【感想・ネタバレ】池上彰が聞く 韓国のホンネのレビュー

あらすじ

徴用工問題にレーダー照射問題……。
なぜ、日本と韓国はいつもこじれているのか?
日本は、これからどう付き合っていけばいいのか。
池上彰が現地を歩き、丹念に取材してわかった
韓国の頭の中。
今さら聞けない朝鮮半島の複雑な歴史背景から
北朝鮮やアメリカとの関係まで、時事問題もやさしく解説。

第1章 韓国と北朝鮮の歴史を変えた一日
レーダー問題とは何だったのか?
北朝鮮の融和姿勢の鍵
穴だらけだった経済制裁
北朝鮮が核兵器を完成させた本当の理由
外交の勝者はどっち?
韓国と北朝鮮の歴史的な会談
平和協定をめぐる複雑な思惑
板門店宣言の画期的な文言
うやむやになる可能性も?
文在寅大統領の北朝鮮へのシンパシー
ルポ・燃える韓国、矛先を間違えては

第2章 駆けひきに揺れる朝鮮半島
翻弄されたトランプ大統領
「リビア方式」という禁じ手
「非核化」の工程表は?
ハノイ会談の決裂はなぜ?
北朝鮮、約束破りの歴史
韓国と北朝鮮、統一はあるか?
「強い朝鮮」への願望
金委員長と文大統領はベンチで何を話したか?
強硬路線の日本は置いてきぼり?
安倍政権だからこそできること
ルポ・「美女軍団」、韓国で感じたもの美女軍団」、韓国で感じたもの

第3章 朝鮮戦争とは何だったのか
ルポ・軍事境界線にて―北朝鮮の虚勢に振り回される世界
二つの国はなぜ分断されたのか
日本人が知らない朝鮮戦争の実態
戦争はどちらが仕掛けた?
連軍の介入
北朝鮮が掘った南侵トンネル
潜水艦でやってきた北朝鮮兵士
戦争はまだ続いている
ルポ・南北隔てる非武装地帯に咲く花

第4章 なぜ韓国の政治は感情的に見えるのか?
なぜ韓国の大統領は決まって罰せられるのか
感情で法律が動く?
民主化運動の成功体験
軍事クーデターはなぜ起きたか
軍事政権時の空気
ルポ・五輪の風、韓国をどこへ運ぶ

第5章 日本と韓国はなぜ仲が悪いのか?
ルポ・少女と徴用工、像からのぞく変化
憲法前文に見える「日本嫌い」
統治時代に対する認識のズレ
日本は被害者? 加害者?
慰安婦像を守る女性のホンネ
竹島は、どちらの国のものなのか?
関係を悪化させた韓国の竹島上陸
データで見る、関係改善のために必要なこと
それでも「日本に行きたい」
慰安婦問題の解決法にみる韓国の情緒

第6章 韓国の厳しい格差社会
ルポ・生きづらい、悩む韓国の若者
生きづらいのは若者だけではない
財閥がつくる格差の実情
「ナッツリターン」「水かけ姫」騒動は何を表すか
ルポ・めぐる聖火、熱気は起きるか

第7章 韓国と日本の未来――どう付き合っていくべきか
ルポ・平昌高校、日の丸を作る理由
「日本の統治時代はよかった」?
「昼は反日、夜は親日」
徴用工問題にみる韓国のホンネ
統治時代を肯定することの危うさ
歴史を知ることから始めよう
韓国人に望むこと
ルポ・ボランティアの学生も「日本代表」
ルポ・おもてなし、東京への教訓

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Posted by ブクログ

韓国のホンネ
長い間様々な問題で拗れている日本と韓国。
慰安婦問題や徴用工問題…耳にしたことはあるが内容を具体的に説明しろと言われると何も言葉が出てこない… 。
教科書やニュースに書いてある表面的な情報だけでは、お互いが歩みより解決しようとする姿勢は身につかない。
まず日本人側は加害者意識を持ち 、どんな過ちを犯してきたのことのかについて詳しく知るべきだと思った。

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2024年11月29日

Posted by ブクログ

池上さんは本当に分かりやすく教えてくれる。
不勉強な自分には世の中の全事象を家庭教師となって教えてほしいくらいの存在です。

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2024年09月16日

Posted by ブクログ

池上先生の説明はやはりわかりやすい。朝日新聞とのコラボなので、解釈の真意はわかりませんが、事実を知ることが大事。我々は韓国の事を知らなすぎると感じました。韓国に行ってみたくなりました

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2024年04月14日

Posted by ブクログ

ひょんなことから韓流アイドルにハマって、ならば知っておかねば…と手に取った本です。
一部すでに知ってる内容や文章もありましたが、全体的に分かりやすく書かれていて、歴史や政治を勉強してきていない私にとっては、凄く読みやすい本でした。
韓国は隣の国、北朝鮮はミサイルを持ってる少し怖い国、ぐらいの印象しかありませんでしたが、日本で生きている私の認識と(この本で語られている)韓国政府や韓国国民、北朝鮮国民との認識は結構ずれているんだな…という印象を受けました。
北朝鮮の政府がミサイルをメディアに公開したり、韓国の政府が事あるごとに日本を敵に回すような言葉を口にすることに対しても、(納得できるかどうかは別にして)そうするに至ったそれぞれの国の思いは、感じられたような気がします。
日本の国民も韓国の国民も北朝鮮の国民も、もちろん他の国の人たちも、社会の発展を享受して安心で健康な未来を過ごせたらいいけれど、その為にはあと何が必要なんだ…?
何はともあれ、この本を読んで、知ることから始めないとな、という気分になっています。
コロナが落ち着いたら、韓国にも北朝鮮にも一度行ってみたいし、今私が生きてる日本のことも改めてよく知りたくなりました。
他の人が書いた本やニュースも読んでみたいな。

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2022年02月20日

Posted by ブクログ

韓国は矛盾だらけの国だとつくづく思う。他のアジアの国と違い自分の力で独立を勝ち取っていないことがいつまでも日本に対して劣等意識のようなものを抱えているのだと言う。それが韓国の中で日本に支配されていたということから抜け出せないのだろうか。日本と対等でありたい、日本より優位でありたいという気持ちが必要以上に無理をすることになる。いい加減に普通の隣国としてつきあえないものだろうか。文在寅大統領は必要なところで自分の意見は言わずリーダーとして卑怯だとしかいいようがない。

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2020年12月01日

Posted by ブクログ

「困った隣人」としての印象が強い韓国。
なぜ困っているかというと、彼らの主張
が一方的だから。

なぜ一方的なのかというと、日本人は
彼らに反論できるだけの歴史に対する
知識がないから何も言えず、「一方的」
と思ってしまう。

最近になって現代史の重要性は高まって
きていますが、まだまだ十分とは言え
いです。

隣国のホンネを知ることは、自国に
ついて私たち自身ももっと知る必要が
あることを示唆しています。

今も続いている韓国との関係悪化の遠因
を知るには最適の一冊です。

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2020年10月07日

Posted by ブクログ

2018年平昌オリンピックの開催の前に韓国で取材したルポルタージュを本にまとめたもの。最新の情報ではないけれど、韓国、北朝鮮、そして日本との関係が分かるルポ。日本と韓国。圧倒的に日本人は韓国の歴史を知らない。歴史を知ることが第一歩だろう。

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2020年01月24日

Posted by ブクログ

来週、日韓関係が冷え込んでいるこの時期に初の韓国に行くため予習のために読みました。
池上さんの本はどれも中立を心がけているようで余計な印象操作が少なく情報だけを汲み取れるから好きです。
今回も韓国の建前と本音がよく分かりました。
今、嫌韓の人ほど読んだ方がいい本でした。
たしかに民衆の意見に左右されすぎだし、司法に軸がない国ですがそうなったいきさつや日本が与えた国を一度なくさせたということを斟酌すると理解できないわけではありませんでした。
あとは自分の目で確かめてみたいと思います。

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2019年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・韓国人の日本への気持ちは、昼は反日、夜は親日が多い。反日は、日本が35年統治した歴史が関わっている。親日は、現在日本旅行時などのおもてなし、食、アニメ文化への親しみなどが起因。
・お互いに無知によって入れ違いで和解に至っていない印象

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2023年02月15日

Posted by ブクログ

読み終わって、切れ味の悪さと目新しさのなさが印象でしたが、出版社を最後に見て納得した。
読むんじゃなかった…

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2021年01月31日

Posted by ブクログ

社会への視点を持つ際には左右、両方の意見を聞く事が必要だ。近年では日経であっても韓国に対しての視点は厳しい。その面で左側として本書を選んだわけだが、池上氏も同様に韓国政府の対応については疑問が多いようだ。
韓国は国としての成り立ちから法律を超越する行いが多いために、現在の日韓関係がこじれてしまったように思う。韓国政府は制御するのが難しい国民に毎回振り回されている。
本書は新しい情報はなかったが、日韓関係を整理する上では有益であった

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2020年11月23日

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