池上彰のレビュー一覧
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著者の解説シリーズは分かりやすい。本書ではテーマを6つに絞り、現在の情勢を基本に立ち返って解説されていた。とても勉強になった。
欠点は、…これは著者が悪いのではなく編集部の問題だと思うのだが、「おとなの教養」というタイトルと本書の中身はミスマッチしているのではないかと感じた。その「教養」をどうやって身に付けるべきか、を説いているのだろうという期待を寄せるタイトルではないのか。まだ、前著『おとなの教養』なら、このテーマを学びなさいという趣旨を感じることが出来たが、残念ながら今作は期待を裏切る。その期待に応える本を著者はほかにも出しているから、そっちを読めばいい。
あと、中身の7割方は『知ら -
Posted by ブクログ
第2次世界大戦への日本の自己反省の手法が不十分であることのほか、第2次世界大戦後の世界の内戦や地域戦争を米ソ対立にかぎらず、アフガン・イラク・コソボ・カンボジア・ソマリア・アンゴラなど、わりと満遍なくとりあげているので、CNNやBBCがケーブルでしか視れず、紛争に関する世界情勢に関心が薄くなりがちな日本人がこれを俯瞰するには手にとりやすい分量。結局、抽象的に帰納するとこういうことになる「世界から戦争が無くならないのは、勝者が歴史から学ばず、戦争による成功体験を引きずり、他者を見くびり、自らの利益のみを追求し、弱者を弾圧し、都合の悪いことは隠す。 そんなことを繰り返しているから」。ラグビーWCに
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これからの未来を議論するために、歴史を紐解いているため大変勉強になった。
私は原子力について、経済が活性化するためには必要なものだと考えていたが、第五福隆丸の事件等を知り、考えを改めさせられた。
人がコントロールできないものは必ず問題が膨れ上がる。
また、ネット社会となったことで人の考えが偏ることも議論されていた。情報や人の意見を鵜呑みにせず、自ら考え、編集していく力が大切だと感じた。
核問題については地政学を用いていた。最近よく聞く地政学についての話を聞き、興味を持つきっかけにもなった。
歴史や地政学、文化への理解が未来を予測するためには必要だと感じた。こうした背景知識を基に情報を編集 -
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Posted by ブクログ
2019/11/2
池上さんの伝える力の続編。前回の伝える力の内容と重複(ちょうふく)する部分とその内容を少し発展させた内容が織り交ぜられています。
人にわかりやすく伝えるにはどうしたら良いか。その一点に焦点を絞って池上流の解説をしてくれています。どの章を読んでも共通して感じたことなのですが、やはり今一度言葉の意味や内容をきちんと勉強し直す必要があるんだなぁということです。
普段何気なく使ってたり周りの大多数の人がそう使っているから正しいんだろうと思い込んで使うことが実は間違いであったり、本来の意味からはかけ離れてしまっていてうまく意思疎通が出来ない事態になってしまったり…。そんなきっかけにな -
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テレビは視聴率を取らなければいけない。最近、国際ニュースなどの時事ネタを扱う番組が増えている。それは、視聴率が取れるから。だから、視聴者がわかりやすい、わかるための着地点を決め、物事の本質を捉えられてないことが多いそうだ。
また、ネットで流れてくる情報は、個々にあったニュースが流れてくるため、考えが偏ってしまう。見たい情報を見て、満足してしまう。そんなふうにならないために、わかりやすさの罠にはまらないために、、一つのメディアだけでなく、いくつかのメディアをチェックすることだ。一つの出来事でも、出版社や局によって捉え方が違う。対極にある考えを、見聞して、それから客観的に考えることが大切であると感 -
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2019/10/6
大学生や社会人に向けての、池上彰流の勉強法の提案みたいな内容になってます。
どうやって情報を得るか、情報を得てどう整理してまとめるか、どうやってそれをアウトプットしていくかといった視点から池上彰さん流の記者時代や週間子どもニュース担当の時代や番組制作に携わっていた頃の実践が紹介されています。
内容としては、池上彰さんの本は結構以前に読んだ本と共通する内容が書かれている箇所もあるので、その部分はあー、前も出てきたなーと復習みたいな感覚で読みました。
やはり、彼はインターネットが発達した現代だからこそ新聞や書籍から情報を得て整理してまとめていくことの大切さは色々な本でも訴えてい