ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
男が旅の途中、街で見つけた「臓物大展覧会」という奇妙な看板。中に入ってみると様々な臓物が展示してある。居合わせた謎の人物から「臓物の呟きを聞きたいか」と問われ、男は異様な体験をすることに……。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
おどろおどろしいタイトルのわりには読後感は爽やか。コメディやハッピーエンドもあり、明るい気持ちになれました。ハズレなしの良作短編集。 最初の「透明女」だけは安定のグロですが、他はだいたい健全。星新一オマージュの「釣り人」、アイザック・アシモフ的な世界観の「造られしもの」なんて特に上品で、おいおいグロ...続きを読むが足りないよどうなってんのというレベル。人に薦めてもドン引きされないバリアフリーな内容だと思います。
読んでるだけで臓物の臭いがしてくる短編集。 グロを比喩じゃなくて直球で表現してくるから痛い臭い気持ち悪いことこの上ない。 この人のSFとホラー混じった感じが最高に好き。 『透明女』が突き抜けてるから他が物足りないかもしれない。
冒頭の「透明女」がグロすぎで心折れそうになりますが、それを除くと、SFありミステリありのちょいグロバラエティ短編集といったところ。「悪魔の不在証明」は、緻密な論理展開とちゃぶ台ひっくり返しラストが小林泰三氏らしくて素晴らしい。読んでください。
『悪魔の不在証明』が最高 この中に神の存在「賛成派」「反対派」の意見が全て載っている。 常に議論のテンプレとして携帯しておきたい。
夏の終り頃購入し、長く積読にしていた1冊。 完全にタイトル買い。購入後、同作者の『玩具修理者』『人獣細工』『肉食屋敷』『アリス殺し』(順不同)と別作品を発掘 、先に読んでしまって……。 タイトル、プロローグと本編との関わりは薄く、期待していたモノとは異なるが、色とりどりの9編を取り揃えたあたりは大展...続きを読む覧会。 「ホロ」ヴァーチャル・オチ的なのは個人的に、あまり好みじゃないかな。 「少女、あるいは自動人形」は世界観は好きだけど、アレレ?って感じ。 ショートショート的「釣り人」のオチは、ソコへ至るまでとのギャップに、思わず笑ってしまった。 「透明女」「攫われて」はスプラッター描写に目を奪われがちだが、オチのスッキリしない感が好き。 そして、後半4編はベクトル異なるが、ドレもイイ。 「十番星」少年主人公モノ。環境問題を逆手にとり、人間が元凶かと思いきや、きいきいきい(←ふざけてるわけではありません)。 「悪魔の不在証明」途中で何となく、オチの予想がついたが、イイ意味でモヤモヤする。 「造られしもの 」ロボットSFモノ。オチとともにこのタイトルが秀逸。 「SRP」コメディタッチのB級特撮モノ臭がプンプン。設定も、キャラも、オチまで大好物! 以上が、全9編のザックリした、感想でした。 そして、エピローグはプロローグと呼応し、ちょっとオドロな感じなのだが、9編目のラストの余韻を、逆に、醒ましてしまってんじゃないかな?なくても良かったような……。
透明女はグロかった。透明女には悪気はなかったんだろうけど…。 攫われてはなかなかの怖さだった。てっきり"僕"は犯人だと思ったけど、読み返してみると馨のようにも思えるし…どっちなんだろ。 十番星はきいきいきい。 造られしものはSFだけど衝撃のラストだった。本人は知らずに死ねたけど…...続きを読む。 悪魔の不在証明もなかなかよかった。文筆家の話は真実なのかどうか。。
痛くて気持ち悪い、怖い、ゾクゾクする、気持ち悪い、痛い痛い痛い。でもどんでん返しにゾワッとして、それが面白くて、こんなに面白いけれど、絶対に人には薦められなくて悩ましいね。 9つの短編集。 描きおろし作品の「透明女」と「悪魔の不在証明」の終り方の気味悪さは異常。「攫われて」はもう目眩がするくらい怖か...続きを読むった。 「エヌ氏」が出てきたり、やたらと深呼吸を勧める変な刑事が出てきたり、SF戦隊物が急に始まったりと、変に緩急のある小説だった。
ホラー短編集ですが、SFありコミカルな話もありで多彩。グロテスクなものもありますが、不思議と後味は悪くない。 初めの「透明女」が恐ろしくえげつないなと思えば、次の「ホロ」が綺麗なSFでびっくり。 「攫われて」は痛そうで読むのが辛かった。 後半四編「SRP」「十番星」「造られしもの」「悪魔の不在証明」...続きを読むはどれもお気に入り。 「SRP」 妖怪SF。稲生物怪録に科学特捜隊というすごい組み合わせ。楽しい。 「十番星」 ベタベタなホラーSF。少年向け古典SFホラーっぽさがよく出てて懐かしい気分になる。 「造られしもの」 ロボットSF。これも古典的ロボットSFの名作を意識している感がありますね。哀愁漂う。 「悪魔の不在証明」 小さな村に現れた宗教家と神の存在を議論するうちにとんでもない結末に。狂気だ。
グロな話はは嫌いだが、それを 外してもなかなか面白かった。 いわゆる奇妙な味の短編集かな 世にも奇妙なで実写化できそうな 作品もあった。 個人的に良かったのは 透明女 ホロ ←これが1番良かった 釣り人 造られしもの 悪魔の不在証明
1999年から2007年に発表された短編に、2009年のこの文庫刊行時に書き下ろし数編を加えたものと思われる。 巻頭の「透明女」(2009)が、デビュー作『玩具修理者』(1995)と同レベルのグロテスク趣味炸裂のホラーとなっていて、良かった。やはり「突き抜けた」感は痛快なものがある。 他では「...続きを読む攫われて」(2002)が、誘拐された少女たちの苦悶に満ちた閉所での時間が、悪夢的なインパクトだった。 一方「SRP」(2005)は、カプセル怪獣ならぬカプセル妖怪や、科特隊の出来損ないみたいのが出てきて、懐かしくも楽しい。同著者で未読ながら『ウルトラマンF』なる作品があるようだが、それと通じる世界なのだろうか。笑わせて貰った。 他はホラーよりSFに入りそうな作品が多く、あまり良くないものもあったが、全体としては楽しめる作品集だった。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
臓物大展覧会
新刊情報をお知らせします。
小林泰三
フォロー機能について
「角川ホラー文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
脳髄工場
アリス殺し
AΩ 超空想科学怪奇譚
安楽探偵
家に棲むもの
因業探偵~新藤礼都の事件簿~
因業探偵 リターンズ~新藤礼都の冒険~
失われた過去と未来の犯罪
「小林泰三」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲臓物大展覧会 ページトップヘ