小林泰三のレビュー一覧

  • 百舌鳥魔先生のアトリエ

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    グロとSFとホラー、堪能させていただきました。

    「ショグゴス」のSF要素多めは大好き。
    「試作品三号」はいかにもヤスミンなオチ。
    「兆」は怖かった。ぶるぶる。

    ひとつだけ、よくわからなかった。

    他三編はわかりやすいグロ展開で満足。極彩色。機械的臓物。

    でもこれ夜中に読んでしまったので、今夜は絶対悪夢だな。褒め言葉です。

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    2014年07月12日
  • 見晴らしのいい密室

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    「目を擦る女」からの再読が多かったですが、改めて読んでも十分楽しめました。理屈をこねるだけこねた結果、物語があさっての方向に駆け出していく感じがとっても好きです。

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    2014年06月22日
  • 臓物大展覧会

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    臓物が語る物語。

    痛かったり怖かったりグロかったり
    と色々な短編詰め込みで面白かった。

    『攫われて』が辛かったのと
    『悪魔の不在証明』が面白かった。

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    2014年05月27日
  • 人造救世主 ギニー・ピッグス

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    ネタバレ

    シリーズものだと知らずに読んだのでちょっと???な感じだった。他シリーズも読んでみます。個人的に、グロ描写は耐えられると思っていたが舌の切断描写が結構キツかった。

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    2014年11月20日
  • 密室・殺人

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    ネタバレ

    傍若無人な探偵・四里川陣に命じられ、助手の四ッ川礼子は殺人事件の調査に行く。密室から消えた死体の謎を解く本格ミステリ。
    と言いつつ、ホラー要素もある作品。
    最後まで四里川の正体がいまいち分かってなかったのですが、解説を読んで納得。

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    2014年05月21日
  • 天体の回転について

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    粒揃いの短編集。
    「銀の舟」「300万」「時空争奪」あたりがお気に入りです。表紙に怯みましたが(笑)読んでみて正解でした。

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    2014年05月09日
  • 密室・殺人

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    「モザイク事件帳」から。礼都さんが気に入ったのでこちらも読んでみようかなと。ミステリとしては…まあ、こんんなものかなあという印象でしたが、探偵も助手も非常にインパクトのあるキャラクターでしたので、面白くて一気に読めました。ホラー描写がちょこちょこ出てくるのですが、これだけではミステリとホラーの融合と呼ばせるには、どちらの要素も物足りない気がしました。

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    2014年04月30日
  • 脳髄工場

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    短編によって当りハズレが大きい本だなぁ。
    完全な文系脳ということもあって、物理だか、科学だかが絡んでくる話は分かりにくくてつかめなかった。
    でも「友達」とか「停留所まで」とかミスリードを誘うような普通のタイプの話は面白かった。
    これは読み手を選ぶ本じゃないかな。

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    2014年04月19日
  • セピア色の凄惨

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    “でも、今ならまだ間に合う。即死していないところを見ると、動脈が切れたわけじゃない。手当てさえ早ければ、助かるはずよ。
    「みさき、よく聴いて。このままだとあんたは死んでしまう」
    「嫌だよ……。死にたく……な……い」
    「助かる方法は一つしかない。なんとか電話をとって、そして、一一九に電話するの。そして、ここの住所を言って救急車に来て貰うの」
    「でき……ない。難しい……」
    「そんなこと言わないの!」わたしは泣き叫んだ。「それしか、助かる方法はないの」
    「お母……さん、電話……して……」
    ああ。それができさえすれば、どんなにいいだろう。でも、現実にはそれは無理だった。
    あまりに面倒すぎる。
    みさきの血が床の上のゴミの間に広がり、ポテトチップスを浸した。
    「それはできないのよ、みさき」わたしは懸命にみさきを説得した。「自分の足でしっかりと立つの!!」”[P.113_ものぐさ]

    「ものぐさ」の狂い具合に酔いつつ、最後の「英雄」のグロさがくる。
    酷くてグロいのに面白いから手が止まらない。
    最後にハッとなってしまった。突然関西弁になるのがたまらない。この二人って……!

    “「あなたはいったい何者?」
    「彼方に去りし者。そして今はあなたより出でし者」
    探偵はいなくなっていた。霧の中に写真だけが残されていた。
    「待って。わたしにはまだあなたが必要なのです、先生」
    霧の中に声が響いた。
    「僕はここにいるよ。いつも、この探偵事務所に。いつまでも君の傍らに」”[P.242_依頼人と探偵]

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    2014年03月24日
  • 密室・殺人

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    四ツ谷礼子というワトソン役視点で進む割とコテコテの本格密室もの。
    ただホラー作家さんということもあって所々叙情できな部分がはさんであってキャラの過去が垣間見れるのが面白い所であり気になる所です。
    現代のミステリらしく、一つの事件をじっくりという感じですが、地に着いた真相があり、ドンデン返しもあるのが面白かったです。徳さんなど魅力的なキャラもよかった。

    所々感じてた違和感の正体は解説で分かるという珍しい趣向でした。
    一貫して関係無い人物には話しを合わせて欲しくなかったなあというのが本音ですが。
    キチンと解決する次回作を期待してます。

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    2014年03月23日
  • 臓物大展覧会

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    ネタバレ

    短編集。狂人大集合!「SRP」がB級臭がすごく気に入った。「造られしもの」は泣ける。「攫われて」物理的に痛い感覚になる。

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    2014年07月20日
  • ネフィリム 超吸血幻想譚

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    ネタバレ

    洋な内臓系エログロ。人間vs吸血鬼vsストーカー。寄生タイプの武器『内骨格』がとても面白い。発明した人物の今後が気になる。続きが読みたいです。

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    2014年03月17日
  • 密室・殺人

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    “「僕と話が合うだって!?そんな女、嫌だな。気が休まりそうもない」
    「『先生と話が合いそう』と言うただけで、礼都のイメージは的確に伝わったようですけど、好みのタイプと違うというのは意外でした」
    「当たり前じゃないか。『僕と話が合う』というのはつまり理屈っぽくて、先読みが得意で、人の揚げ足をとるのが好きってことだろ。そんな者同士で話をしたら、どうなる?しかも、潤滑剤であるべきユーモアを解さないとなると絶望的だ」
    「目も当てられませんね」
    「しかし、そういう女性が魅力的であることも事実だ」
    「どっちなんですか!?」”[P.263]

    事件解決後に谷丸警部が傍らですごく多くを語ってるんだよねそこがぞくぞくする。

    “「もう事件は解決したも同然です。四里川探偵が堂々と全員の前に登場したということはすでに事件の真相が明確になっているはずです」
    「いったい何者ですの?」順子はおたおたと周囲の人々に目を移しながら尋ねた。どうやら、誰に訊いたらいいのか、決めあぐねているらしい。
    「しつこいわね。警部さんが困ってらっしゃるじゃない。わたしにはわかったわ。彼が何者かね。誰にも入ることができない部屋に入ることができる唯一の人物」礼都はほんの僅か顔を上げた。「あなたは『不思議の国のアリス』に登場するんじゃなかったかしら、探偵さん」
    「『鏡の国のアリス』の方です、お嬢さん。……なんのことかわかるかい、四ッ谷君?」
    「いいえ。全然」
    「結構」先生は浬奈の部屋の中から一歩踏み出した。”[P.350]

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    2014年03月13日
  • 脳髄工場

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    C市が好き。
    人知を超えたおどろおどろしい恐怖でたまりません。
    ただ、塩の秘術はどう考えてもギャグ、、、笑

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    2014年01月23日
  • 見晴らしのいい密室

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    この一冊だけで色んなジャンルのお話が読めました。

    タイトル買いをしたのでコテコテのミステリーかと思いきやSFでどーんと世界観をひっくり返された感覚が新鮮でした。

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    2013年12月02日
  • 海を見る人

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    表紙は「海を見る人」のワンシーン。
    こうやって見れば、感傷にとらわれたせつない印象的な恋情場面なんですが。
    このきれいだけど、せつない場面は、限られた期間だけの話ですよね。

    老人の時間間隔では、おそらくきれいなままで見るだけでしょうけど。老人の死後、どうなっていくのかを考えたときに、ちょっとホラーなんじゃないかな?と思ってしまって、現実に引き戻されました。
    なんか、そう思った自分が哀しい。

    彼女が、引き伸ばされていくのって、そこまで観賞に耐えれるものですか?

    舞台設定を理解するのに、体力使う物語が多かった。入り込むまでに、時間かかりました。
    なので、入り込めたと思ったときは、たまらんね。
    でも、短編集なので、入り込めている時間が短いんです。

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    2013年10月17日
  • 大きな森の小さな密室

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    かるーく読める短編集。色々納得いかない話も多かった気がしますが、読んでいて「あれ?」と思ったことが事件解決に繋がったりして、やっぱり!と満足できたりしました。

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    2024年06月12日
  • 忌憶

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    いつものグロさがなくて残念。でも連作で、特に博美の腹話術の話は面白かった。結局冷凍庫の死体は誰?最初は直人かと思った。あと、直人の性格にイライラ。でもいるよね、こういう人。

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    2013年10月11日
  • 海を見る人

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    ネタバレ

    初の本格SF。完全に文系の私には少し難しかった。
    ただストーリーだけを見ても面白く、理系の恋愛小説ってこんな感じなのかなと思った。理系の知識があれば、宇宙の途方もない距離や大きさを実感できて、もっと面白かったかもしれない。
    門の話だけはオチが読めていたけど、それでも面白かった。不思議で少し怖い。

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    2013年10月03日
  • 天獄と地国

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    過去の短編作品を長編化した作品だが…これは短編のままの方が良かったのでは?
    確かに面白いんだけど、途中から話をデカく膨らませ過ぎて、読んでてうまく話しに乗りきれないと言うか、読者置いてきぼりと言うか。
    ΑΩの時と同じパターン。

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    2013年09月22日