小林泰三のレビュー一覧

  • セピア色の凄惨

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    コメディ?ホラー?
    いいえ、一度味を占めると抜け出せない、これぞ泰三ワールド。

    いつもは一つ二つくらいハズレがあったんだけど、今作は一貫性があったからか、全てが面白かった。
    特に「ものぐさ」、と「安心」は笑いこけた。

    目を背けたくなるようなグロテスクな箇所が多かったけれど、全体を通して貫き通される屁理屈も、ここまで通せば逆に爽快!

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    2011年04月03日
  • 天体の回転について

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    表紙を除いて最高だた。
    コミカルな部分、ロジカルなSF部分、グロな部分が揃ってた

    表紙がアレじゃなきゃ小林泰三入門としてみんなにオススメするのに…

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    2010年10月26日
  • 海を見る人

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    短編集。
    「海を見る人」「門」を再読。
    いくつもある箱庭的な世界観の中で、やはりこの2作品は素晴らしい。

    「海を見る人」は、場所によって時間の流れが異なる世界でのひと組の男女を巡る物語。悲劇的な内容なのだけど、恐ろしいほど綺麗な結末に身震いする。

    原因は結果となり、結果は原因となる。
    そんな作品「門」は、壮大な世界観の片鱗を示しつつも実はとても純粋なラブストーリー。もしくは宿命の物語。

    ハードSFと称されるとおり、その科学的描写の大部分を理解することはできない。でも、奇抜な設定は読者の想像力を刺激するに足るものだし、卓越した結末は読者の心を見事に射止めるものがある。

    解りづらいから好み

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    2011年12月04日
  • 脳髄工場

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    犯罪抑止のために開発された「人工脳髄」。
    健全な脳内環境を整えられることが証明され、いつしかそれは一般市民にも普及していった。
    両親、友達、周囲が「人工脳髄」を装着していく中で自由意志にこだわり、装着を拒んできた少年に待ち受ける運命とは?
    人間に潜む深層を鋭く抉った表題作他、日常から宇宙までを舞台に、ホラー短編の名手が紡ぐ怪異と論理の競演。

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    2009年10月04日
  • 忌憶

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    アイディアが凄く好きで、人間の記憶の持つ怖さというか…常識と認識の狭間というか…

    怖いです。

    難解なテーマだと思うけど、とても面白くてスイスイ読めました(笑)

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    2009年10月04日
  • 脳髄工場

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    衝撃的。

    本当に世界が誰かによって操作されてたらどうしようって考えた。

    どうしようもないけど・・・。

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    2009年10月04日
  • 目を擦る女

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    どれもこれも、小林泰三色が濃く出てて、ファンとしては美味しい一冊。
    あぁっ、もう大好きなんです。小林ワールド。

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    2009年10月04日
  • 目を擦る女

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    短編7作すべてにはずれがまったくなく、すべてが最高に面白い。

    『目を擦る女』
    ある女性が、引っ越してきた隣に住む女に、「この世界は自分が見ている夢だから、自分が目覚めると消えてしまう。現実の世界は酷い有様になっている。」とおかしなことを言われ、現実と夢との区別がつかなくなっていく。
    女が現と夢の両方の世界に対して、感想を述べるような場面があるのだが、両方に共通した評価がひとつだけあった。これに気づいた瞬間、物凄く怖くなった。

    『超限探偵Σ』
    探偵の友人の視点で描かれるミステリー。
    そして、読み終わるとこの話がミステリーではなかったことに気づく。
    そんなのありか?とも思える話を

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    2009年10月04日
  • 脳髄工場

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    11の物語の短編集
    5ページで終わるほど短いものもあり、とても読みやすい本でした。
    小林泰三にしては設定が普通な感じもありましたが、「さすが!」と思わせる場面もあり、十分に楽しめました。

    『脳髄工場』
    周りのほとんどの人々が脳髄に機械をとりつけ、極端な感情を抑制されている世界で、自由意思を尊重し、機械の取り付けを拒んでいた少年の見た事実は少年を落胆させ、少年の人生を大きく変えてしまう。

    『友達』
    ひ弱な僕が想像した強い僕。彼に名前をつけ自分と彼との区別をし始めた頃から彼と僕の関係はおかしくなり始める。

    『停留所まで』
    幽霊の出るバスに間違って乗り込んでしまったわたし、、

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    2009年10月04日
  • アリス殺し

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    二つの世界を行ったり来たりするよくある設定でミスリードもある程度予想していたが、終盤の怒涛のどんでん返しに見事に裏切られた。ハム美がよかった。少しグロいが大丈夫。

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    2026年06月14日
  • アリス殺し

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    ネタバレ

    夢の世界と現実世界がリンクしていて、アリスの世界で起きた死に方と同じ死に方を現実世界で起こるというはなしです。
    会話が多いので読みやすく、それでも伏線回収はしっかりするので、読んでいて気持ちが良かったです。
    描写が残酷なので、苦手な方はいるかもしれませんが、ストーリー自体は面白かったです。
    次の殺しシリーズはまだ読んでいませんが、制覇したいと思います。

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    2026年06月11日
  • アリス殺し

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    マジで申し訳ないのは不思議の国のアリス未履修で読んだこと。全員検索した。
    にしても気付けそうで気づけなかった要素がいっぱいで悔しいしグロくて良かった!
    不思議の国のアリス見ようかな〜

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    2026年06月09日
  • クララ殺し

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    「アリス殺し」の続編。
    独特な世界観とセリフ回しはそのまま。伏線回収もしっかりあって楽しめた。
    ただかなり会話が多く、かつその会話の癖が強いので人を選ぶかも?

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    2026年06月04日
  • 天体の回転について

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     多種多様なSF短編が収録されていて、青年が抱く宇宙への憧れと瑞々しい初恋を描写したものやロボット三原則のイレギュラーを扱ったもの、記憶と現実の乖離が不気味なものまで異様な視点で展開される作品ばかりで面白かった。

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    2026年05月23日
  • ティンカー・ベル殺し

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    本作もとても面白く、様々な伏線が終盤に見事回収され驚きと自力で謎が解けなかった悔しさが存分に味わえる作品だった!我儘をいえばもう少しフェアだったら最高だったかな。ラストはこんなの次回作も読まないといけないじゃんと思わせる内容で締められていたのがまたズルい。が、本作が最終作ということで本当に惜しまれる。
    〈メルヘン殺し〉シリーズの設定は複雑にはなるが、思考力が高まり想像力は掻き立てられ読者をどんどん物語に惹き込んでしまう力を持っている。この設定を思いつき、そしてそれを分かりやすく描ききる手腕はお見事。

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    2026年05月20日
  • アリス殺し

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    ネタバレ

    思ったよりグロかった。井森が亡くなるところまでは読めていたが、まさかアリスが殺されるとは思っていなかった。描写がリアリティあるグロテスクのためメアリージュンの異常さが際立っていた。ミステリーとして読んだが予想すら立てられなかった。不思議の国より現実世界に好感を抱いたのは、夢の世界だからだろうか。

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    2026年05月20日
  • 玩具修理者

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    さてさて、また、黒い本!角川ホラー文庫を読も!
    表紙から、怪しい!良い感じ!

    「玩具修理者」
    何でも治す修理屋さん!
    子供たちが壊したオモチャも一つ一つ分解してから、確認して!
    あら!なんて事でしょう!オモチャがちゃんと動き出す!
    でもな…ここからや、これ生き物にするねんで。人にも…
    頭割って、脳みそも右脳と左脳に分けて…
    あっ!前頭葉も分けな〜ゲロゲロ。
    マグロの解体ショー違うんやで!
    それ、また、元通りに戻して完了!
    あれ?違うの混じってる_| ̄|○

    「酔歩する男」
    何か、女性助ける為に、時間の壁を破るみたいな話やったのに、もう、時間の壁を破ってしまった事の影響に振り回されてる感じで、

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    2026年05月17日
  • ティンカー・ベル殺し

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    (恥ずかしながら)シリーズ4作目まで来て、漸くこの不可思議な作品世界を理解しかけたところで、作者急逝によって終了…。残念極まりない

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    2026年05月12日
  • ドロシイ殺し

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    ネタバレ

    メルヘン殺し 第3弾

    オズの国に迷い込んだ蜥蜴のビルはドロシイ達に助けられる。
    オズの国の支配者オズマ女王の力を借り「不思議の国」への帰り道を探すが、なかなか見つからない。
    そんな中、オズマ女王の誕生パーティーの日に、密室で頭を潰されるという殺人事件が起こる。
    オズの宮殿の小間使いジュリア・ジャムと共に犯人を探すビル。

    現実世界でも、同じような事件が起こり、ビルのアーヴァタールである井森は犯人を探す。

    世界観にも慣れてきて、ビルの可愛さ!?にもようやく気づけるようになった、、、かな!?
    今回も、個性的なキャラクター達は血塗れでした。
    オズマ女王が守るオズの国の平和が空恐ろしく感じました。

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    2026年05月07日
  • 杜子春の失敗~名作万華鏡 芥川龍之介篇~

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    芥川の名作を現代版にしただけかと思いきや、まさに「万華鏡」。見る角度をひねるだけで景色がガラリと変わる、ホラーミステリーでした。

    「杜子春」や「蜘蛛の糸」の現代的な闇(いじめやパワハラ)に救いを感じていたけど、3話目の「河童の攪乱」で一変!「これ連作だったの?」と気づいた瞬間、物語の罠にハメられた感で面白さが一気に加速。ただ、河童の活き造りの描写はグロすぎて……残像と生臭さが頭から離れず、しばらくお刺身は遠慮したいレベルです。ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!

    ラストの「白の恐怖」は、まさに蜘蛛の糸がブチブチ切れていくような焦燥感。「食う側だと思っていたのに、実は食われる側だった」という結末は、自

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    2026年05月02日