲間を集め脱出を試みるが森の先にあった光景は想像を絶するものだった・・・。
長編として小林泰三氏の遺作となった作品。車椅子生活を送る老人たちが施設からの脱出を図るスリラー小説だ。そして本作はSF小説である。主人公のサブロウは20世紀生まれで100歳を迎えているのだが記憶の片隅には21世紀の記憶どころか22世紀の残像が残る。タイトルは「未来からの脱出」、本当の戦いは森を抜けた光景を見た後に始まる。
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