小林泰三のレビュー一覧
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ついにあの人が主役に! 性格最悪でしかも○○までやっちゃってるけど、探偵としてはとっても有能な新藤礼都が活躍する連作ミステリ短編集。ずけずけと歯に衣着せない辛辣な物言いは実に爽快です。……だけど、実際には付き合いたくないよねこの人(笑)。というよりも、他にも関わり合いになりたくないような人がいっぱい...続きを読むPosted by ブクログ
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ゾンビウイルスから食肉問題につなげるところは見事。ちょっと長いかなって思ったのと最後力技で終わらせたかなってとこもあったけど、瑠璃の秘密が明かされるあたりからラストまでは引き込まれて面白かった。Posted by ブクログ
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隠れ鬼が特に好きな作品。
凄まじい物語の幕開けから、徐々に忘れていた少年時代のことを思い出していくところが怖い!
奇妙でぶっ飛んでいる終わり方も良かった〜
どの話も小林泰三さんらしい独特な読後感。Posted by ブクログ -
短篇集だが、各作品が横糸となって最後の「哲学的ゾンビ、もしくはある青年の物語」につながっていく。哲学的ゾンビ~は著者の別の作品「脳髄工場」と同じテーマだが、より洗練され完成度の高い物語となっている。
おすすめ度:5(5点満点)Posted by ブクログ -
ああ、気持ちが悪い!読んでいて吐き気を催しました(小林泰三に対する最大級の賛辞)
特に「首なし」がお気に入りです。頭部のほとんどを失った男がそのままの状態で生きながらえているという怪奇小説。まるで見世物小屋の出し物みたいだなと思っていたら本当に見世物小屋の出し物にし始めたので笑った。Posted by ブクログ -
専門的なことはよくわからないが、独立した話がまとまって最終的に一つにまとまる(珍しく?希望がある)のは見事としか言えない。勉強になるファンタジー作品。何作か読み終わったが、自分は小林氏の表現する会話のテンポが好きなんだな、と気付いた。Posted by ブクログ