小林泰三のレビュー一覧

  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

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    ゾンビに関する映画や小説、たくさんあると思います。
    しかし、この作品は今までに出会ったことがないタイプの物語です。
    内容は事前に知ることなく手にしてみること勧めたいかなと思う一冊なので、内容に関することについては感想を書きません。
    いつかゾンビがいる世界になったとしても生き抜くことは出来そうだなと思たことかな、ということですね。

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    2023年04月30日
  • 逡巡の二十秒と悔恨の二十年

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    「玩具修理人」や「人獣細工」を思い起こさせる話や善悪の区別とは考えさせられる「草食の楽園」、関西弁と怪談がミックスすると落語になるのか「メリイさん」など泰三の魅力がこんなにまで…自己と他者の区別やそもそも自分の意識とは?いとう会話、グロテスクな描写なのに淡々としているからそこまで忌避感の無い文章などうううう本当に惜しい人を亡くしてしまった文学界...

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    2023年04月29日
  • ティンカー・ベル殺し

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    ネタバレ

    全体的に残虐性が高くていつも通り!って感じ
    富久がフックではないのは引っかけで分かりやすかったし双子が2組いるのはわかったけど、誰が双子かまでは考えが至らなくて結局犯人あてできなくて悔しい…
    ピーターが2人いるなんてわかるか!ずるい!って思ったけどよく読むと一人称僕と俺でわかるようになってるんやなあ…
    混乱して何回か読み直した
    結局アリス殺しの伏線(?)のレッドキングとかこの夢のリンクについての詳細は分からないまま作者が亡くなってしまって本当に悲しい…
    井森くん、平穏な日常が戻るといいね…
    とても面白かった!!!!

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    2023年04月23日
  • 人外サーカス

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    先が気になり止まらなかった(≧∇≦)

    一気読み確実!人間VS吸血鬼の大バトル!!



    何だろう、この安心感…(〃´-`〃)

    いや、違うな。安心…というか、癒しの方が近い。

    ホラーもグロもミステリもコミカルな描写も、すべて程よく癒される♡

    小林泰三さんの作品全般、私の心を癒してくれる。

    この作品を読んで『癒された』という人は少ないだろうけど、癒されたんだからしょうがない笑

    吸血鬼が存在する世界。
    こいつらがまた強い強い。
    人間と違って仲間に執着しないから、やる事も残忍でグロい。

    グロ描写が苦手な方は注意。(^▽^;)

    吸血鬼に立ち向かうのはサーカス団!
    果たして生身の人間が勝て

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    2023年03月04日
  • ドロシイ殺し

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    ネタバレ

    世界観に慣れたのもあると思うが前作よりかなり読みやすさを感じた
    トリックはクララ殺しより簡単だったのもあると思う
    道雄の行動にちょっと無理矢理感があると思った…
    物理的と言うより心理的な残酷描写(?)、狂気があっておもしろかった!

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    2023年02月26日
  • ドロシイ殺し

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    ネタバレ

    文庫本が発売されたので再読。
    やっぱり泰三の言葉運び好きだなあ、この次のティンカーベル殺しで終わりなんて本当に悲しい。
    ビルだけでなく案山子もわけわからんからいらいらと面白さが2倍で暑苦しい笑。ビルがキャンディマン食べちゃうところとかひどくて本当面白い。
    犯人の動機や映画でドロシイを演じた人の背景を踏まえてたり凄く色々調べてる。
    一見平和で幸福溢れる国にみえるけど完璧な国なんてないのかな、政治とは平和とは何かなって考える。あとその人をその人たらしめるものとは何か、これは他の泰三作品にも通ずるものだと思う。『人獣細工』『玩具修理人』ともリンクしているのでひゃっほ!!!って気分が高揚しながら読み終

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    2023年02月07日
  • ドロシイ殺し

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    ネタバレ

    今回はオズの国が舞台。あのオズの世界がこんなことになるとは…と驚きが隠せない。そして、一番の衝撃はエンディング。ある意味、この作品のエンディングが一番怖い気がします。

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    2023年02月01日
  • クララ殺し

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    ネタバレ

    “クララ”と言われて、ついハイジに出てくる少女を思い浮かべていたが…違った。ホフマン物語が今回関係するらしく、1回ひるむ…。でも、読むのを諦めなくてよかった。一苦労するがストーリーが巧みなので、グイグイ引き込まれ、アドレナリンが大放出。このシリーズの醍醐味である、「彼(彼女)は誰のアーヴァタールなのか?」の謎解きの面白さは健在。残虐なのにコミカル。グロイのに読んでしまう吸引力。「中毒性がある」という言葉が、一番しっくりくる本だなと痛感した。

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    2023年02月01日
  • クララ殺し

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    ネタバレ

    アリス殺しと同様、本体とアーヴァタールのリンクを勘違いさせるトリックで鋭い人なら気づけそう
    ホフマン物語を知っていればもっと世界に入り込めたのに…!

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    2023年01月07日
  • 海を見る人

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    彼にも駄作はあるが、これはお得意の謎サイエンス(謎の論理で納得させられてしまう)とホラーの融合が高いレベルで集まった大満足な作品集。
    表題作の叙情性には悔しさを覚えるばかり。

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    2023年01月01日
  • ティンカー・ベル殺し

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    ネタバレ

    アーヴァタールが殺されたら本体が死のループから抜け出せるって思ったけど、アーヴァタールが本体と別人格認識だったら死の選択肢すら持たないし、そもそも死のループに入った時には本体が冷静に判断できる状況じゃないし、どっちみち死亡エンドになるからどうやっても報われない。

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    2022年11月22日
  • クララ殺し

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    ネタバレ

    前作のアリス殺し同様、どんでん返しが凄かったです。
    現実と夢の中で誰が同一人物なのか、常に疑いながら読みましたが、見事にミスリードに引っかかりました笑。
    最後にキーパーソンの正体が明かされ、予想外の展開に感心し、もう一度読み返したくなりました。
    前作と繋がっている部分もありましたが、前作よりも複雑で、前作を読んでからでもこんがらがる内容でした。ですが、その分謎が解けた時の反動が大きいです。
    「井森/ビル」と「?/スキュデリ」のタッグが最高でした。

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    2022年11月03日
  • ドロシイ殺し

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    アリス殺し クララ殺し から読みシリーズ3作目。展開が早くサクサク読めました。ティンカーベル殺しも楽しみです

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    2022年10月25日
  • 因業探偵~新藤礼都の事件簿~

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    ヤバい。
    人間の思い込みってやつを死ぬほど味わわされた。
    当たり前の様に感じていた事が最後にガラッとひっくり返される。
    特に『後妻』は圧巻で、思わずお見事と呟いてしまった。
    流石は小林泰三、発想が柔軟でしなやかな作者の力量を思い知らされる傑作。

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    2022年10月04日
  • 逡巡の二十秒と悔恨の二十年

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    久し振りに小林泰三の作品を手に取る。やはり面白い。
    読んでいても、飽きが来ない。読むのが楽しい。
    ストレスが無い。これだけ素晴らしい作家は本当に稀有な
    存在だ。亡くなったのが本当に惜しい。
    文庫化されている作品は順次読ませて貰っている。
    まだ、文庫化されていない作品も有る。
    早く全ての作品が文庫化されて欲しいと切に願う。

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    2022年04月10日
  • ドロシイ殺し

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    大好きな作家のシリーズ3作目。
    これまでの作品からも、多数登場人物が引っ張り出されてる。
    大体読んでるから、わかって楽しい。
    現実世界と空想世界が夢という形で繋がる奇妙なミステリ。
    もう一作あるので、絶対に読む。

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    2022年03月08日
  • 逡巡の二十秒と悔恨の二十年

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    未収録作品集。どれもこれもがシュールだったりユーモラスだったりグロテスクだったり、インパクトのある作品ばかりです。
    お気に入りは「メリイさん」。これ、「怨霊」の別バージョンですよね。やっぱり抱腹絶倒。怖いはずなのに大笑い。
    「逡巡の二十秒と悔恨の二十年」、これは恐ろしいような、優しいような。どう考えても「悔恨の二十年」の方がずっとずっとつらいはずなので、これは幸せな物語なのでしょうか。
    「侵略の時」も、恐ろしいシチュエーションなのになぜか抱腹絶倒。いやもうこんな事態になったら諦めるしかないでしょうね。
    「吹雪の朝」もインパクトのあるミステリです。これはけっこう知らない人も多いのでは……? 勉強

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    2022年01月13日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクション第二弾。全部読んだことがあるので再読かな。しかし何度読もうと、どれもこれも文句なしの名作です。
    何度読んでも恐ろしいのは坂東眞砂子「正月女」です。どこからどこまで全部怖い。柱時計の音が怖い。登場する人たちもみんな怖い。可哀想に思えるヒロインのキャラも、実はなかなかの恐ろしさなんですよね……。
    久しぶりに読んだ服部まゆみ「雛」も、再読でさらに恐ろしくなったかも。そしてラスト、小林泰三「人獣細工」で締めるとは!

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    2021年10月16日
  • 失われた過去と未来の犯罪

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    私の見ている現実は本当に起こっていることなのか???
    頭がおかしくなりそうになった
    意識と実体というものは難しい

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    2021年08月13日
  • わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

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    ネタバレ

    この人は明らかに、作品、作品で自分の作風、文体を自在に変化させている。おそらく遠慮なく物語を書かせれば、とんでもないものを書くのではないか富と思うのです。
    ゾンビという設定を科学の中に落とし込み、それが出現した社会の法体制、揺らいでしまった「死の基準」を司法がどうするのかということまで書いていきます。そしてキャラの設定も抜群。主人公キャラについてはある短編を読まないこと。それから、なんでこんな表紙絵にしたんだ!ということで表紙絵をあまり見ないこと。これが大事です!
    理系出身で博覧強記の方だと思います。そしてその知識をドブにすてない。知識が邪魔になるような読者対象を想定している場合、持っている知

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    2021年02月12日